SPGアメックスの2年目以降の更新時にもらうことができる無料宿泊特典。年会費が3万円以上するSPGアメックスの年会費を少しでも取り戻すために、有効に使いたいところです。
2020年は当初シンガポールのWホテルで利用する予定でしたが、残念ながらコロナの影響でキャンセルし、最終的にメズム東京で利用しました。
2021年もコロナの影響で海外旅行は絶望的ですから、無料宿泊券の利用先は国内で検討するのがよいと思います。
そこで、2021年に無料宿泊特典を使うにあたり、おススメのホテルを紹介します。
目次
SPGアメックスの年会費更新時にもらえる無料宿泊特典
SPGアメックスを継続して保有し、2年目以降の年会費を支払うと、その度にマリオットグループで使える無料宿泊特典が貰えます。
入会初年度は無料宿泊券をもらうことができません。2年目の更新からということにご注意ください(とはいえ、初年度は入会キャンペーンで39,000ポイントをもらうことが可能です)
この無料宿泊券を使うと、ポイント宿泊に必要なBONBOYポイントが50,000ポイント以下のホテルに泊まることができます。
一応、ポイント宿泊で予約することができるのは一番安いスタンダードルームになるのですが、マリオットのステータスパワーで、もしかしたらアップグレードなどもあるかもしれません。
無料宿泊券で宿泊ができるホテル
マリオットのホテルは高級度などに応じてカテゴリーが1から8まで各ホテルに設定されており、カテゴリーごとに、無料宿泊に必要なポイント数が定められています。
現在、各ランクに必要な無料宿泊ポイント数は以下のとおりとなります。
カテゴリー | スタンダード | オフピーク | ピーク |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
ということで、マリオットの50,000ポイントで泊まることができるホテルのカテゴリーは以下のとおりです。
- レギュラーシーズンの場合:カテゴリー6まで
- ピークシーズンの場合:カテゴリー5まで
- オフピークシーズンの場合:カテゴリー7まで
マリオットホテルの場合、同じカテゴリーのホテルでも、シーズン(繁忙期・通常期・閑散期)によって、必要なポイント数が変わってきます。
レギュラーシーズンであれば、カテゴリー6のホテルが50,000ポイントで宿泊できますので、この無料宿泊券は、カテゴリー6までのホテルで利用できます。一方、ピークシーズンの場合、カテゴリー6のホテルに宿泊するのに必要なマリオットのポイントは60,000ポイントなので、この無料宿泊券を利用できないんですね。
一方、オフシーズンであれば、カテゴリー7のホテルは通常60,000ポイント必要なところ、50.000ポイントで宿泊することができるので、カテゴリー7のホテルでもこの無料宿泊券を利用することが可能です。
マリオットのホテルカテゴリーは、毎年2月に変更されますのでご注意ください。例えば2021年はメズム東京がカテゴリー6から7に上昇しました…
無料宿泊の利用条件
さらに、この宿泊券のすごいところは、最も安い部屋という条件はあるものの、空室さえあれば正月、お盆、クリスマスなどで値段が高騰していたとしても予約が可能なのです。
ということは、混んでホテルが高いシーズンで使うことにより、威力は発揮します。ただ、混みすぎると空室がないので使えませんがね(笑)
また、無料宿泊特典のメリットは前日までキャンセルが無料であること。なので、「あ、ここいいな」と思ったら、とりあえず押さえてしまうということも可能です。
無料宿泊特典利用におススメの国内ホテルを紹介
もちろん、狙いはカテゴリーの高いホテルです。ホテルのランクで旅行先を決めるのは本末転倒ですが、可能であればカテゴリー6以上のホテルで使うのがお得であると思います。
マリオットのカテゴリー6以上に属するホテルは、1泊3万円台のホテルも多いので、場合によっては無料宿泊のポイントだけで年会費をペイできる可能性があります。
ちなみに、オフピークシーズンであればカテゴリー7のホテルも使うことが可能です。カテゴリー7ともなると、あのリッツ・カールトンのような超高級ホテルも含まれてきますので、利用価値が高いと思います(オフシーズンなので、ホテルの値段そのものが下がっているシーズンでもありますが…)
日本のホテルでカテゴリー6と7に属するホテルは以下のとおりです。
- ウェスティン ルスツリゾート
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ルネッサンス・オキナワ・リゾート
- セントレジス大阪
- シェラトン・グランデ・東京ベイ
- ウェスティン東京
- シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
- ザ・リッツ・カールトン日光
- メズム東京オートグラフコレクション
- HOTEL THE MITSUI KYOTO
- ザ・プリンス さくらタワー東京 オートグラフコレクション
- 大阪マリオット都ホテル
- ウェスティン大阪
- シェラトングランドホテル広島
- シェラトン北海道キロロリゾート
- コートヤード東京ステーション
- 軽井沢マリオット
- キロロトリビュートフォリオホテル
- ウェスティンホテル京都
- JWマリオット奈良
- ザ・プリンスギャラリー京都蛍ケ池
ちなみに、最高峰のカテゴリー8には、「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクションホテル」や「ザ・リッツ・カールトン東京」などの超高級ホテルが含まれます。さすがにこのクラスに無料宿泊券を使うことはできません…。
沖縄マリオット(カテゴリー6)
沖縄のマリオット系列のホテルは、リッツ・カールトンがカテゴリー8、シェラトンサンマリーナとルネッサンス・オキナワ・リゾートがカテゴリー7に設定されており、カテゴリー6は沖縄マリオットだけになってしまいました。
沖縄のリゾートホテルに泊まるなら海に入れる季節に行きたいところですが、さすがに夏の沖縄は平日でもオフピークに設定されることはないので、シェラトンやルネッサンスで無料宿泊特典を利用することができません。
ただ、マリオットならばカテゴリー6なのでピーク以外であれば利用できます。そして、スタンダード設定の日が多いため、多くの日で無料宿泊特典を利用することができそうです。
2021年の場合、さすがに8月はすべてハイシーズンの60,000ポイントとなっていたため利用できませんが、9月になれば週末だろうと連休だろうと50,000ポイント、つまり無料宿泊特典を利用することができます。
沖縄のマリオットはシェラトンやルネッサンスと違って海に直結していない部分はありますが、ビーチまでバスで送迎してくれますし、プールが充実していそうなので、まぁそれでいいかなぁと思っています。
HOTEL THE MITUSI KYOTO(カテゴリー7)
ここはもう鉄板の人気ホテルです。
2020年に開業した、京都二条城近くにあるHOTEL THE MITUSI KYOTOラグジュアリーコレクションは、非常に高級なホテルである中、カテゴリーが7に据え置かれたため、今が宿泊のチャンスだと思います。おそらく、2022年にはカテゴリー8にあがってしまうでしょう…。門構えから立派ですよね…。
ポイント泊で利用できるお部屋もこのように豪華で、最低43平方メートルある広々とした部屋になっています。
こちらは先ほど紹介したマリオットとは異なり、カテゴリー7なので、オフピークでないと使えないのですが、現在、9月にちょこちょことオフピークの50,000ポイントが設定されています。こちら利用してみてはどうかなと思います。
一時期の高騰からは落ち着いてきましたが、いまだに宿泊料金は1泊6万円程度するホテルです。年会費34,100円からすれば、十分に元が取れるホテルといえるでしょう。
ちなみに関西のカテゴリー7には、このほかにリッツカールトン大阪やセントレジス大阪もあります。これらのホテルも、ちょこちょことオフピークの設定ありましたので、確認してみてもいいと思います!
大阪都マリオットホテル
関西でもう1件おススメしたいのが、日本一高いビル、あべのハルカスの中にある大阪都マリオットホテルです。
私まだここも滞在できていないのですが、みなさん口を揃えて褒めるホテルの一つとなっています。やはり質が高いんでしょうね。お部屋、ラウンジ、どれをとってもなかなかよさげな感じなので、早く私も泊まってみたいです。
こちらはカテゴリー6なので、先ほど紹介したMITSUIに比べて日程も選びやすいです。スタンダードでも宿泊できるのは大きいです。
意外と?大阪都マリオットってホテル価格が高くて3万円くらいしますから、利用価値も比較的大きいと思います。土日だと1泊4万円以上しますので、SPGアメックスの無料宿泊としての利用価値は高そうです。
同じ大阪のカテゴリー6のホテルでは、2021年に新規開業したW大阪もありますが、従来の日本のホテルにはないようなイケイケの雰囲気を楽しみたい人には向いているホテルである一方、家族連れとか、落ち着いたホテルを求める人にはちょっと向かないホテルだと思います。
東京のホテルにおススメはないのか?
東京のホテルの紹介がないじゃん!と言われてしまいますが、なんかおススメする気になれないんですよね。
東京にあるマリオット系列ホテルで、オフピークなら利用できるカテゴリー7はウェスティン東京と舞浜のシェラトン、そしてメズム東京があります。
ウェスティン東京がそこまで「わくわくするホテル」かと言われると、クラシックすぎてしまうのもありますし、舞浜のシェラトンは平日にオフピーク設定で50,000ポイントの日がありますが、そういった日はだいたい宿泊料金が1万円台なので、あえて無料宿泊券を使うのは、ちょっともったいなく感じます。
そしてメズム東京はプラチナ会員でもラウンジが使えなくなったため、去年のように誰に対しても推せるホテルではなくなっちゃいました。それでも高級感はありワクワクするホテルではありますので、むしろプラチナ会員ではなくラウンジなどのアクセスがもともとない(期待していない)ゴールド会員の方には、メズム東京は無料宿泊としてのホテルになるのかなぁと思います。
東京エリアのカテゴリー6になると、東京駅横のコートヤード、プリンスさくらタワー、品川マリオットの3つですが、ここもポイントで泊まるとなると、うーんといった感じになってしまいます。
東京のマリオットって、カテゴリー8のホテルを除くと、なんかわくわくするようなホテルがないんですよね…。
まとめ
2021年のSPGアメックス無料宿泊特典の使い道について少し検討してみました。
海外で利用できないのであれば、やはり沖縄で使いたいところ。マリオットホテルであれば、9月以降であれば50,000ポイントになっている日も多いので、使いやすいかなぁと思います。9月なら沖縄でも十分海に入れますし、そもそも沖縄マリオットは海よりもプールを楽しむホテルだと思いますし…。
関西であれば、やはりHOTEL THE MITSUI KYOTOにまだ泊ってない方はぜひ泊まってみてはどうでしょう。私はコロナで予約をキャンセルしてしまって、まだ泊れていないんですよね。近々行きたいです。もう一つ、話題の新規ホテルであるW大阪は、趣味の世界ですね…。W自体が人を選ぶホテルなので…。
ちなみに私ですが、紹介しませんでしたがリッツカールトン日光にしました。紹介しなかったのは、現時点で年内50,000ポイントで泊まれる日が少なすぎて…。こういうのってめぐり合わせですよね。
今年は国内旅行を楽しむ年と割り切って、新しい生活様式を意識しつつ、SPGアメックスの無料宿泊特典もうまく利用して、楽しい国内旅行をぜひ計画してみてください。