日本にはたくさんのポイントプログラムがありますが、その中でも特に大きいプログラムのうちの一つが「楽天ポイント」だと思います。楽天経済圏の方はたくさん持っているでしょうし、そこまでどっぷりという方でなくても、楽天カードだったり楽天ポイントカードを持っている人は多いのではないかなと思います。
そんな楽天ポイントから、JALマイルに交換することが可能になりました。割とこれはサプライズ的な感じですね。私もびっくりしました。
楽天ポイントからJALマイルへの交換が可能に
2022年5月より、楽天ポイントから、JALマイルに交換することが可能になりました。今までメジャーなポイントですとPontaやdポイントからJALマイルに交換することが可能でしたが、これに加えて楽天ポイントから交換できるようになるというのはJALマイラーとしては有難いことです。
今まで楽天といえばANAの印象が強く、実際楽天のポイントをANAマイルに交換している方もいらっしゃるかと思いますが、今後はJALにも交換可能です。もちろんANAとの交換も引き続き可能です(というか、ANAへの交換も改善しています)
交換レートは2ポイント⇒1マイルという標準的となっています。ポイントサイトのモッピーのポイントの最大80%のレートには勝てませんが、それ以外でJALマイルをポイントから交換するにはキャンペーン時以外は50%が普通ですから、まあ悪いものではありません。
その他、交換に際して細かい条件は下記のとおりとなります。
- 最低交換ポイントは50ポイント
- 1日に交換可能なポイントは5,000ポイント
- 月の上限は20,000ポイント
- 交換に必要な時間は1週間程度(あとで補足します)
一度に5,000ポイント⇒2,500マイル、月の上限は20,000ポイント⇒10,000マイルとなっています。これはたくさんポイントをマイルに交換したい場合、Pontaやdポイントからに比べると若干弱いところですね。
ちなみにJALマイル⇒楽天ポイントも交換可能ですが、お話にならないレートなので紹介は割愛します。
交換スピードは最短翌日
実際に私も早速楽天ポイントをJALマイルに交換したのですが、交換スピードはやいですね。表記上は「約1週間」となっていますが、実際には最短翌日で付与されます。
具体的には、私はサービス開始直後である5月12日(木)に、1日の上限である楽天ポイントを5,000ポイント交換申請をしました。
そして翌日の5月13日(金)の昼には、JALの通帳をみると2,500マイルが付与されていました。
曜日的なタイミングでうまくいったのかもしれませんが、24時間もかからずに付与されておりここまで早いのは正直びっくりしましたね。
日系航空会社のマイルって購入できないことから、発券したいときにちょっとマイルが足りないとき、非常に困ったりします。ですが、楽天ポイントだと端数持っている方も多いと思いますし、50ポイント(25マイル)単位で交換できますので、このスピード感と少額対応は、ちょっとマイルが足りないときに使えるなと思いました。
併せてANAマイルへの交換も改善へ
今回の楽天ポイント⇒JALマイルへの交換開始にあわせ、従来から交換可能だった楽天ポイント⇒ANAルートについても改善が図られました。
今まで楽天ポイントからANAマイルに交換する際、上限はなんと1,000ポイント⇒500マイルという少なさで、いざANAマイルが必要になった際に楽天ポイントから交換しようとしても、毎日少しずつ交換していく必要がありました。
私も家族旅行でANAマイルを使ったハワイ行き特典航空券を発券しようとしたとき、足りない分のマイルを妻の楽天ポイントから充当したのですが、毎日1,000ポイントずつ地道に交換してもらったこともあります。
それが、今回のJALと同様、ANAマイルも一度に5,000ポイント⇒2,500マイルまで一気に交換することが可能となりました。副作用的な改善のような気もしますが非常にありがたいことです。
市中でのポイント獲得は楽天を基本に!
今回このように楽天ポイントがJALマイルにも交換可能になったこと、そしてANAマイルへ1度に交換できるポイントが大幅に増加したことにより、市中やネットショッピングでの買い物で貯まるポイントをマイルに交換したい場合、楽天が有利になったのかなと思います。
今までJALはPontaやdポイント、ANAはTポイントや楽天ポイントとはっきり分かれていたので、例えば街の買い物でポイントを貯める際、楽天ポイントかdポイントのどちらかが貯まる店だと、どっちのカード(アプリ)を出そうかななんて悩んだりされることもあったかと思います。
今後は、いくつかのポイントプログラムから選べる場合、マイルに変えたい人は楽天ポイントを選べばいいということになります(付与率が違う場合はこの限りではありませんが)。また楽天ポイントが貯まるお店を今後は集中的に利用するのも一つの手です。
楽天は楽天市場でのポイントの計算方法が税抜きベースになったりSPUが変わったり、そして楽天モバイルの無料保有が今後できなくなるという残念な変更もあります。
一方でマイラーとしては、少額単位で短期間にJAL、ANAどちらのマイルに交換できるという使い勝手のよさは増えてきたのだと思います。
私個人的な意見でいえば、基本ネットショッピングは今後も楽天に寄せていきますし、楽天モバイルも、少なくとも1回線は無料が終わっても残そうと思っています。今よりSPUさらに2倍になるのであれば、残してもいいかななんて思っています。
街中でもdポイントやPonta、Tポイントよりも圧倒的に楽天ポイントを街中では拾っていきたいですね。
まとめ
楽天ポイントからJALマイルへの交換が始まったというニュースでした。交換レートこそ一般的な0.5倍ですが、最短で翌日に交換が完了するなど交換スピードはなかなかのものです。Pontaとほぼ同等くらいのスケジュールで考えればいいと思います。
JALとANAの両方に交換可能、スムーズな交換スケジュール、そして一気に大量には交換できないという特性を考えると、ANAマイル、JALマイルがそれぞれ足りないときに個別に充当していくのがよい使い方かなと思います。
今まで、市中でポイントを貯める際は、JAL派ならPontaやdポイント、ANA派ならTポイントや楽天ポイントを貯めていたと思います。これからは迷わずマイルを貯めたい人で複数のポイントを選べるシチュエーションの際は、迷わず楽天ポイントを貯めていけばいいということになりますね。