マリオット、IHGなどのホテルのポイントをユナイテッド航空のマイルに交換すると30%のボーナスマイルが付与されるキャンペーンが10月1日から始まりました。
年に1度、秋に行われることが多いキャンペーンですので、ユナイテッド航空のマイルを貯めている人にとっては非常にありがたいキャンペーンです。ユナイテッド航空のマイルはANAの国内線に乗るのにお得ですので、その情報についても本記事で掲載していければと思います。
エントリー必須ですので、まずは忘れないようにエントリーしましょう。
ホテルポイントをユナイテッドマイルに移行で30%増量
ヒルトンやIHG、マリオット等、大手ホテルチェーンは割とホテルポイントを航空会社のマイルに交換できることが多いのですが、ユナイテッド航空のマイルに交換すると、通常ホテルが定めるレートに30%上乗せするよ、というキャンペーンが毎年秋に行われます。
キャンペーンの概要は以下のとおりです
- 事前エントリーが必要!
- 10月1日~31日までの交換期間
- ボーナスマイルは1月31日までに加算(上限25,000ポイント)
まず、本キャンペーンは事前のエントリーが必要なので、こちらのユナイテッド航空のキャンペーンサイトをクリックし、エントリーをお済ませください。
交換期間は10月1日~31日まで。米国時間なので11月1日14時まで可能かと思いますが、このブログを読んでくださっている皆様はギリギリでいつも生きていたい勢にならぬよう、早めに交換を済ませちゃいましょうね(笑)
なお上限はボーナスポイントで25,000マイルと記載されておりますので、通常マイルで83,333マイル分までとなります。まぁ端数は抜いて考えると、80,000マイル+24,000マイルということになるでしょうか。このうち、80,000マイルは通常の交換期間(例えばマリオットだったらすぐ)で付与されますが、ボーナスの24,000マイルは、追って2024年1月31日までに付与されるという仕組みです。
マリオットから移行の場合
ホテルのポイントのうち、最もユナイテッド航空との実勢交換レートがお得なのマリオットなので、マリオットを例に紹介しておきましょう。
マリオットからユナイテッド航空に移行する場合、60,000ポイントを一気に交換すれば、30,000UAマイルに交換できますから、これが通常30,000+ボーナス9,000の合計39,000マイルになるということになります。なので、2セットは問題なく交換できます。
逆に、3セット交換するとなると、180,000ポイント⇒通常90,000ポイント+ボーナス25,000ポイントとなってしまいます。9万の30%は27,000ですが、上限を超過してしまいますので、3セット交換する場合はこのような問題があることも承知の上交換してください。
また、最近ちょっと気になるのが外資系航空会社のレート改悪ですよね…。大きいところですとブリティッシュエアがJAL国内線のレートを大幅に改悪したり、あとはデルタ航空でも東南アジア線でチャートの改定がありました。ユナイテッド航空のマイルはANA国内線利用やエクスカーショニストパークなど使い勝手がいいのですが、これもいつまで続くかわからないので、全力でいきたいけどおススメしてもいいものか、と悩みます。
ユナイテッド航空のマイルでANA特典航空券が発券可能
ユナイテッド航空のマイレージサービスはマイレージプラス(Mileage Plus)といい、ANAやJALなどの国内の航空会社と同様に、フライトのほか、ショッピングやクレジットカードの利用などでもマイルをためることができます。
普通に考えたら、ユナイテッド航空に乗らない人にはあまりマイルを貯めるメリットがないようにみえてしまいますが、ユナイテッド航空は、世界に3つある航空会社のグループの一つである「スターアライアンス」に加盟しており、同じスターアライアンスに所属するANAと提携しています。
そのため、ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの特典航空券を発券することが可能です。
ユナイテッド航空マイルの特徴
ユナイテッド航空マイルをANA国内線特典航空券として利用するメリットは、主に「マイルの有効期限がない」と「必要マイル数が少ない」の2点があげられます。
ユナイテッド航空のマイルは、昔は有効期限もあったのですが、2019年に有効期限が撤廃されました。
ANAやJALの場合、マイルの有効期限は36か月となっています。特典航空券の発券に必要なマイルは数千~数万マイルですから、たまにしか飛行機に乗らない人などであれば、3年間でたまり切らずに失効してしまうこともあります。(陸マイラーであれば、ANAマイルがザクザクたまるので、そんなことは起こらないのですが。)
ユナイテッド航空のマイルは有効期限がありませんから、ショッピングやフライトで少しずつためていっても、期限がきて失効してしまう心配ありません。
また、ANA国内線にユナイテッド航空のマイルを使って搭乗する場合の必要マイル数は以下のとおりとなります。
出発地と目的地の区間マイル | 必要マイル数 |
---|---|
800マイル以下 | 5,500マイル~6,000マイル |
801マイル以上 | 8,800マイル~9,600マイル |
ユナイテッド航空のマイルをANAの国内線で利用する場合、出発地と到着地の区間マイル(距離)が800マイル以下か、801マイル以上かで必要マイルが変わってきます。800マイル以下であれば必要なマイル数は片道あたり5,500マイルとなっており、801マイル以上の場合は片道あたり8,800マイルが必要になります。
区間マイルが800マイルというと、東京や名古屋を起点とした場合は沖縄以外のすべてのエリアを網羅し、大阪を起点とすると石垣・宮古以外を網羅します。
つまり、ANA国内線のほとんどの路線が、5,500マイルで利用できるということになります。
これをANAのマイルを使って搭乗する場合と比較してみたいと思います。
UAマイル | ANAマイル (ローシーズン) |
ANAマイル (レギュラーシーズン) |
ANAマイル (ハイシーズン) |
|
---|---|---|---|---|
羽田=新千歳 | 5,500 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
羽田=大阪 | 5,500 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
羽田=福岡 | 5,500 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
羽田=那覇 | 8,800 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
ANAマイルを使う場合、東京=大阪のような短距離でかつローシーズンの場合に限り、ANAマイルを使うほうが必要マイルが少ないですが、それ以外であればUAマイルの方が必要マイル数が少なくなっています。
また、搭乗21日前より直近になると、直前発券手数料として、追加で5,500マイル区間では500マイル、8,800マイル区間では800マイルほど必要マイルが増加します。
この直前発券手数料は需要によっても変化するようで、一時期は29日前から3,000マイルも発生しており、片道8,500マイルも必要だったことから、1か月を切ったフライトでユナイテッド航空のマイルを使うのはちょっと勿体なく、ANAマイルを使った方がオトクでした。
とはいえ、現在は通常必要なマイルに500~800マイルを追加するだけで発券できますから、直前でもANAマイルを利用するよりオトクに発券することが可能です。
そのほかにもいろいろなメリットがあります。詳細は以下の記事を参考にしてください。
まとめ
ホテルのポイントをユナイテッド航空のマイルに交換すると30%のボーナスマイルが付与されるというキャンペーンが10月1日から始まりました。
マリオットポイントからユナイテッド航空のマイルに交換しようと思っている方は朗報です。2回転目まではマイルが30%きっちりつきますが、3回転目になると、上限の25,000マイルをオーバーしてしまいますのでそこは注意しましょう。