毎年、9月の連休に東京・お台場のビッグサイトで開かれてきた「ツーリズムEXPOジャパン」。2018年を最後に、東京オリンピックの準備や新型コロナウイルス感染症の影響で開催されていませんでした。
今年は2022年9月24日と翌25日にビックサイトで開催されることになりました。ついに4年ぶりの東京開催になります。前売チケットの発売も始まりました。
ようやく旅が日常に帰ってきたところ、これから、今までの分も旅行に行きたいなんて思っている方にはとっておきのイベントです。そこで、本記事では、ツーリズムEXPOとは何かから、チケットの発売についてと、過去に私が行ってきた際のレポートをご紹介いたします。
目次
ツーリズムEXPOジャパンとは
旅の総合イベントとして2014年にスタートした「ツーリズムEXPOジャパン」
この日のために、世界各国、日本全国の観光地が集結する、年に一度の世界最大級の旅の祭典。
地域の溢れる魅力を体験できるブースでは、民族衣装やご当地グルメ、色華やかなステージパフォーマンス、旬の旅情報も見逃せません。
まさに世界一周気分が楽しめる、魅力満載の世界最大級の旅の祭典。2022年、8回目を迎える今年のツーリズムEXPOジャパンは、4年ぶりに東京に帰ってきました。
長引くコロナ禍により、コロナ以前の旅のスタイルやトレンドは変わりました。
それでも旅の価値は変わらず、私たちを感動へと導きます。
もういちど旅のワクワク感を思い出して、新しい旅のスタイルを求めて、旅に出ましょう!
人生が豊かになる最高の瞬間を、旅を愛するすべてのひとと共にー。2022年9月。 再び、東京ビッグサイトでお会いしましょう。
ツーリズムEXPOは簡単にいえば旅行展示会だと思ってください。昔はJATA旅博などと言われていましたが、2014年からは今の「ツーリズムEXPOジャパン」の名称で行われています。
2014年から東京で開催されておりましたが、東京オリンピック準備のため2019年は大阪で、2020年は規模を縮小した上で沖縄で実施。2021年はオリンピック延期とコロナにより実施ができず、2022年は4年ぶりの東京開催となります。
海外ブースでは航空会社、旅行会社、各国の観光局、国内ブースでは各県の観光協会や企業が出展・展示しています。
各ブースではPRのためのの資料配布から、伝統芸能の披露、体験型イベント、クイズ大会なども行っており、旅行好きなら1日楽しむことができます。
たくさんの国、アメリカは州ごと、日本は都道府県ごとにブースを出していますから、次の旅行先を検討するのにもってこいです。アフリカや中南米からもブースがでています。自分で目的をもって調べるときと違って、「あ、ここいいかも!」といったものが生まれるかもしれませんね。
また、航空会社や旅行会社もブースを展開しており、様々なイベントをやっておりこちらも楽しむことができます。
なお、この手のイベントは無料券も出回ることも多いですが、本件は人気イベントなのもあって、当日券1,000円となかなか強気な価格設定です。でも、個人的にはいく価値はあると思っていますし、今年度も行く予定です。
2022年ツーリズムEXPOジャパンの開催概要
2022年ツーリズムEXPOジャパンの開催概要は以下のとおりとなります。
- 開催名:ツーリズムEXPOジャパン2022
- 会期:9月24日(土) 10:00〜18:00 25日(日) 10:00〜17:00
- 主催:公益社団法人 日本観光振興協会、一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)
- 場所:東京ビックサイト
開催日
- 9月24日(土)10:00~18:00
- 9月25日(日)10:00~17:00
2022年のツーリズムEXPOジャパンは、従来と同様、9月下旬の開催となります。22日と23日は業界関係者向けとなっており、24日と25日が一般向けとなります。
なお、一般的に、土曜日のほうが混んでいる傾向があるようです。あとで書きますが、土曜の開場前はけっこう並びます。
開催場所とアクセス
開催場所は、お台場にある「東京ビックサイト」になります。主なアクセスは以下のとおりです。
ゆりかもめ:「国際展示場正門」駅下車 徒歩約3分
一番無難なのが鉄道ですね。埼京線とりんかい線は乗り入れていますので、池袋、新宿、渋谷、大崎から1本で行くことが可能です。また、東京の東側からであれば、新橋からゆりかもめで行くことになります。
都バス東16系統:東京駅八重洲口発・豊洲駅経由
都バス門19系統:門前仲町発・豊洲経由
都バス急行05系統:錦糸町駅前発・亀戸駅通り・西大島駅・新木場駅経由
りんかい線やゆりかもめはちょっと運賃が高いので、もっと安くいきたいという方であれば、一律206円の都バスを利用するのが有効です。東京駅からもバスが出ています。また、城東方面からであれば、錦糸町や亀戸、西大島からも土日限定のお台場方面バス(日本科学未来館)行きがでていますので利用をおススメします(新木場駅からビッグサイトまでノンストップ)。
入場料
- 前売券:1,000円
- 当日券:1,300円
この手の展示イベントは基本的に招待客は無料だったりとかがありますが、ツーリズムEXPOジャパンは有料です。
入場券は、当日現地でも買うことができますが、ネットでの購入を強くオススメします。もちろん、前売券の方が300円安いというのもあるんですが…
それ以上に窓口の混雑が挙げられます。これは東京で開催された際、土曜日の午前11時ころのチケット購入ブースの様子です。ご覧のとおり、チケットを買い求める列は大行列になっています。はっきり言って密です。ゆりこに怒られちゃう。
コロナで時代は変わりましたし、この列に並んでいたらけっこう時間をロスしてしまいます。なので、ネットで前売券を購入し、セブンイレブンなどで発券してから行かれることをお勧めします。
ツーリズムEXPOジャパンのチケット購入方法
前売り券の販売は、ツーリズムEXPOの公式サイトから購入することが可能です。
以前は各プレイガイドでチケットが販売されていて、JCBチケット経由だとノベルティがもらえたりしましたが、今は入場者管理を一括でやるためか、公式サイトでの販売のみとなっています。
このご時世、人数制限もあると思うので、前売りでの購入を強くお勧めします。
人気ブースの2018年の状況を紹介
ここからは、実際のツーリズムEXPOジャパンがどのような様子なのか、2018年の初日に私が訪れたときの様子の一部を紹介します。
ただ、2018年の東京開催初日は相当混んでいましたね…。正直ちょっと疲れました。あと、全般的に広告宣伝費が削減されているのか、もらったアイテムがどんどんしょぼくなってきてしまっているような気がするのです…。
2022年はどう動くかですよね…。コロナで傷んだ業界なので粗品、懸賞などはコロナ前に比べてかなりグレードダウンしそうな気がしますし、かといってこれからの急回復を見越して客の取り合いになるわけですから、思い切ったプロモーション兼ねて派手にぶちかましてくれるかもしれません。まあ前者になりそうですが。
とりあえずコロナでペーパーレスはだいぶ進んだのでクリアファイルはいらないです(笑)あとマスクケースが大量に配られそう(笑)
JALブース
やっぱりツーリズムEXPOジャパンの目玉といえば航空会社ブースです!JALもANAも大きいブースを構えています。
JALブースはANAブースほど混雑しておらず、多少体験をすることができました。
イベントとしては国際線、国内線のシート体験や子供むけのCA、パイロットユニフォーム+撮影といういつものイベントのほか、ハワイアン航空との提携ということで、ハワイの6つの群島を的にした輪投げ大会などがありました。やってみました(写真撮り逃しました)が、あれ、けっこう難しいです(笑)
イベントブースではトークショーが時間ごとに区切られて行われており、パイロットさんのお話なども伺うことができました。「パイロットのフライトバッグには何が入っているの?」や「コックピットのこのスイッチは何の操作用なのか」など、興味深い話を伺うことができました。
オーストリア航空のクイズ大会で入賞
ANAブースが激込みだったので、その裏側にあるスターアライアンスのブースを訪れました。
ここでANAやスターアライアンス各社がイベントをやります。私がとおりかかったとき、ちょうどオーストリア航空のクイズ大会が行われるとのことで滑り込みました。
この手のクイズ大会って手を挙げて答えるパターンが多いのですが、当たるのは子供か女性か前方に陣取っている男性のことが多く、不公平感を感じていましたが、今回オーストリア航空はスマホで回答する仕組みを取り入れてくれました。これでマイラー界ブサイク代表の私でもクイズに答えることができます。やったー!
クイズは正解だけでなく回答時間まで問われるという仕組みで、私はなんとかクイズで9位に入り、トートバックをいただきました。オーストリア航空のCAのストッキングの色を間違えて1問落としたのが痛かったですね…。
シンガポール航空のシート体験とビジネスクラスセール
シンガポール航空のブースでは、ボーイング787-10のビジネスクラスのシート体験がありました。これに30分近く並んでしまいましたが…。ちょっと時間がもったいなかったかな。
また、シンガポールのビジネスクラスを利用した宿泊つきパックツアーのセールが会場で行われていました。会場での申込専用ですが、かなり安い料金のツアーが発売されています。羽田発着、2泊4日のツアーが以下の料金となっています。
- 片道エコノミー、片道ビジネス:109,000円~(デラックスクラスの場合127,000円~)
- 往復ビジネスクラス:149,000円~(デラックスクラスの場合167,000円~)
このように、会場限定で航空券やパックツアーの限定発売もあったりしますので、そういったものにも注目していきましょう。
ヒルトンバケーションクラブ
ヒルトングランドバケーションのブースでは、説明会の勧誘が開かれており、昨年度はハワイ3泊宿泊券をプレゼントを前提とした面談の申込が可能でした。
後日、90分のお話を聞けば購入しなくてもハワイ3泊の宿泊券がもらえるので、これは助かります。このチケットを使い、私は2019年の夏に、ハワイ旅行をしてきました。
フード情報
会場に1日いる場合に気になるのがおひるごはん。東京開催では、毎年「ご当地どんぶり選手権」を実施しているのでこちらで済ませる人や、ブース内での飲食コーナーを利用する人、あるいは一度外にでて食事をすることも可能です。
会場内では、「全国ご当地どんぶり選手権」というのが毎年開かれています。2018年は、全国の絶品どんぶり16種類(ハーフサイズ)を会場で楽しめるもので、ラインアップは次のとおりでした。
- 北海ねばとろ海鮮丼
- 牛たん焼きしゃぶ丼
- つくば餃子丼
- 食匠 なる花
- 秩父わらじ豚味噌丼
- 湘南しらすの小田原三色丼
- 富山ますとろ白えび丼
- 三河一色産鰻まぶし丼
- 壺漬けハラミステーキ丼
- 紀州勝浦 生鮪中とろカツ丼
- のどぐろ丼
- たまの温玉めし
- 瀬戸内お宝たこ天丼
- 宇和島鯛めし
- あか牛よくばり丼
- みやざきチキン南蛮カレー丼
一部、私の嗜好に合わない鰻まぶし丼とかがありますが、他は非常においしそうなのが揃っています。これはなかなか楽しみですね。
各国のビールも販売!
ビール好きな皆さんも注目です!ミュンヘンホフブロイを始めとして、ドイツ、ベルギー、アメリカのビールが飲めるブースが設置されており、だいたい1杯1,000円程度で販売していました。
はい、かんぱーい!
ツーリズムEXPOジャパン攻略方法5箇条
ツーリズムEXPOジャパンは、このように旅行好きにとってはとっても楽しいのですが、時間はあっという間に過ぎてしまいますし、何よりも混雑が年々激しくなってきています。
そこで、私なりの攻略方法をご紹介しておければと思います。
- 土曜日よりも日曜日がおススメ(混雑がひどくない)
- 前売り券は必ず買おう
- 行く場所はしっかり決めておこう(「フラっと行く」と決めるのもあり)
- 海外旅行を予定している場合、決断する勇気を!
- スマホの予備バッテリーを持って行こう!
まず、私のようなマニアは土曜日に必ず乗り込みますので、日曜のほうがすいています。ゆっくり見たい方は日曜日にいくのがよいと思います。
それから重要なのが事前のチケット。チケットは事前に入手しておきましょう。当日だとしても、事前にネットで購入することは可能です(料金は当日料金ですが)やはり会場でのチケット購入での時間ロスは大きいです。せっかくなので見学時間を最大限確保しましょう。
3つ目ですが、どうしてもゾーンが広いので、見たい場所がはっきりと決まっている場合は、行く場所はしっかり決めておくことをおススメします…。と今書いたのですが、よくよく考えるとプラっと海外ブースを覗いて、そこに「行ってみたい」と思って調べて、実際に行ってしまうのもツーリズムEXPOジャパンの醍醐味でもあるので、そこは考え方次第ですかね…。
4つ目なんですが、2018年の開催時はHIS、シンガポール航空などのブースで、ツーリズムEXPOジャパン限定のセールを行っていました。HISはハワイ、シンガポール航空についてはビジネスクラスのセールをやっていましたね。なので、旅行先を考えている人であれば、思い切って購入する度胸も一緒に持ってきてください(笑)
最後ですが、私のようにツイッターに会場の状況をアップしたりしていると尚更なのですが、スマホのバッテリーはあるなら持っていったほうがいいです。
なにかと、LINEでお友達に追加することが抽選参加の条件だ、撮った写真にハッシュタグをつけてSNSに上げるとプレゼントだと言う風に、スマホを使う機会が多く、どんどん電池を食って行きます。オーストリア航空のクイズ大会もスマホを使いました。
さらに、そこにSNSで「いいね」がついて通知が来たりすると更に電池を食う…という悪循環ですね。なので、スマホの充電対策はぬかりなく。
まとめ:ツーリズムEXPOジャパンの前売券発売開始
ツーリズムEXPOジャパンの2022年開催が決定し、既に前売りチケットも発売しています。4年ぶりの東京開催ということで非常に楽しみです。海外いけてないですし、海外ブースで行った気分に浸りたいですね。
私は2014年から2018年まで毎年参加していますが、毎年様々な展示があり、飽きることがありません。時間使いすぎて飲み会に遅刻したこともあります。最後の2018年は体力がついていかない部分もありましたが…(苦笑
私は同日に開催される予定の大阪のイベントに当たるか次第ではありますが、極力訪れたいなと思っています。行けるようであれば、ぜひ皆さん、会場でお会いしましょう!(会場内ではいつでもお声がけください。)