JALのFOPを海外の航空会社で貯める FOPはどのくらい貯まる?

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JALのFOPを貯めるにあたり、JALが加盟するワンワールドの航空会社を使うことがあります。ワンワールド各社はマイレージシステムについても提携しており、例えばキャセイパシフィックに搭乗したとしても、JALのマイルを加算することができます。

この際、FOPの算出はどのように計算すればよいのでしょうか。今回は、JALで予約したけれどワンワールド運航便の場合、ワンワールド各社の便の場合など、様々な場合でのFOP算出について書いていきたいと思います。

基本的なFOP算出方法について

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基本的なFOP算出方法は、上記の計算式のとおりです。

  1. フライトマイル
  2. FLY ON ポイント換算率
  3. ボーナスポイント

このうち、FLY ON ポイント換算率とボーナスポイントには注意書きがあります。FLY ON ポイント換算率の場合、「JAL便の」日本発着中国・香港・アジア・オセアニア路線が1.5倍とあり、ボーナスポイントも、「JALグループ便」ご搭乗の場合となっています。

普通にJALでJAL便のチケットを発券すれば、どちらも問題なく付与されるのですが、ワンワールド他社の運航便を利用したり、他社のHPで発券した場合、これらのポイントはどうなるのでしょうか。

JALの場合は便名が命!

JALの場合、マイルやFOPを計算する場合は、あくまで便名を中心に考えます!これをしっかりと頭にいれておいてください。便名こそ正義です。ここはANA SFC修行とちょっと違うらしいので注意が必要です。

便名とは、JAL〇便というように、数字の前についている2文字または3文字のアルファベットです。「チケットを売っている会社」と理解すればよいのではないでしょうか。

JAL便名・ワンワールド他社運航の場合

  • 積算レート:JALのものを利用
  • アジア・オセアニア1.5倍:あり
  • ボーナス400FOP:あり

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たとえば、JALで香港行のチケットを検索すると、大半が「キャセイパシフィックの機材で運航」となってしまいます。というのも、JALは香港行を羽田から1便、成田から1便した飛ばしておらず、残りはワンワールドに所属するキャセイパシフィックの便の一部をJAL便として販売しています。(コードシェアですね)

実際に乗る飛行機はキャセイパシフィック(キャセイパシフィック運航便)のものになりですが、このようなフライトの場合でも、JL〇便(一番左上の場合、JL7041便)という便名がついていれば、JAL便として認定され、路線倍率1.5倍も、ボーナスの400FOPも獲得することができます。もちろん積算レートもJALのもので計算しますので、安い運賃でもマイル・FOPとも付与されます。

つまり、JAL運航便であろうと、他社運航便であろうと、JAL便名さえついていれば獲得マイル・FOPに差はでないのです。

ワンワールド各社便名の場合

  • フライトマイル積算率:各社のものを使用
  • アジア・オセアニア1.5倍:なし
  • ボーナス400FOP:なし

ワンワールド各社のHPなどから予約したり、海外旅行ツアーで利用するのがワンワールド各社だったりして、ワンワールド各社の航空機に乗ることもあると思います。これらの場合、マイルをJALにつけることは可能なのですが、計算方法がJAL便の場合と異なります。

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これはキャセイパシフィックが運行して、便名もキャセイパシフィック(例えば左上ならCX509便)とする場合です。実はこのCX509便、先ほど上でみたJL7041便と同じ飛行機です。けれども、この場合はあくまで便名はCX、つまりキャセイパシフィックですから、キャセイパシフィックのルールによって計算していきます。

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フライトマイルの計算は、区間マイルに、航空会社ごとにJALにマイルを付ける積算率がありますので、これを使ってはじき出します。セールの運賃の場合、そもそもJALマイルに加算できない場合もありますのでご注意ください。

また、FOPに関するボーナスも適用されませんから、ここで求めたフライトマイルがそのままFOPになります。

※各社のマイル積算率はこちらで確認してください。

さらに、先ほどの逆で、キャセイパシフィックの便名でありながら実際の機材がJALだったなんて場合もあります。この場合に「JALの飛行機」に乗っているので1.5倍も400FOPも付与されると思っていまうかもしれませんが、キャセイパシフィックからチケットを買っています。よって、JALの積算表は使用せず、キャセイパシフィックなどの各社の積算表を使用するほか、FOPの1.5倍や400FOPボーナスもありません。

提携航空会社運航の場合

JALは、ワンワールド加盟航空会社以外にも、独自に提携している航空会社があります。具体的には以下の航空会社です。

  • エアベルリン
  • エールフランス
  • エミレーツ航空
  • バンコクエアウェイズ
  • 中国東方航空
  • アラスカ航空

これらの航空会社に乗った場合、マイルやFOPの算出はどうなるのでしょうか?

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これは、私が昨年度、バンコクとシェムリアップの間を、バンコクエアウェイズで移動したときの記録です。バンコクとシェムリアップの間の区間マイルは、216マイルになります。

行きのバンコクからシェムリアップへの移動は、JL5967便ということで、JALの便名となっています。JALは便名によってすべてを判断するため、この区間でもJALルールが適用されます。

このときはダイナミックセイバーF(ブッキングクラスS)で移動したので、FOPは区間マイルの50%である106に、搭乗ボーナスの400も付与され、合計506FOPとなります。(東南アジア1.5倍ルールは、日本発着のみに適用されるルールですので、ここでは適用されません)

帰りのシェムリアップからバンコクへの移動は、PG906便ということで、バンコクエアの便名となっています。この場合は、マイルはバンコクエアの規定が適用されます。バンコクエアウェイズは、エコノミークラスでも大半のチケットが換算率100%ですので、マイルは216マイル付与されています。

一方、FOPは付与されません。FOPが付与されるのは、JAL又はワンワールド加盟航空会社の便名がついていることが必要です。

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なぜ、行きと帰りで取り扱いが異なったのでしょうか。

バンコクエアウェイズはシェムリアップとバンコクの間を1日4往復しています。このうち、バンコクに16:50に着く便と、20:25に着く便にはJALがコードシェアしているのですが、他の2便にはコードシェアしていないのです。そのため、帰りの飛行機だけはPG便として発券するしかなかったのです。

まとめ

JAL JGC修行をするにあたり、JAL以外の航空機を利用することもあるかと思います。その場合、アジア1.5倍ボーナスやボーナス400FOPは、運航会社に関係なく、便名で判断されるということを覚えておいてください!

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