JR東日本が12月から、新幹線に往復6,000JREポイントで乗れる「どこかにビューーン!」というポイントサービスを開始します。JR東日本に乗ったり、JR東日本系列の駅ビルなどでたまるJREポイントを使った新しいサービスです。
JREポイントは1ポイント1円でSuicaに交換できるのですが、6,000ポイント、つまり6,000円分のポイントで東京から東北・北陸の各地に新幹線で往復できるので、非常にお得な使い方になります。
そこで今回は、サービスの概要からJREポイントの効率的な貯め方や爆発的な貯め方、そして開始キャンペーンとして実施される、わずか2,000ポイントでどこかにビューーンを利用する方法をまとめたいと思います。
目次
2022年12月から開始する「どこかにビューーン!」
「どこかにビューーン!」は、4つの行き先候補駅からランダムに選ばれた一つの駅へ、JR東日本のグループでたまるポイントである「JRE POINT」6,000ポイントで往復できるサービスです。
自分で行先を確定することはできないのですが、JR東日本がおススメする4つの行き先候補駅からランダムに選ばれたどこか1つの駅へ行けるという、ミステリー旅行的なものになります。
後で紹介しますが、6,000JREポイントってSuicaに交換すれば6,000円になりますから、そのポイントで新幹線指定席の往復が利用できるという、めっちゃお得なキャンペーンです。
飛行機に詳しい人であればどこかで聞いたことあるような名前ですが、はい、JALが往復6,000マイルで日本のどこかに行けるという「どこかにマイル」の新幹線版です。JALと同様、野村総研等の特許を利用してサービスが提供されます。
本サービスは12月7日から開始されることが決定しました。予約開始は、12月1日からとなります。
発着駅はどこになる?
この「どこかにビューーン」ですが、まず出発駅は東京駅・上野駅・大宮駅の3駅に限られます。東北、北陸方面を出発地とする行程が組めないのは、こちらのエリアに住む方には非常に残念な話です。
また、行き先駅は東京駅からおおむね 150km以上のJR東日本の新幹線停車駅となります。JR東日本のサービスのため、北海道新幹線エリアや北陸新幹線のJR西日本エリア(富山・金沢方面)、そして東海道新幹線はサービスの対象外となります。
- 東北新幹線:那須塩原~新青森
- 秋田新幹線:全駅
- 山形新幹線:全駅
- 上越新幹線:上毛高原~新潟
- 北陸新幹線:安中榛名~上越妙高
発券条件
今回の「どこかにビューーン」ですが、発券に際していくつか条件があります。
まずは、JR東日本の「えきねっと」への会員登録であること、そして、えきねっととお手持ちのJRE POINTの連携手続きが必要です。えきねっと会員は無料ですし、今後新幹線に乗る人であれば登録マストのサイトですので、この準備は事前にしておきましょう。
- 現地滞在時間は5時間(日帰り)から7日間まで
- 同時に6人まで発券可能
- 申し込みは出発日の21日前から6日前まで
今回、往復の行程となるため行きと帰りの日程を決める必要がありますが、現地滞在期間は日帰りから7日までを設定することができます。つまり、サービス開始の12月7日に出発する旅程の場合、帰りは12月7日から13日の中から選ぶことが可能です。
また、同時に6人まで一緒の新幹線で旅行することが可能です。このときに必要なポイントは、代表者が複数人のポイントを捻出することも、旅行する人がそれぞれ6,000ポイントを出し合うことも可能な仕組みになる方向とのことです(未確定情報)。
申し込み可能なのは出発の21日前から6日前までになります。JALの「どこかにマイル」と同じ特許を使うとなると、空席需要予測との連動型なので、直前になると期限内でも購入できなくなることがあることは注意が必要そうです。
発券手順
実際の手続きは直前になれば詳細が出てきますが、使う仕組みが分かっているのである程度解説できます。どこかにビューーンのサイトを開いて出発地や日付、人数などを入力して検索すると、候補となる47の駅から4つの候補地が表示されます(例えば一ノ関、新潟、長野、角館みたいな感じで)。
このサービスがすごいのは、ここで引いた4つの候補地が気に入らない場合は、再度検索すると、また4つの候補が変わる仕組みになります(今度はかみのやま温泉、八戸、越後湯沢、軽井沢とか)。検索回数には1日あたりの上限がありますが、それに達するまでは何度でも引き直せますので、ある程度自分が納得できるまで候補地を調整することが可能です。
で、納得できた4つの候補地になったらポイントを利用して申し込むと、3日以内に目的地が決まったというメールが届きます(JAL実績だと翌日には届くことが多いです)。
どのくらいお得なのか
もともと、JREポイントは飛行機のマイルと同じような感じに、新幹線チケットに交換することが可能です。必要ポイントは距離により4段階でわかれており、最も近いエリアで2,160ポイント、最も遠いエリアは12,110ポイントとなっています。
乗車距離 | 通常交換 ポイント数 |
主な区間 |
---|---|---|
0km~100km | 2,100 | 東京~熊谷 東京~小山 |
101km~200km | 4,620 | 東京~新白河 東京~高崎・越後湯沢・軽井沢 |
201km~400km | 7,940 | 東京~郡山・福島・仙台・山形 東京~新潟・長野 |
401km以上 | 12,110 | 東京~盛岡・新青森・秋田・新庄 |
今回、対象となる駅は全て片道101キロ以上の距離にあるため、近いところでも片道4,620ポイント、往復だとその2倍の9,240ポイントが必要になります。
少し離れた仙台や長野の場合は「201km~400km」のゾーンになるため、通常は片道7,940ポイント、往復は15,880ポイントになります。最も遠い「400km以上」の区間であれば片道12,110ポイント、往復は24,220ポイントが必要となります。
そう考えると、行先が自分で決められないとはいえ、4つの候補地までは自分が納得するまで選ぶことができ、往復わずか6,000ポイントで利用できる「どこかにビューーン」は、ポイントをためたご褒美旅行として利用するのに、とっても価値があると個人的には思います!
JREポイントの貯め方
JREポイントの貯めかたですが、通常はSuicaを使って鉄道に乗るとモバイルSuicaで100円あたり2ポイント、カード式だと200円あたり1ポイントたまります。
また、駅ビルやコンビニなどの街中でも、JRE POINTのマークのある店舗でカードやアプリを提示すると100円あたり1ポイントが付与されます。
ですが、こういった地道な活動で6,000ポイント貯めるのはなかなか大変です。もっと簡単に、大量のJRE POINTが手にはいる方法がないものか。実はあるんです。
そこで、ドカンとJREポイントをためる方法を2つ紹介できればと思います。
ビュー(ゴールド)カード発行で貯める
JREポイントを効率よく貯めるには、ビューゴールドカードの発行が欠かせません。年会費が11,000円発生しますが、それを考えてもJR東日本を利用する人、Suicaを普段使う人にはめちゃくちゃたまりやすくなります。
まず、ビューゴールドカードの発行をすると、もれなく5,000JREポイントがもらえます。カード発行だけでかなりのポイントをもらえるのは大きいです。
クレジットカードの利用で貯まるポイントは、原則として、1,000円の利用あたり5ポイントたまります。還元率は一般的なクレジットカードと同じ0.5%となります。ゴールドカードで0.5%還元というのはちょっと寂しいのですね。
ですが、ビューカードゴールドを使ってSuicaにオートチャージをした場合、還元率は1.5%になります。ですから、Suicaが使える店ではビューゴールドカードで決済せずに、オートチャージしたSuicaで決済することにより、還元率1.5%を達成することができます。交通系ICはクレジットカードとそう変わらず使えるところが多いので、そういう場所ではクレカで支払わずに電子マネーで支払いましょう。
先ほど、還元率は通常0.5%、Suicaへのチャージは1.5%の還元率と説明しましたが、新幹線や特急のきっぷをインターネット上で購入する際は、さらに還元率が上昇します。
えきねっとやモバイルSuica、定期券などを利用した場合、ビューゴールドプラスカードで決済すると、ポイント還元率が大幅に上昇することになっています。なのでJRで通勤する人はJREポイントがザクザクたまっていきます。
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ちなみに、ビューゴールドカードの発行はポイントサイト経由が非常にお得。ポイントサイトを経由すると、カード発行で時期にもよりますが20,000円前後相当のポイントをもらうことができます。
上は「モッピー」という東証プライム企業「セレス」が運営するポイントサイトの画面ですが、ビューゴールドカードの発行だけで24,000ポイントがもらえたりします。
このモッピーのポイントは、JREポイントには交換できませんが、Tポイントやdポイントなどの共通ポイントのほか、nanacoやWAONといった電子マネー、AmazonギフトコードやiTunes&Storeギフトコード、さらにはビットコインなど、様々なポイントに交換することが可能です。
マイナポイントの申請で貯める
2020年から始まったマイナポイント事業では、マイナンバーカードを発行した上でマイナポイント事業に参加し、20,000円以上のキャッシュレスサービスを利用すると5,000円分のポイントをプレゼントするキャンペーンを実施していました。
今回、これに続く第2弾ということで、「健康保険証としての利用登録」と「公金口座登録」を行うと、それぞれ7,500円分のポイントをもらうことができます。合計で15,000円分のポイントになります。けっこう大きい金額ですよね。
マイナポイントの交換先にはJREポイントがあります。まだマイナポイント第2弾に登録していない人で新幹線旅行を考えている人であれば、これだけで15,000ポイント、つまり「どこかにビューーン」2.5回分のポイントが簡単に手に入ってしまいます。
仮に当たった先が近めの仙台だったとしても、東京ー仙台は片道11,000円しますから、2.5回分であれば55,000円相当ということになります。15,000円が55,000円に化けるという超お得案件です。PayPayとかに交換している場合じゃないですね。
アトレでの決済条件を満たすと2,000ポイントで利用可能に
ただでさえわずか6,000ポイントで行先が複数候補から決定するとはいえ新幹線往復チケットをもらうことができるのに、さらに少ないポイントでどこかにビューーンを利用できる方法を、最後に紹介しちゃいたいと思います。
今回のサービス開始にあわせてJR東日本のグループ会社と連携した特別企画を実施しているのですが、アトレとの連携企画が激熱なんです。
期間中にアトレ各店などで合計50,000円以上買い物をすると、「どこかにビューーン!」を2,000ポイントで利用できるクーポンをプレゼントするという企画を実施します。これは抽選ではなく、達成した人全員がもらえるというキャンペーンです。
アトレが近くにある人はこれ絶対乗ったほうがいいキャンペーンだと思います。ウェブサイトでの事前エントリーが必要です。なのでエントリー、絶対に忘れないでください!
エントリーはこちらのページです!
<お買上対象期間>
2022年10月1日(土)~11月30日(水)<クーポンプレゼント条件>
【条件①】 JRE POINT WEBサイト(このページ)からエントリー
【条件②】 アトレ・アトレヴィ各店、プレイアトレ土浦で期間中合計50,000円[税込]以上のお買い物
※お会計の際、JRE POINTが貯まるバーコードまたはカードを必ずご提示ください。なお、条件①②の達成順序は問いません。
※JRE POINT付与対象外ショップでのお買上分、または付与対象外商品のお買上分は、お買上実績に含まれません。
※クーポンプレゼントはJRE POINTメルマガ購読会員さま限定となります。特典の受け取りまで「JRE POINTカードの提示で貯めるポイントのメルマガ」を『購読する』の状態で設定いただきますようお願いいたします。<特典のご提供について>
上記の<クーポンプレゼント条件>を達成されたお客さまには、「どこかにビューーン!」のご予約がお一人様1回に限り「JRE POINT 2,000ポイント」となるクーポンコードをプレゼントいたします。
※クーポンコードは、2022年12月下旬まで(予定)に、JRE POINTにご登録のメールアドレスへお送りいたします。なお、ご利用期限は「2023年3月末日」となります。
条件は簡単で、アトレ各店舗で10月1日~11月30日の間に50,000円以上決済すればいいというもの。もちろんJREカード、ビューカードを利用して決済してもいいですし、持っていない人は他のカードで決済修行をしている方でも、JREポイントを紐づけたアプリのバーコードを支払い時に提示すればそれでOKとなります。
なお、申込時にメルマガ購読にチェックを入れますが、12月にチケットをもらうまでの間はメルマガの解除はしないようにしましょう。そこが注意点といえば注意点かと思います。
もらえるチケットは1枚だけではありますが、1回限定とはいえ2,000ポイントでガチャひけるとか熱すぎます。私明日からアトレで買えるものは5万円到達するまでアトレで買い物したいと思います。
まとめ
2022年12月から、JR東日本の新幹線がお得に乗れる「どこかにビューーン」というサービスが開始されます。JRE POINTが6,000ポイントあれば、新幹線で往復旅行をすることが可能です。
目的地を完全にコントロールできるわけではありませんが、新幹線を使った旅行がお得にできるということで、JRE POINTの有力な使い道になると思います。私も手元には4回分のJRE POINTをすでに確保済です。
JRE POINTはやはりビューゴールドカードの発行して利用したり、マイナポイントでJREポイントを選択することで大量に獲得することが可能です。
また、アトレのキャンペーンをうまく活用すれば、必要ポイントはなんと2,000ポイントまで下がります。ぜひこの冬は、どこかにビューーンをうまく活用して東北、北信越旅行をしてみてはいかがでしょうか!