ちょっとしたコツをつかんで海外特典航空券を発券しよう。ハイシーズンの発券で行った工夫を紹介。

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2023年になり、ここ3年に比べて格段に海外旅行がしやすくなった今日この頃、みなさんいろいろと海外の特典航空券を検索していると思います。

だがしかし、まだコロナ前ほど便が戻っていない上、マイルがたまっている人が多いせいか、なかなか希望の特典航空券が取れないことが多かったりします。

ANAマイルを使って特典航空券を検索する際は、少し工夫をすることにより、希望の便とまではいかなくても、ベターな航空券を発券することができたりします。そこで、私も実践している、知ってたらもしかしたら希望のルートにつなげられるかも?というような方法をちょっと紹介できればと思います。(割と初心者向け内容なので、上級者の方はご容赦ください)

ANAマイル特典航空券のルールのおさらい

ANAマイルで国際線の特典航空券を発券する場合、以下の2つの方法があります。

  • ANA国際線特典航空券(ANAのみで構成される特典航空券)
  • 提携航空会社特典航空券(ANA以外の航空会社が1区間でも入る航空券)

まあ簡単にいうと、往復ANAにしているやつがANA国際線特典航空券、ANA以外の航空会社を1つでも使う航空券が提携航空会社特典航空券です。

ANA国際線特典航空券については、キャンセル待ちができるというメリットがあるものの、ANAしか利用できないため、特典枠が割とすぐ埋まってしまうというデメリットがあります。やっぱりANA便は人気がありますね。

そこでうまく利用するのが提携航空会社特典航空券です。提携航空会社のうち、スターアライアンスに加盟している航空会社であれば、複数の航空会社を組み合わせて航空券をセットすることが可能です(以後、本記事では便宜上「スターアライアンス特典航空券」と呼びます。)

例えば東京からANAが就航していない都市に行く場合は、経由地までANAでとんだとしてもそこから先は提携の航空会社を利用することになりますし、またANAでは直行便がない場合でも他の航空会社で直行便があれば、それを利用することも可能です。

ただ、こちらはキャンセル待ちができないのがデメリットです。空席のあるところしか予約できません。

注意
提携航空会社には、ベトナム航空やガルーダインドネシア航空等、スターアライアンス非加盟の航空会社もあり、これらを利用する場合は往復とも同一の会社でしか発券することができません。

スターアライアンス特典航空券のルール

スターアライアンス特典航空券の場合、途中、往復それぞれで国内で2回、国外で2回のトランジット(24時間以内の乗り継ぎ目的滞在)が認められています。

世界は広いので、出発地から2回くらい乗り換えをしないとたどり着けないところも多いからです。(逆に言えば、2回乗り継げばかなりの場所に行けるということでもあります。)

また、地方在住の方が東京や大阪といった国際線が豊富な都市にでるために、国内でも2回の乗り継ぎが認められています。

さらに、そのうち1回については、24時間を超えた乗り継ぎ、ストップオーバーも認められているところです。

【航空券の詳しいルールについて知りたい方はこちらの記事を読んでみてください】

国際線航空券で出てくる用語「ストップオーバー」「トランジット」「オープンジョー」を理解して旅行を楽しもう!

2023-02-12

ハイシーズンは近隣諸国経由での出国がおススメ

ANAマイルを使ってスターアライアンス特典航空券で海外旅行を計画する際、特にハイシーズンだと、行きたい都市に行くにも、直行便は軒並み空席なしとなっている場合があります(特にビジネスクラス以上)。

そんな時にためしてほしいのが、他の国の都市に一度でてから、その国の航空会社を利用して、目的地に行くという方法があると思います。とりあえず、「日本を脱出したらどうにかなるんじゃない?」という考えです。

さらに、その海外都市に出るにあたっても、東京からだと空席がなかったりするので、地方都市から出国するという方法も試すと、航空券が見つかるかもしれません。以下、その一例を紹介できればと思います。

エバー航空を活用して台北へ

まずは台北に脱出してエバー航空を利用するという方法ですエバー航空は東京・大阪・名古屋のほか、福岡や札幌、沖縄や小松、秋には熊本にも就航予定があります。このように多くの地方都市との便があります。

そんな中エバー航空で比較的穴場かなと思うのが、那覇と小松かなと思います。特に私は最近まで小松にエバーが就航していることを知りませんでした。

これは私のリアル発券チケットですが、年末に東京から東南アジアに向かうにあたり、小松から台北、香港と乗り継いでいく予定としています。まあ台北桃園の夜をどうするかという問題はありますが…。

台北からはエバー航空が世界各地に就航していますし、今回私は香港に出てからシンガポール航空のビジネスクラスを利用してみることにしました。

小松までは東京の方であれば飛行機でも新幹線でもいいと思います。国内線の乗り継ぎも2回までOKということで、これは本来地方の方が東京に来るのを想定しているものですが、逆に地方に出てしまい、地方から外国への穴場の便を利用する際にも使えたりします。

また、来年の春には、北陸新幹線の金沢=敦賀開業も開業し、途中、小松にも駅ができますので新幹線利用もありだと思います(小松駅から小松空港まではバスで15分ほどです)。

注意点は、エバー航空の場合、2区間以上搭乗する場合、搭乗クラスを合わせないと特典航空券が発券できません。具体的には、日本=台北がエコノミークラスなら台北=目的地もエコノミークラスである必要がありますし、日本=台北がビジネスクラスの場合、台北=目的地はビジネスクラスにしないと、最後にはねられます。

最後にこの恐怖の画面がでてきますね…。

この後紹介するアシアナとか、タイ国際航空などは、クラスが混じっても高いほうで必要マイル数を計算すれば混在OKなのですが、エバーはNGなので気を付けて下さい。(ターキッシュも確かダメだったと教えてもらいました。)

issy
上のルートで私が台湾から一度香港に出るのも、台北からシンガポールまで、エコノミークラスしか空きがなかったためです。

アシアナ航空を使用してソウルへ

もう一つ利用できるのが、アシアナ航空でソウルに出てしまうという方法です。アシアナだと福岡や関西から仁川に向かう便があり、この便が比較的空席が多いような気がします。エバーほどマイナーな空港には就航しておらず(韓国はLCCが多いので)、仙台や那覇には就航があるものの、これより規模の小さい空港には就航していません。

特に短距離ということでエコノミークラスが中心に埋まりますので、意外とビジネスクラスに空きがでていたりします。なので、ソウルまでビジネスクラスで出たのち、ソウルから各地にビジネスクラスの長距離フライトを考えてもいいのかなと思います。

あと地味に成田から仁川まではエアバス380が投入されたりしており、座席供給数に余裕があることから、こちらを狙うという方法もあります(ハイシーズン以外は割と空席でます)。

ソウルからの行先は割と豊富で、欧州だと主要3都市のほかローマやバルセロナ、中央アジアだとコアなファンの多いウズベキスタンのタシケントなんて路線を有していたりします。もちろんアジアは一通りの都市を網羅しており、ダナンやセブなど、日本からANAマイル利用では行きにくい都市はソウル乗り継ぎがベターだったりもします。

検索方法は必ず「複数都市・クラス混在」で

このように、国内地方都市、近隣国首都と少しずつ刻むことによって、ハイシーズンにおいても特典航空券を利用できる可能性が広がるのですが、具体的にどのように検索していけばいいのでしょうか。

例えば、私の例で「東京からどこかを経由してとりあえず台北にでよう」と思ったとき、「東京→台北」で検索をかけても、正直空席はでてきません。

検索はそこまで賢くないので、ここはめんどくさくても、いちいち「地方都市⇒台北」で検索をかけ、空席をみつけたら、「台北⇒目的地」を検索し、最後に必要に応じて一度最初の検索画面に戻り、その前に「東京⇒地方都市」の乗り継ぎを入れて、ルートを紡いでいきましょう

注意
1区間だと検索が発動しないので、2区間以上いれてから検索してください

また、こいつで計算するとたまに最低乗り継ぎ時間未満のものが便に表示されたりしますので、それを選んでしまうと最後の最後で発券できなくなってしまいます。一方24時間以上の乗り継ぎは1回までですので、その匙加減も必要です。当日で検索するか、翌日で検索するか、等も考えるわけです。

正直骨の折れる作業だと思いますが、少しでも空席がでる可能性をあげるためには、ここまでやっていく必要があります。

issy
検索していたら深夜4時だった、とかはよくある話です。なるべく早い時間から検索始めることをおススメします笑

まとめ

繁忙期に国際線特典航空券をとるための一つのコツというかテクニックについて書いてみました。

トランジットをうまく利用し、東京や大阪以外の都市から台北やソウルに向かい、そこから世界に羽ばたくという方法です。これによって、東京からうまく目的地に出国できなくても、出国できるかもしれません。うまく短距離国際線を利用して、乗り継ぎの時間次第ではストップオーバーをつけて台北やソウル観光も楽しみながら、海外旅行を楽しむのはいかがでしょうか?

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