JALマイルをためて特典航空券を発券しようと思っている方へのニュースです。
今まで、JALの特典航空券は330日前から予約を開始していましたが、これが360日前に前倒しされることとなりました。変わったことによってJALの国際線特典航空券が取りやすくなるわけではないですが、提携特典航空券が若干取りやすくなる可能性があがったり、ちょっとしたスポットが発生しますので、それを紹介できればと思います。
目次
国際線航空券の予約開始が330日前から360日前に変更
現在、JALの国際線に関する予約は、330日が予約受付開始日ですが、2019年4月1日からこれが360日前に前倒しされます。
対象は、有償のJAL国際線航空券、マイルを利用したJAL国際線特典航空券のほか、提携航空会社航空券(ワンワールド特典航空券含む)となります。
実はJALのルールである330日って、世界中のフルサービスキャリアの中では比較的遅いほうだったんですね。実際、ANAは355日前から受け付けてくれています。
この改定におり、JALの国際線航空券はこれまでよりも30日間も早く航空券を予約することが可能になりました。東京オリンピックを見据えて、インバウンドの需要に対応することが狙いだと思われます。外国から東京オリンピックを見にこようと思っている人であれば、こうすることによりANAよりも先に予約できるようになりますしね。
ただ、この改定は私のようなJALマイラーにも非常に追い風になる改定だと思います。
提携他社特典航空券が取りやすくなる!
この360日ルールになることによるマイラーへの大きなメリットのうちの1つが、提携他社特典航空券を取得しやすくなるというものです。
実は、JALが所属するアライアンスであるワンワールドの中でも、航空券の予約受付タイミングに差があるんです。
先ほど書いた通り、JALの330日前というのは世界的にみても遅いほうの部類になり、例えば同じワンワールド内ですと、私も好きな航空会社の1つであるキャセイパシフィックは360日前から予約を受け付けています。
今までですと、キャセイパシフィック航空が360日前に特典航空券を開放しても、JALマイラーは330日前まで待つ必要があったんですね。で、この30日というのはけっこう大きかったりするもので、キャセイパシフィック航空のFFPであるアジア・マイルの会員によって座席が埋まってしまうこともあるんですよ。
それが、今回の改正により360日前からJALマイルでもキャセイパシフィック航空の特典航空券を予約することが可能となります。アジアマイルをためている人と対等な競争ができるわけですね。
正直、360日前でも330日前でも大して変わらないだろ!と思うかもしれませんが、ピークの時期だとやっぱり差がでてくると思います。
4月1日に一斉に受付開始される特典航空券はねらい目
また、予約受付開始日の変更により、もう一つマイラーにとっては追い風となることが発生します。それは、4月1日に大量に発生する特典航空券の枠です。
新規路線の就航の発売日も一気に大量の日程の特典航空券が解放されるため、特典航空券が選びやすくなったりしますが、あれが全路線で一気に起こるというわけです。これ地味に凄いですよね?
具体的には、2019年3月31日に予約開始になるのは、2020年2月24日ですが、2019年4月1日に予約開始になるのは、2020年2月25日~3月26日の31日分です。
つまり、2020年2月25日から3月26日までの31日間分の特典航空券が、一気に4月1日に開放されるわけですから、予約がかなり分散されるということになります。これはかなり大きいです。
シーズン的には旅行のオフシーズンではありますが、特典航空券も取りやすそうなので、私もどこかに行ってみようと思っています。花粉のシーズンですし花粉から避難しに東南アジアでも行こうかななんて考えてしてしまいますよね。マイル貯めないと。
発券開始が360日前になることに対するデメリット
このように、メリットの大きい予約受付開始日の360日前への変更ですが、ちょっとだけデメリットもあります。
予定を早く決めなればならなくなる
まずこれが一番大きいでしょうか。今まで330日前からヨーイドン!だったのが、360日前にスタートラインが早まったのですから、「そんな先の予定なんてわかんねーよ」って感じですよね。
とは言え、330日でも360日でも先の予定の見通しなんてあまり変わらないし、特典航空券を発券した以上は、何が何でも休む!という強い意志を持てば全て解決です。
どこかの誰かが、この前仕事によりエミレーツ航空のファーストクラス特典航空券を流していましたが…。
毎年同じ時期に海外に行く人は注意したい
1年の中で、海外旅行のための休みの時期が毎年決まっていたり、決めている人も多いと思います。私なんかは夏休みを7~9月の間で任意で取ることができる会社なのですが、基本は7月1周目か2週目の航空券が安い時期にここ10年間取ってきたりしています。
また、暦通りの仕事の人であればゴールデンウィークやお盆シーズンに毎年海外に行く人もいますよね。そしてこの時期は航空券を購入するには非常に高いため、特典航空券をなんとしてでも確保したい!という方も多いと思います。
このように、毎年同じ時期に海外旅行に行く場合だけは、360日前の発券開始の影響をもろに受けることになります。
それは、予約開始日の360日前はまだ海外旅行中の場合が多いということ。
もちろん、海外を訪れている時でも、ホームページ上での予約は可能ですが、時差もあるし、そもそも旅行中に次の旅行の手配をするのはちょっと…と思うところもあります。
また、JALの場合、通称「有楽町発券」とも呼ばれる、有楽町にあるJALプラザで発券するなんてことをやる人もいると思いますが、これも旅行中でほぼ不可能となります。
まとめ
JALマイルを使った国際線特典航空券の発券が、出発330日前から360日前へと予約受付開始日が大幅に前倒しになります。
これにより、JAL特典航空券より早いタイミングで予約が完了できるのはもちろん、今まで330日前以前から他社では発券することが可能だったキャセイパシフィック航空などの特典航空券も取りやすくなることが予想されます。
さらに、2019年4月1日の10時には、通常よりも多くの特典航空券が一度に開放されますので、JALマイラーにとっては大チャンスになります。
そのためにはJALマイルを急いでためたうえで予約争奪戦に参加し、ぜひ来年の3月には、JALマイルでいろいろなところに旅行されてみてはいかがでしょうか?