2019年11月に、家族旅行で南紀白浜を訪れたissy(@y_issy24)です。
南紀白浜にはパンダで有名なアドベンチャーワールドや、日本三大古泉の一つである白浜温泉などがあり、関西有数の観光地です。私も今回羽田空港から南紀白浜空港の飛行機が大きくなったのを機に訪れました。
南紀白浜での宿泊先は老舗旅館などもありますが、私はマリオットのゴールド会員ですので、マリオットグループのホテル「南紀白浜マリオット」がありますから、そこに泊まってみました。
今回は素泊まりで、ホテルでは食事をしていませんので、部屋のレビューが中心となります。
目次
南紀白浜マリオットの概要
南紀白浜マリオットホテルは、2017年に誕生したホテルで、まだマリオットグループとしての歴史は浅いホテルです。
もともとは、法人の会員制クラブ「ラフォーレ倶楽部」のホテルであるラフォーレだったものを、マリオットにリブランドして誕生したホテルです。
同様のリブランドは山中湖や修善寺のマリオットなどと同じです。あれらも、もともとはラフォーレだったものをリブランドしています。
部屋のタイプ
客室タイプは以下の8パターンあります。
- スーペリアルーム ツイン・キング(42平方メートル)
- 和室(42平方メートル)
- 和洋室 庭園側ツイン・キング(42平方メートル)
- 和洋室 海側ツイン・キング(42平方メートル)
- デラックスルーム ツイン・キング(42平方メートル)
- 温泉ビューバス付 プレミアルーム ツイン・キング (42平方メートル)
- ジュニアスイート ツイン(84平方メートル)
- エグゼクティブスイート キング(84平方メートル)
どの部屋も40平方メートル以上あり、広々とした部屋の造りになっているのが、南紀白浜マリオットホテルの特徴といえそうです。
お部屋の中に温泉がついている部屋もあります。正直ちょっと値段的にはお高いのですが、そういった部屋に私も泊まってみたいものです。
マリオットホテルのカテゴリー
南紀白浜マリオットのマリオット・インターナショナル・グループにおけるカテゴリーは8段階のうちの5です。そのため、マリオットのBoNBOYポイントを使って宿泊するために必要なポイントは、
- ローシーズン:30,000ポイント
- レギュラーシーズン:35,000ポイント
- ハイシーズン:40,000ポイント
となっています。
ハイシーズンでも40,000ポイントですから、SPGアメックスの無料宿泊券で宿泊することも可能です。
南紀白浜へのアクセス
関東から南紀白浜に行こうと思っている人もいると思うので、ホテルを紹介する前に、東京から南紀白浜へのアクセスをまずは紹介しておこうと思います。
JALの南紀白浜空港行きを利用
最も早いのが羽田空港から飛行機を利用する方法です。羽田空港から南紀白浜空港まで、JALが1日3往復運行しています。
つい最近まで、羽田ー南紀白浜で用いられる機材は95人乗りのエンブラエル190だったのですが、2019年10月から、3便のうち2便が165人乗りのボーイング737となり、輸送力が大幅に上昇しました。
これにより、特典航空券もかなり取りやすくなったと思います。以前は土日の時間帯のいい便は、特典航空券の確保がなかなかとるのが困難でした。今回、機材大型化により、私たちも家族旅行で白浜にいくことができました。
東海道新幹線・特急くろしお利用
飛行機ではなく鉄道を利用する場合は、東海道新幹線で新大阪駅に向かい、新大阪駅から、特急「くろしお」に乗り換える方法になります。
くろしおはほぼ1時間に1本運行しており、新大阪と白浜の間は、約2時間半で結びます。東京からの新幹線の時間を入れると、東京から白浜まで鉄道で移動すると5時間かかりますから、ちょっと移動時間が長いですね…。
関西空港経由・特急利用
やはり飛行機移動が便利な白浜ですが、ANAは南紀白浜空港には就航していません。どうしてもANAを利用して白浜に行きたい場合は、関西国際空港まで飛行機で移動しましょう。
関西国際空港からはJRの関空快速を利用して、関空連絡橋を超えた日根野駅に向かい、日根野駅から特急くろしおを利用することになります。
もともと日根野に停車するくろしおは2時間に1本程度だったのですが、2020年3月のダイヤ改正に伴い、すべての「くろしお」が停車することになりました。
正直、関西(特に和歌山)の方にはくろしおの日根野駅停車は不評かもしれませんが、東京在住者からすれば、白浜へのアクセスが改善されたのはありがたいです。
白浜各地からホテルへのアクセスはタクシーが基本
南紀白浜の各地とマリオットホテルへのアクセスについて紹介します。白浜は小さい町ですので、基本はタクシーになります。
- 南紀白浜空港:約1,000円・約5分
- アドベンチャーワールド:約1,500円・約10分
- JR白浜駅:約2,000円・約10分
乗車時間が短いため、タクシーでもそう料金は高くありません。また、白浜のタクシーは基本的にクレジットカードを利用することが可能なのも安心要素です。
2020年1月現在、白浜町では配車アプリには対応していません。なので、タクシーが来ない場合は電話で呼ぶことになります。
一応、白浜には路線バスもあるのですが、本数は少ない上に比較的割高ですし、マリオットホテルの最寄のバス停が海岸沿いなのに対し、ホテルは少し高いところにありますから、急な坂を上る必要があります。荷物があると、それなりにしんどいと思います。
それもあって、基本的にはタクシーをおススメしています。
ホテルにチェックイン
今回、白浜に朝の飛行機で到着し、一度荷物を預けた後にアドベンチャーワールドに遊びに行き、戻ってきてからチェックインしました。
そのチェックインの際に、今回は一悶着あったんです。
もともとベッドタイプはツインの部屋を予約していたんです。
ところが、チェックインの際に言われたのはキングベッドの部屋だったんですよ、「本日、ベッド1台の部屋をご用意しています」と、要望を承れなかったなどの話もなく。
ふだんならそこまで文句も言わないのですが、この時私は首を痛めていたため、就寝時に2歳児のローリングアタックは避けたかったところ。ベッドタイプ確約で予約してるので、用意できないのかと交渉を始めます。
最初はごめんなさい、用意できる部屋はどこないのでキングで泊まってもらえないかというのですが、予約明細をみせてこちらも交渉。
最終的には部屋を用意してもらうことができました。結果としてデラックスルームにアップグレードしてもらい、なんかごね得になってしまい申し訳ないなぁとは思います。
お部屋の内部を紹介
ちょっと残念な対応もありましたが、それではお部屋の中をみていきたいと思います。今回宿泊したのは、最上階の一つ下である10階のお部屋です。
ちなみに、先程部屋はアップグレードしてもらったと書きましたが。滞在中は全く気付きませんでした。
家に帰ってブログを書くためにホームページを開いて、はじめて部屋がアップグレードされていることに気づきました。たぶんですが、この部屋はデラックスルームです。
というのも、スーペリアルームとデラックスルームは広さは同じ、違うところがあるとすればバスルームの配置くらいなんですよ。あとはデザインが違うだけですので客室全体が落ち着いたトーンになっています。
部屋に温泉くらいあればすぐにアップグレードされたのがわかりますけど(笑)
ベッドが無事に2台ある部屋になって本当に一安心でした。首に爆弾を抱えている状態ですから、2歳児のローリングアタックは危険極まりないので(笑)
お布団はさすがマリオットなだけふかふかで快適で、疲れていたのもありありましたが、ぐっすりと眠ることができました。ホテル高級度指標の一つである枕の数は2つでした。
部屋の奥には丸テーブルとイスが2つあります。こういう机があるとついついブログ書いてしまうのですが、今回の旅行では全くブログを書きませんでしたね…。アドベンチャーワールドでかなり疲れましたから。
テレビは部屋の大きさの割には少し小さかったかな…というのが感想です。
枕元にはACアダプタのコンセントが1か所ずつあります。日本人だからあまり気になりませんが、マルチプラグ対応にはなってないんですねー。そのほか電話、メモ帳などが備え付けられていますね。
電機ケトルと無料の水、そしてお菓子が用意されてありました。
引き出しには館内用の浴衣のほか、携帯電話の充電ケーブルも備え付けられていました。
私は基本的にはパジャマというかジャージを寝巻として持ち込むのですが、今回は温泉ということもあり利用しました。背丈が若干短いなぁと思いつつも、やっぱり温泉であれば着たいものですね。
冷蔵庫の中は空っぽで自由に利用することができます。ミニバーはなく、部屋で飲みたい場合はフロント横の売店まで買いにいくか、ルームサービスを利用するかになります。
続いてお風呂場をみていきます。今回は温泉つきの部屋ではないので、普通のお風呂です。
そもそも大浴場があるのでお風呂場をあまり利用することはないと思いますが一応紹介しておくと、洗い場と湯舟が分かれているのは子育て世代的には非常にありがたいところだと思います。バスタブの中で子供の体を洗うの、けっこう大変ですからね。
アメニティは、広く世界中のマリオットで利用されているタイのブランドTHANNです。これはもうどこにいっても変わらないですね。
高級ホテルの場合、シャンプーやリンスは小さいボトルに入っていることも多いですが、南紀白浜マリオットでは、共用の大きいボトルに入っているものを利用することになります。
洗面台はシンプルになっています。ちなみに写真をみればわかるんですが、鏡にトイレットペーパーが写っており、洗面所とトイレは区切られていない、一体の部屋となっています。
館内施設の紹介
続いて、私が利用した館内施設の紹介を少しだけしたいと思います。
最上階の温泉は露天風呂もある
南紀白浜温泉は、愛媛の道後温泉、兵庫の有馬温泉と並ぶ日本三大古湯の一つとされていますので、やはり温泉は楽しみたいところです。
先ほども触れましたが、一部の部屋には温泉がありますが、今回私たちが宿泊した部屋には温泉がありませんので、大浴場に向かいたいと思います。
南紀白浜マリオットホテルの温泉は、最上階の11階にあります。温泉の営業時間は夜の12時まで、朝は5時までとなっており、深夜にお風呂に入れないので、そこだけは注意が必要です。
深夜時間帯の掃除のあと、お風呂は男女が交互になるので、夜と朝では別のお風呂に入ることができますから、ぜひ1泊の場合でも2回入ってみてください!
お風呂は内湯と露天風呂が一つずつあります。このように、露天風呂からはきれいな海を眺めることが可能です(写真は公式HPより)。
男性の浴場と女性の浴場の間、エレベーターをあがった正面には、ソファが設置されておりここでくつろぐことも可能です。
翌日朝の景色ですが、このお風呂の間の休憩スペースの窓から、白良浜がきれいに見えるんですよねー。
そういったこともあり、南紀白浜マリオットに泊まったからには、朝風呂にはぜひ行ってもらいたいと思います。夜よりも圧倒的におススメです。
ラウンジ
南紀白浜マリオットホテルには、クラブフロアやクラブラウンジといったものはありません。
そのかわりと言ってはなんですが、一階にバーラウンジがあります(写真は公式HPから)。マリオットのプラチナ会員以上ですと、こちらのラウンジで無料でドリンクの注文ができるようです。
今回、私たちは部屋の行き違いがあったので、部屋の手配をしている間にワンドリンク券をいただくことができました。私はスパークリングワイン、子供はオレンジジュース、妻は…これなんだ?ソフトドリンクなのは間違いないですが…。
ゴールド会員だと、特段の特典はありませんでしたね…。
売店
ホテルロビーの横に売店があります。営業時間は朝の8時から夜の9時半までです。ドリンクやおつまみなども販売しています。
ちなみにこの売店では、商品の販売のほか、レンタサイクルもやっています。
ホテルの近くにはコンビニがありませんが(徒歩10分程度の距離にファミリーマートがあります)、こちらの売店では飲み物やおつまみなども販売しています。
飲み物の料金だけチェックしたのですが、
- ペットボトルのソフトドリンク:170円
- 缶チューハイ:190円
- 缶ビール500ml:420円
などと、さすがにホテルの売店なだけあって、やや割高にはなってしまいますね。気になる人はホテルにチェックインする前に買い物をすませておくとよいと思います。
また、売店ではマリオットのグッズの販売もしていました。ここで買う人がいるのかという疑問が率直な感想でしたが…。
夕食処は地元のお店を利用するのも一つ
マリオット南紀白浜の中にはレストランがありますから、夕食を取ることも可能です。
ただ、レストランの夕食って正直割高ですよね…。ちなみにホテルの料理はコース料理で6,500円(+税・サービス料)からということでした。
ということで、私たちは地元の店にいくことに決定。
実はフロントにお店を尋ねると、飲食店マップをくれます。たしか20箇所くらいのお店がリストアップされていましたので、その中から選ぶとよいでしょう。
白浜は小さな温泉街ですが、周辺には名物クエを出してくれるお店などもありますし、ラーメンなどの軽いお店、居酒屋などさまざまなお店が候補にあります。
今回私たちは「とも」という居酒屋に向かいました。子連れには座敷のお店がありがたいです。地元の方にも人気のお店で、少し待ってから中に入りました。
新鮮なお造りや紀州炭火焼など、地元料理も充実していました。どうしても子供がいるとお造り食べられないんですが、こればかりはしょうがありません。
ホテルからは徒歩10分弱程度の距離ですので、ぜひ候補地の一つにしてみてはいかがでしょうか。
朝食ビュッフェは高い…
南紀白浜マリオットの朝食はビュッフェ形式です。マリオットのプラチナ会員以上であれば、素泊まりでも無料で朝食サービスがありますが、ゴールド会員以下の場合は、事前に朝食つきプランを予約するか、当日ホテルで別途支払いでビュッフェの料金を支払う必要があります。
ただ、南紀白浜マリオットホテルの朝食ビュッフェの代金は、大人ひとりあたり4,000円を超えるんですね。
多くのブロガーさんは、マリオットプラチナ会員(旧ゴールド会員)なので無料で朝食がついてくるため食べている人が多いと思いますが、SPGアメックスの単純所持ではマリオットのゴールド会員ですから朝食はついてきません。
もちろん豪華なビュッフェなのでそのくらいの価値はあるのでしょうが、私は朝食の食べる量が2歳の息子と同じというくらい食べないので、さすがに4,000円は高いと思い、外の喫茶店で朝食を食べました。
マリオットから坂を下りて5分ほど歩いたところに「ルナ」という喫茶店があります。モーニングスタイルですが、お得に朝食を食べることが可能です。こちらのモーニングが600円で食べることが可能なんです。
ホテルのビュッフェ4,000円はさすがに高い、かといって観光地でコンビニ飯はちょっと…という方であれば、こちらの喫茶店「ルナ」を利用してみてはいかがでしょうか。
途中、白良浜の前も歩きますし、朝のいい散歩にもなると思いますよ。
南紀白浜マリオット宿泊記のまとめ
南紀白浜マリオットホテルに滞在してきました!
部屋の手違いは少し残念でしたが、とにかく最上階の温泉がよかったです。特に白浜は海がきれいなので、ぜひ朝風呂には入ってもらいたいと思います。
白浜自体、関東民の私からすると新鮮で魅力的に感じた観光地です。次は海水浴シーズンに行きたいと思っています。その際、ホテルはどうするかはまだわかりませんが…。マリオットブランドとしては、やはり対応が残念だと思っていたので…。
もし白浜でいいホテルがあれば、ぜひ教えてもらえればと思います!