東京、大阪から全国どこかに6,000マイルでいくことができる「どこかにマイル」。どこになるかわからないそのミステリーツアーっぷりと少ないマイルで旅行ができることもあって一部では人気のあるシステムだそうです。
そのどこかにマイルに新たなラインアップができました。それは、離島編「どこかにマイル 南の島」です。
どこかにマイル 南の島~那覇・鹿児島発~が開始
2016年12月に羽田発着から始まり、伊丹発、関西発と広がってきた「どこかにマイル」。これは、コンピューターにより複数の候補地が表示され、申込むとその中のどこかへの特典航空券が発券される仕組みになっています。そのかわり、往復6,000マイルという、非常にお得なマイル数で発券できるんです。
今回、どこかにマイルで新たに登場したのは、奄美群島、沖縄の離島便になります。サービス開始が5月24日からですので、実際のフライト日ベースは6月1日からになると思います。
離島便って、飛行時間の割にどうしても航空券が高いんですよね。そのため、訪れる際に二の足を踏んでしまうところもあります。昔はJALは那覇で乗り継いで石垣・宮古に向かう場合などは減算マイルの措置があったのですが、それも廃止されてしまったので、マイルを使うのもちょっとっ勿体ないと思ってしまうんですよね。
それが、往復6,000マイルで離島に行けるのであれば非常にお得かなと思います。陸マイラーであれば、貯めにくいJALマイルとはいえ、美味しい案件ならばクレジットカードを1枚発行するだけで場合によっては達成してしまうレベルです。そんな6000マイルで、沖縄の離島に旅行できるというものです。マイルの有効期限が近づいている人にも6,000マイルで使えますから便利ですよね。
申込は従来の「どこかにマイル」と同じで、申込期間は出発1か月前から1週間前までの間で、特設サイトから申し込み3日以内に行先が決定するという仕様になっています。
行先は離島のうち3か所から選ばれる
これは、鹿児島または那覇空港を発着地として、3つの候補地の中からどこかの離島への特典航空券が発券されるというものです。JALグループは離島便を多く就航しておりますので、その中から選ばれることにあります。就航路線は以下のとおりです。
種子島・屋久島・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論行
奄美大島・沖永良部・与論・北大東・南大東・久米島・宮古・石垣・与那国
離島なので必然的に候補地は絞られてきますが、それでも鹿児島発は7か所、沖縄発は9か所のうち3か所が選択され、そのうちの1か所に決まるという仕組みになりますね。
なお、東京発や大阪発と違い、出発時間の指定はありません。中には1日1便しかない路線もありますので、これはしょうがないですね。なので、出発時間を絞ることによる行き先のコントロールはできません。
ただ、鹿児島、沖縄までの航空券との兼ね合いの問題が発生します。なので、前日までに沖縄や鹿児島に入る航空券をとるとか、表示された三つの路線のタイムスケジュールを確認するなどの対応が必要になります。
今、奄美群島も世界遺産登録のために積極的な観光アピールもしていたりもしてどこも魅力的な場所ですし、なかなか行く機会もないところも多いので、運試しに使ってみて、実際決まったところで新たな魅力を発見していく使い方になるのかなー、と個人的には思っています。
どこかにマイルの基本的ルール
どこかにマイルで発見した特典航空券のルールを説明しておきます。
まず、日程の変更やキャンセルは不可となっています。JALの国内線特典航空券は3,100円でキャンセルが可能(マイルが返ってきます)ですし、日程変更も航空券の有効期限内であれば無料で可能ですが、どこかにマイルではできません。行けなくなってしまったら全没収となってしまいましょう。
ただ、当日になれば普通の特典航空券と同じ扱いになるので、普通席からクラスJへのアップグレードや、当日の早い便への変更が可能となります。とはいえ、沖縄ー石垣・宮古路線以外はクラスJの設定がありませんが…。
まとめ
どこかにマイル離島編ということで、鹿児島や那覇から6,000マイルで離島に旅行ができるという企画を5月下旬から始めました。個人的にはタイミングを合わせて使ってみたいと思っています。JALマイルがディスカウント時期で、12,000マイルで沖縄に行けるときに使ってみようかな、なんて考えています。
ただ、懸念すべきところは、離島の場合宿泊施設が確保できるかなどの問題もあるので、一ヶ月前からの予約受付で使いこなすのはもしかしたら難しいかもしれません。このほか、沖縄や鹿児島発着の時間が行き先が決まるまでわからないため、離島便が決まってから鹿児島、沖縄までの航空券を予約するか、どの時間でも大丈夫なように飛行機を予約する必要があります。
なので、申込む際は、表示された三ヶ所のどこになっても泊まる宿があるかどうかを確認してから申し込んだほうがいいと思いました。また、可能な限り一ヶ月前ぴったりに予約するのがよさそうですね。
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