エアチャイナ(のビジネスクラス)を利用して中国乗継で第3国に向かう場合、ネックとなるのが、北京・首都国際空港での乗り継ぎになります。ネットでは、「時間がかかる」とか、色々言われていますよね?
そこで、私が実際に乗継をしてきた際の状況を記事にしてみました。
<前回までの記事はこちら>
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北京到着
私が乗った飛行機が北京空港の駐機場についたのは午前11時ジャストです。ここから時間を追ってみていきたいと思います。
北京空港の作りだけ先に説明しておきますと、中心部から3方に発着スポットが伸びる形になっています。中心部に空港の機能やお店が集中しているので、どのスポットから降機しても、中心部に向かうことには変わりありません。
ひたすら歩く
今回到着したのは、一番端であるE01ゲートでした。いつもここなんですかね?なので、まずはひたすら中心部に向かって歩いていきます。今回は一番端でしたので、けっこう歩くのに時間がかかりましたね。
飛行機を降りて、ちょっとトイレによって13分で中央のエリアに到着しました。国際線乗り継ぎの方に進んでいきます。
「国際線お乗り継ぎのお客様」なんてカウンターがありますが誰もいません(笑)ここは無視です。
このカウンターの左側に、全員が通過する検疫ブースがありますので、ここを素通りします。特に何か書類を書いたりとか、呼び止められたりすることは原則としてありません。
※到着したゲートによっては、乗継カウンターの右側にあったりします。若干標識がわかりにくいですが、普通に人についていけば大丈夫です。
するとですね、すぐに「24時間以内の国際線の乗り継ぎ」というのがでてきます。細いルートがあるんですね。ここ、意外と気づかずにするっといってしまう可能性があるので要注意です。ここで入国する人、国内線の乗り継ぎする人とは別れます!特に、今回E01ゲートから来た際は気づきにくかったです。
ここにたどり着いたのが11:14です。
写真を撮れる限界の距離がこれくらいでしょう。ここで乗り継ぎのパスポートチェックを受けます。入国するわけではないので、単に搭乗券とパスポートをみせるだけで、特に何も聞かれません。搭乗券にスタンプを押されます。かかる時間ですが、1人あたり30秒~1分程度でしょうか。このときは2箇所稼働していましたが、帰りは早朝でしたので1レーンでした。
ポイントはここをいかに早く通過できるかということになります。私はこの列を奇跡的にも3分で通過することができました。
ここを通過すると、エスカレーターで出国階である2階におります。
ここからが荷物検査です。この列も上と同様、荷物を流すのは2か所、人が通るのは1つしかないんですよ。この写真を撮ったのが11:18、手荷物検査を終えたのが11:32でしたので、14分で通過したことになります。荷物検査では、とにかくバッテリーについてしつこく聞かれます。携帯充電用のバッテリーなども調べられますので、充電環境が整っている人であれば、これらは持って行かない方が無難かもしれません。
ここを通過したのが11時32分でした。つまり、飛行機を降りてから荷物検査をクリアするまでが32分だったということです。
これを踏まえれば、普通に2時間、3時間の乗り継ぎ時間を確保しているのであれば、特に問題にはならないでしょう。
問題は、羽田を夜に出て北京を深夜に出発する便を選択した場合です。この場合の乗継時間は85分です。私の場合はかなりスムーズにいって30分ほどかかりました。ちょっと詰まったら60分かかってもおかしくないですよね?(実際、シンガポールから到着したときは60分かかりました)さらに到着便や出発便が沖どめされた場合、余裕がなくなっていきます。
羽田夜便のメリットは宿泊せずに(宿泊代がかからずに)、完全なタッチでもなく現地も観光できるスケジュールですので魅力的ですが、私は乗継85分は怖いと思っています。実際はみなさんうまく乗継はできているのでしょうが。
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エアチャイナ ファーストラウンジへ
無事に手荷物検査まで終了したら次の飛行機まではフリータイムです。北京空港、雰囲気的にはパリのシャルルドゴールの第2ターミナルに近いなぁという印象ですね。
さて、SFC修行で北京乗継をされる方は、大半がビジネスクラスの利用だと思います。北京のエアチャイナのラウンジは以下の2か所があります。
- ファーストクラスラウンジ
- ビジネスクラスラウンジ
ビジネスクラスだと入室できるのはビジネスクラスラウンジだと勘違いされてしまうかもしれませんが、エアチャイナのビジネスクラス利用でも、ファーストクラスラウンジが利用できます。これはちょっとややこしいんですけどね。ビジネスクラスラウンジは、スターアライアンスゴールド用のラウンジだと思ってもらえれば大丈夫です。
ビジネスラウンジとファーストラウンジの両方が使えるとなれば、ファーストラウンジを使わない理由はありません。乗継まであと4時間ありますし、早速ファーストラウンジに向かいましょう。
ファーストクラスのラウンジの入り口はこちらです。エスカレーターで3階にあがります。
こちらが受付。ここでWi-fiのパスワードをもらうこともできます。
ファーストクラスラウンジの中はこんな感じです。座席はゆったりと配置されている一方、ビジネスユースに適した席は少ないですね。
食事はこんな感じで、それほど豪華ではありませんが一通りあります。「ファーストクラスラウンジ」という単語からすると、若干物足りないのは事実です。
そして、気になったのが電源のある席が少ないことですね。ビジネスマンがパソコンを広げて作業するようなスペースがありません。結局わたくしも電源がとれる普通の席で作業をしていました。
中国のネット事情と空港のwi-fi事情
北京空港には大きくわけて二つのWi-fiがあります。
- airport free wi-fi
- VIP
前者は空港内におかれている機械にパスポートをかざし、IDを発行してそれでログインするというもので、なかなかの遅さに定評があるようです(笑)私は使っていません。
後者のVIPは、北京空港でファーストクラスラウンジを利用した際に、パスワードを発行してくれました。
接続すると電話番号とIDの画面になるんですが、特に電話番号を入れなくても、ラウンジのおねーさんにもらった4桁の番号を入れるだけで大丈夫です。ただ、この番号は時間とともに変わっていくので、つなげなくなったらお姉さんに聞くといいです。実際は4桁の数字に1を足したら入れましたが(笑)
さて、中国でインターネットを使うと色々な制約がございます。知っている人からすれば言わずもがななんですが、中国はいろいろとネットに規制をかけているんですね。
- google神:もちろん使えません
- twitter:もちろん使えません
- yahoo:日本のサイトは問題なく使えます。他国のはしらん。
- はてな:ちゃんと使えます。
- LINE:できません
この条件を受け入れられるなら特に何も設定せずにいいんですが、何しろgoogleが使えないというのはかなり苦しいです。検索するにしても、ブラウザがchromeだと色々めんどくさいです。
そこで必要なのがVPN設定というやつなんですが、私、出国前は忙しすぎてそんなことやっている暇なかったんですよねー。
無料で使えて、日本で設定していくならこのあたりのVPNが無料なので、これらを利用・設定していくのがよいと思います。
VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
ただ、私は北京についてからVPN設定をしようとしたところ、当たり前っちゃ当たり前ですが、設定するサイトになかなかつながせてくれないのですよ。上記のVPNゲートを含めて。
その中で、空港のWi-fi経由で接続できたのがこちらの「セカイVPN」というサービスです。これは中国から入ることができたサイトなので、ここで申し込んで作業しました。
セカイVPN いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス- INTERLINK
最大2か月無料でVPNが使えるとのことです。私のように中国に来る用事がない人間ならこれでいいなと思い、早速申し込んでみました。
ただ、2か月お試しで無料とはいえ、その後は月額料金が発生するサービスです。ということは、クレジットカードの番号を入力必要があります。それを、北京の空港のwi-fiからするという、もはや危険すぎる行為をしなくてはならなかったんですよ。このときは解約前提かつ上限額の低いカードを持ってきていたので、そのカードで申し込みをしました。そのようなカードがない場合はやめた方がいいですね。
いずれにせよ、北京の長時間トランジットがあって、LINEがしたい、呟きたい!という方は、VPN接続を日本でやっていった方がいいと思います。
まとめ
北京空港のトランジット状況をお伝えしました。混雑状況はそのときにより変化しますが、トランジットに必要な時間は30~60分が標準なんだと思います。
また、北京空港のラウンジはファーストクラスラウンジが使えますので、ぜひそちらを使うといいと思います。その際、googleやTwitter、lineのサービスを使いたい人は、日本で事前にVPNの設定をしていくことをおすすめします。
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