コロナでなかなか海外旅行ができない中、せめて海外気分が味わえるところに行きたいなぁと常々思っていますが、ひとつ新しくそのような場所ができるというニュースが入ってきました。
シンガポールの朝食の定番のうちの一つにカヤトーストがありますが、シンガポールで広く展開している「ヤクン・カヤトースト」が、2020年6月19日に日本に再上陸しました。
当初はカヤジャムが通関で苦戦し、ドリンクやチキンライスのみの販売でしたが、7月11日からカヤトーストの販売が開始されました。名物であるカヤトーストを食べてコピを飲んできましたので、レポートを書きたいと思います。
さらに、ヤクン・カヤトーストはGo To Eat対象店舗でもあります。今ならかなりオトクにシンガポール料理を楽しむことも可能です。
目次
ヤクン・カヤトーストとは
Ya Kun Kaya Toast(ヤクン・カヤトースト)は、シンガポールの朝食としてよく知られてる『カヤトースト』などを提供するカヤトーストの専門店です。観光ガイドブックなどにも掲載されている有名店です。
シンガポールではあまりにも有名なチェーンで、シンガポールの玄関口であるチャンギ国際空港にもありますし、MRTの主要駅の構内や、大きいショッピングセンターなどの中にお店がたくさん入っています。
私もシンガポールに旅行すると、滞在中1回くらいは朝食で訪れます。シンガポールは外食が比較的高い印象があるのですが、ヤクンカヤトーストは比較的お値打ち価格で食事をすることができるので愛用しています。
カヤトーストって?
お店の名前にもなっている「カヤトースト」とは、薄いトーストしたパンにカヤジャムなどをサンドした、シンガポールのローカルフードの一種です。
カヤジャムのほかにいろいろ挟むのですが、塩のきいたバターを塗るのが一番メジャーな食べ方になっています。そのほかにチーズを挟んだり、トーストをフレンチトーストにしたりもします。
カヤジャムというのは、ココナッツミルク、卵、砂糖、パンダンリーフ(ハーブ)から作られた東南アジアでは定番のジャムです。ココナッツミルクを使っている事で、健康や美容にもよいと評判です。
カヤジャムは甘いジャムなので、最初はちょっと抵抗がある人もいるかもしれませんが、この甘さに慣れると病みつきになってしまうんです。
このカヤジャムを塗ったカヤトーストに、セットで温泉卵をつけて一緒に食べるのがシンガポールスタイルなんだそうです。私は温玉があまり好きではないため、つけませんが。
なかなか日本ではカヤジャムをお店でみかけませんが、本場シンガポールではスーパーなどにも普通に並んでいるほか、シンガポール国内のヤクン・カヤトーストでは、カヤジャムの販売もしており、日本へのお土産になったりもしています。
日本再進出が決定
ヤクン・カヤトーストは以前、豊洲にあるららぽーとに一時期店舗を構えていたのですが、いつの間にか撤退しており、今回の店舗開設は、それ以来の再進出ということになります。
2020年6月19日に日本1号店となる新宿店をオープンし、今後霞が関店に2号店をオープンする予定です。本当は5月に霞が関が1号店としてオープンする予定だったんですが、こちらはコロナの影響か開店が遅れているようです。
ヤクン・カヤトーストが展開されるのは東京だけかよ…と思った人もいるかもしれませんが、さらにうれしいことに、国内100店舗を目下の目標と掲げ、首都圏、関西、九州エリアに出店を予定しているようです。コロナの状況で外食産業がどうなるかは分かりませんが…。
新宿店がオープンしたので行ってみた
今回、日本再進出の1店舗目、新宿店が6月19日にプレオープンし、7月11日からはついにカヤトーストの販売を開始したとの情報を聞いたので、カヤトースト好き、シンガポール好きの私は、さっそくいってきました。
お店の場所は西新宿にある新宿住友ビルの地下1階になります。実は2020年6月に、新宿住友ビルは三角広場というのができまして、そこの地下にヤクン・カヤトーストは入居したんです。
JR新宿駅の西口からは、地下通路を進んでいきます。地下通路どこに進めばいいのか、新宿に普段から来ている人以外はけっこう迷うかもしれません。
「東京都庁・中央公園方面」と書いてある方に進んでいってください。
地下通路から地上に出て、さらにまっす進んでいくと、三角形の形をした超高層ビルがみえてきます。こちらが、ヤクン・カヤトーストが入居している新宿住友ビルです。
ヤクンカヤトーストは、新たに誕生した三角広場の地下一階にありますので、建物に入ったら階段やエスカレーターで地下に向かいましょう。大江戸線の都庁前駅からは直結になっています。
看板をみると、あー、シンガポールだー!という気持ちになります。私だけ??
6月中旬、実は新宿に用事があった際、オープン前に立ち寄って撮影したお店の内部です。内装も本場シンガポールに近い感じで仕上がっていました。
一部の座席には、足元に電源コンセントが設置されています。場所柄、打合せにも使ったりするでしょうからこれは便利ですね。もちろんWi-Fiも完備され、利用することが可能です。
カヤトーストの販売が開始されたので再訪
6月19日からドリンクのみで先行開業していたヤクンカヤトーストですが、7月11日に突然「今日からカヤトーストを販売する」というツイートが店舗公式からあったため、週明け外勤の合間にさっそく新宿まで飛んできました。
モーニングメニューという看板が掲示されていました。とはいえ、一日中、このセットが食べられます。6月に訪れたときはドリンクのみのメニューだったんですが、無事にカヤジャムが税関を突破したようで、販売されるようになりました。
カヤトーストの定番であるカヤトースト・バターの値段は単品で340円、温玉とドリンクがついたAセットが490円となっています。思っていたよりはリーズナブルです。
ちなみに支払い方法は現金かクレジットカードのほか、各種電子マネーやQRコードにも広く対応しています。先行開業のときはカードと現金のみでしたが、色々と対応してくれています。
まずはドリンク、シンガポール名物であり定番である「コピ」と呼ばれる甘いコーヒーをいただいてきました。
コピとは、濃いめのコーヒーに、砂糖と練乳を加えた飲み物です。東南アジアで広く飲まれているコーヒースタイルで、かなり甘いコーヒーになっているのが特徴です。暖かいものと冷たいものがありますが、個人的にはホットをお勧めします。
コーヒーは普段私はブラックしか飲まないため、そういう人だと正直「甘いなぁ」と思ってしまいます。そこはしょうがないです。
でも、やっぱり東南アジアといえば甘いコーヒーで、自分もそういうところでしかこんなコーヒー飲まないので、気分はやっぱり違いますね。
そしてカヤトースト。お店ができると発表されたのが春、その後、コロナや通関の関係でやきもきさせられましたが、ようやく対面することができました。
個人的な感想ですが、一口食べたらシンガポールのことを思い出させてくれましたね。当たり前のようにシンガポールにいけたころを思い出してしまいました。
やはりバターとカヤジャムの相性はばっちりです。カヤジャムの甘さと、バターの塩加減がいい感じにハーモニーを奏でてくれています。
カヤジャムの販売もある!
ヤクンファン、シンガポールファンにうれしいお知らせが。新宿のヤクンカヤトーストでは、カヤジャムの販売も実施してます!
ただし、正直お値段はあまりかわいくなく、大瓶一つが1,280円、小さい瓶が2つ入っているパックが1,580円(税別)です。
シンガポールで購入すれば、2017年に私が訪れた際は大瓶一つで4.5シンガポールドル(約360円)、小さい瓶2つが入っているパックが6シンガポールドル(約480円)でしたので、東京で購入する場合、シンガポールの3倍以上の値段がするということになります。
まぁ、それでもなかなか手に入らないので、買ってしまいました…。カヤトーストおいしいし…。なんかここは正直ちょっと乗せられている感がありますね(笑)
ヤクン・カヤトーストはGo To Eat対象
そして非常にオトクな情報なのですが、ヤクン・カヤトーストはGo To Eatの対象のようで、食べログから予約ができるようです。
15時以降に予約すれば1,000円分のポイントがもらえるのでしょうが、さすがにほぼフードコートで基本ガラガラの状態なので、なかなか予約する勇気はありません。もし予約してポイントもらえたよー、って人がいたら情報提供待ってます。
まとめ
シンガポールであまりにもメジャーやカヤトースト店である「ヤクン・カヤトースト」が日本再進出を果たしました。
現在は新宿にある住友ビルのみの展開ですが、次は霞が関界隈に、その後全国展開も検討しているようです。
久しぶりにヤクン・カヤトーストを食べてみて、やっぱりカヤジャムのおいしさに虜になりそうですね。シンガポールでおなじみの味を日本で楽しむことができるのは非常にうれしいです。
また、今回は定番のカヤトーストを食べましたが、そのほかにもラクサやナシレマなどの東南アジア料理、スイーツなども提供しているようですので、また次回はそちらも食べてみたいと思います!
- Ya Kun Kaya Toast 新宿住友ビル店
- 〒163-0248
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル 地下1階 B-7区画 - tel. 03-6258-1358
- 営業時間:7:00~22:00
GOTOEAT利用で行ってきました!
席を押さえて貰うということはなく、普通にカウンターで購入して、自分で席を取ります。笑
レジで食べログ予約済みであることを一言伝えるだけでしたので、並んでいても迷惑にはならなそうです。
昼でも夜でも実質100円もしないので、近くにあったら毎日通いたい…