JGCなど、JALの上級会員になると利用できる羽田空港サクララウンジは、飛行機の待ち時間を過ごすのに快適な場所です。
少し空港に早く着いてしまった場合、ゆったりとした空間で、飛行機を眺めながらビールやソフトドリンクを飲んで待つことが可能です。
今回はこのラウンジの紹介記事と、最後にサクララウンジにJALの上級会員ではなくても入る方法について書いていきたいと思います。
航空会社の上級会員とはなんぞや、という方はこちらの記事をどうぞ
目次
羽田空港国内線サクララウンジの概要
羽田空港にはサクララウンジが北館と南館の二箇所あり、今回訪れた南館の概要は以下のとおりです。
- 場所:第1ターミナル 南ウイング3階
- 営業時間:5:15~最終便出発まで
- 座席数:約350席(喫煙エリアあり)
- 設備:ファックス(送信のみ)、無線LANサービス、シャワー(6:30~)、喫煙室、トイレ
- サービス内容:ソフトドリンク、アルコール類、おつまみ、新聞、雑誌
スポンサーリンク
JGCカウンターから直接入ります
JALが使用する羽田空港第1ターミナルは、行き先別に北ウイングと南ウイングに分かれます。北海道から関西までは北ウィング、中国から沖縄が南ウイングになります。今回の旅の目的地は南国の高知であるため、南ウイングに向かいました。
さて、一般の方は手荷物検査場のゲートBかCを使うのですが、JGC会員の場合は、専用のゲートから入っていくことが可能になっています。
こちらがJGC専用レーンです。ゲートBとCの間にあります。奥に細くなっており、自動ドアのその先が見えないので、知らない人にはわからない世界です。
手前にはJAL GLOBAL CLUBと書かれた絨毯が敷いてあり、重厚な高級感を醸し出しています。
横にはこちらのゲートを利用する人向けのチェックインカウンターもありますので、パックツアーでの利用したりするなど、当日チェックインが必要な場合でも便利です。
この扉に入ると、手荷物検査エリアになります。一般の人とは違うレーンですが、中には2レーンしかありません。したがって、空港全体が混雑する時間帯はさすがに待ち時間なしとは行きません。
手荷物検査を抜けると、そこはラウンジ・・・というわけにはいかず、一度空港の制限エリアにでてから、ラウンジへの扉に入ります。
検査場を抜けてすぐ左にあるので迷うことはないと思うのですが、この導線はちょっと残念ですね。
ちなみに羽田空港にはファーストクラスラウンジという、もうワンランク上のラウンジがあるのですが、こちらを利用する場合は、また別途入口があり、手荷物検査を受けるとラウンジに直行できるようになっています。
扉を入ってこのエスカレーターを上がると受付があり、ここで保安検査を受けた時にかざした搭乗券を改めてかざしてからサクララウンジに入ります。
トイレやシャワーのエリアを抜けると、広々としたフロアにでます。
サクララウンジでの飲食
やはりサクララウンジに来たら、お酒を飲める人ならビール楽しんじゃいましょう!
空港で飲むビールといったらたまりません。といってもくれぐれも飲みすぎには気を付けてほしいのですが(笑)
私もラウンジに入ったらまずはビールを飲みました。朝だろうと昼だろうと夜だろうとこの行動に変わりはありません。このラウンジでは、ビールはキリン一番搾りとサッポロ黒ラベルの2種類から選ぶことができました。
ちなみに、翌日に松山空港のサクララウンジも利用しましたが、銘柄はスーパードライでした。また沖縄那覇のサクララウンジはオリオンビールだったりするので、場所によって様々なものを用意しているようです。
私はビール(とコーヒー)しかラウンジでは基本的に飲みませんが、もちろんその他のソフトドリンクも完備されていますので、乾いた喉を潤すことができます。
国内線のラウンジは、原則として国際線とは違って食事があるわけではありません(最上級会員のラウンジではパンなどが配られるところもあります)。ドリンクに付け合わせる簡単なおつまみ(あられミックス)が置いてあるだけです。
羽田空港のサクララウンジに常備されているおつまみが、このあられミックス。小分けの袋に入っているわけではなく、お皿に入れてとっていくタイプになっていきます。これ、ちょっと面倒ですよね。実際評判も芳しくないようです。
これは翌日の松山空港サクララウンジですが、個包装された3種類のおつまみがおいてあります。ちなみに、おすすめは緑の枝豆のやつです。松山以外でも、那覇空港などは個包装のものがおいてあります。
なぜ羽田空港では個包装されたおつまみではないのか。それは、おそらく持ち出し防止のためだと思います。ひどい話ではあるんですが、サクララウンジでは、一人で何袋もおつまみを持っていく人をよくみかけます。小さい空港ならそれでもなんとかなりますが、羽田空港クラスの大きさだと、持っていかれる量は膨大になってくると思います。
お皿に入れていくタイプであれば、その場で食べる分しかもっていかれませんからね。
スポンサーリンク
サクララウンジのシート
サクララウンジには様々なタイプのシートがあります。今回私たちは飛行機のみえる窓側の席に座りました。もちろんコンセントも完備しており、携帯電話やカメラの充電も可能です。
第一ターミナルの西側は、向かいが国際線ターミナルなので、JALだけでなく海外の航空会社の飛行機を眺めることもできます。これは第二ターミナルを使用しているANAのラウンジにはないメリット?の1つだと思います。
この写真には写っていませんが、訪れたときもシンガポール航空、大韓航空、ブリディッシュエアウェイズなどの飛行機をみかけることができまました。ANAラウンジではなかなかできない体験ですし、外国の飛行機をみると、なんかわくわくしますよね?
ここがラウンジの中心部です。真ん中に大きなテーブルがあり、奥にはオープンな個別ソファ席があります。
奥には個室感たっぷりの席があります。仮眠してもよし、仕事してもよしの席です。私は仕事で飛行機に乗る機会はめったにないのですが、ビジネスパーソンにはうれしい席ですね。
マッサージチェアが2台ありました。この時間は比較的すいていたので2台ともあいていました。奥の方にあるので存在に気づいていない人も多いかもしれません。
レディースラウンジの存在
羽田空港のサクララウンジには、レディースラウンジのいう男子禁制のエリアがあります。今回は妻と同伴でしたので、短い時間ですが妻に突撃取材をお願いしました。滞在時間約2分の取材です。
取材結果がこちらです。パウダールームでしょうか?こんな感じの机が4つほどあったそうです。この他、ソファがあったが、全体的に中は狭かったとのことです。レポート以上でした(笑)
こどもラウンジの存在
羽田空港のサクララウンジには、こどもラウンジというスペースがあります。こちらも子連れではない私は入ったことないのですが、JALのHPには以下のとおり概要が書いてありました。
小さなお子さまと一緒に「くつろげる、楽しめる」をコンセプトに、こどもビームスに全面監修をしていただいた「こどもラウンジ」を南北サクララウンジに設置しております。
サクララウンジの雰囲気はそのままに、飛行機を眺めながら親子でお話ができるカウンターや、絵本を読んでのんびり過ごせるベンチシート、赤ちゃんが安全に遊べるクッションプールなど、小さなお子さまとの楽しい旅を演出いたします。
このラウンジからは先ほど書いたとおり国際線の飛行機もみえますので、乗り物が好きな子供ならうれしいでしょうね。
そのほか絵本やクッションプールもあれば子供も満足できるし、大人も安心して飛行機の待ち時間を過ごせるのではないでしょうか?
ラウンジから搭乗口へは秘密の道で向かう
ラウンジでの滞在を終え、搭乗口に向かう時間がやってきました。入り口にもど…りません。
ラウンジのど真ん中に、下りエスカレーターが存在するのです!これを使って下り、ドアを開けると見慣れた制限エリアにでます。ちなみに反対側からは、ラウンジの出口とはわからない作りになっています。
これは優越感を感じますねー。外にいる人からすれば、「魔法の扉から出てきた人」ですから(笑)、かっこいいものです。
ラウンジ規約は守りましょう
サクララウンジには利用規約がちゃんとあります。
JAL国内線 – ラウンジ ご利用規則について
1)ラウンジで提供しているお食事・お飲み物をラウンジの外に持ち出すことはご遠慮ください。
2)サクララウンジにお持ち込みになられた飲食物は各サクララウンジの「ダイニングスペース」(飲食可能エリア)*にてお召し上がりください。
ダイヤモンド・プレミアラウンジではすべてのエリアにてお持ち込みになられた飲食物をお召し上がりいただけます。
また、周囲のお客さまのご迷惑になる場合がございますので、お持ち込みになられたにおいの強いもののラウンジでの飲食はお控えください。
*各空港ラウンジにおけるダイニングスペースはホームページまたは各空港ラウンジにてご確認ください。
3)ラウンジに備え付けてある物品は、ラウンジ内にてご利用ください。
4)身の回りの私物は、ご自身で管理をしてください。盗難、紛失等が発生しても弊社は一切の責任を負いかねます。
持ち出しは論外ですねJALのスナックがとても美味しいので、持ち出したい気持ちはありますが立派な窃盗です。先ほども少し触れましたが、羽田空港サクララウンジのおつまみが個別包装でなくなった理由の1つは、持ち出し対策と考えられます。
なお、サクララウンジは持ち込み飲食は禁止事項となっていましたが、2019年1月の規定改定により、所定エリアでの食事が認められることになりました。
はっきりいって、飲食禁止が守られているとはいいがたく、実態にあっていなかったのですが、エリアを区切って認められることになったんですね。これで堂々と空弁を持ち込むことも可能です。とはいえ、節度は守りましょうね。
サクララウンジは上級会員でなくても入る方法がある
サクララウンジは原則としてJALの上級会員ではないと入れないのですが、そうでなくても入る方法はいくつかあります。
1つ目がお金を払うこと。羽田空港国内線のサクララウンジは3,000円で入室可能です.が、3,000円の価値は、少なくとも私はないと思います。価値観は人それぞれですが。
サクララウンジ 国内線サクララウンジお申し込み(有料)(羽田空港国内線ラウンジ) −JAL国内線
2つ目がドコモのケータイを長期使っている方々。NTTドコモのポイントであるdポイントのプラチナ会員であればクーポンが発行できるそうです。
dポイントのプラチナ会員になるには、NTTドコモの携帯を15年以上使っているか、所定の期間で10,000ポイントをためる必要があります。そうすればクーポン貰えるみたいです。抽選ではありますが、当選すれば無料でサクララウンジを使うことが可能です。
詳しくは、マイラー界いち「のんびりしていない」という噂もあるのんびりさんの記事を参考にしてください。
まとめ
ここまで、羽田空港国内線サクララウンジを紹介してきました。
羽田空港サクララウンジですが、
- 専用の手荷物検査場を抜けてラウンジにむかうことができる
- ビールやおつまみが置いてあり、搭乗前の1杯が楽しめる
- ニーズに合わせて様々なシート、レディースラウンジやこどもラウンジがある
新幹線と違って、乗り遅れたら基本的に買い直しなので空港には時間に余裕をもって来る人が多いと思います。早くついてもラウンジを使うことができれば、無駄な時間にならなくてよいのかな、と思います。
なお、羽田空港には、サクララウンジ以外にも、クレジットカードのゴールドカードの保有だけで入室できるラウンジがあります。こちらもなかなか便利でサクララウンジよりも明るいので、ビールの提供にこだわらなければこちらもおススメできます。
スポンサーリンク
優先レーンだからといって油断せず、空港には余裕をもっていきましょう。