多摩動物公園は本格的な動物園で日帰り散歩にベスト【ちょっと穴場な東京おススメ日帰り旅シリーズ】

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当ブログ「旅とマイルとコーヒーと」の新シリーズとして、東京日帰り旅のオススメ場所などについて、少しマイナーな場所を中心にお伝えできればという企画を始めてみたいと思います。

その名も「ちょっと穴場な東京日帰り旅シリーズ」とでも名付け、あくまで穴場的ば場所、メジャーな場所を取り上げる場合でも、少し違った視点から不定期に紹介できればと思います。

issy
おい、ネーミングセンス皆無だぞ…。そして不定期って…。

その記念すべき第一回は、東京都の多摩地方にある多摩動物公園。

私も近隣の大学に4年間通っていたこともあり、このあたりはなじみが深いエリアでもあります。

この多摩動物公園に、最近も子連れで行ってきたのですが、やはりここオススメですよ。子連れでもいいし、デートにも意外とおススメできる場所なので、ちょっと皆さんに紹介しようと思います。

多摩動物公園って?

多摩動物公園は、東京都の日野市にある都立の動物園です。

もともと東京には上野動物園がありますが、戦後に上野動物園が混雑したことに伴い、「第2の上野動物園」構想がもちあがり、1958年に造られました。今年で開園61年にもなる、歴史もある動物園なんですね。

多摩動物公園は、柵がないことを観覧の基本とした日本初の動物園であり、広さは上野動物園の約3倍となる50ヘクタールと、とにかく広いのです。

多摩動物公園の入園料金

多摩動物公園の入園料金は以下の通りです。

  • 大人:600円
  • 65歳以上:300円
  • 中学生(都外在住):200円

なお、小学生以下および都内在住の中学生の入園料は無料です。

入園料は上野動物園と同額ですね。都営ということで、600円という気軽な料金で動物園を楽しむことができます。

このほか、5月4日、5日と都民の日である6月1日は入場料が無料になります(2019年現在)

補足
そのほか、大人と65歳以上には年間パスポートがあり、値段はそれぞれ2,400円、1,200円となっています。年4回以上行かれる場合であれば、購入する価値があります。

多摩動物公園の開園時間

多摩動物公園の開園時間は、930分~17となっています。また、水曜日が休園(祝日にあたるなど、一部日程は開園)となります。

入園および入園券・年間パスポートの販売は16時までなので、16時までに行けば入園することが可能です。

ただし、動物の健康管理上、16時をすぎると見られなくなる動物がいるそうです。そのため、早めの時間に楽しむのがよいと思います。

多摩動物公園に行く際に準備すべきもの

多摩動物公園にお出かけの際に特に準備すべきものはこんなところでしょうか。

  • (夏場以外は)一枚羽織るもの
  • スニーカー
  • お弁当
  • (子連れの場合)ベビーカー

上の二つはネタではないんですが、多摩動物公園はれっきとした山の方にあります。

これは動物園の中でも標高の高いエリアから撮った写真です。多摩動物公園はこんな感じで非常に自然に囲まれており、アップダウンもかなりあるため、歩きやすい靴で行くことを激しく推奨します。ヒールは絶対やめたほうがいい。

あと、東京都心より日中以外は2-3度低いと思ってください。

issy
近くの大学に通っていましたが、冬場、自宅近辺は雨なのに「雪合戦するから集合」なんてメールが飛んできたりする場所です。はい。

また、園内にはレストランはありますが、動物園近辺に飲食店があまりありません。そのため、お弁当を用意して持って行くのをおススメします。特に天気がよければ、ピクニックがてらになりますしね。

あと、ベビーカーはレンタルがありますが500円かかります。たぶん子供は疲れますので、乗る年齢であれぼ持っていくのが無難です。

多摩動物公園へのアクセス

多摩動物公園の最寄駅は、京王線と多摩モノレールの多摩動物公園駅になります。

都心方面からですと、新宿駅から京王線の特急か準特急に乗って高幡不動駅に向かい、ここで京王動物園線に乗り換えます。

注意
新宿から乗る場合、「橋本」行きは高幡不動に行きませんので、「京王八王子」行きか「高尾山口」行きに乗ってください。

高幡不動から乗る動物園線は20分に1本の運行、大多数が4両の車両で、京王れーるランドや多摩動物公園のラッピングが施されている車両で運転されています。

高幡不動から多摩動物公園までは所用時間3分程度の短い距離です。線路は単線で、ダラダラと坂を登りながら向かいます。どんどん自然が豊かになっていきます。

終点の多摩動物公園駅の改札を出れば、正面に動物園があります。迷うことなし!そして空が広いですね!

ちなみに多摩モノレールの多摩動物公園駅もすぐ近くにあります。多摩モノレールは中央線の立川駅や、小田急・京王の多摩センター駅を通っているので、これらからも1本で来ることが可能です。

多摩動物公園の内部を紹介

入場したらまずは園内マップを入手しましょう。園内マップはこちらからもダウンロードできます(PDF形式)。

それでは園内を紹介したいと思います!

と、その前に。(ガールズコレクションは始まりませんw)

多摩動物公園は先ほども少し触れましたが、広い上に起伏が激しいんですね。ほとんど山ですから。

そんな動物園内は、シャトルバスが走っています。

入口近くから出発し、奥のオランウータンエリアなどをバスが走っているんですね。動物園の奥の方が標高が高いので、まずはバスで奥の方まで進んでから、山を坂を下るように回ることをオススメします。

園内は4つの入り口にほど近いところに「昆虫園」、馴染みのある動物たちのいる「アジア園」、珍しい動物も多い「オーストラリア園」、子どもも大好きな動物がたくさんいる「アフリカ園」の4つのエリアから構成されています。今回は昆虫園以外の3つを回ってきましたので、ご紹介します。

アジア園

今回は無謀にもシャトルバスを使わず、入園したら正面にある坂をガンガン登って行きました。

まずは園内中央部にあるアジア園を散策します。サルや馬などのなじみのある動物のほか、イノシシなどの動物がいるゾーンです。

アジア園で子供が特に食いついたのが、坂の途中にいるヤギさんです。ヤギはけっこうたくさんいましたね。

じっくりとみたあと、「バイバーイ、またねー!」って子供は言い残して去って行きました。実際にぐるっと回ってすぐに戻ってきたんですけどね(笑)

坂の途中にはどんぐり広場という、15分間ほど、モルモットとふれあえるイベントを行う広場があります。

このイベントは1日2回開催され、事前に整理券を入手した人のみが参加できます。間近で動物をみれる体験ができるので、非常に人気のようですね。

私はこの日は11時前に来ましたが、すでに整理券の配布は午後の回も終了していました…。なので希望する人は、お休みの日であれば10時くらいまでに行った方がよさそうですね。

続いて訪れたのがみんな大好きトラさん。近くで見えるのですが、狭いところをグルグルとひたすら回っていました。多摩動物公園は柵があまりないのですが、この距離でトラをみれる代わりにさすがにここに柵があります。

狭いところを素早く動くトラは撮影が難しいですね…。

トラの隣にはサルがいましたが、子供は全く興味を示さずすたすたと走って行ってしまったので次へ(笑)

アジア園、そして個人的には多摩動物公園全体の見どころともいえるのが、オランウータンのスカイウォークです。

ボルネオオランウータンの生態を実現するために、高い場所にロープを渡してある施設です。まるで電線を渡っているように見えますよね?

11:30にスカイウォークの扉は開放され、オランウータンたちはロープで森の方へと出てきます。なので、11:30頃にこちらに来るのがおススメです。というか絶対みておいたほうがいいです。

ただ、完全にオランウータンの気分次第な面もあります。今回は頑張ってくれましたので、とても楽しむことができました。

そして我が息子もオランウータンに触発されたのか、すぐ横でロッククライミングを始めようとしました(笑)

オーストラリア園

アジア園をあとにして、続いてオーストラリア園に向かいます。

オーストラリア園の目玉は、コアラとタスマニアデビルです。そう、タスマニアデビルなんですが…写真がない!

issy
子連れでベビーカーを運びながら子供をおろすと写真とる余裕があまりないんですよね…

タスマニアデビルは絶滅危惧種の肉食性有袋類で、アジアで唯一、多摩動物公園で展示されています。

もう一つのオーストラリア園の目玉はコアラ。ここはベビーカーは使えないので、おろして中に入りましょう。

コアラの前には、モモンガなどの夜行性の動物が展示されています。

奥に進んで満を持してコアラとの対面…。と行きたいところですが、私が訪れたときはコアラは寝ていたんですよね。

一瞬ピクッと動いて「あ、起きるかな?」と思ったりもするんですが、なかなか起きてくれなくて残念でした。このリベンジはしなくてはなりません。

コアラみたければやはりオーストラリアに行くしかないのか…。よし発券するか(違う)

オーストラリア園にはそのほかにもカンガルーやトナカイなどがいます。特にカンガルーの広場はけっこう広く、また頭数も多く、近くでみることができました。

アフリカ園

アフリカ園は2019年現在、一部工事をしており、特にメインとなるライオンバスは2020年リューアル予定です。

それでもライオン、キリン、シマウマ、アフリカゾウ、チンパンジーなど、大人も子供も大好きで誰しもが知っている動物たちを見ることができます。

現在のアフリカ園のメインはキリン園でしょうか。ここもけっこう広くて、のっしのっしと食事をしているキリンを間近にみることができます。けっこう距離が近いのは嬉しいですね。

ちなみにうちの息子はここで最後に「キリン!」と発して疲れたのか眠りにつきました(笑)

子供も寝たのでサクサク進みます。

ペリカンがキリンのすぐ横にいます。

アフリカゾウさんです。

展望台からもみることができますが、ベビーカーで寝ている子供がいるので今回はパスしました。ちょっとルートからだと遠いかな。なかなかこっちにきてくれませんでした。

最後はライオンです。ライオンバスが工事中ということもあり、ライオンは橋の中からかなり離れたところから見下ろす形でみることになります。

2頭いましたが一頭はど真ん中で堂々と寝ていました。この日も25度くらいありましたが、暑くないのだろうか…。

多摩動物公園内の飲食事情について

多摩動物公園に日帰り散歩で気になるのが飲食事情ではないでしょうか?

最寄駅の多摩動物公園駅周辺に飲食店はほぼないため(多少はありますが)、食事はお弁当を持ってくるか、園内のレストランを使うか、入園の前後で近くの都市(多摩センター、高幡不動など)で食事をするかになります。

issy
本当にコンビニしかないんで気をつけてください…。

多摩動物公園の内部には、持ち込んだものを食べたりするスペースや、軽食の販売も何箇所かであります。

入口近くにあるZoo Cafeです、無料休憩所も中にあるので、暑いときや寒い時は中で休憩することもできますし、天気がいい時には外にベンチがあり、こちらで食事をすることも可能です。

Zoocafeで扱っているメニューはサンドイッチなどの軽食が中心です。そのほかソフトクリームも売っています。今回私たちはソフトクリームを購入しました。

なお、園内の売店ではクレジットカードも使うことができました。だいぶ公営の施設でもクレジットカードが使えるようになってきました。これは有難いですね。

コアラ園の下にも軽食の販売と室内の休憩所があります。こちらの方がちょっと古い建物になります。

こちらでは麺類などともに、なんと生ビールまで売っていますので(550円)気持ちいい空の下ビールを楽しむこともできます(笑)

私たちはコアラ園の下にある右側のフリースペースで、最寄駅のパン屋さんで買ってきたパンを食べました。(ビールは自粛しました)

やはり天気のよいときは屋外で食事したいですよね!

動物園とセットで楽しめる場所

動物園の滞在時間って、平均で1.5~2時間と言われますが、たぶん多摩動物公園ではランチもすれば3時間くらいいることになると思います。なんせ休みながらじゃないと高低差があるのでしんどいです(笑)

さて、我が家のように小さい子どもを連れてのお散歩なら一通り回れば子供も疲れますのでこれで帰ればいいんでしょうが、それなりの大きさのお子さんになった場合やデートとなると話は別。なんか考えないといけないですよね。

確かに電車で40分もあれば新宿に戻ればいいのですが、個人的にはせっかくなので多摩を楽しんでもらいたいです。

立川にモノレールで出れますが、今回は敢えて立川以外のこのエリアで楽しめる場所をいくつか紹介したいと思います。

子供連れなら京王れーるランド

まぁ子供連れならここが鉄板でしょう。多摩動物公園駅の横に隣接していますので、動物園の帰りに立ち寄るには最適です。

補足
行きに多摩動物公園駅に降り立った際、お子様がれーるランドに行きたがるかもしれませんが、オランウータンのスカイウォークの時間などを考えると、個人的には帰りをおススメします。

京王れーるランドは、京王電鉄のミュージアムパーク的なものです。1階はバスや鉄道が展示されていたり、ジオラマがあって見ること、体験することを主眼としたエリア、2階はプラレールやアスれーるチックで遊ぶキッズフロアになっています。

また、屋外には車両展示場を設け、往年の車両が展示されているほか、展示車両の外側ではミニ電車を運行しています。

私も以前行ったのですが、電車が好きなお子さんがいるならとても喜ぶと思います。入場料も300円とお手頃の価格になっています。

京王れーるランドの詳細はこちら(公式ホームページ)

お買い物好きなら三井アウトレットパーク南大沢

お子様連れ以外でセットで楽しめるところの一つが、おとなり八王子市の南大沢にある三井アウトレットパーク南大沢です。

私も大学時代から愛用し、そして今でも南大沢のアウトレットパークを利用します。

アウトレットというと郊外の広い場所に車でいくイメージが強いと思いますが、このアウトレットは珍しく駅からほぼ直結で、さらに御殿場や木更津などの超巨大なアウトレットと違い、あまり広くないということでコンパクトに回れるというメリットがあります。

私のように歳をとってくると広すぎるアウトレットは疲れてしまうのですが、南大沢のアウトレットくらいであれば、疲れずに一周できる規模だと思います。

そのほか、南大沢駅には駅のすぐ横にTOHOシネマズの映画館もあるので、映画を楽しむことも可能です。

さらに「東京ミートレア」という、お肉料理のお店が集まる飲食エリアも駅前のフレンテにありますので、食事も楽しむことが可能です。

多摩動物公園から南大沢に向かうには、多摩田舎都市モノレールに乗って多摩センターに向かいます。モノレールという珍しい乗り物にのって、多摩の自然を空から楽しむことが可能です。

多摩センターからは京王相模原線で2駅5分の場所にあります。帰りも南大沢からは新宿まで京王線で1本で帰ることが可能です。

まとめ

今回は東京郊外にある多摩動物公園について紹介してきました。

東京で動物園といえば上野動物園を思い浮かべる方も多いですが、多摩動物公園は上野動物園の3倍の広さがあり、正直上野動物園よりも入園客が少ないと思うので、ゆったりと動物をみることが可能です。

ちょっと不便な場所でもありますが、新宿から40分もあれば来れる場所でもありますので、一度ぜひピクニックがてら、多摩動物公園にお越しください!

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