成田エクスプレスに安く乗る方法!「在来線チケットレス特急券」を使っておトクに向かおう

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2010年に深夜時間帯を中心に再開し、2014年、2020年と拡張した羽田空港の国際化により、成田空港から海外にいく機会は減ったかもしれませんが、羽田の発着枠はこれ以上増えることは当面ないので、まだまだ海外に行くときに成田空港を利用することも多いかと思います。ちなみに私は成田空港大好き人間です(笑)

さて、成田空港までのアクセスは、JR、京成、バスなど様々な方法があります。この中で一番「高い」イメージがあるJRですが、割引運賃があることをご存じでしょうか。それが、今回紹介する「在来線チケットレス特急券」になります。

えきねっとトクだ値は新幹線を利用する方は馴染みのある切符ですが、成田エクスプレスにも設定されており、このきっぷを使うと、安く成田エクスプレスを利用することが可能ですので、ぜひ使ってもらいたいです。

成田空港への交通手段

東京都心から成田空港までの交通手段としては、自家用車やタクシーを除くと、以下の6つの移動手段になるのかなと思います。

成田空港から都内までの主な交通手段
  • 成田エクスプレス
  • JR総武線(旧:快速エアポート成田)
  • 京成スカイライナー
  • 成田スカイアクセス特急・京成線特急
  • リムジンバス
  • 格安バス

この中だと、成田エクスプレスってちょっと高いイメージがあるかもしれません。確かに、定価で購入すると、東京~成田空港の片道で3,070円、新宿~成田空港で3,250円かかります。

対抗となる鉄道の場合、京成の特急スカイライナーの場合は京成上野や日暮里から成田空港までは2,570円、アクセス特急を使えば1,270円ですから、鉄道の中でもかなり割高ですよね。

東京駅~成田空港の所要時間は、バスでも成田エクスプレスでも約60分です。ただ、少し郊外から利用する場合、特に一度鉄道で新宿に出てくる方や横浜近辺にお住まいの場合、圧倒的に成田エクスプレスの利用価値があがるんですね。

また、京成電鉄利用の場合、乗り換えが日暮里になりますので、これもちょっと不便なところです(京成上野とJR上野は多少離れいている上、地味な段差が多い)。そのため、まだまだ成田エクスプレスを利用する機会も多いと思います。特に子連れの場合、密室のバスよりも空間のある電車の方が楽なのではないでしょうか(と、勝手に思っています)

成田エクスプレスとは

成田エクスプレスとは、成田空港と首都圏各地の間を運航する、全席指定席の特急です。全席指定なので、自由席はありません。グリーン車は連結されています。

成田エクスプレスは、基本的に以下のサイクルで運航しています。

  • 新宿~東京~成田空港:30分に1本
  • 大船~横浜~東京~成田空港:1時間に1本

基本的に1時間に2本運転し、そのうち1本は新宿行と大船行(東京駅で分割・併合)、もう1本は新宿行を基本としています。つまり、東京・新宿へは30分に1本、横浜には1時間に1本のサイクルで運航しています。

所要時間は、東京~成田空港が55分、新宿~成田空港が80分、横浜~成田空港は90分程度となっています。横浜はバスと同じ程度、東京や新宿はバスよりも早い時間で到着することが可能です。

成田エクスプレスに用いられている車両の紹介

成田エクスプレスに用いられている車両ですが、現在はE259系という車両を使用しています。その昔、2009年までに使っていた車両は、空港特急にも関わらず、リクライニング機能がないという、とんでもない特急でしたが、現在は普通席でも全席リクライニング、電源コンセントつきになりました。

各車両の端には、スーツケースを保管するスペースがあります。ダイヤル式でロックをかけることも可能ですので、安心ですね。

こちらが普通席車両です。車内も非常にシックにまとまっていて落ち着きがあります。

シートピッチは1,020mmなので、JRの特急の普通車としてはかなり広い部類になります。それにリクライニング機能もつきました。最大でこの程度まで倒すことが可能です。

このように、成田エクスプレスは他の交通機関に比べ値段は高いものの、普通席でも高級感を味わいながら成田空港に向かうことが可能です。

成田エクスプレスのメリットはとにかく便利なこと

成田エクスプレス利用のメリットはとにかく便利なこと。これに尽きます。東京駅のほか、横浜や新宿、渋谷などとダイレクトに結んでいることはやはり計り知れない部分があります。

以前は大宮や八王子発着もあったのですが、大宮発着はすでに廃止、八王子発着も2024年3月のダイヤ改正で廃止となります…。

issy
個人的には八王子発はありがたいのですが、まぁガラガラでしたからね…

新宿や渋谷まで私鉄などで出てきた場合、そこからさらに山手線や中央線といった混雑した電車に乗り換えずとも、そこから座って成田に行けるのはメリットとして大きいと思います。

issy
あと、子連れの場合、密室のバスよりも特急型の鉄道の方が圧倒的に楽だと思います。泣いた場合もデッキであやすことができますし、動きたくなっても常識の範囲内で子供を動かすことができますから

成田エクスプレスのデメリットは運賃が高いこと

成田エクスプレスは非常に便利な乗り物ではありますが、唯一不便なのが、運賃が他の交通手段に比べて高いことです。

先ほど紹介したとおり、成田空港から東京駅まで片道3,070円というのは、バスや成田スカイアクセスの2.5倍、スカイライナーの1.2倍もの費用がかかります。

成田エクスプレスの割引運賃 在来線チケットレス特急券とは

そんな運賃の高さがデメリット成田エクスプレスですが、割引運賃がありまして、それが今回紹介する在来線チケットレス特急券(旧:えきねっとトクだ値(チケットレス特急券))になります。

在来線チケットレス特急券とは、JR東日本のさまざまな特急列車に導入されている割引で、出発時刻までにJR東日本のインターネットサイトである「えきねっと」で特急券を購入すると割引が受けられるサービスです。

従来の特急の割引きっぷは、運賃と特急料金がセットになっていましたが、この在来線チケットレス特急券は、特急券のみをWebで購入し、運賃(乗車券)については、別途購入する必要があります。まぁ、成田エクスプレスをはじめ、在来線チケットレス特急券を設定している在来線はSuica導入エリアなので、Suicaで改札の入退場を行えばいいということになります。

チケットレス特急券なので、当日窓口や券売機で特急券を出す必要もありません。ネットでチケットを購入し、座席を指定してしまえば、ふだんと同じようにSuicaで改札に入り、指定された座席に座ればいいだけです。検札も省略されますので気が楽です。

在来線チケットレス特急券の値段

成田エクスプレスの場合、在来線チケットレス特急券は通常窓口や券売機で購入するよりも35%割引となります。

とはいえ、実際にかかる金額は運賃とセットで考える必要があるため、セットにした値段をみてみましょう。通常の料金との比較も含めてあります。なお、乗車券はICカード利用料金にここではしています。

区間 在来線チケットレス特急券+運賃 通常の運賃 割引率
東京〜成田空港 2,462円 3,072円 19.9%
新宿~成田空港 2,638円 3,248円 18.8%
横浜(市内)〜成田空港 3,530円 4,370円 19.2%

運賃を含めた総額は、東京からだと2,462円、新宿からだと2,638円、横浜からだと3,530円となっています。だいたい20%弱の割引率ということになります。

これでも、東京駅と成田空港というピンポイントで考えれば、1,300円の格安バス「アクセス成田」の倍近くの値段がしますが、京成スカイライナーの上野・日暮里~成田空港の料金がICカード利用時で片道2,557円ですから、ここに金額を合わせてきていますね。

スカイライナーは特定の航空会社、旅行代理店を使った割引はあるものの、それ以外は割引制度が株主優待券を金券ショップで入手するくらいしかないので、実は誰でも購入可能な割引で比較すれば、成田エクスプレスってスカイライナーよりも安いんですよ。意外なことに。これあまり知られていないようなきもしますけど。

まあ、スカイライナーは速さという圧倒的な有利ポイントはありますし、新宿だと金券ショップが豊富なので一人のときはスカイライナーが多いんですけどね。

ちなみに、コロナ禍の前には、「N’EX往復きっぷ」という券売機限定の割引切符がありました。これは片道あたり東京・新宿~成田空港で2,515円、横浜(市内)〜成田空港が3,140円だったので、今の在来線チケットレス特急券になったことよる変化は、東京からだとそう変わらず、横浜からだと少し値上げされた、という感じでしょうか。

在来線チケットレス特急券の購入はえきねっとのみ

在来線チケットレス特急券の購入方法は、えきねっと限定となります。ここ注意が必要です。

在来線チケットレス特急券は特別なサイトがあるわけではなく、通常のきっぷと同様に、えきねっとのトップページで区間を日時を設定して「列車を検索する」をクリックし、

乗る便を指定したら、このように「チケットレス35%OFF」というところがあるので、こちらを選択すればOKです。

座席はシートマップで指定することが可能です。これ、私の実予約(出発2週間前)なんですがめっちゃガラガラですな。

割と成田エクスプレスって直前に予約する人が多いので、事前に予約をすれば、まぁ在来線チケットレス特急券の35%割引の適用は受けられるんじゃないかなと思います。

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まとめ

どうしても高いイメージが強い成田エクスプレスですが、「在来線チケットレス特急券」を利用すれば、かなり割安に利用することができます。もちろん、1,300円で運行している格安バスにはかないませんが、京成スカイライナーとはほぼ同額で成田空港と東京を行き来できます。

高級感は他の移動手段より優れていますし、子連れの場合バスより使いやすいなと思うので、もし利用される場合はぜひ成田エクスプレスを割引価格でお得に購入してください!
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