2024年5月上旬以降、UAマイルの仕様が順次変更されています。本記事は2024年5月25日現在の内容を記載しています。仕様変更が分かり次第順次更新しますが、タイムラグがありうることについてご了承願います。
どうも、マイルを必死にコツコツとためているissy(@y_issy24)です。
私はJALマイルやANAマイルをメインで貯めてはいますが、実は海外の航空会社のマイルもちょっとだけためていたりします。
そのうちのひとつが、アメリカ3大航空会社のうちの一つであるユナイテッド航空(UA)です。
なんでユナイテッド航空のマイルを貯めているのかというと、ユナイテッド航空のマイルは、ANAの特典航空券に交換することが可能です。特にANAの国内線の特典航空券に変える際は、本家のANAマイルを使うよりも、少ないマイル数で、より便利に使うことができたりするんです。
また、ANAのみならず、ANAと提携するソラシドエアやAir DOなど、ANA以外が運行するコードシェア便についても発券することが可能なんです。
今回は、ユナイテッド航空のマイルを使ってANA特典航空券に乗る際のルールや、どれだけお得なのかを説明していきたいと思います。
目次
ユナイテッド航空のマイルでANA特典航空券が発券可能
ユナイテッド航空は、アメリカの3大航空会社のうちの一つです(残り二つはアメリカン航空とデルタ航空です)。
ユナイテッド航空のマイレージサービスはマイレージプラス(Mileage Plus)といい、ANAやJALなどの国内の航空会社と同様に、フライトのほか、ショッピングやクレジットカードの利用などでもマイルをためることができます。
普通に考えたら、ユナイテッド航空に乗らない人にはあまりマイルを貯めるメリットがないようにみえてしまいますが、ユナイテッド航空は、世界に3つある航空会社のグループの一つである「スターアライアンス」に加盟しており、同じスターアライアンスに所属するANAと提携しています。
そのため、ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの特典航空券を発券することが可能です。
ユナイテッド航空マイルの有効期限
ユナイテッド航空のマイルは、昔は有効期限もあったのですが、2019年に有効期限が撤廃されました。
ANAやJALの場合、マイルの有効期限は36か月となっています。特典航空券の発券に必要なマイルは数千~数万マイルですから、たまにしか飛行機に乗らない人などであれば、3年間でたまり切らずに失効してしまうこともあります。(陸マイラーであれば、ANAマイルがザクザクたまるので、そんなことは起こらないのですが。)
ユナイテッド航空のマイルは有効期限がありませんから、ショッピングやフライトで少しずつためていっても、期限がきて失効してしまう心配ありません。
もともとユナイテッド航空のマイルは昔から、18ヶ月以内に一度でもマイルが積算されたりマイルを使ったりすればよかったので、実質的に有効期限はなかったのですが、この規定すら撤廃されました。
ユナイテッド航空のマイルで利用できる航空会社
ユナイテッド航空のマイルで利用できる日本国内の航空会社は、ANAのほか、ANAがコードシェアするスターフライヤー、AirDo、ソラシドエア、オリエンタルブリッジが対象となります。
ANAとコードシェアしているLCCのピーチ・アビエーションの便は、現時点ではでてきていないそうです。
一時期、これらANAとコードシェアしているスターフライヤー、AirDo、ソラシドエア、オリエンタルブリッジでは利用することができなくなりましたが、現在はこれらの航空会社運航便でも利用できます。北海道に行く際、九州に行く際はAir Doやソラシドエアにお世話になることも多いと思いますので、これはありがたいです。
ANA国内線特典航空券に必要マイル数【更新】
ユナイテッド航空のマイルの使い道として一番便利なのが、ANAの国内線特典航空券です。それはなぜかというと、必要マイル数が少ないからというのがあります。2024年11月からは必要マイルが増えてしまいましたが…
ANA国内線にユナイテッド航空のマイルを使って搭乗する場合の必要マイル数は以下のとおりとなります。
出発地と目的地の区間マイル | 必要マイル数 |
---|---|
300マイル以下 | 6,000マイル |
300~800マイル | 7,000マイル |
801~1,000マイル | 8,000マイル |
1,001マイル以上 | 9,500マイル |
ユナイテッド航空のマイルをANAの国内線で利用する場合、ANAと同様、区間マイルに応じて4段階に必要マイルがわかれています。300マイル以下の一番短い区間であれば6,000マイル、301~800マイルであれば7,000マイル、801マイル~1,000マイルであれば8,000マイル、1,001マイルになると9,500マイルが必要マイルとなります。
さて、この数字どこかで聞いたことがないでしょうか?気づいた方もいるかもしれません。
ANAのマイルを使って搭乗する場合と比較してみたいと思います。
UAマイル | ANAマイル (ローシーズン) |
ANAマイル (レギュラーシーズン) |
ANAマイル (ハイシーズン) |
|
---|---|---|---|---|
羽田=新千歳 | 7,000 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
羽田=大阪 | 6,000 | 6,000 | 6,500 | 9,000 |
羽田=福岡 | 7,000 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
羽田=那覇 | 8,000 | 8,000 | 10,000 | 12,000 |
そうです、この必要マイルですが、ANAのローシーズンの必要マイルと同じなんですね。なので、UAなら一年中ローシーズンの必要マイル数で特典航空券を予約できる、ということになります。
まあ、それはそれでお得といえばお得なのですが、今まで5,000マイルで搭乗できていた路線が6,000~7,000マイル必要ということで必要マイル数が増えました。さらに、ローシーズンの場合ANAマイルと必要マイル数が同じなのですが、マイルを得るコストはANAマイルよりUAマイルの方が一般的に高いのではないでしょうか。ANAマイルならポイ活で容易にためることが可能ですが、UAのマイルってこの後にも出てきますが、調達コストがそれなりに多いです。
そのため、今までならUAマイルがあればANAマイルよりもUAマイルで予約するのがおすすめでしたが、実質的にANAマイルより原資が必要になってしまいましたので、この後紹介するメリットと、コストを踏まえた上で考える必要があるかななんて思います。
また、以前まで設定されていた、出発日よりも21日前を切っていると必要とされていた直前発券手数料500マイルが不要になりました。したがって、当日でも片道5,000マイルから発券することが可能です。
空港使用料が発生するので完全無料ではない
最近、ANAやJALでは特典航空券の発券時に、国内線の特典航空券でも国内線旅客施設使用料(PFC:Passenger Facility Charge)がかかるようになっていますし、BAでは以前から徴収していましたが、UAでもついに徴収するようになりました。
それが今後は自己負担になります。国内線特典航空券の場合、「無料」というのが大きな響きでしたが、これからは大半の路線で数百円程度の負担がでてくることになります。
PFCの支払対象となる空港と料金は以下のとおりです。
対象空港 | 大人 | 子供 |
---|---|---|
新千歳空港 | 370円 | 180円 |
仙台空港 | 290円 | 150円 |
成田空港 | 450円 | 220円 |
羽田空港 | 370円 | 180円 |
静岡空港 | 140円 | 70円 |
中部空港 | 440円 | 220円 |
伊丹空港 | 340円 | 170円 |
関西空港 | 440円 | 220円 |
北九州空港 | 100円 | 50円 |
福岡空港 | 110円 | 60円 |
熊本空港 | 200円 | 100円 |
那覇空港 | 240円 | 120円 |
これは出発空港・到着空港の両方で必要となるものなので、例えば羽田→那覇の航空券を発券する場合、羽田空港の370円と那覇空港の240円をあわせた610円が徴収されることになります。ただ、一部徴収されない空港があったりとか若干謎な部分はあります…。
ユナイテッド航空のマイルを使った特典航空券の特徴
ユナイテッド航空のマイルを使った特典航空券の場合、国際線のルールが適用されるため、通常のANAマイルを使った国内線特典航空券に比べ、自由度が増しています。
- キャンセル料無料
- 当日、早い便への変更が可能
- 乗り継ぎが1回まで無料
- 当日発券可能
これらのメリットがあるため、必要マイル数が上昇してしまった今も、UAマイルを使った予約をするメリットがあるというわけです。
キャンセル料金が無料
現在のユナイテッド航空を使ったANA国内線特典航空券最大のメリットがこちらでしょうか。なんとユナイテッド航空の特典航空券って変更もキャンセルも無料なんですよ。
ANAの特典航空券の場合は、変更は無料、キャンセルが3,000マイル必要ですし、JALの場合はそもそも変更ができず、それでもキャンセルには1,000マイルが必要となっています。
ユナイテッド航空のマイルを使用した特典航空券の場合、キャンセルはWebで簡単にできる一方、変更の場合は複雑なときは電話する必要があることから、はっきり言って予約変更するくらいなら一度キャンセルしてやり直した方が早いという事象が発生しております。
当日早い便への変更が可能
ANAマイルでANA国内線特典航空券を予約した場合、現在は当日前の便に空席があっても変更することはできませんが、ユナイテッド航空のマイルでANA国内線特典航空券を予約すると、当日普通席に空席さえあれば、早い便への変更ができちゃうんです。
なので、希望の便の特典航空券が取れなくても、最悪遅い便のままになることが妥協できれば後ろの便の予約をし、当日空港カウンターで空席があれば早い便に変更するなんて技を利用することが可能です。
私も、ちょっと予定が読めない時とか、がっつり観光するか早めに帰るか悩む復路の場合など、遅い時間の特典航空券をUAで予約し、当日やっぱり早く帰ろうと思ったら、空席状況などをネットで確認しつつ余裕がありそうなら空港に向かったりしています。
1回までの乗り継ぎが無料で認められている
ユナイテッド航空の特典航空券でANA国内線を予約する場合、国際線の予約などと同じように、出発地と目的地の間に、24時間以内の乗り継ぎ便でも必要マイル数はあくまで出発地と目的地の区間マイル数で算出するというルールであったため、1回までの乗り継ぎが無料で乗り継ぎが認められています。
航空券ルールや検索の関係上、2回乗りつぎのルートも表示されますが、必要マイル数が大幅に上昇(12,500マイル~)されるのでおススメできません。
直行便がない路線の発券も可能
たとえば、東京から五島列島の福江までは直行便がなく、基本的に福岡空港で乗り換えることになります。この乗り継ぎが24時間以内であれば、出発地東京、目的地福江、福岡でトランジットという扱いになり、東京→福岡と、福岡→福江の2区間を5,000マイルで利用することが可能となっています。
そのほかにも、地方空港から地方空港に行く場合なんかも直行便がないところがあると思います。このような場合、通常羽田空港や伊丹空港で乗り継ぐことになると思いますが、このような場合でも、1区間として5,000マイルで移動することが可能になります。
直行便が満席でも迂回して発券が可能
ほかにも、北海道の地方空港に行く場合に直行便がなくても札幌経由でいくとか、石垣島や宮古島に行く際に那覇空港経由で向かうことになった場合、2区間搭乗しますが、あくまで出発地と目的地の距離に応じたマイルのみが必要となるので、札幌や沖縄で一度別ぎりになって10,000~13,000マイル(5,000×2区間or8,000+5,000)が必要になる、ということはありません。これ、ありがたいですよね。
私の実例で申し上げると、特典航空券が取りにくい夏の北海道にマイラーの皆さんと函館旅行した際、羽田→函館の空席がとれなくて羽田→札幌と札幌→函館という形で予約したり、2020年には道東旅行を予定したものの羽田→釧路が取れずに羽田→千歳と千歳→釧路で予約したことがあります。
この場合なんかでも、ANAの場合は2区間それぞれに必要マイルがかかってきますが、UAであれば1区間扱いとして5,000マイルで行くことができたりしちゃいます。
寄り道だってできちゃう!
また、あくまで必要マイル数は出発地と目的地の区間マイルに基づいて算出されます…結果として遠回りの乗り継ぎをしたとしても、単純に出発地から目的地までの距離で計算されるんです。
この例は、札幌から東京に向かう際に、遠くの福岡空港を寄り道した場合です。このときに必要マイルは札幌→福岡と福岡→東京の合計区間マイルではなく、あくまで出発地札幌、目的地東京(区間マイル510)と扱われ、特典航空券に必要なマイル数は5,000マイルになります。
わざわざ札幌から東京に帰るのに福岡に寄るのは無駄なルートでありますが、福岡に短時間とはいえ滞在が可能なので、ちょっと福岡で食事や観光をしてから東京に戻れます(福岡空港は中心部に近いですしね)。それでも必要マイルは2区間合計で5,000マイルなんですね。これ、ちょっとお得だと思いませんか?
2022年ころまでは24時間滞在とかもできたのですが、現在はオーバーナイトの乗り継ぎができなくなってしまいました…。みなさんいろいろやりすぎ…
これこそが、ユナイテッド航空のマイルを使った国内旅行の醍醐味です。本来の目的地のほかに、別の土地でプチ観光をしたりすることができます。
私も2020年9月に、ユナイテッド航空のマイルを使って北海道旅行の帰りに新千歳空港からからこのような乗り継ぎを行い、福岡で友人とおいしいものを食べ、エポスゴールドカードをJQエポスゴールドカードに切り替えしてから東京に戻ってきました。
当日発券も可能
さらに、2024年5月現在では、ユナイテッド航空のマイルを使えば当日のANA国内線特典航空券も5,000マイルで発券することが可能となっています。
ANAやJALの特典航空券は前日までの予約が必要ですし、昔は当日発券のできたBA(ブリティッシュエアウェイズ)のマイルを使ったJAL便の発券も今はできなくなりましたので、当日の特典航空券が発券できるのはユナイテッド航空のマイルを使ったANAグループ便のみとなります。
ユナイテッド航空のマイルでのANA特典航空券予約方法を説明
それでは、ユナイテッド航空のホームページでANA特典航空券を予約する方法を紹介したいとおもいます。
まずはユナイテッド航空のホームページのトップページにある旅行の予約から、往復か片道か、日程、目的地などを入力し、【マイルを使って予約】にチェックをいれてから【フライトを検索】ボタンをクリックします。
出発地と目的地の欄はローマ字で入力すれば候補がでてきます。3レターをご存知であれば、3レターでも候補リストがでてきます。
検索すると便が表示されますので、希望の便を選択しましょう。先ほど紹介したように、直行便のほか、空港を経由する便なども表示されます。今回は東京⇒釧路の検索例ですので、直行便のほか、新千歳空港を経由する便なんかが表示されています。
さすがにここに表示されている20分の乗り継ぎ時間は短いですが、下の方を見ていくと乗り継ぎ時間が3時間くらいのものまで表示されますから、ご自身の都合やお好みにあわせて選択していくといいでしょう。新千歳空港は楽しむところがいっぱいありますしね!
その後、座席指定や名前の確認をすませた後にこの画面で、フリークエントフライヤーを設定する画面になります。
通常、ここはユナイテッド航空のマイレージプラスの番号が表示されているんですが、ユナイテッド航空の上級会員以外の方であれば、ANAマイレージクラブの番号に紐づけておきましょう。(まだ設定していない人は【フリークエントフライヤーの追加】から設定が可能です)
ここで、フリークエントフライヤーをANAに設定しておくべき理由は二つあります。
一つ目は、ANAマイレージクラブに設定すると、ANA国際線のホームページや、ANAのアプリでも予約状況を確認することが可能です。
このように、予約状況がANAのサイトでもみることができます。万が一の欠航などの情報も、ANAアプリのほうがわかりやすいのでこれは有難いです。
二つ目は、ウェブチェックインをするとき、ANAで購入したりマイルで発券したときと同じ流れになるので楽であることです。また、ANAマイレージクラブに紐づいていますから、ANAの上級会員(ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ・SFC会員)の方であれば、ラウンジ利用や優先搭乗など、上級会員のメリットも手続き不要でそのまま受けることが可能です。
ユナイテッド航空発券のデメリット
これだけ便利なユナイテッド航空のマイルを利用したANA国内線特典航空券ですが、少しだけデメリットもあります。それは以下の通りです。
マイルが若干貯めにくい
この後紹介しますが、ユナイテッド航空のマイルは、ANAやJALといった国内航空会社のマイルに比べて若干貯めにくいということがあります。
「ポイ活」でマイルをためる場合、ポイントサイトで貯めたポイントは、ANAの場合70%のレート、JALの場合50~80%のレートでマイルに交換することが可能なのですが、ユナイテッドの場合は多くても50%(ハピタスのみ。要マリオットアカウント)という形になります。
クレジットカードの場合、提携クレジットカード(JCBや三菱UFJニコス、セゾンから発行されています)でオプションをつけることにより(社によって価格は異なる)、還元率を1.5%くらいにすることは可能です。
プレミアムクラスに変更可能なのは当日のみ
ユナイテッド航空のマイルでは、ANA国内線の普通席しか予約することができません。
ANAマイルで特典航空券を予約した場合は、搭乗2日前から、料金を支払ったり、アップグレードポイントを使って、プレミアムクラスにアップグレードすることが可能になっています。
一方、ユナイテッド航空のマイルを使用する場合は、当日、空港カウンターでしかアップグレードをすることができません。それだけ出遅れるので、空港に着いた段階では、プレミアムクラスの座席がすでに埋まってしまっているかもしれません。
まあ、特典航空券で乗る人が別途費用を支払ってアップグレードするというのはあまりないかもしれませんが、ちょっとした差ですね。
ユナイテッド航空マイルのため方
最後は利用方法というよりそれ以前の問題ですが、ユナイテッド航空のマイルって、ANAやJALのマイルよりも貯めるのが大変です。
ユナイテッド航空のマイルの貯め方を簡単に紹介したいと思います。
クレジットカードの利用で貯める
日本在住でユナイテッド航空のマイルを貯める方法といえば、定番なのがユナイテッド航空のマイルが直接たまるマイレージプラスセゾンカードや、MileagePlus JCBカードで決済して貯める方法です。
これらのカードは年会費は別途かかりますが、「マイルアップメンバーズ」に加入すれば、決済1,000円あたりユナイテッド航空のマイルが15マイル貯まります。還元率1.5%ですから、なかなかよいクレジットカードだと思います。
ホテルのポイントから交換する
グローバルチェーンのホテルのポイント、具体的にはヒルトンやIHG、マリオットのポイントもユナイテッド航空のマイルに交換することが可能です。
これらの中でおススメなのがマリオットです。マリオットのポイントは様々な航空会社のマイルに交換できる上、他のホテルチェーンに比べ、マイルの交換比率がよいのですが、その中でもユナイテッド航空との相性がよいのがおススメです。
マリオットのポイントをANAを始めとする各航空会社のマイルに交換するときのレートは3:1なのですが、60,000ポイントを一気にユナイテッド航空に交換すると、30,000マイルが付与されるんです。それも即時交換ということで、すぐにマイルが付与されるのも大きなメリットだと思います。
マリオットのポイントは、マリオットグループのホテルに宿泊するほか、マリオットボンボイアメックスというクレジットカードの決済でも貯めることが可能です。最大で決済1,000円あたり30ポイント(=15UAマイル)たまるので、還元率は1.5%となっています。
また、ホテルのポイントを航空会社のマイルに交換すると30%レートアップとか、そんなことをやることもあるので、その際に交換した場合はさらに還元率があがります。これが重なると、マリオット60,000ポイントが39,000UAマイルに交換できるのでかなりお得になります。
他のホテルチェーンのポイントもユナイテッド航空のマイルに交換はできるのですが、ヒルトンは10,000ポイントで1,000マイル、IHGは10,000ポイントで2,000マイルにしか交換できませんので勿体ないというのが率直な感想です。これらのホテルのポイントは、やはりホテルで使ってこそ、ということにななります。
ホテル予約(Kaligo)で貯める
シンガポールに本社を置くホテル予約サイト運営会社のKaligo Travel Solutions社が運営するKaligoというホテル予約サイトがあります。楽天とかじゃらんとかエクスペディアのような、ホテル予約サイト(OTA)です。日本語にも対応しています。一部怪しい日本語がありますが。
こちらのサイトを利用すると、ユナイテッド航空に限らず、JALやキャセイパシフィック、シンガポール航空など世界各国のマイルを貯めることが可能です。
さすがに有名サイトに比べれば乗っているホテルは少ないですし、ホテルの値段もクーポンのあるじゃらんや楽天トラベルなどに比べると高いですが、世界中の航空会社のマイルが宿泊料金の5%くらい分たまります。
ちなみにホテルによって率は変わり、ホテルによっては10%を超えることもあります。
注意すべき点は、やはり他のサイトに比べて宿泊料金が高いことです。なので、他のサイトと比べてもそう値段が変わらないときに利用するのがいいと思います。多少の差なら、マイルが貯まるというメリットはとても大きいと思います。
ユナイテッド航空のマイルは購入することが可能
日系航空会社のマイルは、公式には購入することができませんが、海外の航空会社は、割とふつうにマイルを販売していることが多く、ユナイテッド航空もマイルを販売(バイマイル)しています。
とはいえ、ユナイテッド航空マイルの販売の基本レートは1,000マイル=35ドルなので、マイル単価は1マイルあたり約4円になります。これだと正直、割高感があります。
ただ、ユナイテッド航空のバイマイルは年に数回セールを実施しているので、そのときに購入するのがよさそうです。
セールでは75%ボーナスのときが多いのですが、最大で100%ボーナスというときもあります。この場合マイル単価はおよそ2まで下がるので、11,000円ほどで特典航空券を発券することが可能という計算になります。これであれば、購入する価値は大いにあるのではないでしょうか。
ポイントサイト(モッピー・ハピタス)を利用する【New!】
ポイントサイトからUAのマイルに交換するのであれば、モッピーやハピタスの利用がおすすめです。
まず、ポイントサイトから直接UAのマイルに交換できるのはモッピーです。2023年1月からモッピーからユナイテッドマイレージへの交換を開始しました。ただし基本レートは3:1ということで33%ですから、JALマイルへの50~80%、ANAマイルへの70%に比べると正直見劣りしてしまいます。
これは正直もったいないですよね。
そのため、モッピーやハピタスからマリオットのポイントに交換し、マリオットからユナイテッドマイレージに交換することをお勧めします。
モッピーからマリオットへの交換は13:10というレートですが、ときどき13:12のレートで交換していることがあります。そのチャンスを狙ってマリオットに交換しておき、マリオットからユナイテッドへの交換キャンペーンの際に、一気にUAのマイルに交換するのがよいでしょう。
また、ハピタスからマリオットへの交換は1:1の等価となっています。以前、関係者からレートを切り下げる方向という話も聞いたので、いつまで等価かはわかりませんが、今マリオットのポイントやUAのマイルを欲しい人にとっては、ハピタスは最高のポイントサイトともいえるでしょう。
古参の陸マイラーならハピタスはみんな登録しているかなと思いますが、最近陸マイラーを始めた人は登録していない人もいるかもしれません。そんな方は、この機会にハピタスにぜひ登録してポイントをためてみてください。カスタマー対応はモッピーとは比べ物にならないくらい良いので、感動するかもしれません笑
当日はいつものANA国内線搭乗と同じ流れ
最後に、ユナイテッド航空のマイルを使ってANA国内線特典航空券を発券した場合の当日の搭乗方法について紹介します。
とはいっても説明することも何もなくて、予約発券時にANAのマイレージ番号を登録して、ANA側に予約を紐付けてある場合は、Webチェックインで手続きが可能です。
昔はカウンターにいったり、チェックインの機械を利用する必要がありましたが、現在はふだんANAを利用する場合と同様に、出発24時間前にANAからメールが来ますので、このメールから、あるいはアプリからWebチェックインをすることにより、スマホで搭乗券を出すことが可能です。
それでもうまくいかない場合は、カウンターで航空券を出してもらいましょう。
なお途中で紹介したとおり、ユナイテッド航空の場合、当日の早い便に変更することが可能ですが、便変更をする場合は従来どおりANAのカウンターで手続きをしてもらう必要があります。
まとめ
ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの国内線特典航空券を発券する方法を紹介しました。
ANAマイルで発券するよりも場合によっては少ないマイルで国内線特典航空券を発券することが可能です。もちろん事前に座席指定もできます。
また、乗り継ぎを利用して複数の場所を巡ったりすることができるほか、当日発券が可能なのもメリットですね。ちょっとマイルが貯めにくいというのはありますが、貯める価値のあるマイルですので、ぜひ頑張って貯めて、うまく使ってもらえたらと思います。
私もユナイテッドマイレージプラス会員でANAの国内線航空券を購入してお得感を感じている者です。
為になる記事ありがとうございました。24時間以内であれば、プチ寄り道は知らなかったです。
ユナイテッドマイレージプラスの利点、私なりに補足すると下記のようなメリットもあります。
・自分自身のマイルを家族以外の他人にも譲渡可能。
・上級会員になるとプラスポイントが付与され、予約クラス制限はありますが、ANA国際線1クラスアップにも使えます。
エコノミー⇒ビジネス、ビジネス⇒ファースト。さらに、プラスポイントは他人にも譲渡可能です。さらにさらに、ANA
とルフトハンザに限りアップグレードの空席待ちも可です。
※エコノミー⇒ビジネスは、比較的空席があれば上げてくれますが、ビジネスから国際線ファーストは空席があっても中々キャンセル待ちをクリアしてくれませんでした。
・上級会員になるとボーナスマイルが多く付与され信じられない速さでマイルが溜まっていきます。
アメリカ方面の出張、旅行が多い人にはユナイテッドのマイレージプラスは大変おすすめです。
当日の搭乗方法を紹介は特に参考になりましたが1つ教えてください。
ANAマイレージ未登録の場合、カウンターは、ANAのカウンターですか?ユナイテッド航空のカウンターですか?
コメントありがとうございます。大変遅くなり申し訳ありません。
当日はANAのカウンターにいけば大丈夫です!あくまで搭乗する(便名記載の)航空会社のカウンターになります。
質問失礼します。前の方と若干被りますが、マイルドで提携航空会社、例えばAIRDOなら、 ANAではなくAIRDOのカウンターでチェックインでよいですか?明後日初めて乗ります。
質問失礼します。
ANAの特典航空券であれば当日前の便に空席がある場合、変更可能だと思います。
マイレージプラス経由でANAの特典航空券利用する場合も同様に当日空港で変更可能でしょうか
こんにちは
ANAの特典航空券であれば当日前の便に空席がある場合、変更可能だと思います。
→ANAマイルでは現在できなくなっています。
マイレージプラス経由でANAの特典航空券利用する場合も同様に当日空港で変更可能でしょうか
→マイレージプラスだと前便変更できます。
質問失礼致します。今回初めてご紹介いただいている方法で、航空券を発券しようしているのですが、ANAのサイトでは希望の時間のフライトがあったのですが、ユナイテッド航空での予約では希望のフライトが選択できませんでした。
ユナイテッド航空経由ではANAの全てのフライトの予約はできないのでしょうか?素人質問で恐縮ですが、回答頂けますと幸いです。
コメントありがとうございます!
UAとANAは完全には連動していませんね…昔はだいぶ一致していたのですが、最近は…という感じです。
はじめまして。あわててユナイテッドの特典でANA国内線を予約してしまい、ANAの会員番号入力せずにユナイテッドのマイレージ番号で予約してしまいました。ANAのアプリから見えず不便です。ネットから訂正できないものでしょうか?もう一度予約し直そうとしたのですが、同じ便が出てこなくなってしまいました。何度やっても特典不可日よしか出ません。何かいい方法がございましたら、ご教示いたただけますと幸いです。よろしくお願い致します。
こんにちは。
これですね、私もやらかしたことあるのですが、空港で変えてもらうしかないですね…。
あとはUAに電話すれば対応してくれるかもしれません。
電話番号は03-6732-5011 です。
ANA搭乗で貰えるマイルをUnitedのマイルで貯めることは出来ますか。
UAのクレジットカードは持っていません。