昨日、2019年9月30日にポイントサイトを中心に考えている陸マイラーを襲撃した「ソラチカルート実質終了のおしらせ」。
LINEポイントからメトロポイントへの交換が2019年12月27日で終了となり、メトロポイントを確保する有効な手段がなくなることになりました。
これらはいつか訪れることが想定はされていましたが、非常に残念です。そこで、今後の陸マイラー活動について、私見も交えながらですが少しきれいにまとめてみたいと思います。
目次
LINEポイントからメトロポイントへの交換が終了
2019年9月30日、LINEから一つのメッセージが。
LINEポイントからメトロポイントへの交換が、2019年12月27日をもって終了となることが発表されました。
これはANA陸マイラーにとって非常に厳しいと言わざるを得ないことですね。
メトロポイントからANAマイルへは破格の0.9倍のポイント計算となっていましたが、メトロポイントへ唯一マトモなレートで交換できるポイントであるLINEポイントからの交換を塞がれるともなると、実質的にはソラチカルートの終焉ともいえるでしょう。
もともと、2018年の1月に告知され、3月末をもって各種ポイントサイトからメトロポイントへの交換が終了した際、LINEポイント経由の交換ルートだけがなぜか残っていたので、いつかはこの日が来ることは予想されてはしました。
そのためか、Twitter界隈も比較的冷静な反応が多いですね。ポイントサイト経由からのメトロポイント交換停止の発表直後は、陸マイラーやめるって言っている人も一定数いたような記憶がありますが、今回はあまりそういう感じにはなっていないような気がします。
今回はLINE側の事情?
今回のLINEによるソラチカルートの封鎖ですが、どうも、ANAや東京メトロの事情というよりも、LINE側の事情ではないかなと推察される部分があります。
というのも、LINEが今回、メトロポイントだけでなく、dポイントやnanaco、Amazonギフトなどへの交換も停止しました。ここまでならわかるのですが、なんとLINE Payへの交換まで停止することにしています。
今後、コード決済でPayPayとガチンコで覇権争いの勝負していかなくてはいけない中で、LINEポイントのLINE Payへの交換まで停止するということは、よほどLINEとしては、LINEポイントはLINEのサービスの中で消化してほしい、という意図がみてとれます。
今回の改定が、ドットマネーやPeXの交換停止のようにメトロポイントへの交換停止だけならANAやメトロの背後を感じますが、LINEの閉じ方はちょっと違うように感じます。
今回、ソラチカルートの封鎖ということになり、続いてTOKYUルートやnimocaルートも終わる!と煽る方もいるかもしれませんが、どちらかというとLINE側の事情による側面が大きいことを考えると、しばらくTOKYUルートなどは生き残る可能性が大きいと思います(2021年の国際会計基準導入でマイル処理が厄介になることを考えると、いつかは終わるでしょうが)
ソラチカルート終了後のポイントサイトの使い方は?
2019年12月をもって終了するLINEポイントからメトロポイントへの交換。終了まで3ヶ月ありますし、LINEポイントに交換してしまえば、メトロポイントからANAマイルへの交換は継続されます。
なので、とりあえず年内に向けての対策をしっかりとっていきたいと思います。
貯まっているポイントは12月までにLINEポイント化する
今、ポイントサイトにあるポイントはすべてLINEポイントに流してしまうのは一つの手だと思います。
ポイントサイトのポイントは、ANAマイルに限らずに、JALマイルやTポイントに交換できますし、はたまたPolletなどの交換に交換することも可能ですが、12月まではどんどんANAマイル化するためにLINEポイントへ交換することを優先した方がいいと思います。
高額案件(不動産投資面談など)にチャレンジ
12月27日までに大型案件をどんどんこなすというのも一つの方法です。
12月27日までにLINEポイントからメトロポイントに交換できればいいのですから、今のうちに不動産投資面談関係の大型案件をどんどんこなして、12月までにメトロポイントへ送り込んでマイルを確保するのも一考です。
このタイミングです。不動産面談を食わず嫌いしていた方、こんなときこそ駆け込みで1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか!
このように不動産投資面談は、1万円相当をこえるポイント案件がごろごろです。たとえばこの「Oh!Ya(オーヤ)」は、面談完了後70日前後でポイントが付与されますので、今から行っても十分に間に合うと思います。
ただし注意してほしいのが、不動産面談は、ものによってはポイントの付与が遅いものもありますので、案件をよく確認し、付与期間には十分きをつけてください!
また、クレジットカードについても、ポイントサイトのポイントは少ないもののカード会社のキャンペーンが多いもの(ANAアメックスなど)よりも、ポイントサイトのポイントが高いものを12月までは優先的に選んでいくなどの対応をとったほうがよいのではないでしょうか。
TOKYUルート未開設者は開設しよう
今後、しばらくソラチカルートの代わりとなるのがTOKYUルート。TOKYUルートを使えば、ポイントサイトで貯めたポイントをドットマネーから75%のレートでANAマイルに交換することが可能です。
ソラチカルートが現在最大で81%のレートでしたから、75%だとそう大きくは変わりません。いつここも塞がれるかはわかりませんが、来年からはしばらくこれでいきましょう!
そんなTOKYUルートを開設するには「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」が必要です。まだ発行していない人はカードを発行して開設しましょう。
さすがに開通したばかりのドットマネーから東急ポイントへの交換は、先ほども触れたようにすぐには塞がれないと思います…。保証はできませんが…。いつかはつぶれるでしょうが…。
ちなみに10月早々にポイントサイトに本案件がでたものの、人気爆発であっという間に案件から消えました。ソラチカカードもしばらくポイントサイトに現れなかったように、本案件もしばらくでないことが予想されますから、公式サイト経由で申し込んで問題ないと思います。
これからのポイントサイト選びは?
ソラチカルートを使った陸マイラー活動が終了することに伴い、今後のポイントサイトの使い道が若干変わってきそうです。
とりあえず、ドットマネーに交換できるポイントサイトはTOKYUルートで活用ができそうですが、それ以外のポイントサイトはなかなか苦しいことになりそうですね。
ポイントタウンの立場が大幅にダウン
ポイントサイトで唯一、等価でLINEポイントに交換することが可能だったポイントタウン。正直、ポイント還元率では他のサイトに比べて低かったですが、間にGポイントを挟まないだけ、若干有利な面もありました。
ただし、今回のソラチカルートに交換できなくなったことにより、ドットマネーに交換できないポイントタウンは、ANAマイルを貯めるという意味だけに関していえば、完全にお払い箱になったといっても過言ではありありません。
もちろんnimoca保有者はPeXから70%でANAマイルに交換は可能ですが、九州・函館在住者以外は交換のために移動が必要になりますので圧倒的に不便です。
また、dポイントを通じてJALマイルに交換する、PeXから三井住友ポイントを経由してブリティッシュエアウェイズやシンガポール航空のマイルに交換するなどの使い道もありますが、基本的に獲得ポイント数も少ないですし、ANAマイルを貯めるためとしては、正直「さよなら」ですね(ポイントタウンと提携しているブロガー様はこんなこと書けないでしょうが(笑))
ECナビも苦しい
もう一つ苦しいのがECナビ。こちらはPeXと運営会社が同一ということもあり、ポイントは原則PeXを経由して交換することになります。
ただし還元率はポイントタウンよりははるかに高く、ポイントサイト間の比較で最高の案件も多いので、まだ使い道はあると思います。
私はECナビで貯めたポイントは、三井住友経由で外国の航空会社のマイルに変えることを検討しています。
ANAはマイルの扱いに苦慮してる?
ANAに限らずですが、国際会計基準の導入に伴い、マイルの扱いは苦慮している部分がJALも含めてあると思います。特に国際会計基準の強制導入が2021年に控える中、非常にセンシティブな時期でもあるのですよね。
実際、アシアナ航空は国際会計基準導入によってマイルの処理が大変なことになり、色々と問題になっているようです…。
この辺はまた記事にしたいところですうね。いつか書こうと思っていましたが放置していた部分なので。
ソラチカカードはどうする?
ソラチカルート封印により、陸マイラー活動に必須であったソラチカカード。12月を過ぎてもすべてのメトロポイントを交換が終わるまでは保有し続けることになりますが、そのあとこのカードはどうすればよいでしょうか。
これは私の私見ではありますが、ソラチカルートは「すまリボ」設定すれば年会費を850円に抑えることができ、毎年1,000マイルがもらえます。
なので、私はとりあえず解約せずにソラチカカードは持ち続けるとは思います。現状、オートチャージ機能も果たしていますし、意外と新宿のメトロ食堂街で便利なのですよ…。
とはいえ、他に魅力的なクレジットカードを発行したりすることになれば、解約も視野にいれなくてはならないかなぁと思っています。
まとめ
2019年12月をもって、LINEポイントが他社ポイントへの交換を終了することに伴い、メトロポイントへの交換も終了するというニュースでした。
実質的に、これによりソラチカルートが終了することになります。
いずれは終わるであろうソラチカルートでしたが、6年弱の間、ANA陸マイラーに夢と希望と感動を与えたカード、ルートであることにはありません。
今までありがとう!ソラチカルート!
そう、私だってソラチカルートとそのブログとの出会いがなければ、きっと家族でハワイにビジネスクラスで行くことなんてできなかたったでしょうし、タイ国際航空に「ファーストしか空きがなかったから仕方がなくファーストに乗った」なんてふざけた発言はしなかったでしょう(笑)
とはいえ、まだTOKYUルートはありますし、こちらも交換制限はかかる可能性はありますが、陸マイラー活動が終わるわけではありません。引き続き、ANAマイルを一緒にためていきましょう!