沖縄の那覇に滞在する際に非常に便利なゆいレールが2025年2月1日から値上げされることになり、これに伴い、非常にお得で便利だった24時間券なども値上げされることが発表されました。
運賃以上に企画乗車券の値上げ率が高いため、今まで24時間券等で元をとれたケースでも今後とれない場合もあります。そこで、すでに沖縄にいくのが決まっている場合は、先に企画乗車券を買ってしまった方がいいかもというお話です。
ゆいレールが2025年2月1日から値上げ
2025年2月1日からゆいレールの値上げが発表されました。今回の値上げは、普通運賃を20円値上げし、通勤・通学定期券は据え置き、観光客等が使う企画乗車券が大幅値上げという内容です。地元の方の負担上昇を最小限に抑え来訪者に少し多く負担をいただくというのは、まあこのご時世しょうがないかなという感じですね。
主な区間の普通運賃は以下のとおりとなります。
区間 | 現料金 | 新料金 |
---|---|---|
那覇空港~旭橋・県庁前 | 270円 | 290円 |
那覇空港~美栄橋・牧志・おもろまち | 300円 | 320円 |
おもろまち~県庁前・美栄橋・牧志 | 230円 | 250円 |
首里~おもろまち・牧志 | 270円 | 290円 |
首里~美栄橋・県庁前・旭橋 | 300円 | 320円 |
空港からだと県庁前までが290円、おもろまちまでが320円、表にしていませんが儀保や首里だと360円になります。
企画乗車券は大幅値上げへ
観光客に人気のフリー乗車券(企画乗車券)は大幅に値上げになります。ゆいレールでは、24時間券と48時間券が券売機やWebで購入できます。「1日」ではなく「24時間」であることから、初日の午後と2日目の午前等の使い方もでき、非常に便利なので購入される方が多いかなと思います。
また、あまり知られていませんが実は1日券もジョルダンなどの電子チケット限定ではありますが発売されています。
これらの料金は今後以下のとおりとなります。
種類 | 現料金 | 新料金 |
---|---|---|
1日券(電子チケットのみ) | 650円 | 800円 |
24時間券 | 800円 | 1,000円 |
48時間券 | 1,400円 | 1,800円 |
1日券は800円、24時間券は1,000円、48時間券は1,800円となります。
特に影響が大きいのは24時間券でしょうか。1日券ではなく24時間ということで、実質2日使っている人も多いかなと思います。今までは270円区間を3回、あるいは300円区間2回と230円区間1回乗れば元が取れたため割と元が取りやすかったのですが、これからは1,000円ということで4区間の乗車が必要になってきます。24時間券を使うかどうかも含めて考えていく必要がありますね。
予定があれば事前に企画乗車券を購入してしまおう!
今回の値上げに際してですが、ゆいレールのホームページには「運賃改定前日の 2025 年1月31日までに発売する乗車券は、2025年2月1日以降にご利用される場合であっても、改定前の運賃で発売いたします。」との記載があります。
なので、前売りでチケットを購入してしまえば、2月以降に使うものであっても24時間券なら800円で購入し、使うことが可能です。
私は2月に沖縄に行く予定があるので、私は沖縄Maasのチケット購入サイトから24時間券を800円で購入しました。購入時に使用日を入れる必要があるので予定が決まっている人に限りますが、2月とかに予定がある人は購入してしまえばいいと思います。
沖縄Maas以外にも、ジョルダンの会員になっている方は乗換案内のアプリから購入してもいいかなと思います。どちらも3か月後まで有効になっています。
なお、事前に購入した24時間券等は発行されたQRコードで乗車することになりますが、利用時に気を付ける必要があることが一つあります。それは、ゆいレールの改札は交通系ICとQRコードを読み取る場所が同じであるため、モバイルSuicaなどを搭載している状態でQRコードをかざすと、モバイルSuica側が読み取ってしまうのです。
そのため、別のスマホを用意してそちらでゆいレールの乗車をするか、QRコードを印刷するか、または一時的にiPhoneであればモバイルSuicaのエクスプレスカード設定を解除しておく必要があります。
まとめ
2025年2月からゆいレールの値上げが行われることになり、観光やビジネスでも利用される24時間券は、800円から1,000円に値上げされ、4区間は乗車しないと元がとれない形になってしまいました。
ただ、1月末までにWebで購入すれば800円で買えますので、4月までに沖縄に行かれる方でゆいレールを使う予定のある方は、それまでに購入してしまいましょう。