沖縄リゾートエリアへのバスはどれがおススメ?メリット・デメリットを比較します

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那覇空港や那覇市内から恩納村や名護市にあるリゾートホテルまでは、レンタカーがあれば便利ですが、車の運転が苦手だったり免許を持っていなかったりするとなかなか行くのが大変に思うかもしれません。

でもそんな人でも大丈夫。沖縄には豊富なバス路線があり、バスを活用すれば運転などせずにホテルへ向かうことが可能です。またバスが止まらないようなエリア・ホテルでも、拠点までバスで移動し、そこからタクシーで移動するという方法もあります。

とはいえ、バスは少しハードルが高いもの。そこで、今回は沖縄のリゾート地にいくバスの紹介をしたいと思います。私もこれらを活用して沖縄リゾートを楽しんでいます。

バスごとに行けるエリア

これから紹介する4種類のバスで行けるエリアは以下のとおりとなります。

  リムジンバス エアポートシャトル 路線バス やんばる急行バス
プリンスぎのわん × 〇(少し歩く) ×
北谷ヒルトン系、ビーチタワー × ×
星のや、アリビラ × × ×
ルネッサンス、HIYORI 〇(送迎利用) ×
シェラトン、カフー、ムーンビーチ ×
インタコ・ハイアット △(インタコは送迎あり) ×
ハレクラニ △(タクシー利用)
オリエンタル・リッツカールトン 〇(送迎利用) 〇(少し歩く) △(タクシー利用)
ヒルトン瀬底 〇(送迎利用) ×
オリオン ×

それでは、具体的に特徴を見ていきたいと思います。

空港リムジンバス

空港からリゾートに行くバスとして一番メジャーなのが沖縄バスが運行する「空港リムジンバス」ではないでしょうか。

カバーしているエリアが広く、恩納村エリアのみならず、宜野湾や北谷といった那覇近郊のホテルから読谷方面、さらに名護の先の本部町のオリオンホテルまで様々な場所にある沖縄リゾートホテルを網羅しています。また路線設定が細かく、AからEまで5つのエリアを分け、エリアごとにバスを出しているのも特徴的です。1つのバスで行くエリアは1つか2つになっています。

他のバスに比べてきめ細やかに停車し、バスがホテルのロビー前までつけてくれるのもメリットです。他のバスは敷地の外の道沿いに泊まりますが、リムジンバスは多くのホテルで玄関まで入ってきてくれます。

そして、他のバスが基本的に1路線通しになっているのに比べ、寄る場所が少ないので、所要時間が他のバスよりも短いのもメリットです。

このように、ホテルに短い時間で直行できるというメリットがある一方、デメリットもいくつかあります。

まず、値段がこれから紹介するほかの方法に比べて比較的高く設定されています。例えばシェラトン沖縄サンマリーナリゾートまでは1,630円、オリエンタルホテル沖縄までは2,140円かかります。

2つ目のデメリットは事前予約が必須であることでしょう。とはいえ、当日那覇空港や那覇バスターミナルのカウンターでも空席さえあればチケットを購入することができます。もちろん事前に「発車オーライネット」でも予約をすることが可能です。確実に行く時間が決まっているのであれば、キャッシュレス決済が可能な発車オーライネットで予約するのがよいでしょう。

3番目、そして致命的なんのが便数がとにかく少ないことです。最初に紹介したとおりエリアを分けていることから、所要時間は短いのだけど、その分まわれるホテルの数が減るので、各ホテルに向かうバスの本数は少ないです。

ほとんどの場所は1日2便しかなく、これがまた使いずらい時間に設定されていたりします。例えばハレクラニ沖縄は、行きが11時台と15時台発でまだ使いようがありますが、帰りがなんと8時台と16時台。これは全く使いものになりませんでした(なので帰りはやんばる急行バスを使っています)

いくつかデメリットをあげましたが、それでもやっぱり一番便利なのは間違えないので、沖縄が初めての人、直接ホテルに向かいたい人は時間を合わせてでも利用するのがよいと思います。

エアポートシャトル

エアポートシャトルは、那覇空港と美ら海水族館を結ぶ高速バスで、途中、恩納村方面のリゾートホテルを経由する路線と、沖縄道を終点まで乗って名護市役所と美ら海周辺のみ停車する特急があります。

恩納村のリゾートホテルに行く場合は、特急ではない通常便を利用することになります。

エアポートシャトルを利用するメリットは、バスの中で一番安いことです。那覇からサンマリーナビーチまでは1,400円、ハレクラニやかりゆしビーチ(オリエンタルホテル・リッツカールトン・ブセナテラス等最寄)までは1,600円と、他の交通手段よりも価格が抑えられている上、割引運賃も豊富です。

空港の観光案内所のほか、ファミリーマートでリゾートエリア往復2,600円のチケットが販売されているほか、3日間3,900円で乗り放題のチケットも販売されています。乗り放題チケットは、恩納村リゾートホテルに滞在しながら美ら海水族館にも行きたい人には、非常に便利だと思います。

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あと、個人的には支払方法として楽天ペイが車内で使えることもメリットの一つであると思います。期間限定楽天ポイントの消化にもいいかも。

バスの本数は1~2時間に1本程度と、リムジンバスよりも多く走っているため、旅行の計画も立てやすくなっています(時刻表はこちら

デメリットは高速バスの中では一番時間がかかることです。路線が1路線しかなく、美ら海水族館に向かう名護直行の特急便を除いて沖縄自動車道を石川インターで下りてしまうので、恩納村の手前のホテル(シェラトンサンマリーナ等)ではリムジンバスとそう時間が変わりませんが、名護に近いホテル(オリエンタルホテル、リッツ・カールトン等)までは約2時間と、リムジンバスに比べて所要時間が長めになります。

一応トイレ休憩はありますが、車内にトイレがないのもちょっと厳しいです。特に子連れには厳しいですねこれ。

あとは停車するエリアが少な目。リムジンバスほど細かく停車せず、例えば瀬良垣エリアがスルーされてしまっています。また、リムジンバスと違いホテルの中まで入らないため、どのバス停からもホテルまで多少時間がかかります。

その場合、近隣の多くのホテルは迎えにエアポートシャトルのバス停まで迎えに来てくれるサービスを実施しているホテルも多いので、事前にホテルのホームページを確認したり、問い合わせておくのがよいでしょう。

例えばオリエンタルホテル沖縄では、事前にホテルにバスの到着時間を電話しておくと、かりゆしビーチ前まで車で迎えにきてくれました。オリエンタルホテルは坂の上ですので、歩いていくと大変です…。

こんな感じで、意外とエアポートシャトルは時間に余裕があるときなら安いですし本数も多く自由が利くので、一人旅やお友達、カップルでの旅なら使いやすいと思います。

路線バス(20番、120番)

ここまで紹介した2つのバスはいわゆるリムジンバス的なもので、那覇空港から那覇中心部で客を拾い、那覇インターから沖縄道に乗って移動します。

それとは別に、下道を走る一般的な路線バスを利用してリゾート地に向かうことも可能です。路線バスは高速バス以上にハードルが高いですが、読谷村方面に行く人以外は、一つの路線だけ覚えておけば大丈夫です!

それが、那覇空港から那覇市中心部を通って、国道58号線沿いに宜野湾市・北谷町・恩納村などを通って名護バスターミナルまで向かう系統番号20番と120番という路線です。空港発着が120、那覇バスターミナル発着が20番で、実質的には同じ路線です。

メリットはなんといってもバスの本数でしょう。那覇と名護を沖縄で最も交通量の多い道路で結ぶ生活路線でもあるため、バスはおおむね30分に1本の頻度で走っています。

後は、途中の主要な観光地を結んでいるので、途中下車をしながらリゾートエリアと那覇を結ぶことが可能だったり、北谷と恩納村・名護市を直接結ぶことができたりといった利便性もあります。

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私の経験例でいうと、ハイアットリージェンシー瀬良垣から那覇に戻る際、途中、宜野湾の超有名タコス屋「メキシコ」に寄りましたが、そういう利用方法もできます。他のバスを利用すると高速道路に乗っちゃうので寄れませんが、路線バスだからこそ、そして30分に1本はあるからこその使い方だと思います(北谷=那覇は10~15分に1本ありますし)

デメリットはなんといっても時間がかかること、渋滞にまきこまれることです。国道58号線の交通量はかなり多く、下道だと恩納村から那覇まで2時間以上かかることもあります。特に北谷から宜野湾あたりがかなり渋滞しますので、ここで高速道路を利用するほかのバスと大幅な差がつきます。

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沖縄の長距離路線バスは、時刻表があってないような世界です。

また、路線バスなので座席が固いこともあり、なかなかのお尻修行感となります。私は次回乗る機会があれば座布団持参で行く予定です…。

あと、意外にも料金はそこまで安くないのもデメリット。ふつうに乗り通してもリゾートエリアから2,000円近くかかるので、区間によっては先ほど紹介したエアポートシャトルの方が安いです。

路線バスは、旅慣れている人であれば多くのエリアをカバーできるので使ってみてもいいと思います。まあ一人旅向きですかね…。

やんばる急行バス

最後はちょっと裏技というか、特定のエリア限定になってしまうのですが、やんばる急行バスを利用してリゾートエリアに行くことも可能です。

やんばる急行バスは、空港や那覇市街地と北部エリアの観光地、住宅地を結ぶバスで、1時間に1本程度運行されています。本数も多めでいい感じです。

やんばる急行バスの場合、沖縄自動車道の終点、許田インターまで高速を利用するため、ビーチリゾートエリアの多くを通過してしまいます。ですが、許田インターを降りてすぐの「道の駅許田」に停車しますので、ここからタクシー(路線バス)を利用する方法があります。

恩納村最北部から名護市南部にあるリゾートホテルが目的地の場合、例えばブセナやリッツ・カールトン、オリエンタルホテル、ハレクラニあたりであれば、道の駅許田からタクシーで1,500円~2,000円、10分以内で移動することが可能です。これらのエリアに行く際には選択肢になりそうです。

リムジンバスは本数が少ないですし、エアポートシャトルはこれらのエリアまでは2時間以上かかるため、意外とやんばる急行バス+タクシーの方が早く着くと思います。

私も子連れでハレクラニ沖縄に行った際、リムジンバスはいい時間がない、エアポートシャトルは時間がかかりすぎな上に車内にトイレがないということで、バスの乗車時間が短いやんばる急行バスを利用しました。

道の駅許田は天ぷらやさーたーあんだぎーのおいしいお店もありますしお土産も豊富にありますので、買い物をするにもちょうどよいと思います!美ら海水族館の入場券も安く購入できますし。

まとめ

沖縄のリゾートエリアに行くバスを紹介しました。沖縄は鉄道がないからこそバスも豊富で、十分移動が可能になっています。

滞在エリアによって便利なバスは異なります。読谷方面であればリムジンバス1択でしょうし(路線バスもありますが若干難易度が高い)、恩納村のど真ん中であればエアポートシャトルが安いですがインターコンチネンタルやハイアットのエリアには停留所がない等のクセもあります。

目的地や滞在のスタイルに応じて使うバスは異なると思いますが、どちらにせよレンタカーに比べたら時間がかかってしまうのはやむを得ないですが、十分バスで旅行は可能です。昼からお酒も楽しめます。ぜひバスでの沖縄の旅を計画してみてはいかがでしょうか。

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