【再販売】3月にJR東日本3日間乗り放題切符「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」が発売!注意点も解説。

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2022年の10月に販売されて大好評だった、JR東日本の新幹線や特急が乗り放題となるきっぷが、3月に2週間という短い期間ではありますが再度発売されます。

JR東日本エリアでは、最近は乗り放題きっぷでも特急や新幹線に乗る場合は特急料金を別に支払うタイプのものが主流になっていましたが、今回のきっぷは特急料金なども含まれた乗り放題切符で、非常に使い勝手がよいものとなっています。

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」がお得すぎ

1872年、新橋=横浜間に日本で初めて鉄道が開業してから今年で150年。それを記念して、3日間新幹線・特急乗り放題の「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」というきっぷが期間限定で発売されます。

JR東日本はフリーきっぷでも乗車券のみで特急券は別払いというのが最近のスタンスであり、誰でも購入できるフリー切符としては、2010年に廃止された3連休パス以来ありませんでしたが、2022年、鉄道150年を記念するイベントの一環として「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」が12年ぶりに復活し、今回それを再販するというものです。

利用可能期間

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」の利用期間は、3月2日(木)から3月15日(水)までの2週間となっています。正直、期間は短いです。

2月から3月の上旬は鉄道としては超閑散期にあたりますので、ここの利用促進を狙ったキャンペーンになります。

3連休となる日程ではありませんが、土日はその間に2回ありますので、うまく有給休暇などもくっつけて利用したいところです。

出発3日前までに購入が必要

「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」の発売期間は、2022年2月2日(木)~3月10日(金)となっています。

一点注意しなくてはならないのが、購入可能なのは利用開始日の1ヶ月前から利用日3日前までとなります。3日前までにえきねっとで購入が必要となりますので、注意してください。

乗り放題エリア

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」の乗り放題エリアについては、JR東日本全線のほか、JRから切り離された各地の第3セクター、JRが直接乗り入れる富士急や伊豆急行が対象となります。

基本的には「大人の休日倶楽部パス(東日本)」と同じように、北は津軽半島から、西は熱海(伊東・伊豆急下田)、松本、上越妙高(直江津)までとなります。

東京からの新幹線をみると東海道新幹線は対象外のほか、東北新幹線の最北は新青森まで、北陸新幹線は上越妙高までがフリーエリアとなります。北海道新幹線の新青森から新函館北斗まで、北陸新幹線の上越妙高から金沢まではフリーエリアの対象外です。

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したがってこの切符は函館、富山、金沢旅行には使えないので注意してください。

基本的には新幹線や特急を含め自由席が乗り放題の切符ですが、期間中に4回まで座席指定をすることが可能です。この使い方が、この切符の攻略に重要です(記事後半で紹介します)

きっぷの料金

「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」の料金ですが、連続する3日間乗り放題で大人22,150円、こども10,150円となります。10月に販売されたときと同額に設定されました。

はっきりって、これ、めちゃくちゃ破格なんですよね。例えば、東京から仙台まで指定席を利用した場合、片道11,000円以上かかるんですよ。東京から仙台まで往復するだけでほとんど元がとれてしまうんです。これだけお得なきっぷがJR東日本で再び出てくるとは…という感じなので、オタクは再び臨戦態勢に入っています。

「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」の注意点

「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」はとってもお得なきっぷなのですが、実際に使用する際の注意点がいくつかありますので、それを紹介しておこうと思います。

えきねっと限定発売

今回の「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」はえきねっとでの限定発売となります。「みどりの窓口」など、有人の窓口での購入はできませんのでご注意ください。

したがって、購入にあたってはクレジットカードが必然的に必須ということにもなります。このきっぷに興味があるけどえきねっと会員ではない場合、会員にはWebで無料で簡単になれますので、申し込んでしまいましょう。

間違いなく混雑する

ここまでお得なきっぷは最近全く発売されていなかったので、鉄道ファンでこの2週間は新幹線・特急が大混雑することが予想されます。

なので、混雑に耐えられる(自由席に並ぶ、場合によっては自由席で長時間立つ)ような態勢で旅行をしたほうがいいです。正直、今回は子連れ旅行は全くおすすめできません。

また、2023年春で引退する車両などには鉄道オタクが多数駆けつけることが予想されます。具体的には、高崎線方面を走る特急「草津」、「あかぎ」で使われている651系という、その昔はスーパーひたちで使われていた車両が、この春で定期運用を終えることになります。

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草津に温泉につかりにいくのもいいですが、ちょっと混雑しそうな予感がします。

指定席4回まではなかなか厳しい

今回の「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」では、新幹線・特急の指定席に4回まで乗車できるという仕様になっています。なので、どこで指定席を使うかという戦略を考えていく必要があります。

ここで注意しなきゃいけないことは、JR東日本の新幹線・特急は全席指定が多いということです。ほかのJR各社に比べても多い気がします。具体的には以下のとおりです。

主な全席指定の新幹線・特急
  • 東北新幹線「はやぶさ」(盛岡(一部仙台)以北相互発着は指定なしで利用可能)
  • 秋田新幹線「こまち」(盛岡以北相互発着は指定なしで利用可能)
  • 山形新幹線「つばさ」(福島以北相互発着は指定なしで利用可能)
  • 北陸新幹線「かがやき」
  • 中央線特急「あずさ」、「かいじ」
  • 常磐線特急「ひたち」、「ときわ」
  • 東海道線特急「踊り子」、「湘南」

これらの列車には自由席がないので、指定席券がないと乗れません。つまり乗り放題ではないということになります。

全席指定の新幹線で指定席が満席の場合は「立席特急券」という特急券を発券すると乗ることができますが、この立席特急券の発券は指定席の利用にカウントされますし、長時間の立ち乗りはつらいですよね…。

特に北東北方面を目指す場合「はやぶさ」「こまち」への乗車は必須かと思いますが、これが全席指定なので早く抑える必要があると思います。というか、この切符がここ10年でも最もお得なきっぷといっても過言ではないため鉄道ファンが殺到すると思うので、特に土日は発売当日(1か月前)に抑えないとかなり厳しいのではないかなと推察されます。

補足
東北・秋田新幹線は盛岡から先、山形新幹線は福島から先は全席指定の新幹線しか走っていないため、特例として、空いている席があれば指定席券なしで座ることが可能です。また、仙台ー盛岡の各駅に停車する「はやぶさ」も、同区間内であれば同じ扱いとなります。

まとめ

3月2日から15日にかけて、鉄道150周年を記念して発売する「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」の発売が決まりました。10月に販売されたのと同条件なので、マジでお得すぎます。

利用期間が2週間と非常に短いですが、金額的にはこれ以上ないくらいお得な金額ですので利用価値は高いと思います。なお、東北新幹線「はやぶさ」「こまち」は全席指定ですが、このきっぷの影響でまず間違いなく発売開始日に大半の座席は売り切れると思いますので、北東北方面へいかれる方は、発売当日に予約することをおすすめします。

ぜひ、この機会に東北地方へ旅行してみてはいかがでしょうか。

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