2018年12月のお祭りといえばPayPay祭り。全商品が20%分のポイント還元、10〜40分の1の確率で全額ポイント還元という、夢のようなお祭りを実施しておりました。
ただ、その裏側ではクレジットカードの不正利用が多発しています。そして怖いのが、PayPayを利用していない人もこの被害にあっているということ。
なので、PayPayを利用してない人でも、今すぐにカードの明細をチェックする必要があります。
PayPayに乗じた不正利用は利用実績と関係なしに起こりうる
今回のPayPay不正利用ですが、PayPayからの情報漏えいはないとの公表があります。
PayPayで「クレジットカードを不正利用された」報告相次ぐ PayPay「情報流出した事実ない」 被害の声はサービス未登録者からもーBiglobe news
PayPay社に状況を確認したところ、「弊社から情報が流出した事実はない」とのこと。数件の問い合わせがあるが、「PayPay」側では不正使用かどうかを判断できないため、「お客様自身でクレジットカード会社にお問い合わせくださるよう」案内しているとの回答だった。今後については、不正使用が判明した場合、アカウント停止などの対応や不正防止の対策を検討するとした。
おそらく、今回の不正利用の原因は、過去に流出したクレジットカードの情報をもとにPayPayのアカウントを勝手に作られて、それを元に決済された、というものになりそうです。
というのも、PayPayの仕様上、クレジットカードを登録する際にセキュリティコードを何度間違えてもエラーがかからないうえに、名前も不要であるため、数うちゃ当たる戦法でカードが登録できるしくみになっていたんですね。
これだと、PayPay祭りをやっていようがいまいが、クレジットカードを持っている人なら誰しもが被害に遭っている可能性があります。
正直、めっちゃ恐ろしい話ですし、メディアはもっと伝えるべきだと思います。
被害に遭っている可能性のある対象のカードは幅広い
なので、まずはPayPayに登録することが可能なカードの明細を全部チェックしましょう。
PayPayに利用可能なクレジットカードは以下の通りです。
- VISA
- MASTER
- Yahoo! JAPANカードのJCBブランド
VISAとマスターのブランドがついているカードは、みなさん何枚かお持ちかもしれませんが、全てチェックする必要があります。
Yahoo!JAPANカード以外のJCBカードやアメックス、ダイナースは、PayPayに登録することができないため、今回の件だけでいえば安心です(とはいえ、この機に全部チェックしてみるといいでしょう)
なによりも、まずはビザとマスターをチェックです。
今回の経緯をみると、過去にネットで漏えいしたカードならどれでも可能性があり得るということで、はっきり言ってどのカードが漏れているか分かりませんので、しっかりチェックしましょう。
カードが被害にあっていたらカード会社に連絡!
今回、クレジットカードが不正利用されたらどうすればいいのでしょうか?特に、PayPayを勝手に作られた人にはたまったものではないですね。
まず、クレジットカードには、紛失や盗難に対する保険が付帯されていますので、基本的には100%補償されます。ですから、このステップに従って、やるべきことを淡々とやりましょう。
まずはカード会社に連絡します。クレジットカードには紛失盗難対応用の24時間コールセンターがありますので、こちらに電話をしてカードを止めてもらいましょう。
するとカードを止める手続きとともに、不正利用の調査と再発行の手続きが行われます。
再発行ではクレジットカードの番号が変わります。紛失など自分が悪いわけではないのに、カード番号変更の手続きをしなくてはならないのは面倒ですが、こればかりは仕方がありませんね…。
まとめ
とりあえず今週末はクレジットカードの明細をしっかりチェックしましょう!
PayPayに登録していようがしていまいが、持っているVISAとマスターカードがPayPayの不正利用に使われている可能性があります。
もし不正利用があれば速やかにカード会社に連絡し、カードを止めてもらいましょう。