毎年、9月の連休に東京・お台場のビッグサイトで開かれてきた「ツーリズムEXPOジャパン」。
今年は2019年10月26日と翌27日に、大阪のインテックス大阪で開催されることになっており、前売チケットの発売も始まりました。
今回、はじめての大阪開催ということで、東京開催では来れなかった大阪近郊の方も参加するチャンスだと思います。そこで、本記事では、ツーリズムEXPOとは何かから、チケットの発売についてと、昨年度私が行ってきた際のレポートをご紹介いたします。
目次
ツーリズムEXPOジャパンとは
旅の総合観光イベントとして2014年から開催をスタートした「ツーリズムEXPOジャパン」。
この日のためだけに、世界100ヵ国以上の国と地域、日本全国の観光地が集結する、年に一度の世界最大級の旅の祭典。6回目を迎える2019年は、皆様からのたくさんの熱い要望におこたえし、初めて東京を飛びだし、大阪に初上陸します。
近年の外国人観光客の急増や2025年万博開催の決定で、活気づく大阪では、関西ならではの企画やテーマで、旅のリアル体験をお届けします。
色華やかな民族衣装やご当地グルメ、世界各国の最新の旅情報が入手できるほか、本場のステージパフォーマンスもあり、一緒に踊って、触れて、世界一周気分が楽しめる、そんなわくわくイベント!旅を愛するすべてのひとにー。今年は大阪でお会いしましょう!
ツーリズムEXPOは簡単にいえば旅行展示会だと思ってください。昔はJATA旅博などと言われていましたが、2014年からは今の「ツーリズムEXPOジャパン」の名称で行われています。
2014年から東京で開催されておりましたが、2019年は従来東京会場として利用していた東京ビッグサイトが、東京オリンピックの準備の都合上使用できないため、場所を大阪に移して開催いたします。
2020年も引き続きビッグサイトが使用できないため、来年は沖縄で開催されることが決定しています。
海外ブースでは航空会社、旅行会社、各国の観光局、国内ブースでは各県の観光協会や企業が出展・展示しています。
各ブースではPRのためのの資料配布から、伝統芸能の披露、体験型イベント、クイズ大会なども行っており、旅行好きなら1日楽しむことができます。
たくさんの国、アメリカは州ごと、日本は都道府県ごとにブースを出していますから、次の旅行先を検討するのにもってこいです。アフリカや中南米からもブースがでています。自分で目的をもって調べるときと違って、「あ、ここいいかも!」といったものが生まれるかもしれませんね。
また、航空会社や旅行会社もブースを展開しており、様々なイベントをやっておりこちらも楽しむことができます。
なお、この手のイベントは無料券も出回ることも多いですが、本件は人気イベントなのもあって、当日券1,000円となかなか強気な価格設定です。でも、個人的にはいく価値はあると思っていますし、今年度も行く予定です。
2019年ツーリズムEXPOジャパンの開催概要
2018年ツーリズムEXPOジャパンの開催概要は以下のとおりとなります。
- 開催名:ツーリズムEXPOジャパン2019
- 目的:海外旅行、訪日旅行及び国内旅行振興のために、観光産業のみならず全産業や地域の力を結集し、名実共に世界最大級の旅のイベントとし、国内外に観光立国をアピールします。地域にとってその魅力を発信する最大の場とし、また観光関係者にとって情報交換及び商談の最大の機会を提供するとともに、消費者に「旅の力」を啓発し、多様な切り口でのトラベルライフの提案やムーブメントを創造する旅の総合イベントを目指します。
- 会期:10月26日(土) 10:00〜18:00 27日(日) 10:00〜17:00
- 主催:公益社団法人 日本観光振興協会、一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)
- 場所:インテックス大阪(大阪府大阪市住之江区南港北1丁目5−102)
開催日
- 10月26日(土)10:00~18:00
- 10月27日(日)10:00~17:00
東京開催では、毎年9月の下旬に開催されていましたが、今回は10月の下旬となります。24日と25日は業界関係者向けとなっており、26日と27日が一般向けとなります。
なお、東京開催のときは土曜日のほうが混んでいる傾向がありました。あとで書きますが、土曜の開場前はけっこう並びます。
開催場所とアクセス
開催場所は、大阪湾の埋め立て地、咲洲にある「インテックス大阪」になります。主なアクセスは以下のとおりです。
大阪の中心部から咲洲って微妙に行きにくいんですよね。基本は、大阪各地から地下鉄で大阪メトロ中央線沿線に向かい、そこからコスモスクエアに向かう方法が一般的でしょうか。
コスモスクエアからは徒歩でインテックス大阪まで向かうことが可能です。
入場料
- 前売券:500円
- 当日券:1,000円
東京開催では前売券1,100円、当日券1,300円でしたから、ずいぶん安いですね!
入場券は、当日現地でも買うことができますが、ネットでの購入を強くオススメします。もちろん、前売券の方が500円安いというのもあるんですが…
それ以上に窓口の混雑が挙げられます。これは東京で開催された際、土曜日の午前11時ころのチケット購入ブースの様子です。ご覧のとおり、チケットを買い求める列は大行列になっています。
この列に並んでいたらけっこう時間をロスしてしまいます。なので、ネットで前売券を購入し、セブンイレブンなどで発券してから行かれることをお勧めします。
ツーリズムEXPOジャパンのチケット購入方法
前売り券の販売は、ツーリズムEXPOの公式サイトのほか、チケットJCBなど、各種プレイガイドから購入することが可能です。チケット購入は以下のサイトをご覧ください。
公式サイトの購入でのメリットは個人的には見受けられないと思っていますし、チケットJCBは手数料不要なのでいいかなーと思ってます。
東京開催では、チケットJCB購入特典がありましたが、大阪開催ではなさそうですね…。
チケットJCBの場合、全国のセブンイレブンかファミリーマートでチケットを受け取ることが可能です(購入時にどちらかを選択する必要があり、購入後は変えることができませんので注意が必要です)
人気ブースの2018年の状況を紹介
ここからは、実際のツーリズムEXPOジャパンがどのような様子なのか、2018年の初日に私が訪れたときの様子の一部を紹介します。
ただ、2018年の東京開催初日は相当混んでいましたね…。正直ちょっと疲れました。あと、全般的に広告宣伝費が削減されているのか、もらったアイテムがどんどんしょぼくなってきてしまっているような気がするのです…。
JALブース
やっぱりツーリズムEXPOジャパンの目玉といえば航空会社ブースです!JALもANAも大きいブースを構えています。
JALブースはANAブースほど混雑しておらず、多少体験をすることができました。
イベントとしては国際線、国内線のシート体験や子供むけのCA、パイロットユニフォーム+撮影といういつものイベントのほか、ハワイアン航空との提携ということで、ハワイの6つの群島を的にした輪投げ大会などがありました。やってみました(写真撮り逃しました)が、あれ、けっこう難しいです(笑)
イベントブースではトークショーが時間ごとに区切られて行われており、パイロットさんのお話なども伺うことができました。「パイロットのフライトバッグには何が入っているの?」や「コックピットのこのスイッチは何の操作用なのか」など、興味深い話を伺うことができました。
オーストリア航空のクイズ大会で入賞
ANAブースが激込みだったので、その裏側にあるスターアライアンスのブースを訪れました。
ここでANAやスターアライアンス各社がイベントをやります。私がとおりかかったとき、ちょうどオーストリア航空のクイズ大会が行われるとのことで滑り込みました。
この手のクイズ大会って手を挙げて答えるパターンが多いのですが、当たるのは子供か女性か前方に陣取っている男性のことが多く、不公平感を感じていましたが、今回オーストリア航空はスマホで回答する仕組みを取り入れてくれました。これでマイラー界ブサイク代表の私でもクイズに答えることができます。やったー!
クイズは正解だけでなく回答時間まで問われるという仕組みで、私はなんとかクイズで9位に入り、トートバックをいただきました。オーストリア航空のCAのストッキングの色を間違えて1問落としたのが痛かったですね…。
シンガポール航空のシート体験とビジネスクラスセール
シンガポール航空のブースでは、ボーイング787-10のビジネスクラスのシート体験がありました。これに30分近く並んでしまいましたが…。ちょっと時間がもったいなかったかな。
また、シンガポールのビジネスクラスを利用した宿泊つきパックツアーのセールが会場で行われていました。会場での申込専用ですが、かなり安い料金のツアーが発売されています。羽田発着、2泊4日のツアーが以下の料金となっています。
- 片道エコノミー、片道ビジネス:109,000円~(デラックスクラスの場合127,000円~)
- 往復ビジネスクラス:149,000円~(デラックスクラスの場合167,000円~)
このように、会場限定で航空券やパックツアーの限定発売もあったりしますので、そういったものにも注目していきましょう。
ヒルトンバケーションクラブ
ヒルトングランドバケーションのブースでは、説明会の勧誘が開かれており、昨年度はハワイ3泊宿泊券をプレゼントを前提とした面談の申込が可能でした。
後日、90分のお話を聞けば購入しなくてもハワイ3泊の宿泊券がもらえるので、これは助かります。このチケットを使い、私は2019年の夏に、ハワイ旅行をしてきました。
フード情報
会場に1日いる場合に気になるのがおひるごはん。東京開催では、毎年「ご当地どんぶり選手権」を実施しているのでこちらで済ませる人や、ブース内での飲食コーナーを利用する人、あるいは一度外にでて食事をすることも可能です。
会場内では、「全国ご当地どんぶり選手権」というのが毎年開かれています。2018年は、全国の絶品どんぶり16種類(ハーフサイズ)を会場で楽しめるもので、ラインアップは次のとおりでした。
- 北海ねばとろ海鮮丼
- 牛たん焼きしゃぶ丼
- つくば餃子丼
- 食匠 なる花
- 秩父わらじ豚味噌丼
- 湘南しらすの小田原三色丼
- 富山ますとろ白えび丼
- 三河一色産鰻まぶし丼
- 壺漬けハラミステーキ丼
- 紀州勝浦 生鮪中とろカツ丼
- のどぐろ丼
- たまの温玉めし
- 瀬戸内お宝たこ天丼
- 宇和島鯛めし
- あか牛よくばり丼
- みやざきチキン南蛮カレー丼
一部、私の嗜好に合わない鰻まぶし丼とかがありますが、他は非常においしそうなのが揃っています。これはなかなか楽しみですね。
各国のビールも販売!
ビール好きな皆さんも注目です!ミュンヘンホフブロイを始めとして、ドイツ、ベルギー、アメリカのビールが飲めるブースが設置されており、だいたい1杯1,000円程度で販売していました。
はい、かんぱーい!
ツーリズムEXPOジャパン攻略方法5箇条
ツーリズムEXPOジャパンは、このように旅行好きにとってはとっても楽しいのですが、時間はあっという間に過ぎてしまいますし、何よりも混雑が年々激しくなってきています。
そこで、私なりの攻略方法をご紹介しておければと思います。
- 土曜日よりも日曜日がおススメ(混雑がひどくない)
- 前売り券は必ず買おう(できればチケットJCBがお得)
- 行く場所はしっかり決めておこう(「フラっと行く」と決めるのもあり)
- 海外旅行を予定している場合、決断する勇気を!
- スマホの予備バッテリーを持って行こう!
1と2はセットで説明しますが、まず私のようなマニアは土曜日に必ず乗り込みますので、日曜のほうがすいています。それでもって、チケットは事前に入手しておきましょう。当日だとしても、事前にネットで購入することは可能です(料金は当日料金ですが)
3つ目ですが、どうしてもゾーンが広いので、見たい場所がはっきりと決まっている場合は、行く場所はしっかり決めておくことをおススメします…。と書いたのですが、プラっと海外ブースを覗いて、そこに「行ってみたい」と思って調べて、実際に行ってしまうのもツーリズムEXPOジャパンの醍醐味でもあるので、そこは考え方次第ですかね…。
4つ目なんですが、昨年度でいうとHIS、シンガポール航空などのブースで、ツーリズムEXPOジャパン限定のセールを行っていました。HISはハワイ、シンガポール航空についてはビジネスクラスのセールをやっていましたね。なので、旅行先を考えている人であれば、思い切って購入する度胸ももってきてください(笑)
最後ですが、私のようにツイッターに開場の状況をアップしたりしていると尚更なのですが、スマホのバッテリーはあるなら持っていったほうがいいです。
なにかと、LINEでお友達に追加することが抽選参加の条件だ、撮った写真にハッシュタグをつけてSNSに上げるとプレゼントだと言う風に、スマホを使う機会が多く、どんどん電池を食って行きます。オーストリア航空のクイズ大会もスマホを使いましたね。
さらに、そこにSNSで「いいね」がついて通知が来たりすると更に電池を食う…という悪循環ですね。なので対策をしっかりしていきましょう。
まとめ:ツーリズムEXPOジャパンの前売券発売開始
ツーリズムEXPOジャパンの2019年開催が決定し、既に前売りチケットも発売しています。2014年から参加していますが、毎年様々な展示があり、飽きることがありません。体力がついていかない部分もありますが…(苦笑
今年は大阪開催となっておりますので、ぜひ関西圏の方は参加してみてはいかがでしょうか?私も東京から時間が許せば参戦できればと思っております。
参考記事:2016年~2018年の体験記はこちら
【私はマイルをためてさまざまな場所へ旅行をしています】