誕生月は四国旅行がおススメ!JR四国の乗り放題切符「バースデイきっぷ」を使って四国を巡ろう!

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誕生月には、自分へのご褒美に旅行でもしたいと思っている人も多いかと思います。

本来であれば海外旅行に行きたいと思っている人も多いかと思いますが、2022年も新型コロナウイルスの影響でまだまだ難しそうです。

海外が難しいと思ったとき、次なる候補地にあがるのは北海道と沖縄でしょうか。ただ、今年は特に旅行シーズンの場合はかなり混みそうですね…。

今回、私が今年おススメするのが四国旅行です!誕生日月こそ、四国旅行がおススメなんです。

その理由は、JR四国が販売している誕生月限定の「バースデイきっぷ」が非常にお得なんです。このきっぷを使えば、めっちゃお得に四国旅行をすることができます。

そこで、今日はこのバースデイきっぷの紹介と、私が以前バースデイきっぷを使って旅行したときの話を少し書きたいと思います。

JR四国が発売する「バースデイきっぷ」とは

バースデイきっぷとはJR四国が発売する企画乗車券で、誕生月の連続3日、JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車が乗り降り自由になるきっぷです。

区間はご覧のとおりとなっており、四国のほぼ全体が網羅されています。JRのほか、土佐くろしお鉄道も乗り放題となっており、そのほかに松山から久万高原に行くバスも乗り降り自由のエリアになっているんですね。四国1週をすることも可能です。

誕生日月のみ購入可(同行者3名までOK)

バースデイきっぷを購入できるのは、旅行開始日が誕生日月である人のみです。そのため、誕生月を証明するために、バースデイきっぷを購入する際には、誕生日が確認できる公的証明書(免許証など)が必要です。また、旅行中も誕生月を証明するものの携行が求められています。

また、バースデイきっぷを購入するときには、同じ料金で「同行者用きっぷ」というのも同時に3枚まで購入することが可能です。

同行者用きっぷには誕生月の条件はもちろんありませんので、誕生月以外の人も、誕生月の人と一緒であればバースデイきっぷを使うことができます。ご家族やお友達とお得な旅行に行くことができますね、

なお、同行者向けのきっぷを単独で利用することを防ぐため、同行者用のきっぷを使う人は、本人用のきっぷをもっている人と必ず一緒に行動する必要があるという条件がついています。まぁこれは当たり前っちゃ当たり前ですね。

グリーン車用と自由席用がある

バースデイきっぷには、グリーン車用と普通車自由席用の2種類があります。

グリーン車用を購入すれば、対象エリアの普通電車・特急のグリーン車まで乗り放題(もちろん、自由席も指定席も乗り放題です)です。JR四国ではグリーン車つきの電車は少なく、あっても一両のうち半分だったりしますが、やはりグリーン車は快適です。

グリーン用をもっていれば自由席にはバースデイきっぷだけでそのまま乗車できるほか、指定席(グリーン車を含む)を利用したい場合は、別途無料で指定席券を窓口などで発券してもらうことにより利用することが可能です。これは最初にまとめて発券してもらうことも、旅の途中で発券してもらうことも可能です。

注意
ただ、JR四国の場合特急停車駅であっても無人駅だったりして指定席券を発券することができない場合もあります。

一方、自由席用は普通電車や特急の自由席を利用することが可能です。指定席やグリーン車を利用することはできません。とはいっても、JR四国の場合は座席の大半が自由席ですので、指定できないことにそこまで気にすることはありません。

破格ともいえる切符の料金

バースデイきっぷ、グリーン車用と自由席用、それぞれの料金は以下のとおりとなっています。

バースデイきっぷの料金
  • グリーン車用:13,240
  • 自由席用:9,680円(子供半額)

この価格設定ってはっきりいってめっちゃお得なんです。どれくらいお得かというと、例えば高松と松山の単純往復でも、グリーン車では15,000円くらいしますし、自由席でも11,000円を超えます。

 

まぁ自由席の場合だと割引きっぷなどもあるので実際はこれより安く乗れますが、グリーン車ってご存じのとおりあまり割引きっぷというのがないので、いかにお得かということが分かってもらえるかなと思います。

issy
個人的にはせっかくの誕生月旅行なので、グリーン車用の利用をおススメします。

ただし唯一値段で注意すべきところは、グリーン車用の場合、子供料金がありません。つまり、小学生でも大人と同じ13,240円を支払って利用する必要があります。

そのため、小学生のお子さんを連れていく場合は、自由席用にすることも考えた方がいいかもですね。

お盆だろうとゴールデンウィークだろうと除外日なし

ある意味このきっぷが最強なのはここかもしれません。

JRの割引きっぷや回数券は、はお盆・年末年始・ゴールデンウイークは適用除外のことが多いですが、このバースデイきっぷは使用不可の時期がないんです。

つまり誕生月の人であれば、いつでも使うことができるんです。これだけお得なきっぷでハイシーズンに利用ができるJRの企画乗車券って、本当に聞いたことがないですよ。

5月誕生日の人がゴールデンウィークに、8月が誕生日の人が夏休みに、12月に誕生日の人が年末に、1月が誕生日の人が年始に使うことができちゃいます。

issy
私は8月生まれなので、お盆時期にバースデイきっぷを使用しました。8月生まれには最強の切符ですね。

バースデイきっぷの発売箇所

ここまで、バースデイきっぷの概要を説明させてもらいました。誕生月ならめちゃくちゃお得に四国旅行をすることが可能ななことはお分りいただけましたでしょうか?

そんなバースデイきっぷですが、ちょっと難点なのが、特にグリーン車用を使いたい場合にきっぷの購入がめんどくさいことです。

「え、みどりの窓口に行けばいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、バースデイきっぷはJR四国以外のみどりの窓口では販売していないんです。なので、各地から四国に旅行される人がこのきっぷを使う場合、大きくわけて以下の3つの方法になるかな、と思います。

四国に着いてから「みどりの窓口」で購入

一番簡単な話は、JR四国のみどりの窓口やJR四国の旅行代理店である「ワープ」で、当日や前日に現地で購入する方法です。高松、松山、高知、徳島の各駅などのみどりの窓口に行き、開始日を指定して、3日間有効なチケットをもらうという方法です。

旅行のスタートはターミナル駅であることが多いと思いますので、自由席用であればこの方法で十分だと思います。というか自由席の場合は、梅田まで行ったり書留の送料を負担してまで、事前にきっぷを買うメリットもないかな、と思います。

ただ、グリーン車用を使う場合で、ハイシーズンであったり観光特急を利用したりという理由で事前に座席指定をしたい場合もあると思います。その場合は、次の2つの方法があります。

梅田のワープで購入

JR四国管内のみどりの窓口と、JR四国の旅行会社である「ワープ」では販売していないバースデイきっぷですが、大阪の梅田には「ワープ」の支店があるんです。

四国以外で唯一のワープである、ワープ梅田支店でもバースデイきっぷは販売していますので、関西の方は事前にバースデイきっぷを購入することが可能です。

ワープ梅田支店(JR四国ツアーのHPにリンク)

ワープ梅田支店の場所は大阪駅の北口から徒歩圏で、グランフロント大阪のちょっと先のようです。大阪近郊の方であれば。こちらでバースデイきっぷを事前に購入するのもありでしょう。

JR四国ツアーのサイトで購入

四国や関西以外の方でバースデイきっぷを事前に購入したい場合は、JR四国ツアーが運営するサイト「JR四国ナビ」でも購入することが可能です。

こちらのサイトを使えば、関西の方以外も事前にチケットの購入を行ってから出かけることが可能となります。

また、グリーン車用を購入するのであれば、購入と同時に指定席券の予約・発券を行い、バースデイきっぷと一緒に郵送してもらうことも可能です。

「ご希望など」の欄に、一緒に発券してほしいグリーン車や特急指定席の出発日、区間、列車名を入力しておきましょう。特にあとで触れますが、観光特急はグリーン車指定席のため、乗りたい場合はこの段階で確実に予約しておく必要があります。

注意
バースデイきっぷをインターネット経由で購入した後、JR四国以外の「みどりの窓口」で指定席券を発券してもらうことはできません。あとは四国についてからみどりの窓口で無料の指定席券を発券してもらう必要があります。

ただ、インターネット上で購入する場合、以下の3つの点に注意する必要があります。

バースデイきっぷをインターネットで購入する場合の注意点
  1. 誕生月を証明する書類を送付する必要あり
  2. 簡易書留の発送なので送料がそれなりにかかる
  3. 11日前までしか購入できない

バースデイきっぷをネットで購入する場合でも、誕生月の確認をする必要がありますので、申込から48時間以内にメールまたはFAXにて公的証明書(免許証の写しなど)を送付する必要があります。これをしないとキャンセルとみなされますので注意が必要です。

また、ネット通販の場合、チケットは簡易書留で自宅などまで発送されるため、送料(420円)は自己負担となります。

なお、発送にかかる時間などの都合などもあるため、インターネットでの購入の場合、購入期限が出発の11日前となっています。四国旅行の直前でバースデイきっぷを使いたい!となった場合、関西近郊以外の方は現地で調達するしかないです。

バースデイきっぷを事前購入するメリットは観光列車の予約が可能なこと

バースデイきっぷのグリーン車用を事前に購入するメリットはなにかというと、事前に特急の座席指定ができることです。

とはいえ、ぶっちゃけJR四国は指定席は少ないですし、グリーン車はガラガラなので現地行ってから予約すればハイシーズンを除けば大丈夫だと思います。

そんな中、バースデイきっぷを事前にネットで購入するメリットは、JR四国が運行する観光列車に乗りたい場合に事前に予約できることです。

JR四国には「伊予灘ものがたり」、「四国まんなか千年ものがたり」、「時代の夜明けのものがたり」という3つの観光列車があります。

これら3つの観光列車は全席グリーン車指定席であるため、バースディきっぷを使う場合、自由席用では乗車することができず、グリーン車指定席用を購入し、さらに座席指定席券を発行する必要があります。

 

この中でも特に人気の「伊予灘ものがたり」は、愛媛県の松山駅から伊予大洲・八幡浜方面に1日2往復している観光列車で、途中には伊予灘の絶景を楽しむことが可能です。

私ずっと乗りたかった列車のうちの一つで、2022年の夏、ようやく乗ることができました。

唯一途中で停車する駅は下灘駅で、こちらで数分間の観光時間があります。下灘駅といえば、過去には3年連続「青春18きっぷ」のポスターで取り上げられたことがあるなど、絶景で有名な駅です。

車両にもこだわりがあり、レトロ風の車内から伊予灘を眺めることが可能ですし、4日前の事前予約制になりますが、食事予約券を購入することにより、車内で四国の幸を使った食事が提供されます。

補足
「食事予約券」はバースデイきっぷの範囲には含まれませんので、バースデイきっぷ発行後、別途みどりの窓口や瀬戸内ナビ「setowa」等で購入する必要があります。

また、車内でも地ビールやオリジナルカクテル・ミカンジュースなどの販売があります。

このような素敵な特急である伊予灘ものがたりも、バースデイきっぷのグリーン車用があれば乗ることが可能です。ですが、伊予灘ものがたりは大人気ですから当日だとして席券が完売していることが多いため、乗りたい場合は事前予約が必須です。

そのため、バースデイきっぷを利用して伊予灘ものがたりに乗車する場合は、グリーン車用のきっぷを事前に梅田のワープまで行って買うかJR四国ツアーのサイトで発券して、同時に伊予灘ものがたりのグリーン指定席券(と食事予約券)を発券してもらえばいいということになります。

issy
伊予灘ものがたり乗りたい人は、手間がかかりますが事前購入は必須です!

類似きっぷ「四国フリーきっぷ」との比較

バースデイきっぷは、あまりにも破壊力のあるきっぷですが、唯一の欠点は誕生月しか利用できないことです。もちろん、その時期に四国旅行を組み込めばいいだけなんですが、世の中そうそう都合はうまくいかないですよね。

JR四国では、バースデイきっぷのほか、四国フリーきっぷというものを販売しています。このきっぷと比較してみましょう。

バースデイきっぷ 四国フリーきっぷ
乗り放題の列車 自由席券:特急自由席乗り放題
グリーン券:特急グリーン車乗り放題
特急自由席乗り放題
値段 グリーン車用:13,240円
自由席用:9,680円
16,440円
JR以外の乗り放題エリア 土佐くろしお鉄道全線・阿佐海岸鉄道全線・JR四国バス(大栃線、久万高原線) 土佐くろしお鉄道(窪川ー若井間)・JR四国バス(大栃線、久万高原線)
利用可能日 誕生月 通年
販売箇所 JR四国 JR四国・JR北海道

比較していただければわかると思いますが、バースデイきっぷの自由席と四国フリー切符を比べれば、圧倒的にバースデイきっぷの方がお得ですね。やはり四国は誕生月にいきましょう。

JR四国のグリーン車はとっても快適

JR四国のグリーン車は、岡山と松山を結ぶ「しおかぜ」と、岡山と高知を結ぶ特急「南風」で運用されています。そのほかの特急では、一部を除いてグリーン車がありません。

ですが、グリーン車のあるこの特急については、なかなか快適な車両編成になっています。JR四国って経営苦しいからなんかグリーン車のサービスも悪そうだなと思っている方、ここ座席に関してはガチで快適にしていますよ!

こちらは特急「南風」で利用されている2700系です。2019年から運用を開始しており、観光特急を除いてJR四国では最も新しいタイプの車両になります。

この2700系は普通席も十分快適なのですがグリーン車はすごく快適。座席は2+1の横3列となっているため、一つ一つの座席の幅は広く作られています。

2700系は全座席にコンセントとフットレストが設置されています。ひじ掛け下にコンセントがありますし、フットレストはボタンで調整することが可能です。座席上部には読書灯があります。

また、テーブルも非常に大きいです。Fire HDを置いてみたのですが、このように余裕があります。

リクライニングもかなりの角度までいきますし、フットレストを上げるとかなり水平に近づいている感じになります。後ろとの間隔も広いので、座席を倒しても後ろの人に圧迫感を与えることはありません。

こちらは岡山と松山を結ぶ特急しおかぜ(8600系)のグリーン車です。基本的なスペックは南風と同じなのですが、可動式のヘッドレストがあります。

シートピッチは117センチあり、東海道新幹線のグリーン車よりも広く作られています。東海道新幹線ってグリーン車でもそこまで快適ではないというのが本音だと思いますが、この車両はなかなか快適です。

ちなみに、このしおかぜ8600系の座席は、東北・北海道新幹線のはやぶさなどで運用されているE5系のグリーン車と同様の作りになっているようで、鉄道ファンの中でも「在来線特急では最高のグリーン車」とも言われているようです。

ちなみに特急しおかぜには、古い車両の8000系と新車の8600系があります。ここは圧倒的に8600系のほうが快適です。

8000系はこのようにテーブルも小さく、リクライニングの角度も浅くフットレストもない、スマホなどの充電に使えるアダプタもないといった感じです。乗り放題なので料金は払っていませんが、同じ料金を払うのがばかばかしくなるくらいの差です。

なので、特に長時間乗車する際は可能であれば8600系のしおかぜを利用することをおススメします。

まとめ:誕生日月に四国旅行はいかがでしょうか?

誕生日月限定のきっぷですが、JR四国の特急が乗り放題のお得なきっぷ、バースデイきっぷを紹介しました。

JRでは特急まで乗り放題のきっぷがどんどん減ってきていますが、残っているきっぷの中では、このバースデイきっぷのコスパは抜群です。

東京からなら飛行機との親和性が高いきっぷですので、ぜひ誕生日月は、飛行機で四国に向かい、バースデーきっぷで旅をしてみてはいかがでしょうか??

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