クレジットカードを持つだけでヒルトンのゴールド会員が付与されるというヒルトンVISAゴールドカード。
ヒルトンのゴールド会員には朝食無料などのベネフィットがついており、カードの年会費もマイ・ペイすリボを適用させればゴールドカード相当でありながら7,000円になるため、非常にお得なクレジットカードです。
ところが、2020年6月をもってヒルトンVISAシリーズのクレジットカードが新規申し込み終了になることが発表されました。私も発行を考えていただけにちょっと残念です。
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ヒルトンVISAカードの発行が2020年6月で終了
Twitter眺めていたら情報を得たのですが、実際にホームページに確認しにいくと、ヒルトンVISAカードを発行している三井住友カードのホームページに、以下の記載がでてきました。
ヒルトン・オナーズVISAプラチナ、ゴールド、グラシックカードの新規入会は2020年6月30日(火)をもって受付終了いたします。(家族カードの新規入会も含む)
また本カードに付随するサービスは、2022年2月28日(月)でサービス提供が終了いたします。
2020年秋ごろに、ヒルトンは異なるブランド会社と新提携カードの発行を予定しております。
• 詳細はヒルトンより後日、ニュースリリースにて発表予定
お客さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願いいたします。(出典:ヒルトン・オーナーズVISAカード)
ヒルトンVISAカード(プラチナ・ゴールド含む)が、6月30日をもって新規の申し込みの受付を終了するとのことです。
また、クレジットカードに付随するサービスが2022年2月28日をもってサービスが終了するといこうとです。つまりカード発行で自動的に付与されているヒルトンゴールド会員ステータスについては、2022年2月末をもって、その効力がなくなるということになりますね。
ただ、2020年秋ごろから、ヒルトンは異なるブランド会社と新提携カードの発行を予定しているとのこと。これはまぁアメックスだと私は思っていますが、三井住友カードと提携を終わらせたヒルトンは、新たなクレジットカード会社とタイアップをするということですか。
ヒルトンVISAゴールドカードってなにがメリットだったの?
ズバリ、カード発行だけでヒルトンゴールドを安く維持できることがメリットでした。
クレジットカード保有だけでホテルの上級会員になれるクレジットカードといえば、日本だとSPGアメックスとか、ワンハーモニーVISAゴールドカードが思いつきますが、対応するマリオットゴールドやワンハーモニーロイヤルの特典は、部屋のアップグレードなどやレイトチェックアウトなどはついているものの、そこまでベネフィットは大きくはありません。
それに対して、ヒルトンゴールド会員には場合は朝食無料がついてきます。つまり、カードの保有のみで、ヒルトンに宿泊した場合は素泊まりプランでも朝食が無料になるということです。
朝食無料が付与されるステータスは、マリオットの場合はプラチナ以上ですし、ワンハーモニやIHGプラチナやスパイアなどでも無料朝食はついていません。この差はかなり大きいです。
それでもってヒルトンVISAゴールドカードの年会費は通常14,000円で、マイ・ペイすリボを適用させれば半額の7,000円になります。
確かに年会費が34,100円するSPGアメックスには無料宿泊が付与はされていますが、年会費に27,000円の差があって、朝食がついているとなれば、SPGアメックスではなくてヒルトンVISAゴールドカードを持つというのも、一つの選択肢といういことで支持されてきたカードだと思います。
新しく発行されるヒルトンAMEXゴールドカード(仮称)を予想してみる
ここからは完全に私見です。その辺のおっさんが書いた読み物としてみてくださいね笑。
三井住友カードのリリースにもあるとおり、今年の秋からヒルトンは別ブランドで新たにクレジットカードを作るということです。
まぁ普通に考えてJCBはあり得ないでしょうし、いきなり三菱UFJニコスに寝返ってヒルトンマスターゴールド!なんてことも言わんでしょう。というか三菱に寝返ったら個人的にも困る。
ということで、まぁアメックスでしょう。実際、アメリカにはヒルトンとアメックスが提携したクレジットカードがありますから(普通カード、Surpass Card、Aspire Card)。
では、新しくHiltonアメックスが日本で発行されるとして、どんなクレジットカードが発行されるかちょっと考えてみましょう。
そこで参考にするのがMarriottとアメックスが提携しているクレジットカード。
アメリカのSPGアメックスはBONBoYアメックスにリブランドを終え、Bold、Boundless、Brilliantの3ランクのクレジットカードが用意されています。このうち真ん中のBoundlessが日本のSPGアメックスに一番近いので、比較してみましょう。
日本のSPGアメックス | アメリカのBONBoYアメックス (Boundlessカード) |
|
年会費 | 34,100円 | 95US$ |
マリオットステータス | ゴールド | シルバー (年35K$決済でゴールド) |
決済で貯まるポイント | 100円→3ポイント | 1US$→2ポイント |
更新時無料宿泊ポイント | 50,000ポイント | 35,000ポイント |
入会ボーナス | 10万円利用で39,000ポイント | 3000$利用で75,000ポイント |
で、やっぱりこれをみると、やはりHiltonアメックスに対応するのは、年会費95ドルのSurpassカードで、これをアメックスのことですから、年会費3万円くらいで出すのではないでしょうか。
このヒルトンSurpassカードのスペックはこちら。
- 年会費:95ドル
- ポイント:1US$→3ポイント(ヒルトンで12ポイント、スーパー・ガソリンスタンドは6ポイント)
- ヒルトンステータス:ゴールド
- 年間の決済15,000US$以上で週末1泊無料券
- プライオリティ・パス(スタンダード・プラス)付与
これみるとめっちゃいい条件ですね。1万円でヒルトンゴールドを保有できるのはいまのヒルトンVISAゴールドと同じですが、プライオリティパスと200万弱決済したら1泊無料券がついてくるなんて、上で紹介したマリオットのBoundlessカードよりもいいです。
ただ、完全な私見ではありますが、これと同レベルのものをアメックスですから3万円くらいの年会費でいれてくるのではないでしょうか。
このカードが仮に3万円となれば、さすがにちょっと勿体ないような気もするんですよね。いやたぶんそれでもお得なんでしょうけど、「3万円」という響きと、今までのヒルトンVISAゴールドと比べて、どうかといわれると悩んじゃいます。
JGCやSFCで家族カードまでもっているとクレジットカードの年会費がけっこう飛んでいきますし、発行するならSPGアメックスの解約は必須ですね。3万円を2種類はもてない。
なので、6月後半まで待って概要が発表されなければ、私はヒルトンVISAゴールドカードの発行を視野にいれますね。
1年半、年会費合計2万円(初年度14,000円、2年目7,000円)でヒルトン遊びが出来るのであれば、それもまたありなのかな、なんて思います。
それで、2022年の春にHiltonアメックスの価格とサービスが自分の中で納得できれば、それに加入してもいいかなぁなんて思います。
まとめ
ヒルトンVISAカードの新規申し込みが今月末で終了するというお話でした。
6月の下旬まで様子をみて、新たなクレジットカードが出ていればそれをみてから、新しいカードを作るか、それとも1年半だけヒルトンVISAゴールドカードを発行するか判断すればいいですし、それまでに出なければ、勢いよき発行しちゃっねもいいかなー、なんて個人的には考えています。