ついにJAL国内線からボーイング777が退役へ。JAL2023年夏ダイヤの概要発表。

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JALの2023年度夏季運行計画が国内線・国際線ともに発表されました。

国内線は路線網に大きな変化はありませんが、ついに長年主力として活躍したボーイング777が完全に撤収となります。これは大きなニュースですね。

そして国際線は順次復便の動きがありますので、こちらも紹介したいと思います。

国内線ボーイング777が退役へ

国内線では繁忙期において沖縄離島便が増便されるなどの変更があるものの、基本的に新規路線はなしです。しいて言えば、関西=宮古の通年運航化と、成田=新千歳、福岡の運休くらいでしょうか。

それよりも大きなニュースは、JALの国内線からボーイング777が消えることでしょう。1996年から導入しているボーイング777-200系統が完全退役になります。

まあ、もともとJALって倒産の際に機材処分しまくったので、国内線に用いるボーイング777って、コロナ前でも16機くらいしかなく、さらにコロナ禍でエンジン問題が発生したため従来国内線で使用していた777は運行停止のまま退役となり、近距離国際線で使っていたボーイング777-200ERを国内線で活用していました。

JALはボーイング777の後継機にエアバス350を選定しており、国内線用のA350-900が全機引き渡されたこのタイミングでお役御免となりました。

ということはですよ、もともと東南アジアやインドなどの国際線で使っていた777-200ERにはフルフラットタイプのシートを備えたビジネスクラスが設置されており、国内線転用にあたってはこれをクラスJで運用していましたが、この運用も終了してしまいます。

issy
私は結局乗れずじまいだったなぁ…

ちなみに国際線では777-300ERが引き続き運行されますが、こちらも次の冬から順次A350-1000に置き換えされていくこととなり、数年後にはJALからB777が完全に消えることになります。

国際線は順次復便へ

国際線の運航計画も発表されました。こちらは明るい話題もいくつかありますので紹介していきたいと思います。

羽田=ニューヨークが1日2便へ

これはもともとコロナ前から予定されていたんですが、羽田=ニューヨークが1日2便体制になります。といっても、今まで羽田から1便、成田から1便だったのが羽田2便になるということで、東京=ニューヨークでみれば、便数に変更はありません。

【羽田-ニューヨーク線】

  • 羽田18:30発→ニューヨーク18:25着
  • ニューヨーク01:30発→羽田04:45着(翌日)

アジアやリゾート路線の復便が進む

JALについてはもともとコロナ前から国際線の本数がANAに比べて少なく、メジャー路線しか就航していないため、この冬から割と国際線はほとんどの路線で復便が進んでいました。

アメリカはすでにほぼ復便、ヨーロッパはロシア上空を飛行できない都合上、機材繰りに問題が発生していますがそれを考慮すればほぼ復便、オーストラリアはメルボルンがまだ週3程度の運航ですがシドニーはすでにデイリー運航に戻っています。

シンガポールを1日で効率よく楽しむ方法を紹介します

羽田=シンガポールや羽田=マニラは、1日あたり1~2便と、日によって本数が異なっていましたが、3月末からはダブルデイリーに戻ります。これで東南アジア・南アジア路線は、バンガロール路線が現在週3便であることを除き、ほぼコロナ前に戻ったといえます。

復便が遅れていたのがハワイ以外のリゾート路線ですが、成田からグアムやハワイ島のコナに向かう便についても、夏休みシーズンには週3~4日の運航を予定しています。(グアムに関しては需要が強ければここはデイリー運航への変更もあるのではないかな、と個人的には思っています)

グアムに関しては、ユナイテッドがすでに1日2便飛ばしていますが、さらにJALが加わることになります。久々に海外旅行がしやすい夏休みになり、近場が人気になりそうなのでこれはよいことだと思います。

関西国際空港の路線も順次復便が進んでいきます。ロサンゼルスは現行の週3便から、6月には週4便に、ホノルル路線は現在は週1便だったのが週3~4便に、そしてバンコク路線が週1便だったのがデイリー運行となります。一方で、台北便がまだ運行できないのは残念です。

issy
バンコクが週1からいきなりデイリー運航になるのはちょっとびっくりしました。

羽田空港国際線サクララウンジが拡張

羽田空港では、2023年春に国際線サクララウンジを拡張オープンする予定です。既存のサクララウンジは座席数が403席なんだそうですが、さらに約380席分のスペースを追加し、提供席数を約2倍に拡張するようです。これは楽しみです。

雰囲気もよさそうですね。コロナの間、FOP2倍キャンペーン等もあったことからJGC修行をした人も多く、ラウンジがパンクするのではないかといった心配もありましたが、ラウンジが広くなったのでその懸念は少し減りました。同じワンワールドのキャセイパシフィックのラウンジもあるので、そちらも使えますしね。

まとめ

JALの2023年度サマースケジュールが公開されました。

国際線ではだいぶ復便が進んでおり、少なくとも羽田・成田で考えた東京発着の場合、コロナの影響がある中国と、ロシアの影響があるヨーロッパ、リゾート色の強いハワイ・グアムを除き、ほぼコロナ禍前に戻ることになりました。

次の2023ウインターダイヤには、ついに国際線にもA350がニューヨークから順次入ることになります。導入により国際線シートのリニューアルも行われますので、ANAのThe Roomのような個室タイプのビジネスができるんじゃないかなと期待しています。

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