2020年、爆発的に普及したテレワーク。コロナウイルスを気にしなくていい、会社に行かなくてもいい、満員電車に乗らなくてもいい、嫌いな同僚に顔をあわせなくてもいい…。テレワークにはデメリットもありますが、メリットもたくさんあります。
ただ、いざ自宅でテレワークをしようとすると、なかなか仕事をしても捗らない人も多いと思います。テレビや漫画といった誘惑だったり、仕事に適した机や椅子がないため、体が痛くなってしまったり…。
そこで注目されるのが、月額だったり1回料金で利用できる共用の仕事スペースである「コワーキングスペース」です。自宅では仕事できないダメリーマンの私にとだてはありがたいスペースです。
今回、パセラのコワーク東新宿店を利用してみたんですが、とても快適に仕事をすることができたのでレポを書きたいと思います。
また、このパセラのコワークを何度でも無料で利用する裏技もありますので、あわせて紹介したいと思います!
目次
パセラのコワークとは
パセラのコワークとは、カラオケのほか、レストラン・ウェディング・ホテル事業などを展開するパセラグループが運営コワーキングスペースです。パセラがプロデュースしただけあって、随所に東南アジアリゾート感がでていたりしています。
もともと、コワーキングというのは、個人事業者や起業家、ノマドワーカーやブロガーなどのように、場所の縛りがない環境で働いている人たちによるワークスタイルのことで、それらの人向けにネット環境やデスク、あるいは打合せスペースなどを整えた共用施設が、コワーキングスペースというものです。
これら、もともと働くためのベースとなる人のほか、現在はテレワークの拠点としても活用することができます。出勤抑制なども行われているが、外部との打ち合わせ等、家でなかなか仕事がやりにく場合、コワーキングスペースで仕事をするのも一つの方法だと思います。
パセラのコワークの特徴
パセラのコワークに限って話ではなく、大きめのコワーキングスペースにはだいたいあるのですが、室内には様々なユーザの用途に合わせた作業スペースがあります。
- 一人で集中して仕事・勉強するスペース
- 複数人で共同作業するスペース
- ゲストを招いた会議利用
たとえば静かに作業をしたいのであれば会話禁止の集中エリアスペース、共同作業をしたい場合は2人以上での打ち合わせ専用スペースであるノンソロフリーエリアなどがあります。
また、追加料金は必要になりますが会議スペースを借りることも可能です。会議室には、パセラのコワークを利用してないゲストを招待することも可能です。
また、パセラのコワークではドリンクが無料であったり、PC周りのパーツも無料でレンタルを借りたりすることもできます。PCと電源さえ持っていけば、あとは仕事ができます。
パセラのコワーキングがある場所
パセラのコワークは、2020年6月現在、東京都心の9か所で運営しています。
- パセラのコワーク東神田店
- パセラのコワーク東新宿店
- パセラのコワークサテライト銀座店
- パセラのコワークサテライト池袋店
- パセラのコワークサテライト安心お宿新橋汐留店
- パセラのコワークサテライト安心お宿新宿店
- パセラのコワークサテライト安心お宿荻窪店
- パセラのコワークサテライト安心お宿秋葉原電気街店
- パセラのコワークサテライト安心お宿新橋駅前店
これら9店舗ですが、どれも駅から徒歩4分以内という好立地になっています。駅からアクセスがよいのはありがたいですね。
9店舗のうち、東新宿店と東神田店の二つが2大拠点となっており、こちらは席の数も多く、会議室なんかも備わっており、広いスペースがあります。
ただ、東新宿と東神田って、若干不便な場所にありますよね。新宿駅、神田駅から歩けなくはないですがそこそこの距離があります。そこで、そのほかに利便性の高い銀座、池袋、新橋、新宿、荻窪、秋葉原にサテライトオフィスがあります。
なお、「安心お宿」とついている5店舗は、もともとが男性専用カプセルホテルの共用スペースを利用しているもののため、利用も男性限定となっていますので、そこだけ注意が必要です。
あと、あくまで休憩スペースなので、デスクやチェアーの質が、どうしても長時間の作業を想定していないものになっておるようです。
2020年現在、運営しているのは東京の都心だけで、首都圏郊外のほか、ほかの都道府県では展開されていません。個人的には、通勤抑制のためにも、もう少し郊外に店舗を作って欲しいなぁと思います。
首都圏でいえば立川とか船橋とか浦和とか、郊外の拠点となる駅周辺であれば、需要はあると思うんですけどね…。まあ、これはこのご時世ですし、今後の拡充に期待しましょう。
パセラのコワーキングの営業時間
続いてパセラのコワークの営業時間をみていきたいと思います。
店舗名 | 営業時間(平日) | 営業時間(休日) |
---|---|---|
東神田店 | 9:00~23:00 | 9:00~22:00 |
東新宿店 | 9:00~23:00 | 9:00~22:00 |
サテライト銀座店 | 9:30~16:00 | 休業 |
サテライト池袋店 | 9:30~17:00 | 休業 |
安心お宿新橋汐留店 | 10:00~21:00 | 10:00~21:00 |
安心お宿新宿店 | 10:00~21:00 | 10:00~21:00 |
安心お宿荻窪店 | 10:00~21:00 | 10:00~21:00 |
コア店舗であるパセラのコワーク東新宿店と東神田店については、平日、土日問わず朝から夜まで営業しており、1日中しっかりとリモートワークやブログ執筆などに取り組むことが可能です。
一方、銀座と池袋にあるサテライトの2店舗の営業時間が短いのがちょっと残念ですね。一日がっつりこもって仕事しよう、作業しようというのはこの2店舗ではなかなか難しそうです。そういう場合は東新宿か東神田に出る必要がありますね。サクッとちょっと合間の時間に仕事しよう!という場合はこの2店舗でも利用価値があると思います。
パセラのコワーク利用料金
パセラのコワークの料金体系は、月額制とその都度支払うドロップインに分かれています。
まずは月額料金をみていきたいと思います。月額制の場合、集中ブースエリアやリラックスエリアなどのフリーエリアが自由に使える「新ライトマンスリープラン」が月額2万円となっています。
また、都度利用のドロップイン利用の場合、1日利用の場合は2,500円、5時間利用の場合は2,000円などとなっています。金額間としては、ネットカフェよりも少し高めの価格帯といったところでしょうか。
また、回数券やeチケットを利用すると、1日券が2,000円~2,250円などと、割引になります。
ただ、2020年9月までは、月額2万円とか1日2,500円などの利用料を払わず、特定の条件を満たせば無料で利用することができるんです。その方法を紹介したいと思います!
iPhoneさえ持っていれば無料でパセラのコワークを利用可能!
今回私が、数あるコワーキングスペースからパセラのコワーキングスペースを利用し、紹介したのは、なんと無料で使うことが可能だからです。
実は、現在NTTコミュニケーションとパセラなどで、「Dropin(ドロッピン)」というアプリの実証実験をしており、この「Dropin」に登録している人であれば、ドロップイン(ゲスト)メニューを無料で何度でも利用することが可能になっています。
実証実験の期間も2020年9月末までと、今から登録しても、かなり長い期間にわたって利用することが可能です。
これ、めっちゃお得ですよね?個室を使う場合は別途使用料金を支払う必要がありますが、通常2,500円かかる1日の使用料金が無料になるんです。こんなお得な話、私は最初疑ってかかってしまったレベルです。
オープンスペースであれば問題なく利用できますし、ドリンクサービスなどももちろん無料です、今までカフェで仕事したりブログ書いていたのがバカらしくなるレベルですよね。
このとってもお得な実証実験、参加するには一つだけ条件があって、それはiPhoneを持っていることです。
なんでiPhoneが必須なの?と思うかもしれませんが、簡単な話で、今回の実証実験で使うアプリが、Apple Storeからしかダウンロードできないからです。Androidに対応していないんです。ここだけがネック。
実際に利用するには、まずはこちらでアカウントを作成します。
登録時に、会社名などが必須入力項目になっていますが、電話番号や住所の記入欄もありませんし、「個人ブロガー」などでも通りますので、そこまで気にする必要はありません。
登録手続きを終えると、アプリのダウンロードURLが記載されたメールが届くので、そちらからアプリをインストールすれば準備は完了です。
アプリをインストールさえすれば、特に予約なども必要なく、パセラのコワーク各店舗に直接行けば、無料で利用することが可能です。
パセラのコワーク東新宿レポート
こんな便利なコワーキングスペース、一度使ってみるしかない!と思い、この前、私もパセラのコワーキングスペース東新宿店を利用してきました。ここからはそのレポートになります。
結論からいうとメッチャ快適で、多少電車に乗ったとしても十分使う価値があるとおもいましたので、紹介できればと思います。
最寄駅は東京メトロ副都心線、都営地下鉄大江戸選の東新宿駅になります。ちょっとマイナーな駅です…。
新宿からはも地下鉄で一駅なので歩けなくはない距離ですが、新宿駅から最短経路で突っ切る場合は歌舞伎町のど真ん中を通ることになるので、慣れていない方は地下鉄に乗ったほうがいいと思います。
東新宿駅からパセラのコワーク東新宿店までの最短経路になると、出口はA2になります。
東新宿のA2出口を出て2分くらい出口を背中にして左(東)のほうに向かって歩けば、すぐにパセラのコワーク東新宿の入り口があります。
駅から近いのは便利ですね。
受付の人にDropin利用であることを伝えると、専用のQRコードを教えてくれるので、アプリを起動し、QRコードを読み取ってチェックインします。チェックインすると入館カードがもらえるので、滞在中はこれを首からかけます。
中にはICカードが入っており、施設内へ入る際、外にでる際にはセンサーにかざしてドアを開ける必要があります。
なお、利用中に買い物や食事のために外出することも可能です。その際は受付で一度ICカードを預けることになります。
今回というか私がいつも利用しているのは、会話が禁止されているメインフリールームというスペースです。ひとり利用が原則で個々のスペースが区切られておるほか、会話が禁止されているエリアです。なので静かなんですよね。集中できます。
パセラが運営しているだけあって、インドネシア,バリ島をイメージした作りになっています。
このほかにも、会話OK、会議してもOKのリラックスフリーエリアもあります。
Web会議や打ち合わせを実施する予定のある人、あまりにも静かすぎる環境では逆に仕事が捗らない人は、こちらに陣取るのがよいでしょう。
今回利用した、メインフリールームの自席はこんな感じです(現在、コロナの関係で席が間引かれています)。
テーブルにはコンセントが3つと電気スタンドが設置されていますので、PC2台+スマホの充電が可能です。また足元には荷物かごもあります。
有線LANはありませんが、高速無線LANが完備されているので、ルーターなどをもっていなくてもネットワークに接続可能です。
ちなみにパセラのコワークでは、自席でも飲食が可能なのですが、匂いのきついものは避けましょうね。
作業をする上で必要になってくる各種の備品が用意されています。
ノートパソコンだと画面が小さいなぁという場合はモニターを無料で借りることが可能ですし、USBケーブルなどがありますのでスマホの充電器も可能です。さらに膝掛けまで用意されています。
プリンターやコピー機なども設置されており、IPアドレスが表示されていますのでネットワーク経由でプリントアウト可能です。また、印刷用紙は1人100枚まで無料で使用することが可能です。太っ腹!
リラックスルームであれば自席でWeb会議なども可能ですが、メインフリールームでは集中して作業するスペースのため通話が禁止となっています。
けれども、急に電話がかかってきたり、Web会議をしたいこともあるかと思います。そんなとき用に「コミュニケーションルーム」があり、この部屋の中であれば電話をすることが可能です。
私もテレビ会議の際は、コミュニケーションルーム内で行っています。
また、有料になりますがミーティングスペースも時間単位で借りることが可能です。大型モニターや複数名の椅子があります。スペースを利用している人同士で、打ち合わせなどもできますね。
設備を紹介
続いて、パセラコワーク東新宿店を利用すると使える、館内設備を紹介したいと思います。快適に仕事ができるようになっていますので、うまく利用しましょう。
ドリンクサービスがあります。ネットカフェに設置されてあるカップ式で、コーヒーやお茶、ジュースなどを飲むことができます。コーヒーはドトールのコーヒーです。
もちろん自席に持っていくことも可能です。
その横には、なんとお菓子が置いてあります。
お菓子は有料販売もあるのですが、駄菓子ひとつだけ持っていくことが可能です。くれぐれも、たくさん持って行かないように!
なお、もともとはお昼時にパンの提供をしていたのですが。コロナの影響で現在はとりやめており、代替サービスとしてお菓子をおいているようです。
冷蔵庫も完備されていますので、まるでオフィスのように使うことができます。あ、名前はちゃんと書いてくださいね。
その横にはペットボトルのお水もおいてあり、これも無料で飲めます。
シンクにオーブントースターに電子レンジまで完備されています。食事の持ち込みが可能なので、完全にオフィスと同じような感じで滞在できます。
もはや、ベッドがないことを除けば住めるレベルです。
こちらは先ほど紹介したコミュニケーションルームという、電話などをする際に使うスペースです。
なんとその中にはマッサージチェアか2台あります。もちろんこれも無料で使用することが可能です。マッサージを受けながらWeb会議をすることも可能っちゃ可能です。さすがにしないですけど。
一方で、パセラのコワークには仕事の誘惑もあります。
なんでコワーキングスペースにこんなもの置くのか分かりませんが、漫画がたくさん置いてあるんですね。
カプセルホテルの共用スペースを兼ねている安心お宿シリーズならあるのは分かるんですが、コワーキングスペース専用施設なのに正直意味不明です(笑)
もちろんビジネス雑誌とかならわかるんですけどなぜマンガ…これ、誘惑に負けないか、我々試されているのでしょうか…
極め付けはこれ。16時をすぎるとワインの提供が始まります。一日お疲れ様でした!ということでしょうか。
16時以降は飲みながら仕事もできちゃいます。ただし、1人2杯までですからね!そこ注意ですよ!飲みすぎ注意!!
パセラのコワーク東新宿の周辺環境
パセラコワークでは外出が自由なので、お昼ご飯などを外に食べにいくことができますし、食料や飲み物を買いにいくことも可能です。
パセラのコワーク東新宿店のすぐ近くにはセブンイレブンがあるので、フリードリンクにない飲み物などを買ってから仕事を始めることもできますし、途中で買いに行くことも可能です。
コワーキングスペースの中には冷蔵庫もありむすので、冷たいものを購入しても冷やしておけます。
東新宿駅の交差点近辺マクドナルド、CoCo壱、バーミヤンなどのチェーン店があります。ちょっと離れれば中華や韓国料理のお店もいかつかありますので、お昼ご飯に困ることはありません。
まとめ
今回、テレワークの一環でパセラのコワークを使ってみましたが、とても快適でした。これを9月末で限定ではありますが、無料で使えるなんてすごいことです。
こういった施設が、東京郊外や神奈川、埼玉、千葉などの東京通勤圏に広がっていけばいいなと思いました。それが通勤抑制になるんじゃないかなーと。
今後、私も9月までの間、仕事のほか、仕事帰りのブログ執筆などに積極的に使っていければなぁと思います。ここで記事を書けば少しははかどるかな…。