瀬長島への無料シャトルバスが7月末で終了。8月からのアクセスを紹介します

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沖縄の新たな観光地となったといっても過言ではない瀬長島には、南欧風のショッピングモールであるウミカジテラスや日帰り温泉のある瀬長島ホテル、そしてバーベキュー場などがあり、多くの観光客が訪れています。

そんな瀬長島へのアクセスを担っていた、無料で利用できる瀬長島ウミカジシャトルバスの運行が20197月に終了しました。

これは車を運転できない人たちにとっては非常に残念です。

とはいえ、新たな有料バスが便利になったり、那覇の中心部から路線バスで、従来通り瀬長島には気軽にアクセスすることは可能です。そこで、今回は無料バスがなくなった後の瀬長島へのアクセス方法について紹介していきたいと思います。

瀬長島シャトルバスは2019年に7月末で運行終了

2015年より瀬長島ツーリズム協会にて運行されていた無料のシャトルバス、「瀬長島ウミカジテラスシャトルバス」は、2019731日をもって無料乗車の運行を終了しました。

この情報は私も7月にTwitterで知ったのですが、突然のニュースにびっくりしたものです。

今までこのシャトルバスは、1時間に1〜2本の頻度で、那覇都市モノレールの赤嶺駅と瀬長島の間を結んでいました。また、瀬長島発の場合に限りますが、那覇空港まで送ってもらえたりしましたし、夜の時間帯は、県庁前駅すぐ横にある「パレットくもじ」まで延長運転を行っていたので、非常に便利でした。

ただ、無料の上に24名が定員と小さいバスでの運行であり、外国人旅行客で埋め尽くされていることも多く、私も過去、赤嶺駅まで行ったものの定員超過でバスに乗れなかったこともあります。

もともとは瀬長島観光を活性化させるために始めたサービスだと思いますが、現状の運行ではキャパオーバーのため、正規の路線バスとして有料化するのも分からなくもないですね。

2019年8月以降の瀬長島へのアクセス方法

2019年8月以降の瀬長島へのアクセス方法は、有料シャトルバスの利用、路線バス+徒歩、そしてタクシーの3つの方法になると思います。

①有料シャトルバスを利用(那覇空港・赤嶺駅から)

2019年8月1日からは、シャトルバスのかわりに、中部観光サービスにて有料路線バスの運行が開始されます。

全便が那覇空港発着に

この新たなシャトルバスが今までの無料バスと異なるのは、バスは全便が那覇空港を発着し、モノレール赤嶺駅を経由して瀬長島に向かうことになるということです。つまり、

  • 那覇空港⇔赤嶺駅⇔瀬長島

というルートになるんですね。

先ほどもちょこっと触れましたが、今までの無料シャトルバスは、瀬長島発の場合は赤嶺駅を経由して那覇空港まで向かっていましたが、瀬長島行きの場合は那覇空港発はなく、モノレール赤嶺駅からのみの出発となっていました。

那覇空港から直接瀬長島へバスでアクセスできるようになったのは、大きなメリットですね。特に、JALやANAの航空会社のステータスを取得するためにフライトをしている、いわゆる修行僧の方たちにとっては、那覇空港で数時間の待ち時間がある場合など、時間の使い方に選択肢が広がることになりますし、瀬長島に空港から直接向かうことになったメリットはかなり大きいと思います。

有料バスの運賃

バスの運賃は以下の通りです。

  • 瀬長島ホテル前⇔赤嶺駅前 間 片道 大人200円 小人100円
  • 瀬長島ホテル前⇔那覇空港 間 片道 大人300円 小人150円
  • 思ったよりも運賃は安いですね。
  • 運行ダイヤ

また、有料化のメリットのもう一つが、運行頻度の増加。

新しいバスのダイヤはこちらになります。

●那覇空港→赤嶺駅→瀬長島

●瀬長島→赤嶺駅→那覇空港

今までは45分程度に1本程度の頻度で運行していましたが、本数も30分に1本程度と増加し、より使いやすいダイヤになりました。

補足
瀬長島ホテル宿泊者は、2019年12月31日迄の宿泊に限り、ホテル側が有料となったシャトルバスの運賃を負担します。

那覇空港や赤嶺駅で乗車した場合、一度バス乗車運賃を支払い、車内で発行された乗車証明書をフロントに提出し、乗車運賃代金を払い戻します。ホテルから利用する場合、フロントで乗車券を配布します。

②路線バスを利用(国際通り・旭橋から)

次はちょっと上級者向けっぽくなってしまいますが、路線バスを利用して瀬長島に向かう方法を紹介します。

今までは夕方以降限定ではありましたが、無料シャトルバスが那覇中心部の久茂地にある「パレットくもじ」まで乗り入れていました。これは便利で、特に瀬長島で遊んだあと、ホテルの近くまでバスで1本で帰ることができたんですね。

ただ、今回のバス有料化に伴い、那覇中心部と瀬長島の中を結ぶバスはなくなってしまいました。

そこで紹介するのが路線バスです。那覇の中心部である国際通り近辺から、瀬長島のすぐ近くまで路線バスが走っています。残念ながら瀬長島まで入るわけではなく、瀬長島の手前のバスの営業所まで行って橋を歩いてわたる必要はあるのですが、すぐ近くまで行くことができるんですね。

那覇の中心部から瀬長島に向かうバスの系統番号は「9番」の具志営業所行きです。線を引いたのが9番のバスが通る経路(一部)ですが、那覇の中心部を通ってから、画面左下の青い星が示す具志営業所に向かう路線です。

9番のバスが止まるバス停ですが、中心部では以下のバス停があります。

  • 松尾一丁目(国際通り)
  • パレットくもじ(県庁前駅)
  • 旭橋駅前

例えば私が以前瀬長島に路線バスで向かった際は、国際通りの松尾1丁目からバスに乗りましたが、ここは国際通りの中心部にある「お菓子御殿」の前にあります。

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完全に話はそれますが、お菓子御殿ではちんすこうや紅芋タルトなどの定番お菓子が、1個ずつばら売りされているのでばら撒き土産の購入に最適です

バス料金は市内一律料金なので230となります。赤嶺までのモノレール料金と同じですね。バスの所要時間は、松尾一丁目から約30分です。これくらいの本数があれば便利ですよね。

以前、実際に私も具志営業所から瀬長島まで歩きましたので、そのときのことを紹介したいと思います。

具志営業所から瀬長島へは、ただ右に曲がって進むだけで向かうことができます。道に迷う心配はありません。途中、那覇空港の飛行ルートの真下を歩いて通ります。


具志営業所を出てすぐ右に曲がれば「瀬長」の交差点があり、こちらを右に曲がれば、目の前に瀬長島がもう見えます。ここからは瀬長島海中道路を歩いて瀬長島に向かいます。歩道もこのようにちゃんと整備されています。

写真でみればわかりますが、瀬長島までは若干距離はあります。なので炎天下はもしかしたらおススメできないかもしれません。

ただ、橋の上はちょうど飛行機の航路上なんですね。たくさんの飛行機が飛びますので、迫力は満点です。写真も、瀬長島で撮るよりも迫力のあるものが撮れると思います。

具志営業所から瀬長島の入り口は徒歩で約15分。昼間は少し日差しも強くて歩くのが大変かもしれませんが、夕方ならばあまり気にならなかったですね。

③タクシー(どこからでも)

最後に紹介するのはタクシー。何よりもタクシーは便利です。

そして、沖縄のタクシーは、東京に比べるとかなり割安なんですね。沖縄のタクシー料金は、初乗り550円(1,750メートル)、加算料金は372メートルごとに70円、配車料金不要です。

【参考:東京23区と沖縄本島のタクシー料金の比較】

走行距離 沖縄本島 東京23区
1km 550円 410円
2km 620円 730円
3km 830円 1,130円
5km 1,180円 1,720円
10km 2,160円 3,450円

那覇空港にはたくさんのタクシーが並んでいますが、那覇空港から瀬長島に向かう場合、一度北側にぐるっと走らせてから旋回して南側にいくため、けっこう距離を走ることになります。

なお、タクシー配車アプリについては、沖縄県では2019年8月現在、JapanTaxiのみ利用することが可能です。UberやDiDi、MOVには、現在対応しておりません。

JapanTaxiを使って計算してみましたが、那覇空港から瀬長島までは、タクシーで約1,810円と算定されます。

ただ、車社会の沖縄、那覇空港周辺はよく渋滞します。実際に料金はもう少し高くなり、所要時間ももう少しかかるでしょう。

まとめ:瀬長島への無料バスは終了し有料化へ

モノレールの赤嶺駅から瀬長島に向かう無料シャトルバスの運行が、2019年7月をもって終了しました。

8月からは、有料の直通バスが新たに運行されることになりました。便数も増え、那覇空港に全便が乗り入れることになったことからわ空港から直接瀬長島に容易にアクセスすることが可能となりました。

これは観光客以上に、航空会社のステータス修行をされている方にとってありがたいですね(笑)

また、沖縄中心部からは路線バス+徒歩で瀬長島に入ることも可能です。瀬長島まで15分程度の徒歩は発生しますが、飛行機を間近にみることができるエリアを通りますので、飛行機鑑賞が好きな方は、一度歩いて橋を渡って瀬長島に向かわれるのもよいのではないでしょうか?

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