JALのマイルを貯めて特典航空券を狙っている人達に朗報です。2018年も通常マイルより少ないマイル数でフライトが可能な、「ディスカウントマイル」と「週末限定特典」が継続されることになりました。特に国際線ビジネスクラスを狙っている方々はやきもきしながらこのニュースを待っていたことでしょう。
ただ、一部改悪がありますので要注意です。
目次
ディスカウントマイルとは
JALのマイルを貯めて、特典航空券を取るにあたり悩みの種は、マイルの有効期限があることと必要マイル数が多いことだと思います。マイルがたまりきらずに有効期限が近づき、仕方なくPontaに交換したりしてしまったりしませんか?
このキャンペーンは、その必要マイル数が期間限定ですが少なくなるものです。少ないマイルで特典航空券が取れれば嬉しいですね。もちろんオフシーズン限定という縛りはあるものの、路線によっては必要マイルが20パーセント以上減りますので、この時期を狙って特典航空券をとるのがよいでしょう。
国内線のディスカウントマイル
国内線のディスカウントマイルは、JALのHPから申し込んだ人限定、期間限定で必要マイル数が往復で2000~3000マイル減少するキャンペーンになります。さらに、JALカード保有者で往復(2区間)の特典航空券を発券する場合は、さらに追加で500マイル減少します。
国内線のディスカウントマイルが実施される期間は以下のとおりです。
○2018年4月1日(日)~2017年5月31日(木)[ご搭乗日]
除外日:2018年4月27日(金)~2018年5月7日(月)
○2018年12月1日(土)~2019年2月28日(木)[ご搭乗日]
除外日:2018年12月22日(土)~2019年1月6日(日)
また、必要マイル数は以下の通りになります。
区間 | 通常マイル | ディスカウント往復 | ディスカウント片道 |
---|---|---|---|
A区間 | 12,000マイル | 9,500マイル | 5,000マイル |
B区間 | 15,000マイル | 11,500マイル | 6,000マイル |
※JALカード割引を併用しています。
なお、C区間(羽田石垣、羽田宮古、伊丹石垣の3路線のみ)は対象外になります。
A区間、B区間がそれぞれどの路線になるかというのは、JALのHPをご確認ください。東京からでいえば、北は秋田、西は大阪まではA区間になり、それより遠い三沢以北、西は南紀白浜・岡山以西はB区間になります。
JALマイレージバンク – JALグループ国内線特典航空券 マイル早見表
JALにはシーズンによる必要マイル数の変更がありませんので、実質的にローシーズン扱いということになりますね。
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国際線のお得なキャンペーン
国際線の特典航空券の必要マイル数が少なくなるキャンペーンは、エコノミー及びプレミアムエコノミー向けの「ディスカウントマイル」と、ビジネス・ファーストクラス向けの「曜日限定特典」の2つがありますので、それぞれをみていきたいと思います。
ディスカウントマイル(エコノミー・プレミアムエコノミー用)
国際線エコノミークラスを利用する人向けの割引です。国際線エコノミークラス及びプレミアムエコノミークラスの利用に必要なマイル数が季節限定で少なくなるものです。路線により異なりますが、往復の必要マイル数が5000~10000マイル少なくなるほか、国内線同様、JALカード保有者の場合はさらに1000マイル少なくなります。
ただ、アジア路線については、対象路線が以下に限られています。アジア以外は全路線が対象です。
- 東京(成田)-プサン
- 東京(成田)・大阪(関西)・名古屋(中部)-台北(桃園)
- 東京(成田)-高雄
- 東京(成田)-ジャカルタ
- 東京(成田)-デリー
- 東京(成田)-ハノイ
- 東京(成田)・大阪(関西)・名古屋(中部)-バンコク
- 東京(羽田)-ホーチミンシティ
これをみるとわかる通り、ソウルや中国・香港、シンガポールやクアラルンプールなどは対象外になっているほか、バンコクも羽田線は対象外です。
また、本キャンペーンは対象期間も限られています。
地域 | 対象期間 |
---|---|
プサン | 2018年4月1日~7月11日 |
台湾 | 2018年5月9日~6月3日、2018年12月1日~2019年1月24日 |
アジア | 2018年4月1日~6月30日 |
オセアニア | 2018年4月1日~6月30日 |
ヨーロッパ・モスクワ | 2018年4月1日~5月18日、2018年12月1日~2019年2月28日 |
北米 | 2018年4月1日~5月31日 |
※2018年4月27日~5月8日は対象外
必要マイルは以下のとおりとなります(JALカード割引も適用後の必要マイル数です)
【エコノミークラス】
目的 | 通常必要マイル | ディスカウントマイル |
---|---|---|
韓国 | 15,000 | 11,000 |
アジア1 | 20,000 | 16,000 |
アジア2 | 35,000 | 24,000 |
グアム | 20,000 | 19,000 |
ハワイ | 40,000 | 39,000 |
ロシア | 40,000 | 29,000 |
ヨーロッパ | 55,000 | 49,000 |
北米 | 50,000 | 39,000 |
オセアニア | 40,000 | 34,000 |
【プレミアムエコノミークラス】
目的 | 通常必要マイル | ディスカウントマイル |
---|---|---|
アジア2 | 50,000 | 39,000 |
ロシア | 50,000 | 39,000 |
ヨーロッパ | 70,000 | 64,000 |
オセアニア | 50,000 | 44,000 |
これをみると、ハワイとグアムはJALカード割引の1,000マイル減のみいうのは残念ですね。また、2018年は、ヨーロッパの必要マイルが5,000マイル増加したのは残念ですね。2017年までは10,000マイル減だったのですが、2018年度からは5,000マイル減となります。
特に北米、アジア2(フィリピン以外の東南アジアなど)は11,000マイルも必要マイルが減ります。家族旅行であれば2倍3倍と必要マイルが減っていきますので、エコノミーで旅行を考えている方で、タイミングがうまく会う方であれば利用を検討してみてはいかがでしょうか。
でも、ちょっと期間的にも使いにくいキャンペーンではありますね。
曜日限定特典(ビジネス・ファーストクラス用)【2018年改悪】
はいこれこそ継続してほしいキャンペーンでしたー!国際線ビジネスクラス狙っている人向けです。
JALのビジネスクラス必要マイルは、昔はANAと同じくらいでしたが、2015年に2割程度増加してしまいました…。
これをフォローするために、曜日限定で昔のマイル数と同数で乗れるようになっています。この割引が2017年も継続することになりました。こちらは継続されるかちょっと不安でしたが無事に延長しました。これは全路線通年(GW、夏休み、年末年始除く)のキャンペーンです。
適用される条件は以下のとおりです。
- 出発日が火曜日から金曜日 かつ
- 現地出発日が月曜から木曜日
例えば、金曜夜にハワイに出発し、3泊して火曜日帰国(月曜日現地発)などは適用されます。一方、ヨーロッパに1週間休暇をとって旅行する場合、土曜出発だと適用されないないなど、使いにくい部分も多いですね。
必要マイル数は以下のとおりです。
【ビジネスクラス】
目的 | 通常必要マイル | 曜日限定特典 | (参考)ANAレギュラーシーズン |
---|---|---|---|
韓国 | 36,000 | 30,000 | 30,000 |
アジア1 | 48,000 | 40,000 | 40,000 |
アジア2 | 80,000 | 60,000 | 60,000 |
グアム | 45,000 | 40,000 | 路線なし |
ハワイ | 80,000 | 70,000 | 65,000 |
ロシア | 80,000 | 60,000 | 路線なし |
ヨーロッパ | 110,000 | 90,000 | 90,000 |
北米 | 100,000 | 85,000 | 85,000 |
オセアニア | 80,000 | 70,000 | 60,000 |
【ファーストクラス】
目的 | 通常必要マイル | 曜日限定特典 | (参考)ANAレギュラーシーズン |
---|---|---|---|
ヨーロッパ | 160,000 | 140,000 | 165,000 |
北米 | 140,000 | 120,000 | 150,000 |
オセアニア | 100,000 | 90,000 | 設定なし |
2018年からは太字にしたオセアニア、ハワイ、北米、ヨーロッパの必要マイルがビジネスクラスで5,000~10,000マイル、ファーストクラスでは10,000~20,000マイル増加することになってしまいました…。残念な改悪です。特にホノルルは、今までANAより5,000マイルほど必要マイルが少ない60,000マイルだったのですが、2018年度は70,000マイルに増加してしまいました。
とはいえ、ビジネスクラスの場合、この割引を活用できれば、多くの路線ではANAのレギュラーシーズンと必要マイル数が同じか少し多い程度なので、JALマイルで国際線ビジネスクラスを狙っている人は、曜日を意識して計画を立てるといいと思います。
また、ファーストクラスではもともとANAと必要マイル数がほぼ同じですので、曜日限定特典を活用すればANAよりもかなり少ないマイル数で搭乗することが可能となっていますね。
とはいえ、みんな考えることは同じだと思いますので、条件が適用される日の特典航空券はふだん以上に争奪戦になることも予想されます。逆に必要マイル数が多い日は比較的特典航空券が取りやすい、ということにもなるかもしれませんので、無尽蔵にマイルがある方はそちらを狙ってもよいと思います(笑)
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私のような年寄りには関係ありませんが、JALの学生向けクレジットカードであるJALカードnavi。学生中は年会費無料、ショッピングプレミアム自動加入など、大盤振る舞いのクレジットカードで、学生の方には非常にお勧めしたいカードです。
実はこれを持っていると、必要マイル数まで若者応援マイル数になってしまうのです。びっくりしますよ。
- 国内線:全路線2区間6000マイル
- 国際線:全路線必要マイル数が半分(エコノミーのみ)
半端ねえ。マジパネェ。
特に国内線は除外日もGW、夏休み、年末年始のみ。一応、国内線の場合C区間の羽田石垣、羽田宮古、伊丹石垣の3路線だけは除外なんですが、それでも十分すぎますよね。沖縄までJALのキャンペーンフル活用でも11500マイル数ですから。
国際線は除外日も多くオフシーズンのみですが、ハワイ往復20000マイル、ニューヨーク往復25000マイルとかもう羨望の眼差しでみてしまいます。特にハワイはディスカウントマイルがないので、オトナは問答無用で39000~40000マイル取られますから。
JALにはJALカードに追加5000円でラウンジが使えたりするクラブエストもありますし、若年層優遇は半端ないですねー、私も今すぐになりたいものです。サンタさんにお願いしないと。永遠の29歳になれる薬を持ってきて、と。
まとめ
2018年も2017と同様の特典航空券を少ないマイルで取得できる各種キャンペーンは継続されることになりました。ただ、最も期待していた、国際線ビジネスクラス・ファーストクラスの曜日限定特典については、必要マイル数が増加することになったのは少し残念です。
とはいえ、このようなキャンペーンを大事にして、少しでもお得にマイルを使っていきましょう!!
JALのマイルをたくさん貯めたい人はこちらをご覧ください!!
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