九州・沖縄方面に多く就航しているソラシドエアの、10月末以降の航空券が8月27日から販売を開始します。
また、同じく27日から特典航空券の予約も開始されます。最近ソラシドの特典航空券がとにかくとりにくいので、この予約開始日に合わせてなるべく発券したほうがよさそうです。
また、今回から沖縄路線の必要マイル数が大幅にアップします。最近は全く取れない沖縄線が、これで取れるようになるといいのですが…。
目次
ソラシドエアの航空券販売が27日からスタート
JALやANAの場合、有償の航空券は1年近く前から購入することが可能ですし、JALなら1年前から特典航空券を発券することができますが、ソラシドエアの場合、航空券はANAの特典航空券などと同じように、年に2回、発売日が設定されています。
普通運賃ですら、現在は11月以降の航空券って今購入できないんですよね。
2024年10月27日から2025年3月29日までの航空券については、8月27日14:00から販売が開始されます(普通運賃は同日0時から開始)。バーゲンシリーズなど、割引運賃もこの日に一斉に発売となりますので、もし11月以降で狙っている日(特に特典航空券が利用できない年末年始等)があれば、この日に発券してしまいましょう。
ただし、閑散日であれば、後日セールをやる可能性が高いので、見送りでもいいかなぁと思っています。
特典航空券も同日予約開始
ソラシドエアのマイルを利用した特典航空券も、有償運賃と同様、8月27日に予約が開始されます。
なお、2023年夏ダイヤの発売当日にアクセス過多でサーバが落ち、発券停止し数日後から段階的な予約開始となったため、冬ダイヤから最近よく利用されている待合室制度が導入されました。
2024年冬ダイヤでも、航空需要が減るとは思えないので待合室が導入すると思いますので、少し早めの時間にログインして様子をみていくのがよいかと思います。
必要マイル数に変更あり
特典航空券の発券に必要マイル数が2024年冬ダイヤから変更となりました。ANAと同じようにローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンの3シーズン制を採用しています。必要マイル数は以下のとおりです。
ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
片道 | 往復 | 片道 | 往復 | 片道 | 往復 | |
羽田=九州 | 5,000 | 10,000 | 6,000 | 12,000 | 8,000 | 16,000 |
中部=九州 | 4,000 | 8,000 | 5,000 | 10,000 | 7,000 | 12,000 |
羽田=沖縄 | 9,000 | 18,000 | 11,000 | 22,000 | 13,000 | 26,000 |
中部=沖縄 | 8,000 | 16,000 | 10,000 | 20,000 | 12,000 | 24,000 |
神戸=沖縄 | 7,000 | 14,000 | 9,000 | 18,000 | 11,000 | 22,000 |
九州路線は必要マイル数が減ったのですが、沖縄路線は必要マイル数が大幅に増加しています。例えば羽田=那覇のレギュラーシーズンは片道11,000マイルと、従来の8,000マイルから3,000マイルも増加しました。
また、往復同時に予約すると、少し必要マイル数が少なくなるという往復割が廃止されました。これは今まで地味にオトクで、特に羽田や中部から沖縄に向かう場合、レギュラーシーズンでは片道8,000マイルのところ、往復の予約だと合計で13,000マイルですから、つまり3,000(8,000×2-3,000)マイルもオトクになっていたのです。これは痛い。
この二つの改悪により、羽田=那覇のレギュラーシーズン往復は、従来の13,000マイルから22,000マイルと60%以上も必要マイル数増加という形になりました。
なので、ソラシドエアのマイルは九州路線で使っていくのがいいでしょう。ANAが必要マイル数増加させましたが、ソラシドは一方で低下ですからね。
細かいシーズン設定(シーズンチャートも改悪)
ソラシドエアの特徴として、ANAに比べてかなり細かくシーズン設定されています。きっちり連休になるとびしっと上がるんですよね…。
さらに、このシーズンチャートが2024年冬シーズンからローシーズン減少、ハイシーズン増加という設定なりました。
これは2024年度冬ダイヤのシーズンチャートです。昔よりもローシーズンがかなり少なくなり、1月連休あけから2月連休までの間のみとなりました。去年までは11月下旬から12月上旬にもローシーズンが設定されていたんですけどね。
また、ハイシーズンも去年より増えています。3連休はその前後まできっちり設定しており、日にちをずらしてマイル数を節約する作戦は難しそうです。あげく、11月下旬から12月上旬にかけてまるまるハイシーズンになっているのこれなによって感じです。今までローシーズンだったところがハイシーズンになっています…。
ANAと比較すると、ANAは2月は毎日ローシーズンになっています。一方ソラシドエアは前半はローシーズン、3連休と2月末の飛び石祝日のところはハイシーズン、その他はレギュラーシーズンとなっています。
羽田=九州で考えると、ANAは期間を通じて往復14,000マイルですが、ソラシドの場合、ローシーズンは10,000マイル、レギュラーシーズンは12,000マイル、ハイシーズンは16,000マイルですから、ANAのほうが必要マイルが少ない日もあるということです。レギュラーシーズンでも往復で2,000マイルしかありません。
それであれば、ソラシドのマイルのためやすさは横に置いておくと、2,000マイル程度の差であればANAのほうが便数も多いですし取りやすいし…ということで、ソラシドに固執する必要もなさそうです。まあそれでもマイル貯めやすさということでは、ANAの3倍ためやすいわけでそこは考慮する必要はありますが…
特典航空券の除外日なしになっているが…
ANAやJALは最近(2018年くらいから)特典航空券の除外日の設定がありませんが、ソラシドエアは、2021年夏ダイヤまで超繁忙期には除外日を設定し、特典航空券の設定を行っていませんでした。
2021年冬ダイヤからは、ANAやJALと同様に、年末年始などの超繁忙期でも特典航空券を制度上は発券することが可能となりました。
とはいえ、実質ブロックされていたんじゃない?というくらい、2024年のゴールデンウイークや夏休みの特典航空券がとれませんでした。あれ本当に特典枠あったのかなぁ…と今でも思います(特に沖縄路線)。開放する気がないなら、昔のように除外日を設定してくれた方が、まだあきらめというか覚悟がつくんですけどね。
ということで、お盆やGW、年末年始の特典の発券は最初から諦めたほうがいいというのがアドバイスになります。
特典航空券の予約方法
特典航空券の予約はソラシドエアの公式Webサイトで行うことができます(昔は電話する必要があったんですけどね)。
PCからだととにかくサイト内のどこから申し込むのか分かりにくいのですが、「特典航空券のご案内」(上記リンク)の一番下に「特典航空券を予約する」というボタンがあるのでそちらから予約します。はっきりいってソラシドエアの特典航空券はスマホで発券したほうが簡単です。
予約後の便の変更は可能ですが、キャンセルの場合は手数料3,000マイルを差し引いたマイルが返還されます。ここもANAマイルと同様の扱いになっています。
ソラシドエアのマイルはポイントサイトとソラシドエアカードを使って貯めよう!
ソラシドエアのマイルは、ソラシドエアに搭乗して貯めるほか、「ソラシドエアカード」を持っている人に限り、三井住友カードのVポイントを交換することによって貯めることが可能です。
で、三井住友のVポイントって、カード利用以外にもポイントサイトで貯めたポイントから交換することが可能なのです。これを利用して、ポイントサイトで貯めたポイントをVポイントに交換することによって、最近巷で流行っている「ポイ活」で貯めたポイントを、ソラシドエアのマイルに交換することが可能なのです。
同じ「ポイ活」でマイルを貯めるにしても、ANAマイルよりも約3倍ためやすくなっています。
どういうことかというと、ポイントサイト等で10,000ポイントを貯めたとして、これをANAマイルに交換すると7,000マイルなのですが、ソラシドのマイルに交換すると、20,000マイルになるのです!
そんな錬金術的な方法については、下記の記事にまとめてあります。これを読めばソラシドエアのマイルについて、かなり理解できると思いますのでぜひご覧ください!
ポイントサイトのモッピーを経由してさらにオトクに航空券を購入
ソラシドエアの航空券の購入の際は、直接検索エンジンでソラシドエアのサイトにいくのではなく、ポイントサイトというサイトを経由すると、さらにオトクに購入することができます。
もし興味のある方がいらっしゃれば、以下をご覧ください。
(案件はこちらからどうぞ)
今回使用するのは、日本最大のポイントサイトであるモッピーです。
モッピーというポイントサイトにあるソラシドエアの広告をクリックしてソラシドエアのサイトに入り、航空券の購入金額の0.7%分のポイントが貯まります。これにより、クレジットカードのポイントとモッピーのポイント、そしてソラシドエアのマイルの3重どりが可能となります。
モッピーのポイントの使い道
今回利用するモッピーで貯めたポイントは、様々な他社のポイントに交換することが可能です。ものによっては若干の手数料がかかりますが、多くのポイントに等価で交換することが可能です。
交換先はポイントサイトによって若干異なるのですが、モッピーの場合、Tポイントやdポイントなどの共通ポイントのほか、nanacoやWAONといった電子マネー、AmazonギフトコードやiTunes&Storeギフトコード、さらにはビットコインなど、様々なポイントに交換することが可能です。
まとめ
ソラシドエアの2024年冬ダイヤの航空券の販売と特典航空券の交換が、8月27日に開始されます。
昔に比べてソラシドエアのマイルを貯める人が増えたこともあり、予約は困難になってきてはいます。さらに沖縄路線の必要マイル数が増加したことにより、ちょっと躊躇する部分もありますよね…。
それでも、やはりJALやANAに比べてマイルが圧倒的に貯めやすいですし、特典航空券でも必要マイル数が少ないのは魅力的です。ぜひ、希望の日程があれば狙ってみてはいかがでしょうか!
私も冬はまた沖縄に行きたいと思っていますので、可能であればソラシドの特典航空券で取りたいと思います!取れなければANAかなぁ…。