【2025年最新】JALカードを徹底比較!選び方とメリット、おすすめカードを簡単にまとめました!

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JALマイルを貯めるオーソドックスな方法として、「クレジットカードの利用で貯める」という方法があると思います。実はクレジットカード利用で爆発的にマイルが貯まることはありませんが、それでもコツコツ使えば年間で万単位のマイルが貯まるもの事実です。

また、JALの上級会員であるJGCを目指すにも、JALカードは必須といっても過言ではありません。

とはいえ、JALマイルはたくさんの種類があって、どれを選んでいいのか、なかなか難しい部分があります。そこで今回はJALカードにスポットを当てて、マイルが多く貯まったり、どのカードがどの用途の人にあうのか、解説していきたいと思います。

JALカードにある多彩なラインアップ

JALマイルを貯めるのに最もオーソドックスなクレジットカードは、やはりJALカードでしょう。JALカードを使えば、面倒なポイント移行などをしなくても、カード利用するだけでJALマイルがたまっていきます。ここがANAカードと異なるところです。

ただ、ひとえに「JALカード」といっても、実はたくさんの種類があるのです。JALカードには、大きく分けて、2つの分け方があります。

  1. カードの「ランク」による分類
  2. カードの「国際ブランド・提携企業」による分類

まず、ランクというのは「一般カード」、「ゴールドカード」、「プラチナカード」のように、カードの「価値」の部分を分けるものです。カードのランクが上がれば上がるほど、年会費が上昇するとともに付帯するサービスも手厚くなっていきます。JALカードには、以下の4ランクがあります。

  1. 一般カード
  2. CLUB-Aカード
  3. CLUB-Aゴールドカード(以下、便宜上ゴールドカードと書きます)
  4. プラチナカード

次に「国際ブランド・提携企業」による分類ですが、VISAとかJCBとかのような国際ブランドのほか、鉄道会社とのタイアップなどにより10種類に分かれています。

  1. JAL-VISA
  2. JAL-MASTER
  3. JAL-JCB
  4. JAL-JCB ディズニー
  5. JALカードSuica
  6. JALカートTokyu VISA
  7. JALカードTokyu MASTER
  8. JAL OPクレジット
  9. JAL アメックス
  10. JAL ダイナース

この「カードのランク」と「カードのブランド・提携企業」を組み合わせた、以下の種類のJALカードがあるのです。

ブランド 普通カード CLUB-A CLUB-Aゴールド プラチナカード
JAL-VISA
JAL-MASTER
JAL-JCB
JAL-JCB ディズニー
JALカードSuica
JALカートTokyu VISA
JALカードTokyu MASTER
JAL OPクレジット
JAL アメックス
JAL ダイナース

このように、ひとくちにJALカードといっても、全部で30種類ものカードがあるのです。この中から、自分にあったJALカードを選んでいく必要があります。

issy
なので、この記事ではそのヒントになるようなことを書いていきたいなぁと思います。

なお、ここから先の話では、年会費が高額な、プラチナカードは候補にいれずに考えていきたいと思います。そりゃ、プラチナカードを持てる余裕のある人は、プラチナカードがいいに決まっていますので(笑)

ランクから選ぶJALカードの概要

JALカード選びは、まず自分の飛行機、フライト関係のスタイルにあわせたランクを決めて、それから生活や他のカードとの兼ね合いを考えたブランド・種類を選ぶのがよいかなと思います。

まず、一般カード、CLUB-Aカード、ゴールドカードのスペックのうち、マイル付与に関する部分と、空港利用に関する主要な項目をみていきたいと思います。

内容 一般 CLUB-A ゴールド
年会費 2,200円~ 11,000円 17,600円~
カード利用還元率 0.5%~1% 0.5%~1% 1%~2%
カード利用還元率(オプション加入) 1%~2% 1%~2%
入会搭乗ボーナスマイル 1,000 5,000 5,000
毎年初回搭乗ボーナスマイル 1,000 2,000 2,000
搭乗ボーナス(各回) 10% 25% 25%
国際線利用時ビジネスクラスカウンターの利用 ×
カードラウンジの利用 ×(AMEXのみ) ×

JALカードは、一般カードでも2,200円(初年度は年会費無料です)、ゴールドカードになると17,600円の年会費がかかる、決して安くはないカードです。そのため、自分にあうカードをしっかり見極めていく必要があります。ランク決めはかなり重要です。

詳細なデータはこちらをご覧いただければと思います。

マイルを貯めるという視点であれば普通カードで十分

まず結論から言っちゃいますが、どのランクか悩んだら「普通カードで十分」です。

その理由を、上級カードとの比較でみていきましょう。

普通カードとゴールドカードの間に、CLUB-Aカードというのがあります。このカードは、普通カード以上ゴールドカード以下という位置づけのカードとなり、年会費は11,000円ですから、普通カードとの年会費の差は8,800円です。

このCLUB-Aカードは、やたらJALがお勧めするのですが、結論からいうとあまりお得ではないというか、あう人がかなり絞られるクレジットカードになります。

CLUB-Aカードのメリットを普通カードと比較すると、以下のとおりです。

CLUB-Aカードが普通カードよりも優れている点
  • 入会特典5,000マイル(普通カードは1,000マイル)
  • 各年初回搭乗2,000マイル(普通カードは1,000マイル)
  • 搭乗マイル25%増し(普通カードは10%増し)
  • 国際線でビジネスカウンターが使える
  • カード付帯保険が良い

入会特典が5,000マイルと大きいので目を引きますが、2年目からの継続ボーナスは2,000ポイントとなりますので、2年目以降は普通カードとCLUB-Aカードとの差はわずか1,000マイルです。

それも、JALカードは「継続ボーナス」であるANAカードと違い、「搭乗ボーナス」のためJALの飛行機に1度は乗らないとボーナスポイントも付与されません(まぁ、JALカードを持つような人であれば当然JALには乗るでしょうから、あまり気にすることではないかもしれませんね)。

何より、クレジットカードの利用で貯まるマイルは、普通カードでもCLUB-Aカードでも変わりません。この後紹介しますが、普通カードにせよCLUB-Aカードにせよ、クレジットカードの利用でJALマイルを貯めたい場合、ショッピングで貯まるマイルが通常の2倍になる年会費4,950(2023.4~)円の「ショッピングプレミアム」というオプションを付けることになります。

これを合わせると、CLUB-Aカードの維持費は15,950円になります。この金額をどう感じるかは人それぞれだと思いますが、私はちょっと高額だと思います。

普通カードであれば、年会費と、この後紹介するショッピングプレミアムを合算しても7,150円です。マイルを貯めるためのクレジットカード維持費としては、正直ちょっと高いなという気もしますが、このくらいがギリギリの額なのかなぁと個人的には思います。

上級会員JGCを低コストで維持するためのCLUB-Aカード

と、ここまでCLUB-Aカードについて厳しいことを書きましたが、私がもっているのは何を隠そうCLUB-Aカードです(笑)

では、なぜ私がCLUB-Aカードを持っているのかというと、私はJALにたくさん乗った人だけが入会することができるJGC(JAL GLOBAL CLUB)というのに入っているんですが、このJGCに入会するには、CLUB-Aカードかゴールドカードの保有が必須なのです。

JGCに入会さえしてしまえば、ワンワールドのサファイア相当のステータスが与えられるため、空港ラウンジの利用や優先順位の資格を半永久的にもつことができるのですが、普通カードの保有では、JGC会員になることができません。

もちろんゴールドカードでもいいのですが、私は他にも年会費がかかるクレジットカードを何枚か持っていますし、JGC機能が付与された家族カードは、本会員と同じ年会費がかかるため、少しでもコストを抑えたいと考え、私はCLUB-Aカードを保有しています。

また、搭乗ボーナスマイルがCLUB-Aカードだと25%ありますので、例えば年間フライトで20,000マイル稼いでいた場合、普通カードとのボーナスマイルの差は3,000マイルになります。

さらに毎年、初回搭乗時にもらえるボーナスマイルにも1,000マイルの差がありますので、これらを合わせると、1マイルの価値が2円とすれば、年会費8,800円の差は埋まってCLUB-Aカードの方がお得になってきますね。

このように、年間2万マイルくらいフライトで稼ぐ人、JGC取得を考えているが、家族カードのことを考えればゴールドカードの会費はちょっと払えない、という人にはマッチするカードです。

【JGCとは何かについてはこちらをご覧ください】

JALの上級会員に半永久的になる方法 JGCとは

2016-10-16

ゴールドカードは高額であるがメリットも大きい

ゴールドカードの年会費は17,600円です(一部カード除く)。一般カードとの差は15,400円、CLUB-Aカードとの差は6,600円になります。世にあふれるゴールドカードの中でも比較的会費の高いカードだと思います。

CLUB-Aカードになくて、ゴールドカードにはあるメリットは以下のとおりです。

  • マイル還元率が2倍に(ショッピングプレミアムが無料)
  • 国内線空港でカードラウンジの利用が可能
  • 海外旅行保険がさらに充実

マイル還元率が2倍になるのはおいしいですが、オプションを付ければ普通カードでも還元率は同じになります。ただ、オプション代の4,950円はかからなくて済むので、一般カードとの差は実質的に10,450円、CLUB-Aカードとの差は1,650円になります。

そのほか、ゴールドカード特有のメリットとして国内空港でラウンジが使えるのは大きいですし、海外旅行保険も、病気やケガになった場合300万円まで補償されます。その価値を見出せるかどうかになると思います。

issy
他に長く持つ予定のゴールドカードを保有されているのであれば、正直JALのゴールドカードは不要ではないかな、というのが私の考えです。

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ブランドから選ぶJALカード

JALカードのランクを一般にするのか、CLUB-Aにするのか、ゴールドにするのかを決めたら、続いて提携ブランドを選んでいきましょう。

基本的にはお手持ちのカードと組み合わせて好きなブランドは決めてもらえばいいと思いますが、いくつかポイントを書いていきたいと思います。

JCBディズニーカードではJGCカードの発行ができない!

これはJGCを取得することを目標としている人が注意する点ですが、JCBディズニーカードではJGCを付与することができません!

なので、JGCの取得を将来的に考えている場合、別のカードを用意することが必要になりますので、あらかじめ違うカードを選ぶことをお勧めします。ディズニーカードは女性にも人気があるようですけどね。

ANAカードと違ってVISAとJCBの年会費に差はない

ANAカードの場合は、(入会キャンペーンを考えずにですが)迷ったらVISAかMasterにしろ!とよく言われましたが、これは発行元の三井住友カードのキャンペーンで、「マイ・ペイすリボ」に設定し、Web明細のみにすれば年会費が安くなるサービスがあったからです。

一方、JALカードはANAカードと違い、そのような年会費割引サービスがないこといから、ブランドによって年会費に差が出ない(アメックス・ダイナースを除く)ため、基本的には好きなカードを作ってもらえばいいのですが、それではこのブログの意味がありませんね(笑)

そこで、どうしても決められない人のために、私が個人的にお勧めするカードを2種類紹介します。なお、首都圏在住の私の視点でみていますので、そのあたりはご容赦ください。また、入会キャンペーンの類も考慮していません。

私がおススメするJALカードを紹介

このように、JALカードではブランドによる差はあまりないのですが、その中で私がおススメするブランドを2種類紹介したいと思います。

私のお勧め1 JALカードTOKYU POINT ClubQ

お勧めポイント

JALカードで唯一WAONにもPASMOにもチャージしてマイル・ポイントがたまる!

JALカードはOPクレジットなどの一部のクレジットカードを除いて、電子マネーのWAONにチャージしてマイルを貯めることができるのですが、さらに私鉄提携カードなだけあって、PASMOへのオートチャージ機能がついているほか、オートチャージでTOKYUのポイントがたまり、このTOKYUポイントはJALマイルに交換できます(0.25%)。

issy
JALカードでWAONPASMOの両方にチャージしてポイントがたまるのはこのカードだけです。

そのほか、東急のポイントカードとしての機能もありますので、東急電鉄沿線の方や渋谷近辺をよく使われる方は、普段から東急のポイントも貯めることができます。

私のお勧め2 JALカード OPクレジット

JALカード OPクレジットカード

お勧めポイント
小田急でお得に利用できることから、新宿利用者には非常に便利!オートチャージで直接マイルが貯まる

私が使用しているのはJALカードOPクレジットです。首都圏在住者、特に新宿を利用する人であればこちらのカードをお勧めします。

私事で恐縮ですが、もともと小田急線沿線に住んでおり、今は他路線沿線在住ですが新宿の利用が多いため、引き続き所有しています。

TOKYUカードが東急系列のお店のポイントカードを兼ねているのと同様、このカードは小田急系列のお店のポイントカードを兼ねています。クレジットカードの利用でたまるマイルとは別に、小田急百貨店などでは別途小田急ポイントが貯まります。

例えば、小田急百貨店で買い物をすると、100円につき1マイル貯まるとともに、小田急ポイントが100円につき510ポイントたまります。今ちょっと新宿西口の再開発で小田急ミロードやサザンテラスが閉まっているのでちょっとメリットが弱くはなっていますが、それでもFlagsではポイントがたまりやすくなっています。

この小田急ポイントは2ポイントを1マイルに交換することができたり、小田急百貨店や小田急関係のお店、またまた特急ロマンスカー指定席券にも1ポイント1円相当で使用することができます。

また、TOKYUカードの場合、オートチャージのポイントはTOKYUポイントになりますが、OPクレジットでPASMOにオートチャージした場合、他の決済と同様、直接JALマイルに付与されるというのも、TOKYUカードにはないメリットです。

ただし、OPクレジットの場合、JALカードでありながらWAONにチャージしてもマイルが貯まらないということに注意が必要です。

これは、JALマイルをがっつり街でためようという人にはけっこう致命的です。私は生活圏にイオンがないので、あまり気にはしていないのですが、「イオンをよく使う!」、「WAONで極限までマイル還元率を高めたい!」という人は、やっぱり上の東急カードをお勧めしますね。

JALカードに付帯する2つの大事なオプションを攻略しよう!

申し込むJALカードを決めたら、JALカード独自のオプションに加入するか否か検討に入る必要があります。

JALカードには、「買い物で貯める」ための「ショッピング・プレミアム」と、フライトで貯めるための「ツアープレミアム」という二つの有償オプションがあります。

このオプションは有料ですが、それぞれの特徴を理解してうまく使いこなせれば、たまるマイルの数が変わってきますので、しっかりとみていきたいと思います。

クレジット決済でマイルを貯めるなら必須のショッピングマイル・プレミアム

JALカードの利用でマイルが2倍たまります

最初の話に戻りますが、JALカードの還元率は、オプションをつけない状態だと以下のとおりです。

  • 一般店:200円で1マイル(還元率0.5%)
  • 特約店:100円で1マイル(還元率1%)

JALカードの還元率、オプションをつけない場合は200円の利用ごとに1マイル(特約店であれば100円で1マイル)貯まるので、還元率は0.5%になります。これはちょっと寂しいですね。

そこでカード発行と同時に申し込むべきなのが、「ショッピングマイル・プレミアム」というオプションです(ゴールドカードには自動で付帯しています)

ショッピングマイル・プレミアムに加入するには、4,950円がかかりますが、このオプションに加入することにより、マイルの還元率が2倍になります。

issy
つまり、ショッピングマイル・プレミアムに加入することにより、100円で1マイル(還元率1%)、JALマイルが2倍貯まる特約店を使えば、100円あたり2マイル(還元率2%)貯まるようになるのです。

そもそもショッピング・プレミアムへの加入は必要か?

このショッピング・プレミアムの年会費ですが、4,950円と少し高額なオプションになっています。そのため、場合によってはショッピング・プレミアムを「つけない」という選択肢もあるかと思います。

仮に1マイルの価値を1.5円と見積もった場合、年間60万円(月額5万円)以上決済すれば、ショッピング・プレミアムをつけた方が得になる計算になりますし、マイルが2倍たまる特約店を使えばもっと低くなります。

issy
JALカードで年間60万円以上の決済をする予定の場合であれば、ショッピング・プレミアムにしっかり申し込んでおきましょう。

逆に年間60万円以上JALカードで決済しない場合であればショッピング・プレミアムを付与する必要がないですし、その場合たまるマイルは100円あたり0.5マイルとなります。それであれば、年会費がかかるJALカードと、年会費無料の楽天カードで1%還元を受けてJALマイルに2:1で交換するのとレート的には同じなので、そもそもJALカードを持つという選択肢自体がなくなる可能性もあると思ってます(特約店にたくさん行かれる方は、やはりJALカードを使った方がお得ですが)

また、JGCになることを考えた場合、CLUB-Aカード以上の発行が必要になりますが、CLUB-Aにショッピングプレミアムをつけるとほぼゴールドカードの会費になってしまいます。

それであればゴールドカードを発行してしまったほうがいいかなと思いますが、JGCの家族カードを発行する場合、家族会員の年会費は本会員と同額のため、ゴールドにするとかなりの高額になってしまいます。それであれば、いっそCLUB-Aのままショッピング・プレミアムをつけずに、カードでマイルをためるのを諦める、というのも一つの選択肢のような気もします。

issy
ちなみに私は2024年現在、ショッピング・プレミアムはつけていません。

エコノミークラスで海外旅行するなら必須のJALカード・ツアープレミアム

JALカードにあるオプションのもう一つは、「ツアープレミアム」です。

こちらは年会費が2,200円かかりますが、付与すれば安い運賃やツアー利用の場合でも、マイルの積算率が100%になるというものです。先ほどのショッピング・プレミアムはANAにも似たような制度がありますが、このツアープレミアムの制度は、JALカード独特のオプションになります。

よく「JALはフライトでマイルが貯まりやすい」といわれますが、その理由のうちの1つがこの「ツアープレミアム」があるからこそです。

フライト時のマイル積算の基本的なお話ですが、飛行機に乗って貯まるマイルは、実際の距離である「区間マイル」に、搭乗クラス(チケットの種類)に応じて、30〜150%を乗じたものになります。同じ路線に搭乗した人でも、高いチケットで買った人にはマイルをたくさんつけ、安いチケットを買った人にはマイルを減らすのです。

ツアープレミアムは、安い運賃の航空券を購入した場合でも、フライトマイルを区間マイルの100%ちゃんとつけるというオプションです。そのため、普段から安い航空券、エコノミークラスでJAL便を利用する方にとっては、大いにつける価値があるオプションになります。

国際線の場合、格安のビジネスクラスやプレミアムエコノミークラス運賃はフライトマイルの70%、エコノミークラスの場合は50~70%となるものを、通常のフライトマイルのほかに「ツアープレミアムボーナスマイル」として、合計で100%のマイルをつけてくれるというものです。

注意
JAL国際線のセール運賃で積算率30%のものがありますが、積算率30%の運賃については、ツアープレミアムの対象外ですのでご注意ください。

例えば、パリまでエコノミークラスを利用したパックツアーで行く場合、オプションを付けないと、往復あたり付与されるマイルは、(区間マイルマイル6,194マイル × 搭乗クラス50%×2(往復)= )6,194マイルとなります。

補足
この6,194マイルのほかに、JALカードCLUB-Aカードを保有していると、25%のボーナスマイル(この場合1,548マイル)があるので、合計でもらえるマイルは7,742マイルとなります。

これが、ツアープレミアムに入っていると、「ツアープレミアムボーナスマイル」として、区間マイルの100%分が付与されるように、6,194マイルが別途付与され、もらえるマイルの合計はCLUB-Aカードのボーナスマイルを含めて、13,924マイルが付与されることになります。

したがって、国際線のエコノミークラスに有償で乗る人は、ツアープレミアムはつけたほうがいいと思います。

国内線でも、ツアーで利用したり、先得と呼ばれる早期購入割引運賃で搭乗した場合、国際線と同様、区間マイルの100%のフライトマイルが付与されます。ただし、ツアープレミアムをつけた場合とつけない場合の獲得マイルの差は、東京=新千歳の往復で290マイル、東京=沖縄の往復で492マイルしかありません。

国際線の場合、積算率50%のチケットが多いうえに距離があるので大きな獲得マイルの差がでますが、国内線のチケットは多くが積算率75%であるため、2,200円の年会費を考えると、国内線を年数回利用することが想定される場合のみ付与すればよさそうです。したがって、国際線のエコノミークラスを使わなければつける必要はないと個人的には思います。

一点注意しないといけないのは、割引運賃でも、セイバー運賃とプロモーションはツアープレミアムの対象外となり、区間マイルの75/50%しかマイルが加算されません。セイバーのほうが高い運賃で、スペシャルセイバーと同じ75%換算運賃なのになぜなのでしょうね。

補足
念のためですが、ツアープレミアムでマイルは増えますが、FOPは増えませんのでご注意ください。

JALカードは特約店を使いこなして最大2%還元を目指す

JALカード特約店一覧
JALカードを利用するにあたっては、マイルが2倍貯まる特約店を有効に活用していくことが重要になります。例えば以下の店舗が特約店になります。

主な特約店
  • JAL航空券購入
  • イオン(スーパー)
  • 大丸・松坂屋・岩田屋(デパート)
  • ファミリーマート(コンビニ)
  • ロイヤルホスト(ファミレス)
  • マツモトキヨシ・ウェルシア(ドラッグストア)
  • ノジマ電機(家電)

これらの店舗では、JALカードで決済することにより100円あたり2マイル(ショッピング・プレミアム加入時)が付与されます。生活圏にこれらのお店がある人は、積極的に使っていくとよいと思います。

正直、特約店の暗記なんて無理ですし、そこまですることではないと思いますが、生活圏にあるお店くらいは覚えておいて損はないでしょう。また、レジに「JAL CARD 特約店」のマークをみつけた場合は、ぜひJALカードで決済するといいと思います。

JMB WAONの利用で還元率は1.5~3.5%に

カードのブランド選びでちょっと触れましたが、JALカードは電子マネーのWAONにチャージすることができ、同時に100円チャージするごとに1マイルが貯まります(ショッピング・プレミアムに入っていることが前提ですが)。

また、JMB WAONというJALの会員番号と紐づいたWAONがあり、このJMB WAONを使うと、200円で1マイルが貯まります。

なので、JALカード特約店ではないけれどもWAONが利用できるお店では、JALカードではなく、JMB WAONを使って支払うことにより、実質的に100円あたり1.5マイルを貯めることができます。

以下に、「JALカードの特約店ではないが、WAONが使えるお店」を紹介しておきます。これらの店舗では、カード決済の場合100円あたり1マイルが貯まりますが、WAONで払うと、チャージ分を考慮すると100円あたり1.5マイル貯まります。

WAONが使えるが、JALカード特約店ではない主なお店
  • ビックカメラ
  • イオンモール
  • ミニストップ
  • マクドナルド
  • 吉野家

これらのお店であれば、JALカードで支払うよりもWAONJALカードからチャージして、WAONで支払った方がマイルが貯まります。特にビックカメラは高額の買い物になることもありますし、吉野家といったカードが使えないお店も、WAONで支払うことによってマイルが貯まります。

イオンでWAONポイント5倍の日ならカードではなくWAONで!

イオンで実施されるWAONポイント2倍、5倍などもJMB WAONの場合JALマイルに加算という形で適用されます。
2倍であればカードでもJMB WAONでも100円あたり2マイルで変わらないのですが、ポイント5倍の日であれば、WAONで支払うと100円あたり2.5マイルが貯まる上、クレジットカードからのチャージで100円あたり1マイル貯まります。よって、100円あたり3.5マイル貯まるという強烈な数値になります。

LSP修行にもJALカードが!

JALにはJAL Life Statusプログラムがあって、JALに搭乗したり、JAL関係のライフスタイルサービスの利用に応じてポイントがたまるプログラムがありますLife Status ポイント数に到達し、対象条件を満たすと「JMB elite特典」や「JALグローバルクラブ入会資格」を獲得することができます。

今までは1年だけサファイア会員になれば、JAL Global CLUBに入ることができたのですが、2024年からJGC入会には1,500ポイントをためる必要が生じるようになったため、単純に飛行機に乗るだけでなく、様々なJALのサービスなかなか新しくJGC修行をする人は減ってしまったかと思いますが、がんばってコツコツJGCを目指す人、既存のJGCホルダー(3Star)が4Star以上を目指していく人もいると思います。

これですが、JALカードの利用でもポイントがたまっていきます。フライトだけでなく、カード決済でも上位のクラスを目指してけるのです。

どれくらいのカード利用でLife Statusがたまるかというと、2,000マイル獲得相当分の決済をすることで5ポイントたまります。あくまで決済でたまるマイルがベースで、先ほど紹介した特約店だったりショッピングプレミアムで獲得したマイルも考慮されたうえで計算されます。

なので、ショッピングプレミアムに加入する・しないという判断はここにも影響してくるかなと思います。LSPをためていくなら、優先的にJALカードを使っていくことになるとおもいますし、そうなれば必然的にショッピングプレミアムに加入するのかな、と思います。

20万から40万決済で5ポイントなので、そこまで大幅に稼げるものではないですが、何年かかけて1,500ポイントを稼いでいくにあたっては十分足しになるのかなと思います。

JALカードを発行する際はポイントサイト「モッピー」経由が非常にお得!

JALカードを発行する際、特に何も考えないとJALのサイトから申し込んでしまいそうになりますが、実はそれだと少しばかり損をしてしまいます。

JALカードを発行する際は、ポイントサイトの「モッピー」を経由することにより、よりお得にカード発行を受けることができます。

こちらが、「モッピー」内のJALカードのページになります。画面に書いてある通り、JALカードを発行し、JALカードショッピング・プレミアムへの入会を一緒にすると、11,000モッピーポイントをもらうことが可能です。

モッピーのポイントは1ポイント1円相当で、上記のような様々なポイントや現金に交換することが可能です。JALマイルにも常時2ポイント⇒1マイルで交換することができるほか、条件を満たすことにより、最大80%のレートで交換をすることも可能です。

なんでクレジットカードを発行するとこんなにポイントがもらえるのか?と思うと不思議かもしれません。何か怪しいものだと思ってしまうかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。

企業(今回の例でいえばJALカード)がモッピーに広告を出しているので、モッピー経由でJALカードの申し込みがあると、企業がモッピーに広告費を支払うわけです。この広告費の一部をユーザに渡すというのがポイントサイトの仕組みです。これだと、企業は発行した枚数の分だけ広告費を払えばいい、ユーザはポイントをもらえる、モッピーも儲かるという仕組みになっています。

普通の広告バナーを踏むと、儲かるのは広告会社なだけでみなさんには恩恵がありませんが、このようなポイントサイトを用いることにより、ユーザも広告費の一部を受け取ることができるのです。

もちろん、ポイントサイトにはJALカード以外にもたくさんのサービスがあります。ぜひ、モッピーに登録してからJALカードを発行してみてください。

JALカードの選び方まとめ

ここまで、長々とJALカードについて考察してきました。お付き合いいただき、ありがとうございました。

要点を最後にまとめておきます。

  • CLUB-AカードはJGC取得か年間2回以上国際線に搭乗しない限り不要(普通カードで十分)
  • JALカードのブランドは(特に首都圏在住者は)東急・小田急などの私鉄系がおススメ
  • ショッピング・プレミアムへの加入は年間40万円以上の決済が予定されているなら必須
  • ツアープレミアムはエコノミーで海外旅行するなら必要か

まずランクは、JGCを目指さない限りは普通カードで十分です。CLUB-Aカードは、JALにある程度乗る方やJGC取得を目指す方には必須です。ゴールドカードは年会費が高めなので、個人的には不要だと思っています。

JALカードのブランドは、正直どこでもいいっちゃどこでもいいのですが、しいておススメするなら東急や小田急のカードの方が、色々と追加メリットがあります。東急であればJAL VISAカードに東急カードの機能が追加、小田急であればJAL JCBカードにOPカードの機能が追加される形になるので、カードを2枚持つ必要がなくなります。

JALマイルをショッピングでもしっかり貯めたい人であればショッピング・プレミアムにはしっかり加入しましょう。ツアープレミアムはエコノミーで海外旅行するなら必須です。国内の移動が数回レベルであれば不要でしょう。私も2024年現在は付与していません。

本記事が、どのJALカードを発行すべきか悩んでいる方、JALカードやマイルをどうやって貯めていくか考えていた方のお役にたてれば幸いです。

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3 件のコメント

  • いつも楽しくブログを拝見させて頂いています!
    > なお、似た名前で「セゾンプラチナビジネスアメックス」というカードがあります。これは、セゾンプラチナアメックスとは別物(マイルクラブがない)のでご注意ください。
    セゾンプラチナビジネスアメックスであってもセゾンマイルクライブへの加入は可能なはずです。
    ↓の対象カードに記載されています。
    http://www.saisoncard.co.jp/amex/platinumbusiness/pointmile/

  • コメントありがとうございます!
    ご指摘ありがとうございます。至急修正します!

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    ご指摘ありがとうございます。至急修正します!

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