私の過去の旅行を振り替える「過去旅シリーズ」。これまで、過去の海外旅行先の話、オススメ世界遺産、屋久島旅行記、マカオ旅行記などを書いてきました。
今回はテーマをちょっと変えて、カジノとの戦いにスポットをあててみたいと思います。カジノに興味はあるけれど楽しめるのか不安がある人も多いと思います。
私は2023年5月からカジノに電撃現役復帰することになりましたので、これまでの私の生の実践記録を少し綴ってみようと思います。
目次
私がカジノをやることになったきっかけ
カジノ。それはロマン
なんてかっこいいことは言いません(笑)もともと「ギャンブルはひとつだけを極めるのがカッコいい」と思っていた私は競馬をベースにしていました。競馬はみんなで出かけても楽しいですしね!
ところが競馬の収支が悪化するとともに、海外旅行にも行くようになった私を待ち構えていたのはカジノです。カジノって日本では出来ないじゃないですか。やっぱり海外でしかできないことをやりたい。そんな気持ちからカジノにデビューをしたわけです。
当初はあまり儲けようとか、そういう気持ちはありませんでした。今は、やるからには勝って帰らなければならない!と思っています。
とはいえ、私は低所得者ですし、ビビりというのもあってそんなに大きい額を掛けません。せいぜい、日本円で5万円程度でしょうか…。そんな感じのしょぼいカジノプレイヤーをやっています。
2011年 マカオ
戦績:敗北
私のカジノデビュー戦は、2011年7月31日、場所はマカオのベネチアンホテルです。
このときはカジノ経験者の友人と私は初めてだったので勝手がよくわからず、ラスベガスで経験のある友人の真似から始めたんですね。友人はそのラスベガスで飲まれた経験があるせいか、機械でかつ最低掛け金でチマチマ賭けており、「そんなんで楽しいのかよw」と心の中で突っ込んでしまいました。
とはいえいきなり大勝負の勇気はないので、機械のルーレット相手に友人の5倍くらいのレートで書け、数千円のプラスを出しました。このとき思ったことは、
「オレ、カジノ向いてるんじゃね?」です。
機械で、ある程度は大小やルーレットの勝手が分かったので、いざテーブル勝負に向かいます!このとき選んだゲームが、なぜか大小。3つのサイコロを振ってその出目を予想するゲームですね。まぁアジアだし、大小からデビューしてみたんだと思います。
ただ、はじめてのテーブルカジノは大小の3連敗で1000香港ドル(当時のレートで1万円)を飛ばしました。有馬記念で2分30秒間で1万飛ばすのとはまた別のショックを覚える。
マカオカジノの感想ですが、ベネチアンをはじめ、ミニマムレートが高すぎます。なので、カジノデビューにマカオは正直向かないなぁと思いました。
2012年 シンガポール
戦績:敗北
忌まわしいマカオの出来事から半年、次のカジノはシンガポールのマリーナベイサンズです。このときは、マリーナベイサンズに宿泊するというVIP旅行かつ、今の妻(結婚前)と旅行していたので常時テンションが高かったのを覚えています。
このときはマリーナベイサンズのカジノに向かい、妻と一緒だったためテーブルなどにはいかず、二人でマシーンで楽しんでいました。私はマカオに続き敗戦したのですが、その横で妻はルールも分からず、大小で適当に「12」に1点張りし、見事に出た数字は12だったという超ビギナーズラックを見せてくれました。私が負けて打ちひしがれていたので、奢ってもらいました(笑)
これ以来、妻は「大小専門官」の肩書を名乗り、世界中のカジノで超少額勝負をしていくことになります。
2013年 クアラルンプール
戦績:勝利!
第3回目のカジノ訪問は、2013年12月31日、なんと大晦日にクアラルンプールのカジノにいました(笑)年の瀬まで何をやっているのでしょうか…。
このときは友人のほか、たまたま職場の後輩がクアラルンプールにいたので合流し、3人とも大晦日の夜の便で帰国することからそれまで何するかという話になり、私の強い主張により、カジノに向かいました。イスラム国家のマレーシアですが、1か所だけカジノがあるのです。
マレーシア唯一のカジノは、クアラルンプールの郊外、ゲンティンハイランドにあります。標高2,000メートルの高原の上にあるため、常夏のクアラルンプールとは思えない涼しさです。この写真で分かるかもしれませんが、低い雲が発生していると、雲の上にあるカジノということになります。なんかかっこよくないですか?
ゲンティンハイランドはカジノだけではなく、屋外遊園地、屋内遊園地、ホテル、コンベンションセンターなどが集まる複合施設です。
ゲンティンハイランドまではバスで中腹まで登りそこからロープウェイで向かうか、タクシーで向かうことになります。タクシーは価格交渉で、行きは150リンギット、帰りは100リンギットでした。車で約1時間でしょうか。ガソリンが少ない中、山をガンガン上っていくので、「途中でガス欠になったらどうしよう」とずっと思っていました…。
肝心のカジノ戦績ですが、ミニマムベットなどは覚えていません。すみません!けれども結果は、ルーレットをテーブルで簡単にプレイし、私が初めてプラスで切り抜けた思い出のカジノであります。
ちなみに巻き込んだ二人は二人とも負けたため、帰りのタクシーと昼ごはんはごちそうしました。カジノで買ったらちゃんとごちそうしましょう(笑)
おまけですが、クアラルンプールとの標高差に伴う気温差で風邪をひきました。ゲンティンハイランドに行く際は、体調管理に十分注意しましょう!!
2014年 シンガポール1
戦績:ドロー
JGC修行で訪れたシンガポールです。トランジットホテルで夜を過ごし、朝イチからマリーナベイサンズに向かいます。何をしているんだという感じですよね。このシンガポールは2014年1月、前回のクアラルンプールは2013年12月のことなので前回からは一ヶ月しか空いていないため、初勝利の勢いを繋げたいところです。
ただ、このときはとんでもない体調不良で、そもそも修行を途中でリタイアしようか考えていたくらいの状態です。冷静な判断など出来るわけもなく飲まれていきます。
マリーナベイサンズであっさりと予定金額を失った後、一つ大事なことを思い出しました。
セントーサ島のカジノはゲンティングループが運営であることを。
そうなんです、シンガポール初のカジノであるセントーサの「リゾートワールドセントーサ」は、マレーシアのゲンティングループが開発しています。ゲンティンといえば、私が先月クアラルンプールで初めて勝ったカジノでもあります。ということで、緊急事態用に財布とは別に保管しているお金を両替し、いざセントーサ島へ!え、緊急用のお金を使っていいのか?という問題はありましたが、それも含めて高熱のため冷静さを失っています(笑)
セントーサに行ってからはキレキレで、貼った場所に玉が落ちる落ちる(笑)ということで、失ったお金+現地滞在費程度までは取り返して、無事に撤収することができました。めでたしめでたし。
ちなみに、帰国後も体調が悪かったので病院に行ったらインフルエンザと診断されました。つまり、エコノミークラスでの沖縄シンガポール修行とカジノを、インフルエンザに感染した状態でこなしていたことになります。俺すげぇ(全然スゴくない。むしろ迷惑)
2014年 マカオ
戦績:敗北
2011年にカジノデビューを果たした地、マカオに再び降り立ちました。
メジャーデビューの地、ベネチアンホテルできっちりとデビューで預けた1,000ドルを金利つきで取り返し、そのあとコタイセントラルのカジノでも1,000ドルを確保、絶好調のまま、リスボアを目指します。
というのも、ベネチアンホテルなどコタイ地区のカジノって、ブラックジャックのミニマムレートがめちゃくちゃ高いんですよ。基本が500ドル(当時のレートで6,500円)。さすがに高すぎるのですが、リスボアには200ドルの台もあると聞いていたので、そちらを目指したのですね。
だが、リスボアのブラックジャックでは、手札が15や16だらけになり、隣でプレイしている欧米の方から憐みの目でみられるほどコテンパンにやられるという状態でした。あっという間に飲まれます。
この後お口直しに、リスボアで遊ぶための軍資金を作ったコタイセントラルのカジノに戻ったのですが、もう完全に流れが持っていかれており、結局大幅な収支マイナスで終了しました。
カジノはあくまで確率論の中で勝負するものでありますが、「流れ」という確率論を超越したものが存在しますのでみなさん注意しましょう。
2014年 ヘルシンキ
戦績:勝利!
夏至シーズンのヘルシンキに行ってきました。こんなところにもカジノがあります。
なんと場所はヘルシンキ中央駅のすぐ横です。すごい立地ですよね。首都の中央駅の横、規模は違うといえど、日本で考えれば、大丸東京店のあたりにあるということですからね。
こちらではひたすらルーレットです。カラーチップが1枚2.5ユーロ、インサイド1枚、アウトサイド5枚からokということで、ひたすらゆるーく打ってました。ヨーロッパなので、気楽にね。
ちなみに、ヘルシンキではありますが東洋のカジノゲームである大小もマシーンならありますので、大小専門官の妻もきっちり利益を確保した模様です。
このとき、妻には「下の階でルーレット売ってるから、終わったら来て。そこで切り上げるから」と言い残して別行動になってたのですが、いつまでやっても妻が下りてこず、先に私がカジノをやめるという、ちょっと珍しい展開になりました(笑)
2014年 ブリュッセル
戦績:勝利!
ヘルシンキからパリを経由してブリュッセルに到着し、こちらでも夜はカジノに向かいました。ブリュッセルのカジノも、世界遺産グランプラスのすぐ近くにあるんですね。ヨーロッパのカジノは、観光の中心部に一軒カジノがあります。ギラギラしていないので、ぱっと見カジノには見えないんですよねー。
私はヘルシンキに続きカジノで勝利を収めたものの、妻は初めてカジノで負けました。というのも、このカジノには大小がなかったんですね。仕方がないのでマシーンでルーレットをプレイしていたようなのですが、全くかみ合わず、あっさりと予算オーバーになってしまったようで、「大小専門官」であることが証明されたようです。
2014年 シンガポール2
戦績:勝利!
2014年、二どめのシンガポールです。このときは母親との二人旅であったため、基本的にカジノはないはず…でした。
ただ、親は寝るのが早く、今回の宿泊宿は、マリーナベイサンズから徒歩圏である「パンパシフィックホテル」です。マリーナベイサンズ徒歩10分の好立地にあります。カジノは全く意識せず、母親とということで日本語が通じるホテルを選んだだけですけどね。
親が寝たあと、自分も寝る…わけにはいきません。だって目と鼻の先にカジノがあるんですから!!歩いて行けますので電車も関係ありません。そして、男性なら夜中でも歩いて大丈夫なシンガポールなので徒歩にて突撃しました。
ルーレットとブラックジャックを織り交ぜ、無事に現地滞在費をまるまる稼ぐことに成功しました。遅い時間からのプレイでけっこう眠かったのですが、なんとか勝ててよかったですね。
2014年 シドニー
戦績:敗北
2014年は最後の最後までカジノですね。最後にカジノに行ったのは12月30日です。場所はシドニー。JALのファーストクラス特典航空券を入手したので訪れた街です。もちろん観光もたくさんしましたが、カジノへの訪問は怠りません。
オーストラリアには、だいたい1都市に1か所カジノがあるみたいで、シドニーにはThe Starという、いわゆるIR施設の中に入っています。シドニー中央駅からThe Starまでの路面電車は、24時間営業ですので夜中にカジノに行きたくなっても安心です。
カジノの中はそこまでの華やかさはありません。とはいえ、そこまで薄暗い環境でもなく、イメージとしては「こぎれいなゲームセンター」といった感じでしょうか。また、比較的ミニマムレートが低く、ブラックジャックが10ドルからプレイ可能な台もあるなど、初心者もプレイしやすい環境でもあります。
ちなみに戦跡ですが、久々の大惨敗を喫し、手持ち2ドルで最後の夜を過ごしました。最後、起死回生のため、ありったけの札をマシーンに突っ込みルーレットの赤に貼ったら黒に落ちたんですね。(このとき、さすがに帰りのシドニー中央駅から空港までの切符は買っておいた)
最後の夜は、ネットで事前にチェックしていた8.88ドルステーキを食べに行くことは決めていて、「オーストラリアだから当然カードが使えるだろ」と思ってお店にいったんですよ。そしたら、オーダー中に目に入ってきた「クレジットカードは20ドルから」の文字。おいおいおい。カジノの敗けでそこまで食欲がなかったのですが、なんとか20ドル分のオーダーをして食べました…苦しかった…。
2015年 アムステルダム
戦績:勝利
2015年の夏のヨーロッパ旅行の一環で、アムステルダムを訪れました。オランダもカジノが比較的盛んな国で、各都市に1か所はカジノがあります。
アムステルダムでは一応勝利は収めたものの、非常に波の激しい途中経過でした。プレイは全てルーレットだったんですが、
テーブルで大敗を喫する起死回生をかけて、マシーンのルーレットに全額を赤に貼る→赤に落ちるテーブルで大敗を喫する起死回生をかけて、マシーンのルーレットに全額を赤に貼る→赤に落ちるテーブルで大敗を喫する起死回生をかけて、マシーンのルーレットに全額を赤に貼る→赤に落ちるの繰り返しでした。最初からマシーンでプレイしていろ!!と言いたくなるような成績でした。ただ、やっぱり自分の手でチップを積んでいく感覚はやめられません。あれこそがカジノの醍醐味ですから。
2016年 シンガポール1
戦績:ドロー
2016年の夏に、ANAの旅作という、航空券とホテルのパッケージになっている旅行商品でバグ運賃があり、ビジネスクラス利用、現地2泊で1人あたり9万円という衝撃的な料金だったため、7月の海の日を含む3連休でシンガポールに行ってきました。
このときは、もはや陸マイラー界では知らない人はいないであろうTortさんとのんびりさんが同じ週にシンガポールにおり、二人してカジノにやられるという由々しき事態が発生していました。マイラー3連敗は避けなければなりません。日本のマイラーを代表してカジノに行ってきました。
ただし、初日からマリーナベイサンズで連戦連敗、翌日、戦場を相性のいいセントーサ島に移すもののこちらでも敗北。ツイートもかなり弱気になっています(笑)
それでも、最後にはなんとか取り返し、マイナス2.5ドルという、ドリンク代も考えたらドローともいえる成績で切り抜けました。この後のんびりさんとトートさんの仇を撮った人はいるのかどうかはかなり怪しいですが…。
ちなみに、妻は初めてのテーブルでルーレットに手を出し敗北を喫し、さらに大小で初めて赤字になったらしいのでカジノ引退宣言しました。そのときの妻の名言がこちら。
私はサイコロをそっと置いたのだよ
山口百恵のマイクをそっと置いたにかけているのでしょうが、どこのアイドルでしょうか(笑)
2016年 シンガポール2
戦績:勝利
シンガポールF1開催中に、友人がシンガポールでプロポーズするとのことなので覗きにシンガポールに来ました(笑)さすがにホテルが高すぎたので中心部には泊まれず、郊外のibisに宿泊しました。
このときはルーレットを主体に勝負をしていました。アウトサイドを基本とし、「13~24」と「25~36」の2か所に50ドルずつ置き、2/3の確率で150ドルを回収する戦法で挑んでいましたね。波が激しかったものの、私自身は収支はプラスで終えることができました。ただ、この旅で私の収支を議題に挙げる必要はありません。
このチップをご覧ください。友人はプロポーズ後にカジノに向かい、ルーレットで彼女の誕生日にどかんと張り、見事にヒットしたためLINEに5000ドルのチップの写真が送られてきました。そういえば奢ってもらっていませんな…。
2017年 シンガポール
戦績:敗北
SFC修行のため再び訪れることとなったシンガポール。奇跡的にエアチャイナが遅れなかったため早めにホテルにチェックインすることができましたが、ホテルがアップグレードされなかったことからやけくそでカジノに向かい、見事にボコボコに返り討ちになりました(笑)夜11時にカジノに向かったのですが、終電でホテルに戻ることができました…。できたというか、せざるを得なかったというか…。
もはやシンガポールに行ってもみるところはあまりなく、スタバでまったりしたり、某マイラーさんと食事していたりしたのですが、喉が渇いたのでカジノに向かうことにしました(笑)ちなみに某マイラーさんと昼からビール飲んだせいで若干酔っていました…。
決してスーツケースを質に入れて勝負をしたわけではありません(笑)ただ、このあともカジノでは破れ続け、カジノのためだけにキャッシングをするという人間失格な行為に出ました。まぁその分もきっちり飲まれるという、2014年シドニーに次ぐ惨敗を喫しました。
2017年 シドニー
戦績:勝利!
シンガポールの悲劇からわずか中5日、プロ野球の先発ピッチャー並みの間隔で再びカジノに向かいました。前回KO負けの雪辱を誓います。さらに、シドニーのザ・スターは、3年前の因縁のある相手です。
このときはひたすらブラックジャックで勝負しました。シドニーにはブラックジャックのローカルルールの強い台があります。
- ブラックジャックは3倍払い(通常2.5倍)
- ドローは親の勝ち
- 5枚引いて21以下なら無条件勝ち など
ちょっとやりにくいのですが、慣れるとこちらの方が勝てるかなと思うときもあります(シドニーのブラックジャックが勝ちやすいという人がいますが、それはこのローカルルールと相性がよいのでしょうか)
トランプをまき散らしてゲームを止める初心者ディーラのときにがっつり勝ったものの、ディーラーが変わってから完全に流れが変わり、バンバン飲まれていったのですが、最終的にプラス100ドルのタイミングでやめました。当面、カジノに行く予定がないため、ここらで気持ちよくカジノを終えておきたかったのです。やっぱり、何事も終わりよければすべてよし!です。
2019年7月 タリンクシリヤラインの船上
戦績:敗北
2年ぶりのカジノはまさかの船上。そう、北欧旅行でストックホルムからヘルシンキまで1泊クルージングをした際にカジノをしました。大型客船には、カジノがついていることも多いですね。
船内にはブラックジャックとルーレットが1台ずつあったのですが、ここではまさかの敗北。というのも、ルールがえげつかなかったんですよ。ルーレットは親の取り分多すぎ、ブラックジャックはドローは親の勝ちという、なかなかハンデのあるものでした。
当然、こんなルールでは勝てないので速攻で撤収しましたが、それでも負けは負けです。そう、絶対にタリンクシリヤラインでカジノをしてはダメというのを、みなさんにお伝えしたいですね。
2019年8月 ヘルシンキ
戦績:勝利!
5年前にも訪れた、ヘルシンキのカジノに再訪です。入場カード忘れてしまいましたけど。
ヘルシンキのカジノは非常にカジュアルで、カジノの中にカジュアルなスポーツバーも入っています。当日、ヘルシンキに到着したカリスマブロガーのりさんと合流し、カジノの中でマイラーさんと乾杯をするというなかなかないことをしてしまいました。
このときはブラックジャックのみの勝負。途中でのりさんを横に座らせてプレイするも、のりさんはあっという間に5連敗。まず、ベーシックストラテジー勉強しましょうね…。
私は昨晩の船上の敗北を取り返したところで撤収します。この後、国境越えありますから…。
2019年8月 タリン
戦績:勝利!
電子国家で有名なエストニアの首都タリン。旧市街地が世界遺産のこの都市にも、意外とカジノが多くあります。
私はヒルトンに滞在しましたが、ホテルの1階にカジノがありました。それも24時間営業。
ここも北欧などによくある、カジノに入る際にメンバーズカード作成が必須なのですが、入会時のサービスがよくて、入会金が無料のくせに5ユーロのチップと5ユーロドリンクのチケットをくれます。
なので、興味がなくてもタダ酒ができてしまいますね。
カジノ自体はミニマムベットが低く、ブラックジャックが5ユーロ、ルーレットのインサイドは1ユーロでした。マカオからすると、とても考えられないようなレートですね。さすがに5ユーロではレートが低すぎて10ユーロ貼ってました。
ちなみに一番にぎわっていたのはポーカーでした。
2020年 クアラルンプール
戦績:惨敗!
2020年、オリンピックイヤー最初のカジノはマレーシア・クアラルンプール郊外のゲンティンハイランドでした。
ここは2013年に私が初めてカジノの勝利をおさめた、縁起のよいカジノ。いざ出陣ということで、乗り込んでいきました。
ただですね、このときすでに暗雲が。
実は、ホテル出発後にパスポートを忘れたため、ホテルにパスポートを取りに戻り、予約していたバスに乗れなかったんですね。そのためGrabで現地に向かいました。
それでもめげずにGrabを使って山のふもとまでいき、ロープウェイに乗ったらこの暴風雨。あまりにひどくて、もう怖くて怖くてしょうがなかったです。
現在のゲンティンハイランドです。 pic.twitter.com/viRyaMTQRq
— issy@カジノやめました (@y_issy24) February 22, 2020
写真では風の強さまでわからないのでこちらも上げておきます。Twitterでも実況しましたが、この風雨の中ゴンドラに乗ってきました。マジ泣きそうでしたね。
まぁ、そんな精神状態でカジノをやったら飲まれる飲まれる。当初はずっとトントンで一向にフエもせず、ヘリもせず1時間以上プレイしていたので、もう勝負にでるかと掛け金を2倍にしたら、まぁ見事に飲まれていくという。
ブラックジャックでは、過去最高の11連敗を記録し、あっという間に現金が尽きていきました…。
カジノをやるときは精神状態とっても大事です。高級ブランドをお土産にしようと意気揚々とプレーしていましたが、完全に打ちひしがれました。
2020年 ダナン
戦績:惨敗!
クアラルンプールでの敗戦があまりにショックで、もうカジノの引退を決めた私。引退式として選ばれたのは、ベトナムのリゾート地、ダナンです。別に選んだわけじゃないけど。
引退式を行ったのは、日本人がオーナーのカジノ「CLUB99」。さすがにカジノのマイナーな都市で引退式するとは思ってもいませんでしたけど。
ベトナムのカジノってディーラーと直接お金のやりとりをしないですし、ブラックジャックもトランプを使わず、ゲームのようにトランプが画面に表示されるんですね。なのである意味不正し放題ww
ここでも当初はチョイ勝ちくらいで進んでいたんですが、「引退式でみみっちいことしてるんじゃないよ!」という声が聞こえたため(誰も言っていませんw)、最後にドカンとルーレットで貼ることにしました。
ルーレットでは私は「13~24」と「25~36」の2か所にドカンとはり、2/3の確率で1.5倍にするというのをときどきやるのですが、全財産をこの2つに貼りました。
そして落ちた先は…
「0」
はい。まさかの0でカジノ終了です。ま、私の約9年のカジノ人生を閉めるには、ちょうどよいきっかけかもしれませんね。
2023年 ザグレブ
戦績:勝利!
引退と同時にコロナ禍に突入し、カジノをやっていなかった3年間。2023年にようやく海外にいけるようになり、と同時にカジノ熱も復活してまいりました。そのため、現役復帰することになりました。
幸いなことに、クロアチアにはカジノがあることから、カジノに参戦してきました。今回滞在したシェラトン・ザグレブの入っている建物にカジノもあります(一度建物をでる必要があります)。プリトヴィッツェで7時間トレッキングしたのちの参戦なんですけどね!
ミニマムベットが5ユーロと、今まで訪れたカジノで一番低かったのではないかなと思いますが、ものすごいこじんまりとしていたカジノでテーブルはブラックジャック1台、ルーレット1台が稼働しているのみ。ブラックジャックは地元の知り合いと思われる若者たちで椅子がすべて占領されており、まったく開く様子がありませんでした。仕方なく、決して得意ではないルーレットに挑むも簡単に飲まれていきます。
それでもマシーンのルーレットに切り替え、アウトサイドベットを中心に整えてなんとか300ユーロを確保しました。復帰戦を無事に黒字で切り抜けられたのはなによりです。
私のカジノ実績まとめ
私の生涯カジノ戦績は、10勝8敗2引き分けでとなっています。
したがって、最初に出したお題である「カジノは勝てるかどうか」という答えは、「カジノは十分に勝つチャンスがある」とさせていただきます(笑)私は生涯ではまだ勝ち越しですが、クアラルンプールで怖い思いをしたあげく負けたことが相当ひっかかっており、引退に追いやられました。
もちろん勝利を追い求めることが前提ですが、仮に負けたとしても痛い額(観光の費用として考えられる額)であればいい思い出になると思います。くれぐれも予定金額を超過してATMに走るような、ダメな人にはならないでください(笑)
2020年に引退宣言をしたものの、3年海外に行けない中、やはり海外旅行の醍醐味の一つはカジノなんだなと改めて実感しました。
私は現役復帰しましたので、プレイヤーとして活動しつつ、カジノ評論家マイラーとして見分を広めたり、カジノを教えることもやっていきたいと思います。そう、二刀流です。