JALが2024年冬ダイヤの運行計画を発表しました。国際線では新たに中部=台湾桃園が復便するなど回復基調がみられます。すでに運航再開している路線でも、運航日数が増えてデイリー化した路線なんかもあります。
一方で減便になった路線もあったりします。そこで今日はJALの2024年度下期路線便数計画をみて考察していきたいと思います。
中部=台北路線が復活へ
もともと中部国際空港からはJALはコロナ禍前からあまり就航していなかったのですが、数少ない路線のうちの一つである中部=台北(桃園)路線が復活します。機材に関しての記載はありませんが、おそらくボーイング737だと思います。コロナ禍前からそうでしたので。
運航は週5便ということで、火水木土日運航となります。
予約開始は8月23日14:00~ということで、特典航空券を狙う人にとってはおススメの路線になるかなと思います。ビジネス・エコノミーとも、割と昔から取りやすい路線の一つでした。私も過去に弾丸台北旅行からの帰りが中部行きの便で使用したことがあります。
ビジネスクラスはまぁ不快ラックススカイラックスなので、わざわざ倍のマイル放出してまでいいかなーと思いますが、エコノミーで利用するなら最低マイルでけっこう出そうな気もしています。
台湾はいいですよねー。日本から3時間強で行けるという近さもありますし、中華やかき氷を始めとしておいしい食事、九分などの観光と色々と楽しめます。冬でもそこまで寒くないので、おでかけには観光でがっつり回りたいという方にとってはいいシーズンだと思います(夏は本気で暑いので…)
成田=グアム線デイリー化
成田=グアムはコロナ禍前はハイシーズンでは1日2便運航していた日もありましたが、この夏ダイヤまでは週5便で運航していました。これが、10月末の冬ダイヤから毎日運航になります。
毎日運航じゃない路線ってちょっと使いにくいというか、旅程を考えているときに「あー、この日運航ないじゃん!」となってしまって計画が立てにくくなってしまいます。どちらかというと便ありきの日程を組まなきゃいけなくなりますよね。
デイリー運航だとそれがないので、自分の時間にあわせて旅程を決めたりすることが可能です。もちろん特典航空券で行く場合は空席が…という話になるので非デイリーでもあんまり変わらないかもしれないですが、それでも候補日は増えて純粋に特典枠の総量は増えますし、有償で行く際なんかはデイリーの方が圧倒的に楽です。ありがたい。
私がグアムにいったのは10年前、友人の結婚式に参列したときです。この時もJALで行きました。式のあと、新郎を海に突き落とすというバカなことをやったのも懐かしい話です。それ以来いけてないのですよね。
羽田=ヘルシンキ便は週3日に減便
ここまで増便のニュースでしたが、減便もあります。
今回国際線唯一の減便が、羽田=ヘルシンキになります。現在週6便運航していますが、これが週3便への減便となります。
もともと冬の北欧は需要が薄い上、「日本から一番近いヨーロッパ」として乗り継ぎの拠点としても考えていたヘルシンキが、どうしてもロシア上空を飛べないとなると優位性というものが全くないですからね。日本からだと10時間台で行けて、帰りは10時間を切るヘルシンキが、今は13時間かかってしまい、そこから各地へ乗り継ぎというのはちょっとしんどいです。
次の夏ダイヤにはまた少し便数が戻りそうな気もしますが、ヘルシンキの優位性を発揮するのはあくまでロシア上空を自由に通れるようになったときなので、それまではなかなか厳しい路線になりそうです。
羽田=ドーハ深夜便は継続へ
羽田=ドーハは、2024年の夏ダイヤに運行を開始していましたが、あくまでチケットの販売は夏ダイヤ部分いっぱいとなっていました。これが、2024年冬ダイヤも引き続きデイリーで運航するということが発表されました。
ということは、また例によって半年分の航空券が一気にリリースされます。特典航空券の祭りにもなるということです。販売開始は8月26日15時(日本時間)を予定しているので、ドーハ行きの特典航空券を狙っている人はこの時間にアクセスをして確保することをおススメします。
特に特典航空券利用という方はレジャー目的の方が多いと思いますが、ドーハそのものを目的地とされるというよりは、その先のヨーロッパ、アフリカ等を想定されていると思います。その場合、ワンワールド特典航空券となり、JAL国際線特典航空券PLUSのように追加マイルで座席を抑えることができません。あくまで、基本マイル相当に空席がある場合のみ発券できるわけですから、こういったチャンスを確実に使っていくべきだと思います。
私は今回の冬シーズンでは予定はありませんが、来年の夏シーズンにドーハ経由でマルタを取ろうかななんて考えたりしています。カタール航空も成田=ドーハを増便させるので、ワンワールド特典でうまくいければなと思っています。
エアバスA350-1000がロンドンへ
JALは、ボーイング777-300ERの後継機としてエアバス社の最新鋭機であるエアバスA350-1000を導入し、東京(羽田)=ニューヨークへ就航しています。すでに1日2便のNY線は置き換えが終了しており、羽田=ダラス・フォートワース線の運航を8月23日よりデイリー化します。
その次にA350が導入されるのがロンドンになります。ロンドン線は2024年秋から順次導入されるそうですので、こちらも楽しみです。
こちらがエアバス350-1000のビジネスクラス、ANAの最新ビジネスクラスThe Roomと同様に扉が設けられましたほか、開放感のある空間を演出するために座席上の収納棚は窓側のみの配置になっています。
こちらはプレミアムエコノミー。シート幅や前後間隔は従来のプレミアムエコノミーとサイズ感は同じですが、隣の座席との間にフルサイズのパーテーションが入りプライバシー性が向上したこと、また後ろを気にせずリクライニングできるタイプに変更したこと、タブレットが設置可能なトレイが新たに設けられたことなどがあります。
私もできればプレエコ以上のクラスで早く乗ってみたいですね。
まとめ
JALの2024年冬ダイヤの状況について確認しました。中部=台北のような復帰便もあれば、半年ずつ売り出しているドーハ便の継続もありました。
このほか、個別には紹介してませんがジャカルタ便の増加や年末年始のホノルル線ファーストクラス基材投入などの変更点もあります。
これらの路線は特典航空券が狙いやすいと思いますので、旅行を考えている方はぜひ発売時間にホームページにアクセスして発券してみてください。