2017年もあと3日となり、1年がどんどん早く感じてくることに圧倒される今日この頃です。
さて、そんな2017年ですが、俺たちのJALこと日本航空は、8.10ペーパーの縛りから解放され、第二期の中期計画に突入しました。そこで、今日はJAL関係で2017年にどんなことがあったか、JALファン陸マイラーの視点からランキング形式で少し少し振り返っていきたいと思います。やっぱり1位はあれですよ、あれ。
第5位 予約システムが変更!
JALの旅客システムが2017年11月に更新されました。このシステム更新にあたり、メリット、デメリットそれぞれが発生することになりました。ここでは、そのうち陸マイラー的に気になる部分をピックアップしてみました。
- メリット
- ワンワールド特典航空券のインターネット発券対象航空会社が拡大
- e JALポイントでの払い戻しが可能に
- デメリット
- 国内線特典航空券の時間繰り上げが不可に
- 国際線特典航空券の燃油サーチャージ代がe JALポイントで支払い不可に
一部のワンワールド特典航空券について、新たにインターネットで発券できることになったのは大きいですね!今まで、ANAではインターネットでできることがJALの場合は電話しないとできないことが多かったですからね。
ただ、最大のデメリットは、特典航空券の発券時に燃油サーチャージをe JALポイントで支払いできなくなったことでしょうか。そのため、航空券代を完全無料にするということができなくなりました…。
また、システム更改後は不具合が多く、コールセンターへの電話が殺到して繋がりにくくなりました。ANAも2年半前に同じことありましたし、やはりシステム更改って大変なんだなー、と、元SEの妻を持つ身として思ったところです。
個人的な思いですが、使い慣れたサイトが変わってしまったので、最初はルーティングするのに不慣れでした。特に国際線はけっこう変わりましたので、特典航空券も空きがあるのかないのか分からなかったりとかちょっと苦戦しましたねー。よくなったという人もいれば使い勝手が悪くなったという人もいるでしょう。
それでも慣れれば、特に国際線は検索の速度も上がったので、よかったかなぁと思います。
スポンサーリンク
第4位 メルボルン、コナと新規路線就航!
実は8.10ペーパーの効力があった時代も、新規就航に制限はあったものの絶対ダメ、というわけではありませんでした。8.10ペーパー時代も、成田ーボストン、ヘルシンキ、サンディエゴ、羽田ーホーチミンなどの新規就航を行っていました。羽田昼間線では煮え湯を飲まされましたけどね!!
2017年はニューヨーク路線の羽田移管、ロンドン線、バンコク線の増便があったほか、2つの路線が新規に就航(1路線は復活)しました。
1つはオーストラリアのメルボルンへの就航です。世界で最も住みやすい町と言われるメルボルン、私もいってみたいですね。(エアチャイナで行けばよかったって?)
それはさておき、今回のダイヤ設定がなかなかおもしろかったのですよ。
今まで、シドニー路線は成田夜発、シドニー朝発でしたが、メルボルン路線は成田昼は発、メルボルン夜発ということで、2つの空港セットで昼便と夜行便が1便ずつあることになりました。
使用している機材は、ボーイング787-8です。メルボルンに導入されるのはSS化されている機材ですので、ビジネスはフルフラット、エコノミーは新間隔エコノミーになっています。だいぶ快適ですね。
もうひとつがハワイ島のコナです。ビッグアイランド。私も行きたい。もともとJALはハワイ島に就航していたのですが、経営破綻の際に撤退してしまったんですね。それが復活です。
機材はボーイング767ということで、こちらもSS化されていますので、ビジネスはフルフラット、エコノミーは新間隔エコノミーになっています。やっぱり便利。
ちょっと話がそれますが、JALは経営破綻前はボーイング747を大量に使い、様々な路線を持っていました。私の初海外、そういえばボーイング747でローマでしたね…。さらにミラノにもフライトを持っていたという時代…。さすがに供給過剰でしょ…もちろん採算ラインに乗せるのが前提ではありますが、少しでも撤退路線が復活するのを楽しみにしたいところです。
その他にも路線拡大を期待したいところですが、今後の機材導入計画をみると、なかなか一気に拡大することはなさそうです。特典航空券の行き先欄にマドリードがでたことから、マドリード就航があると予想していたんですが、見事に外れてしまいましたね(笑)その他、個人的にはバリ島復活を願っています。バリ島行きたい。
スポンサーリンク
第3位 国内線Wi-fi完全無料化
変なところでトリミングされているのは察してください!!ムスカ様5体に変えたら、それはそれでJALに怒られそうだったので(笑)
JALの国内線はANAより先行してWi-fiを設置していましたが、有料(上級会員にはクーポン配布)、15分無料と段階を踏んで、ついに2017年から完全に無料化されました!
私のようなインターネット中毒者にしてみれば、これはうれしい限りですよね。なお、実用性ですが、少なくともスマートフォンでウェブサイトを閲覧したりするには十分だと思います。さすがに陸上で使う4Gとかに比べれば遅いですが、まぁ「機内ならこんなものか」と思えば、普通に使えるスピードです。さすがに利用者が増えたせいか、昔よりは速度は体感では遅くなっていますが…。
あと、個人的にはビデオプログラムもよくみています。45分程度のドキュメンタリーとかビジネスの番組だと、国内線でみるにはちょうどよい時間ですしね。
このWi-fi無料化はなかなかの衝撃で、ANAも当初は「無料化の予定なし」としていましたが、2018年から追随することになりました。私はANAのWi-fiにつないだことはないのですが、無料化して速度は大丈夫なのでしょうか…。
第2位 ハワイアン航空と提携!
JALとハワイアン航空の提携発表。いやー、これは噂は昔からありましたが、これは本当にJALユーザーからすればありがたい話です。特にANAがエアバス380を導入するにあたっての対抗策になりますしね。
もともとANAと提携していたハワイアン航空ですが、コードシェアも進まず、特典航空券も相互発券できなかったんですよね。ANAが運航する便には、ハワイアン航空とユナイテッド航空がコードシェアしているんですが、ハワイアン航空が運航する便には、ANAがコードシェアをしていないんですね。つまりANAは、「うちは自社便埋めたいからハワイアン航空の座席を売るつもりはないけど、ANAの座席を売りさばくのにはおたくも手伝ってね」と言っているわけです。これじゃ提携が進むわけもありません。
これは、ANAと同じ航空連合のスターアライアンスに所属するユナイテッド航空が、成田~ホノルル便を運航しているのもあるからでしょう。ANAがハワイアン航空と何かやろうとしても、その前に、ユナイテッド航空の顔色を窺う必要があったわけですから。
JALは相互コードシェアまでは発表されていますし、いずれ特典航空券を発券できるようになるでしょう。JALが所属するワンワールドのアメリカン航空は、日本ーハワイ線に就航していないため、アメリカン航空に気を使う必要がありません。
いつの日か、ハワイアン航空の特典航空券がJALマイルでとれる日がくるのが楽しみですね!ハワイアン航空も日本に新型機を導入するようですし、私も機会があれば乗ってみたいと思います。
【JALとハワイアン航空の提携については、こちらに詳しくかきました】
www.issy-style.com
その他の2017年の航空会社提携関係だと、ハワイアン以外にもベトジェット航空、インドのVISTARAといった地域型の航空会社や、ロシアのアエロフロート航空との提携も発表されました。アエロフロートと提携すると、同じロシアで、ワンワールド航空に加盟するS7航空の扱いがまた難しくなりますが…。特にモスクワでは、アエロフロートとS7航空で違うハブ空港を使っていますので、コードシェアしても乗り継ぎが…。
また、アメリカン航空が中国南方航空との提携を始め、中国本土にはワンワールド加盟航空会社がない上に、スカイチームは南方のほか中国東方航空も加盟していますので、中国南方航空がワンワールド入りするかなどの動きもあるかもしれません。これに合わせて、南方と本拠地が近い上にエアチャイナの資本が入っているキャセイパシフィックのスターアライアンス移籍話もありますが、個人的には今すぐはないと思っています。
スポンサーリンク
第1位 JALマイルが格段にためやすく!
やはり陸マイラー的にはこれが今年のニュース第一位でしょう。
もともとJALマイルは空で、ANAマイルは陸で貯めやすいというのは、実はソラチカルートができる前から言われていました。早くからTポイントと提携したANA、ツアープレミアム加入でエコノミーでも100%換算できたJALというのがありましたので。
その後ソラチカルートができ、さらにこの「陸マイラーはANAマイラー」的な傾向に拍車がかかったんですね。
そんな、陸では必ずしも貯めやすいとは言いにくかったJALのマイルが、ポイントサイトのモッピーとの提携で、格段に貯めやすくなりました!というのが2017年です。JALマイラー感謝感激雨嵐。モッピーには足を向けて寝れません。
モッピーで貯めたポイントを、2017年12月現在では85.7%のレートでJALマイルに交換することができます。さらに、公式発表は追ってになりますが、記事にしていいと言われていますので予告しておきますので告知しますと、2018年1月からは、最大で90%を超える換算率になります。つまり、あれだけ陸マイラーで騒がれるソラチカルート超えです!
航空会社のマイレージという制度は、本来はたくさん航空会社に貢いだ人に沢山マイルが貯まるべき制度であったと思いますが、ポイントのビジネスで現状はこうなってきたというのがあります。
はっきりいって、いつまでこんな制度が続くかも分かりませんし、制度は残ってもデルタ航空のように距離ではなく運賃に対してのマイル積算になったり、相対的にお得なビジネスクラス、ファーストクラス発券への必要マイルの上昇(や、フライトマイル限定化)など、いくらでも改悪が想定されます。実際、JALも曜日限定特典航空券の必要マイル数が来年から増加します。
だからこそ、もはやボーナスステージと化している今、がっつりマイルを貯めて、がっつりマイルを使っていくのがよいのではないかなぁ、と思っています。
【大量JALマイルの貯め方はこちらからどうぞ】
まとめ
2017年のJAL、8.10ペーパーの縛りから開放されたことなどにもより、色々変化がありました。特にハワイアン航空との提携と、8.10ペーパーには関係ありませんが、モッピーを活用した大量JALマイルの獲得法が生まれたのは大きいニュースだったかと思います。
2018年も、俺たちのJALから目が離せませんね!
コメントを残す