西武グループのポイントである「プリンスポイント」は、西武グループでの利用のほか、ポイントサイトなどを使ってためることができる上、貯めたポイントはプリンスホテルの宿泊券に交換することができるため、ポイント好きな人には非常に注目されていたポイントシステムです。
私もプリンスポイントをたくさん貯めて、何度もホテル週泊券に泊まりました。
ただ、2020年から、ホテルに泊まるためのポイント数が一部を除き増加することになりました。そこで、どのホテルのポイント数が増加するのか、みていきたいと思います。
目次
プリンスポイント2020交換商品でホテルの必要ポイント数が増加
プリンスポイントの交換カタログは年に1度更新され、その2020年バージョンをみたところ、ホテル宿泊券に交換するポイントが大幅に増加していることを知りました。
確かに、プリンスポイントからホテル宿泊券への交換レートって、めっちゃよかったんですよ。通常、お店で使う分には1ポイント1円相当なのに、ホテル宿泊券に交換すると、1ポイントが2円にも3円にも価値が上がるという、航空会社のマイルのようなものになっていたんですね。
それを補正するような、ホテル宿泊券の交換に必要ポイント数になってきましたので、地域別にみていきたいと思います。
首都圏のプリンスホテル
ホテル名 | 対象の部屋 | 2019年 ポイント数 |
2020年 ポイント数 |
---|---|---|---|
品川プリンスホテル | メインタワーツイン高層階 28~34階 | 5,000 | 8,000 |
サンシャインプリンスホテル | ツインB | 6,000 | 7,000 |
新横浜プリンスホテル | ツイン | 5,000 | 6,000 |
新宿プリンスホテル | ツインA | 6,000 | 7,000 |
川越プリンスホテル | ツインルームC/ダブルルームB | 6,000 | 7,000 |
大磯プリンスホテル | オーシャンビューツイン | 7,000 | ー |
グランドプリンスホテル高輪 | スーペリアツイン | 8,000 | 12,000 |
高輪 花香路 和室D | 40,000 | 75,000 | |
グランドプリンスホテル新高輪 | スーペリアナチュラルツイン | 8,000 | 12,000 |
東京プリンスホテル | レジデンシャルスイート | 10,000 | ー |
スーペリアツイン又はダブル | - | 8,000 | |
ザ・プリンス・パークタワー東京 | パノラミックツイン または パノラミックキング | 12,000 | 20,000 【朝食付】 |
ガーデンスイートD(クラブフロア特典付き) | 20,000 | 75,000 | |
ザ・プリンスさくらタワー東京 | デラックスツイン | 12,000 | 30,000 |
鎌倉プリンスホテル | ツインルームB | 15,000 | ー |
ザ・プリンスギャラリー紀尾井町 | デラックスツインまたはキング(禁煙) | 40,000 | 75,000 |
中国割烹旅館 掬水亭(所沢) | 和室12畳+広縁3畳 | 20,000 | ー |
くつろぎ和モダン | ー | 20,000 |
とにかく、品川・高輪エリアで必要ポイント数が爆上げです!
品川プリンスホテルが5,000ポイントから8,000ポイント、高輪プリンスホテルが8,000ポイントから12,000ポイントに、それぞれ約1.5倍になっています。
高級なお部屋も、さくらタワーのデラックスツインが12,000ポイントから30,000ポイント、パークタワーのスイートなんて、20,000ポイントから75,000ポイントに3倍以上の上昇となっています。
一方、それ以外の新宿、池袋サンシャイン、新横浜などは微増にとどまっています。ただし、新宿プリンスホテルのツインAは部屋が少ないため、全然予約がとれないのがネックです!
箱根・伊豆エリアのプリンスホテル
ホテル名 | 対象の部屋 | 2019年 ポイント数 |
2020年 ポイント数 |
---|---|---|---|
箱根仙石原プリンスホテル | Kodachi またはHikari スーペリア | 10,000 | 10,000 |
箱根湯の花プリンスホテル | 和室 | 15,000 | 15,000 |
ザ・プリンス箱根芦ノ湖 | 本館ガーデンビューツイン | 15,000 | 20,000 【朝食つき】 |
下田プリンスホテル | ツインB | 6,000 | ー |
ツインA | ー | 7,000 | |
川奈ホテル | 海側ツインBまたは海側ダブル | 15,000 | 15,000 |
伊豆長岡温泉三養荘 | 新館和室スタンダードタイプ 本間8畳+次の間6畳(夕・朝食付) | 40,000 | 45,000 |
もともと箱根・伊豆エリアの開発は小田急と西武(伊豆箱根鉄道)が争っていた経緯もあり、箱根にも西武(プリンス)のホテルが多数あります。
箱根伊豆エリアは、大半のホテルで必要ポイント数が据え置かれました。箱根は宿の値段が総じて高いので、ポイント利用価値がなかなかありそうです。
信州エリアのプリンスホテル
ホテル名 | 対象の部屋 | 2019年 ポイント数 |
2020年 ポイント数 |
---|---|---|---|
軽井沢 浅間プリンスホテル | スタンダードツイン | 10,000 | 12,000 |
スイート | 15,000 | ー | |
軽井沢プリンスホテルウエスト | ウエストツインルーム | 10,000 | 12,000 |
ウエストコテージAまたはC | 10,000 | ー | |
軽井沢プリンスホテルイースト | フォレストツイン | 12,000 | 15,000 【朝食付き】 |
ザ・プリンス軽井沢 | エグゼクティブツイン | 15,000 | 15,000 |
ザ・プリンスヴィラ軽井沢 | テラスタイプ(ベッド4台、ソファーベッド2台)※6名まで | 70,000 | ー |
万座高原ホテル | しゃくなげ館フォースルーム | 5,000 | ー |
こまくさ館 | ー | 6,000 | |
嬬恋プリンスホテル | モデレートツイン | 5,000 | 6,000 |
万座プリンスホテル | 南館ツイン | 6,000 | 7,000 |
苗場プリンスホテル | 4号館ツインBまたは6号館ツインB | ー | 6,000 |
ザ・プリンスヴィラ軽井沢の無料宿泊がなくなりました!これは非常に残念です。
必要ポイントは全体的に微増しています。また、新たに苗場プリンスホテルが対象となりました。これは楽しみな人も多いのではないでしょうか。ハイシーズンはとれなさそうですけど。
北海道・東北のプリンスホテル
ホテル名 | 対象の部屋 | 2019年 ポイント数 |
2020年 ポイント数 |
---|---|---|---|
札幌プリンスホテル | スタンダードツイン | 6,000 | 6,000 |
屈斜路プリンスホテル | ツインルームB | 5,000 | 6,000 |
富良野プリンスホテル | ツインルーム | 5,000 | 6,000 |
新富良野プリンスホテル | ツインルーム | 6,000 | 10,000 【朝食つき】 |
雫石プリンスホテル | スーペリアツイン | 7,000 | ー |
スタンダードツイン | ー | 6,000 | |
十和田プリンスホテル | レイクサイドツイン | 6,000 | 7,000 |
札幌大沼プリンスホテル | モデレートツイン | ー | 6,000 |
釧路プリンスホテル | スタンダードツイン | ー | 6,000 |
かなりおいしいと思っている札幌プリンスホテルが6,000ポイントから増加なしで泊まれるの大きいですねー。もともと一番安い部屋が対象だったので、部屋のダウングレードもなく泊まれるのは素晴らしいです。
【札幌プリンスホテルに泊まってきました】
また、今回から札幌大沼と釧路のプリンスホテルが対象となりました。ちょっとマイナーな場所かもしれませんが、必要ポイントはどちらも6,000と少な目ですので、今後の旅行の候補地にしてみてはいかがでしょうか。
西日本のプリンスホテル
ホテル名 | 対象の部屋 | 2019年 ポイント数 |
2020年 ポイント数 |
---|---|---|---|
名古屋プリンスホテルスカイタワー | スカイツイン又はキング | 10,000 【朝食つき】 |
8,000 |
グランドプリンスホテル京都 | デラックスツインまたはキング | 8,000 | 12,000 【朝食つき】 |
デラックスフロアスイート | ー | 15,000 | |
びわ湖大津プリンスホテル | スカイフロアツインまたはダブル21~32階 | 6,000 | 8,000 |
スカイフロアスイート ツイン または ダブル 21~32階 | 10,000 | ー | |
グランドプリンスホテル広島 | プレミアムリゾートフロア-波フロア-ツイン | 8,000 | 10,000 【朝食つき】 |
スイート | 15,000 | 20,000 | |
日南海岸南郷プリンスホテル | ツインルーム | 5,000 | 8,000 |
びわ湖大津プリンスホテルがスイートルームが10,000ポイントで泊まれたのですが、これがなくなりました。新たにグランドプリンスホテル京都のスイートが15,000ポイントで泊まれるようになっています。
必要ポイントは全体的に上昇。ただし、名古屋だけは朝食付与がなくなったものの、必要ポイントが減少した数少ないホテルですので、今後の宿泊のねらい目になるかもしれませんね。
海外のプリンスホテル
ホテル名 | 対象の部屋 | 2019年 ポイント数 |
2020年 ポイント数 |
---|---|---|---|
ハプナビーチプリンスホテル(ハワイ島) | パーシャルオーシャンビュー | 20,000 | 30,000 |
プリンスワイキキ(オアフ島) | オーシャンフロントハーバー | 20,000 | 30,000 |
マウナケアビーチホテル(ハワイ島) | ビーチフロントスイート | 40,000 | 45,000 |
個人的にはプリンスワイキキの必要ポイントが増加したのが痛いですね…この先狙っていたので。1泊あたり1万のポイント増加は完全に想定外でした。
ここは日程によっては1ポイントの価値が1円を割るかもしれないですね…。
今後のプリンスポイントを用いた使い道についての考察
今回の改悪を受けて、私なりの今後のプリンスポイントを利用した宿泊券の使い方についてちょっとだけ考察していきたいと思います。ここからはあくまで個人の意見で主観全開ですので、その旨ご承知おきいただければと思います。
品川前泊用としては勿体ないかな(特に1人では)
私の自宅が東京都多摩地方であるため、羽田空港を朝早い便、具体的には国内線は8時、国際線は9時よりも早い便に搭乗する場合、可能であれば品川界隈のプリンスホテルに宿泊していました。
これは、品川プリンスホテルの宿泊が5,000ポイントで可能ということが大きかったからです。1ポイントの価値を2円とみても十分で、1万円以下で品川プリンスホテルの滞在は難しく、そのほか品川界隈で1万円以下で宿泊可能なホテルというと、東横インを除けばかなり限られてくると思います。
そんな中、品川駅、特に京急の改札には至近の品川プリンスホテルに5,000ポイントで泊まることができるというのは、非常に大きかったです。
それが8,000ポイントかつ部屋が低層階になるということであれば、少なくとも1人であれば品川~蒲田界隈のビジネスホテルに滞在すればいいかなと思いますし、なんなら羽田空港第1ターミナルにあるファーストキャビンでもいいような気がします。
ただ、家族での滞在となれば、狭いビジネスホテルよりも品川プリンスホテル使ったほうがいいので、その場合はもしかしたら今までどおりポイントを使うかなぁと思います。
ハワイの利用も悩むところ
実は私は2021年に家族旅行でハワイを計画しており、宿泊費用捻出のため、プリンス・ワイキキに何泊かはできればいいなと思っていたんですね。
仮に3泊として、予定では20,000ポイント×3泊で60,000ポイントを貯めればよかったのですが、3万ポイントになってしまったのは痛いですね。60,000ポイント貯めたも2泊しかできませんから。
というか、プリンス・ワイキキなら安い部屋なら3万円かからずにとまれるようなきもしますしね…。もともと海外の無料宿泊券の場合、リゾートフィーは別途請求というのもあり、おそらく3万円しないんじゃないか…と思っているところです。
札幌あたりが利用のねらい目か
そんな中で、札幌プリンスホテルの必要ポイント数が6,000ポイントなのはねらい目だと思います。
確かに札幌プリンスホテルは中心部からは少し離れてはいますが、路面電車ですぐに中心部に出ることは可能ですし、週末であればツイン1万円以上はすると思うので、ポイント数の少なさからしてもおススメになるのかなぁと思います。
まとめ
プリンスポイントを利用した無料宿泊券の交換レートが2020年1月から変更されるというので、その概要を少しみてみました。
総じて必要ポイントが増加しています。特に品川高輪エリアとハワイでの必要ポイント数の増加は1.5倍から場所によっては3倍以上になっています。
とりあえず、2019年中に交換できる特典は交換したほうがよさそうですね…。私も2万ポイントほど残っているので、パークタワーのスイートルームに交換しておこうと思います。使い方は追って検討するとして…。