どうも、年に2回程度函館に通っているissy(@y_issy24)です。
観光地として名高い北海道の函館には、たくさんのホテルがありますが、今回、私はその中から、「フォーポイントバイシェラトン函館」を選んで宿泊してきました。
フォーポイントバイシェラトン函館は、世界的ホテルチェーンであるマリオットグループのホテルであり、国内のマリオット系列ホテルで最も安いことから、マリオットの宿泊実績に伴い与えられるステータスを得るために滞在している人も多いホテルです。マリオットプラチナチャレンジの聖地という人もいます。
私もマリオットプラチナ会員として宿泊してきましたので、本記事では、ホテルの紹介にとどまらず、マリオットプラチナ会員としての特典等についても書いていきたいと思います。
目次
フォーポイントバイシェラトン函館の概要
フォーポイントバイシェラトン函館は、北海道函館市にあるマリオット系列のホテルです。フォーポイントバイシェラトンの冠を付ける前は、「ロジワールホテル」という名前で営業していました。
函館で数少ない、外資系ホテルチェーンのホテルになります(たぶん他にはコンフォートホテルだけだと思います)。
「フォーポイントバイシェラトン」は、マリオットのブランドの一つで、シェラトンの姉妹ブランドです。マリオット系列ではゴージャスなブランド(リッツカールトン)や奇抜なブランド(Wとか)もありますが、シェラトンも割と「王道」タイプのホテルで、その姉妹ブランドとして、「新しい旅の形」をコンセプトに、王道だけど少しカジュアルな感じのホテルブランドとなっています。
ダナンのフォーポイントはレジャーにも向いたカジュアルホテルだったんですが、函館のフォーポイントバイシェラトンは、「高級ビジネスホテル」と自分たちでも言っており、そんな位置付けだと思います。
ホテルの価格帯
フォーポイントバイシェラトンはマリオットの中ではリーズナブルなクラスのブランドですので、フォーポイントバイシェラトン函館の宿泊価格も比較的抑えられています。なので、マリオットの宿泊実績数を稼ぐためのホテル修行層の聖地にもなっています。
また、函館自体が観光地の割にホテルの値段が比較的抑えられている要因もあると思います。
2022年2月の宿泊の料金ですが、平日は7,000円台と比較的お手頃価格になっています。この季節はまだ寒いので、海の幸のおいしさや夜景の美しさはあるものの、やはりオフシーズンのためかなりオトクな宿泊価格になっています。
東京が梅雨でジメジメする6月、函館は比較的さわやかな気候になります。この季節になると、やはりホテルの宿泊料金は上昇してきます。土曜日はによっては1万3千円を超える日も設定されていますね。
なお、フォーポイントバイシェラトン函館の宿泊料金は割と変動が大きく、最初に高めの料金をつけて、部屋が埋まってこないと値段を下げてきます。なので、予約後も値段はときどき確認し、値下がりしているようであれば予約を取り直すのがよさそうです。
マリオットカテゴリーは3なのでポイント宿泊もおススメ
フォーポイントバイシェラトン函館のマリオットのカテゴリーは、カテゴリー3になります。
カテゴリー3ということは、レギュラーシーズンでも宿泊に必要なポイントは17,500ポイントですし、オフピークであれば15,000ポイントで泊まることが可能です。日本にあるマリオット系列ホテルで唯一のカテゴリー3ということで、少ないポイント数で宿泊できるのが魅力です。
とはいえ、やっぱりホテルの宿泊料金そのものが安いため、ここでポイント宿泊を使ってしまうのは、個人的にはちょっともったいないかな、と思ってしまいます。
確かにマリオットのポイントを貯めるのは少し大変ですが、もう少し頑張って貯めると、リゾート感満載の宮崎のシェラトングランドや、夜景が美しくて温泉もある神戸のベイシェラトンという、非常に評判のいいホテルが一つ上のカテゴリー4に設定されていますので、もう少しポイントを頑張って貯めてほしいと思います。
フォーポイントバイシェラトン函館のアクセス
フォーポイントバイシェラトン函館があるのは函館駅前です。
ほんとにJR函館駅の目の前にどーんと立っています。函館駅からも函館朝市からも徒歩1分という好立地です。
空港から函館市内にバスでいくと、停留所がいくつかあるのですが、フォーポイントバイシェラトン函館の場合は、函館駅前で降りてください。駅までくれば、迷子になりようがありません!
また鉄道で函館に到着した場合は駅を出ればすぐにわかります。それくらい目立つ建物です。
駐車場の利用料は1泊1,000円です。なお、駅近くの駐車場は上限500円となっていますので、天気のよい季節で、ホテルチェックイン後、翌朝まで車を出さないという場合であれば、ホテルの駐車場ではなく、ホテル横のコインパーキングを利用するという手もあります。
フォーポイントバイシェラトン函館のマリオット会員特典
マリオットプラチナ会員以上の方であれば、以下のウェルカムギフトから一つ選ぶことが可能です。
- ポイント(1滞在500ポイント)
- ワイン(1滞在1本)
- 朝食券(1泊あたり1枚)
ポイントが何泊しても500ポイントなのに対し、朝食券は宿泊数に応じもらうことができるので、フォーポイント函館では、朝食券をもらっておくのがおススメになります。
ただ、フォーポイント函館では、エリート会員向けの朝食はアメリカンブレックファーストとなっており、通常のビュッフェスタイルとは異なるプレートが提供されています。
他のホテルでは「朝食券」と言われれば普通の朝食つきプランで宿泊した人と同じものが食べられるのですが、ここフォーポイント函館には、ステータスホルダーの無料朝食専用のプレートがあるんです…。あとで紹介しますが、ホテルの朝食としてはちょっと寂しい内容にはなっています。
そのため、今まではあまり朝食券に魅力を感じていなかったのですが、朝食券に追加で500円を支払うと、ビュッフェスタイルの朝食を食べられるようになりました。これは非常にうれしい改善です。
一方、修行ではなく観光で宿泊数が1泊である方などは、函館はホテルではなく朝市などでおいしい朝食を食べることもできますから、ポイントも選択肢に入ると思います。正直、フォーポイント函館の朝食は他のホテルに比べると負けているところもあるので…。
フォーポイントバイシェラトン函館のロビー・フロントの様子
それでは早速フォーポイントバイシェラトン函館のレビューをしていきたいと思います。まずはロビーからです。
駅前の一等地にあるフォーポイントバイシェラトン函館ですが、低層階は他のテナントが入っています。そのため、建物に入ると、さらにホテルの中にホテルに入る扉があります。
建物が大きく、またレストランが2階にあるため1階のロビーは広々としています。ソーシャルディスタンス確保のために、クマが鎮座していました…。
フロントのカウンターは2人で運用している時間帯が多く、さすがにチェックインが集中する15時ころは、行列もできていました。現時点では、マリオットBONBOY会員用の専用レーン運用はありませんでした。
なお、ホテルの料金は前払いとなっています。
マリオットプラチナチャレンジにおける注意点
ここで、マリオットプラチナチャレンジなどでフォーポイント函館を連泊で利用する場合の参考情報です。いきなり15泊とか予約したら何言われるんだろ、怪しまれない?とかドキドキしてしまう人もいるかもしれません。
結論から言います。同志はいっぱいいるので大丈夫です(笑)
実際、プラチナ修行のため、予約・チェックインはしているものの部屋を利用しない人も多いことから、長期宿泊で予約をすると、実際に滞在するかどうか聞かれます。
私は4泊したあと一度東京に帰り、最終日だけ函館に戻ってくるつもりだったんですが、所要のため戻れなくなってしまいました。これについても、その旨をフロントにて相談すると、チェックアウト日にホテルの方でチェックアウトしておいてくれるとのことです。
ホテルからすれば、使っていない部屋の掃除のこともありますし、部屋のオペレーションのことを考えると、正直に滞在する日、しない日は伝えておいたほうがいいと思います。
また、これは聞いた話なんですが、一度宿泊しない期間にカードキーをホテルに返し、再び泊まるときに戻ると、部屋がかわっていることもあるそうです。長期連泊だとアップグレードが難しい場合でも、実際に泊まる日に空きがあれば、その日にアップグレードしてくれたりする可能性があります。
フォーポイントバイシェラトン函館の部屋(シングルルーム)の紹介
今回滞在したのはシングルルームになります。長期滞在となったため、プラチナ会員の特典である部屋のアップグレードはありませんでした(高層階にはしてもらいましたが)。
宿泊したのは、最上階の一つ下の階である12階のお部屋です。それでは中に入ってみましょう。
入って最初に感じたのは、狭いなぁと思いつつ、まあいつもくらいかと思いました。
部屋は17平方メートルと、ビジネスホテルと大差ないホテルです。ふだんの出張などはビジネスホテルですから、いつも通りかなといった感覚です。
ベッドスペース
シングルルームのベッド幅は120センチメートルとなっています。まぁ幅はこんなもんでしょうね。
少し気になったのはベッドの硬さです。ベッドのブランドは調べたところシモンズのようなんですが、かなり硬めもののとなっています。これは好き嫌いはあるかもしれません。
続いて枕をチェックしました。備え付けられている枕は2つで、この2つは硬さが若干異なるので好きな方を使うことができます。一つは硬め、もう一つは普通でしょうか。
私は普段から固めの枕を使っているので好きなのですが、一般的なミドルクラス以上のホテルにあるような、柔らかい枕ではありません。
あと、枕元には電源が一つあります。
テーブル兼化粧台です。実はこちらにはワーケーションで滞在しており、仕事をする際にはパソコン2台並べたのですが、それでほぼ机の上を支配するくらいの大きさになっています。PC端末1台で仕事をするのであれば十分な広さです(他に書類を広げるとなると、ちょっときついですね)
備え付けられているテレビは40インチでしょうかこれ。この位置だと、ベッドに座ってみるのが一番見やすいです。
北海道各局の地上波のほか、BSも一通りうつります。あとはアメリカ系と中国系のチャンネルが1つずつ入っていたと思います。
ミネラルウォーターが1日1本補充されます。コーヒースティックや紅茶、緑茶のティーパックが備え付けられています。どうやら他の方のブログなどをみると、ツインルームなどにはコーヒーマシンがあるようですが、こちらの部屋にはありませんでした。
その下には金庫と冷蔵庫があります。ビジネスホテルですからミニバーとかありませんので、冷蔵庫は空になっており、自由に使うことができます。
空気清浄機がデフォルトでついています。
シングルルームにはウォークインクローゼットはなく、窪んだところにスーツケースをいれるスペースや、ハンガーがあります。
お部屋からの展望です。私が滞在した部屋は南向きのため、函館山を眺めることができます。他のホテルがそれなりにあるので美しい画かどうかといわれたらうーんという感じですが、天気がよければ非常に気持ちいい朝を迎えることができます。
ちなみに反対側ですと函館駅のターミナルや函館駅を眺めることが可能です。
ウェットエリア
続いてウェットエリアをみていきたいと思います。
フォーポイントバイシェラトン函館はシャワーとバスが一体式になっている、一般的なビジネスクラスのシャワーブースです。
一応浴槽はあるのですが、大きさはあまり大きくなく、身長180cmの私がお湯に浸かったときは、かなり窮屈な体勢となりました。
温泉がないのがフォーポイント函館の残念なところで、部屋のお風呂も狭いので、ゆっくりお湯に浸かりたい人は、市電の終点である湯の川温泉か、こちらも逆側の終点である谷地頭温泉に行くことをお勧めします。
クシや歯ブラシなどのほか、体をゴシゴシするボディタオルも使い捨てで備わっています。個人的にはこれはけっこうポイント高いですね。長期滞在だったので、ちょっと古くなってきた自宅のボディタオルを持っていたのですが、その出番はありませんでした。
アメニティのブランドはフォーポイントのオリジナルブランドである「activ」です。ダナンやバンコクのフォーポイントでも同様のブランドが用いられています。
香りが個人的には気に入っています。
Wi-fiの速度は改善
フォーポイントバイシェラトン函館のWi-fiの速度の遅さは開業当初からかなり気になるレベルの遅さでしたが、2021年秋に訪れた際に確認したところ、速度はだいぶ改善したようです。
以前は仕事にならないレベルでしたが、今回滞在した際にストレスは全く感じませんでした。
実際にスマホで測ってみましたが、昼間も夜も20Mbpsには達していました。少し電波弱い気もしますが、ブラウザみたり軽めの動画をみるには十分なスピードです。
以前、夜11時に部屋で測定した際には、1Mbpsにも達しない実行速度なため、正直イライラするレベルでした。それに比べれば十分改善したと思います。
フォーポイントバイシェラトン函館の朝食
フォーポイントバイシェラトン函館の朝食会場は2階のレストラン、「メインダイニング フォーポイント」です。朝食の営業時間は朝7時から10時まででとなっています。8時ころにいくと混みあって行列ができていたりしますので、時間をずらしたほうがいいと思います。
2021年11月現在は、有償の朝食はビュッフェ形式、上級会員用の無料朝食がプレート形式で提供されています。
フォーポイントバイシェラトン函館はマリオット系列のホテルであるため、マリオットのプラチナ以上の会員であればウェルカムギフトで朝食が選べますが、ウェルカムギフトのところで説明したとおり、この無料で食べられる朝食はコンチネンタルのみで、ビュッフェ希望する場合は、別途朝食料金を支払う必要があります。
朝食の料金は税込みで2,000円となっておりますが、マリオットのプラチナ会員以上の場合は、ウェルカムギフトで朝食クーポンを選択すれば、差額として500円を払うことにより、ビュッフェを利用することが可能です。
こちらがプラチナ会員以上向けのプレート。トーストにミニサラダ、卵焼き、ポテト、ベーコン、ヨーグルト、クラムチャウダーがついています。このほかにコーヒーやジュースはセルフサービスで利用可能です。
ビュッフェだと自分の好きなものが好きな量食べられます。私はあまり朝食を食べないほうなのでこんな感じに質素に映ってしまいますが、フォーポイントバイシェラトン函館の朝食は、小鉢などのメニューが豊富にあります。
また、フォーポイントバイシェラトン函館の朝食ビュッフェにはスパークリングワインがありますので、朝から泡を楽しむこともできます。
フォーポイントバイシェラトン函館の朝食については、私が実際に食べて以下の記事にまとめていますので、こちらもご覧ください。
フォーポイントバイシェラトン函館にラウンジやジム、プールや温泉はなし
フォーポイントバイシェラトン函館には、ラウンジのほか、ジムやプール、大浴場などの施設はありません。
マリオットのプラチナ会員以上だと、系列ホテルに泊まった際はラウンジが楽しみだったりするわけですが、そのようなものはありません。またラウンジのない一部のホテルでは、かわりにバーのチケットなどが渡されたりミニバーが一定額無料になるというサービスがありますが、それらもありません。最上階にバーあるのに…。
その他、ジムやプールといったフィットネス系もありませんし、リゾートプールもありません。温泉もないんですよねー。周りのホテルには温泉があるところも多いのでこれは残念です。早く掘って(笑)
やはりカジュアルブランドであり、「高級ビジネスホテル」のコンセプトであるフォーポイントバイシェラトン函館は、ホテルの滞在そのものを楽しむというより、宿泊に特化し、観光前後を快適に過ごすホテルという感じでしょうか。
函館は観光資源も豊富かつコンパクトにまとまっていますし、「ホテルの滞在そのもの」を楽しむのであれば、むしろ湯の川温泉の旅館がメインになると思います。
まとめ
フォーポイントバイシェラトン函館に少し長めの滞在をしましたので、ホテル宿泊の様子を紹介しました。
ホテルの特徴として、函館駅前という便利な立地で、ベイエリアは少し遠いですが歩いていける距離ですし、五稜郭もバスや市電ですぐに行くことができます。
また、マリオット系列のホテルとしては格安の部類に入りますので、マリオットの宿泊修行をしている人にはやはりおススメです。他国ではフォーポイント同様に廉価なブランドであるACホテルやアロフトが、日本には銀座にしかないことからやや高め。あとはモクシーやフェアフィールドもありますが、大阪の一部で安いほかは1泊1万円をなかなか切らないため、修行は函館になるのが必然といったところでしょうか。。
ただし、その分他のマリオットホテルに比べれば比較的チープな造りになっています。なので、ホテルライフを楽しむホテルではありません。あくまで、アクティブに行動するためのホテルだと思います。
なお、フォーポイントバイシェラトン函館の近くにある函館駅エリアのグルメを紹介した記事が以下にありますので、ぜひこちらもご覧ください!