【8/1~値上げ】成田空港と東京駅・銀座を結ぶ格安バスが便利でお得!運賃や乗車方法、乗り場まとめ。

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成田空港と東京都心の移動手段は鉄道やバスなど、それぞれ複数ありますがが、私が2010年代後半からメインで利用しているのは、東京駅と成田空港を結ぶ格安バスです。

もともと空港リムジンバスは3,000円台と非常に高かったのですが、格安バスが2010年代に誕生したことにより、東京駅から成田空港までのバスは所要時間が60分のまま、片道1,000円まで値下がりしました。

昔はJR系と京成系の2つのバスがありましたが、この2つが共同運航となり、「TYO-NRT」バスという名前になっています。運賃は片道1,500円、所要時間約60分と便利で安価な移動手段として私も重宝していますので紹介できればと思います。

2024.8/1~値上げ+増便へ

非常に残念なお知らせですが、TYO-NRTバスが202481日から1,300円から1,500円に値上げとなります。このご時世なので仕方がない部分もありますが、もはや「ローコストバス」とは言えなくなってきましたね。

一方で増便も実施し、1時間に最大9本の運行体制になります。ただ単に値上げをするだけではなく、増便で利便性を向上させてくれるのは、値上げへの理解が得られやすい方法なのではないでしょうか。

成田空港と東京を結ぶLCB「TYO-NRT」の概要

それでは、さっそくローコストバス(LCB)「TYO-NRT」の概要を順にみていきたいと思います。

「TYO-NRT」のバス停の場所(東京側)

TYO-NRT」の乗車場所は、東京駅は八重洲南口の高速バス乗り場(7番・8番)から、銀座は数寄屋橋交差点のC7出口となっています。

補足
そのほか、一部便が東雲イオン始発となっています。

昔の成田空港行き格安バスは、東京駅から少し離れた場所から出発しており、一度外にでるか、八重洲の地下街をくぐる必要がありました。現在は東京駅八重洲口から歩いてすぐのJRの高速バス乗り場や、銀座駅の地下鉄の出口をでてすぐ横となっており、リムジンバスにひけをとらない便利な場所にバス停があります。

issy
このバス、JRが一部運行を担っているため、このような一等地から乗車することができるんです。

八重洲南口のバス乗り場であれば、東京駅の改札からバス乗り場まで、雨にぬれず、段差もなしでバス乗り場に行くことができます。この「段差がない」というのは、空港への行き来の場合大きい荷物を持っていることが多いので便利です。

「TYO-NRT」の運賃

AIRPORT BUSTYO-NRT」の運賃は、片道1,500円となっています。

issy
先日までは1,300円だったんですけどね。2019年は1,000円だったので、この5年で5割増しか…

成田空港までの料金でいうと、京成のアクセス特急や特急に比べると高く、2024年の価格改定でJRの快速(1,340円)よりも高くなりましたが、通勤型鉄道の次に安い交通手段となります。

ひと昔まえの1,000円には及びませんが、確実に座れること、本数が充実していること、荷物のことを気にしなくていいということを考えれば、通勤型の鉄道に比べて格段に快適だと思います。

ちなみに、TYO-NRTバスは、鉄道が運行していない深夜・早朝時間帯も深夜便や早朝便を利用する人向けに運行しています。出発時間が23時から5時までの間の深夜早朝バスは、路線バスなどと同様に倍額となり、片道3,000円となります。まぁこれは人件費を考えればしょうがない話ですね。

「TYO-NRT」の運行頻度

TYO-NRT」の運行頻度は、最大で1時間あたり9本の運行頻度となります。

基本的には東京駅始発の便が10分に1本の頻度で運行されています。なので、東京駅から乗るのであれば特に時間調整を行わずに乗り場に向かえばいいでしょう。朝や18時以降は便数が減少するので注意が必要です。

なお、銀座発は運行時間が限らており、1時間に1~2本程度なので、、事前に時刻表で確認してから利用されるのがよいかと思います。

「TYO-NRT」の所要時間

「TYO-NRT」の東京駅~成田空港の所要時間は、62-75分程度となっています。

所要時間は東京駅から成田空港まで65分程度となっています。なお、成田空港行きの場合、第3ターミナル→第2ターミナル→第1ターミナルの順番にバスは到着しますので、第1ターミナルだと少し時間がかかります(逆に東京駅行きの場合、第3ターミナルが始発のため少し時間がかかります)。

バスだと遅延が気になるところですが、東京駅と成田空港の間で下道を走るのは東京駅から宝町インターまでのわずかな距離であり、基本は高速道路をひたすら走るので、道路状況はネットを見れば読みやすいです。あまりに高速道路が混んでいるなら鉄道に切り替えてもいいのかなと思います。

issy
実際に走ってもだいたい1時間で到着します。あんまり遅れたことないですね。

なお、成田空港ー東京駅の所要時間という面で比較すると、60分というのは、特急成田エスクプレス(東京ー成田空港間)とほぼ同じです。京成スカイライナー(日暮里ー空港第2ビル:36分)には敵わないものの、特急と同じ所要時間というのは、そこそこ早い部類かと思います。

「TYO-NRT」の空港への乗車方法

「TYO-NRT」の空港への乗車方法ですが、成田空港行きの場合は直接バス乗り場に向かえば順番に乗ることが可能です。

補足
コロナ禍前までは、東京駅発の便の一部には事前予約制度がありましたが、2024年7月現在、全便自由席での運行となっています

運賃の支払いは現金または交通系ICなのですが、現金で乗車する場合は、乗車前に「JR高速バスきっぷ売り場」で乗車券を購入する必要があります。また、現時点でクレジットカードのコンタクトレス決済には対応していないため、基本的には交通系ICカードで乗車するのがよいでしょう。

「TYO-NRT」の空港から東京駅方面の乗車方法

成田空港から東京駅に向かう便については、全便・全席チケット制となります。

バスに乗車する前に、成田空港の各ターミナルビル内にある、乗車券販売カウンターで時間指定の乗車券(座席定員制)を購入する必要があります。このようにローコストバス乗車券と表示がありますので、こちらのカウンターで購入することが可能です。

昔は直接バス乗り場にいく形でしたが、現在は事前にチケットを購入する必要ができたことから、ひと手間増えたということになります。

とはいえ、コロナ禍前の格安バスは混雑しており、自由席で販売していたバス会社では積み残しが発生するなどの状態でしたので、確実に乗車するにあたってはこのような仕組みも仕方ないかなと思います。カウンター購入だったらクレジットカードも利用できますしね!

「TYO-NRT」に実際に乗ってみた

ここからは、実際に運行されるバスの車内設備について紹介していきたいと思います。なお、この内容は、2019年に乗車した様子となっています(現在のJRバス関東が運行する車両の紹介です)。

東京駅のバスターミナルに最も近い改札口は「八重洲南口」になります。八重洲南口の改札を出たら、まっすぐいけばバスターミナルが目の前です。

バスの中は4列シートとなっていて、縦は11列タイプとゆったりとした作りになっています。

そのため、足元にも余裕とまではいいませんが、多少ゆとりのある作りになっています。私の身長は180超ですが、前に膝がつくこともありません。

また、基本的にはバスの中トイレが設置されています。トイレが近い方には安心ですね(一部、トイレなしの車両で運行されることもあります)。

各座席にはACコンセントが備え付けられており、充電することも可能です。また、多くのバスではWi-Fiが搭載されている場合もありますが、私が今回乗ったバスには搭載されていませんでした。臨時便などで急遽駆り出されたバスが来る場合もあり、たまにこのようなこともあります。

1時間で成田空港へ到着

東京駅からの移動は快適です。東京駅を出るとすぐに宝町の料金所から首都高を走り、あとは成田空港まですべて高速道路ですから、高速道路で渋滞が発生しない限りは、時間が比較的読みやすいです。高速道路の渋滞情報はネットですぐに調べられますしね。

東京駅からは首都高速、東関東自動車道、空港道を通り、1時間で成田空港が見えてきます。

首都高速湾岸線にでたら全線が片側3車線の道路を通るため、東京駅近くの箱崎ジャンクションや、京葉道と東関東道が交わる宮野木ジャンクションで酷い渋滞につかまらない限り、そこまで大幅に遅延することはなさそうです。あとは某ネズミーランド渋滞か…。

2015年に成田空港の検問が廃止されたため、スムーズに空港に入っていきます。

バスが到着するのは各ターミナルの出発階です。写真でみてわかるとおり、LCBの成田空港でのバス停は端の方にあるので若干不便ではあります。一等地はリムジンバスが使っていますからねー。

それでも、バスを降りたら、すぐに航空会社のチェックインカウンターが見えてくるのも、バス利用のメリットではないでしょうか。鉄道の場合、地下のホームからチェックインカウンターのある4階まで上がる時間で5分以上みる必要がありますからね。

格安バス以外の成田空港へのアクセス方法

ここまで紹介してきたとおり、TYO-NRTバスの特徴、メリットは

  • ほどほど安くて(通勤型鉄道ほどではない)
  • ほどほどに早い(スカイライナーには負ける)

わけです。どちらも一番ではないのですが、コストと時間のバランスが非常によいものとなっています。基本は私は格安バス移動でいいかなと思っているのですが、場合によっては格安バス以外の手段で移動することがあります。

とにかく急ぎたいときはスカイライナー

とにかく急ぎたいときであればスカイライナー一択だと思います。日暮里から空港第2ビルまで36分、第1ターミナル最寄りの成田空港まで39分で結びます(ラッシュ時間帯を除く)。バスよりも早いです。日暮里から山手線を利用すれば、約1時間で池袋や新宿に出ることが可能です。

本数もほぼ全時間帯で20分に1本運行されておりますから、電車の待ち時間も多くなく利便性も高いです。料金は、ライナー券だけで1,300円かかってしまい、その上乗車料金が1,257円(IC利用)かかってしまいます。

少しでも安く済ませる方法ですが、京成電鉄の株主優待を新宿や新橋、上野などの金券ショップ購入することで、乗車券部分は安くすることが可能です(最近の最安は870円くらいかと思います)最安で購入できれば、2,170円になりますね。

中心部以外から荷物が多い時などは成田エスクプレス

バスの場合は東京駅か銀座が目的地でない限り鉄道等に乗り換えが必要になります。荷物が多かったり、こどもがいる場合などはなかなか移動も大変。そのため、出発地・目的地が横浜方面や新宿方面などの場合、乗り換え不要な成田エクスプレスが選択肢に入ってくると思います。

まあ成田エクスプレスは高いのですが、それでもリムジンバスよりは安いため利用価値はあると思います。

また、えきねっとを利用することで特急料金を下げることは可能です。

成田エクスプレスに安く乗る方法!「在来線チケットレス特急券」を使っておトクに向かおう

2024-02-12

以前は大宮や八王子方面にも延伸していましたが今はなくなってしまったのは少し残念です。

とにかく安くいきたいときはアクセス特急

とにかく安く移動したい場合は成田スカイアクセスのアクセス特急の利用がよいでしょう。日暮里や押上と成田空港を約1時間で結びます。

通常料金は1,194円ですが、先程紹介した京成電鉄の株主優待券を利用すれば、最安870円で成田空港から上野・日暮里・押上まで移動できます。また、押上方面のアクセス特急であれば、そのまま都営浅草線に乗り入れ、浅草、日本橋、新橋、大門(浜松町)を経由して品川まで1本で移動することが可能です。

本数が40分に一本と少なく、ロングシートの鉄道で時間もパスよりかかりますが、1,000円を切る金額で移動することができる唯一の手段です。

まとめ

東京駅と成田空港の間を結ぶ格安バス「TYO-NRT」のいう紹介でした。

成田スカイアクセスや京成にはかなわないですがそこそこ安く、スカイライナーにはかなわないがそこそこ早く、東京駅まで出る必要があるものの便数が多いのでそこそこ便利という感じで、都内と成田空港を結ぶ交通手段としてはバランスの取れたものになっているかなと思います。

私は割とファーストチョイスがバスで、急ぐ特はスカイライナー、倹約したいときはアクセス特急、新宿から乗り換えたくないときは成田エクスプレスという感じで利用しています。バスも便利ですので、まだ利用されたことのない方は、ぜひ利用してみていただけれ場と思います。

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