日本ではできない、海外旅行ならではできることの一つにカジノがあります。カジノは日本では非合法ですからね。
そして、そのカジノでのゲームの中で花形といえるのはブラックジャックではないでしょうか?
カジノでトランプを握りながら(実際にはカードは握るどころか触れることもてきませんが)ディーラーと対峙するのは、日本国内では楽しめない醍醐味だと思っています。
とはいえ、カジノのゲームの中でも、スロットやルーレットなどと違い、いきなりディーラーを相手にプレーすることになるから、ルールが難しいと不安になる方、躊躇される方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫。マカオやシンガポールをはじめとしてヨーロッパ各国でもカジノをやっているカジノブロガーである私が、海外でブラックジャックをやってみたい人向けに、最低限知ってほしいルールやマナーのほか、勝率を少しでもあげる方法をお伝えできればと思います。
目次
実はブラックジャックは一番「負けにくい」カジノゲームです
ブラックジャックというと、カジノの中でもハイレベルな分野と思うかもしれませんが、実は、理屈の上では親の取り分が少ない、つまり一番負けにくいカジノゲームなんです。
主なカジノのゲームにおける、親の取り分であるハウスウェッジ(控除率)は、おおかまかに以下の通りになります。
- ルーレット:3%(シングルゼロの場合)~5%(ダブルゼロの場合)
- 大小:1~1.5%
- バカラ:1%
- ブラックジャック:0.5%
ブラックジャックは、親の取り分が0.5%と、他のゲームに比べて半分以下なんです。私はルーレットも好きなんですが、ルーレットってめっちゃ割が悪くて親が有利なゲームなんですよね。
日本では宝くじで50%以上、競馬で25%ですから、いかに胴元がもうかっているかがよくわかりますよ…
ただし、ブラックジャックが他のゲームと違うところは、「親と自分のカードから、最適な行動をとること」が前提となります。このハウスウェッジ0.5%というのは、完全にプレイヤーが適切な行動をとった場合(ベーシックステラテジーといいます)の値になります。
とはいえ、カジノでブラックジャックをプレーする人は、往々にしてこの方法でプレーしないのでカジノは儲かっているわけです。ベーシックステラテジーから外れれば外れるほど、カジノは儲かります。逆に、カジノにくる客が全員ブラックジャックをして、全員がベーシックストラテジー」に則ってプレーした場合、諸経費を引いたらほぼトントンなのではないでしょうか?
ルーレットや大小でいえば単純な確率論(運勝負)なのでハウスウェッジには変化がないのですが、ブラックジャックにおいては、ベーシックストラテジーを考慮に入れた控除率になりますので、まずはこのルールを覚えることが大事になります。
ブラックジャックにおける誤解
次に、ブラックジャックにおける誤解がいくつかあるので、これらの誤解をまずは解いていきましょうか。
あくまで、ブラックジャックも他のカジノと違い、「確率論」のゲームですが、どうもブラックジャックには、自分たちのプレーの裁量があるがゆえに、迷信みたいなものもあるので…。
プレイヤーの場所の有利、不利はない
よく言われるのが、「サードプレーヤー(プレーヤー側からみて一番左)は有利」「サードプレイヤーがゲームの行方を左右する」という謎の迷信です。これは確率論からみれば全く当てはまりません。
昔のように、使うトランプのセット数が少なかった時代はカウンティングが通用したので、後になればなるほど「残っているカード」がわかるというメリットから、プレーは後に行う方が有利でした。
ただしそんな話は40年くらい前のものです。現在主流の6decks(1ゲームでトランプ52枚を6セット使う)であれば、どの席に座ろうと変わりません。
ただ、このことを理解していないプレイヤーがその場にいると、初心者が左側に座ったときに「場荒らし」の目で見られますので、それが嫌なら、一番左側以外に座ることをお勧めします。
決して団体戦ではない
あくまでブラックジャックは親対子の対決です。他のプレイヤーのプレーに影響を与えることは、現在の主流である6deckであればほとんどありません。
たまにテーブルでプレイしていると妙な連帯感がでてきて、人のベットにまで口を出してくる外野がいますが(笑)、そんなのは無視してディーラーと対峙しましょう。
ディーラーの腕は関係ない
ブラックジャックって、ディーラーの腕によって結果が変わってくると思っている人がいるかもしれません。
ですが、結論から言えばディーラーの腕は全く関係ありません!強いて言えば、親の1枚目がAだった場合はそのルール上カードを覗くので、その時のポーカーフェイスっぷりくらいだと思います(笑)
というのも、ディーラーはただひたすら定められたルールに基づきカードをひいています。
あとで詳細は説明しますが、ディーラーは手持ちのカードが17未満の場合はカードをひく、17以上になったら引かない、というルールに基づいてやっているだけなんです(A+6の「ソフト17」という手の場合だけ、台によってルールが異なりますが、これも予めルールとして定められています)。
はっきりいってディーラーはロボットみたいなもので、「判断」というものはないんですね。よっぽど、ルーレットを狙ったところに落とすほうが可能性としてはあります(これも回数こなせば利益がでるので、少なくとも庶民が打つような台でわざわざやったりはしないと思いますが)
話はそれますが、ルーレットはディーラーがわりの1ゲーム目はなにかを狙っている目をしているなぁと思うときはあります。明らかに0狙って調整しそうな雰囲気があって0に張って当たったこともあります。
ブラックジャックのルールについて
ブラックジャックで使用するカードは、ジョーカーを除く52種類のトランプです。
このトランプを使って配られたカード(トランプ)の合計点数を21により近づいた方が勝ちとなるゲームです。
勝負をするのはディーラーとプレイヤーで、ディーラーよりも21に近づければ勝ちとなります。
カードの数え方
まずはブラックジャックのゲームで使うカードの数字の数え方から確認しましょう。
ブラックジャックのカードの数え方は少し特殊で、10を含む絵札カードは全て「10」として数えられます。Jだから11とか、Qだから12とか数えるわけではありません。
これが故に、ブラックジャックでは、「10が出る確率はほかの数字が出る確率よりも4倍高い」ということを認識しておくことが大事になります。
2から9までの数字は、そのまま書いてある数字で数えます。
A(エース)は「1」としても「11」としても数えられますので、自分の有利になるようにカウントすることができます。
最初に配られたカードが「3」と「A」の場合、合計点数は「4」もしくは「14」となります。
ゲームの流れ
ブラックジャックのゲームの流れは、この後詳しく解説をしますが、ざっくり書くと以下のとおりです。
- ディーラーがプレイヤーにそれぞれ2枚を表に、ディーラーには1枚表、1枚裏で配布
- プレイヤーがカードを引く、引かないの選択をする
プレイヤーの手札が22以上になればここで負け。21以下でステイを宣告すれば、その値で確定 - ディーラーが裏になっているカードを表にする。16以下であればカードを引き、17以上であればカードは引かない。
勝敗の決まり方
ブラックジャックの勝敗の決まり方は非常に簡単です。
プレイヤー、ディーラーの順番にカードを引いて、配られたカードの合計が21を越えずに、21により近いハンド(役)を作った方が勝ちとなります。
同点の場合は引き分けとなり、掛け金が帰ってきます。
ただし、注意したいルールが2つあります。
まず、先にカードを引くプレイヤーが21を超えてしまった場合はバーストとなり、プレイヤーの負けが確定されます。そのあと、ディーラーがバーストした場合でも、引き分けにはなりません。
また、プレイヤーの3枚以上のカードでのハンド「21」は、2枚のカードのハンド「21(ブラックジャック)」よりも弱いため、3枚以上で21となっても、ディーラーが2枚のカードで21を出してしまった場合、こちらの負けとなります。
例えば、
ディーラーのカードが「A・K」
の場合、どちらもハンドは21ですが、ディーラーはブラックジャックですから、ディーラーの勝ちとなります。
ディーラーに勝った場合は賭けたチップの2倍のチップが戻ってきます。なお、ブラックジャックで上がれば、倍率2.5倍となります。10ドル掛けた場合は25ドルになって戻ってくるという形になります。
ブラックジャックのプレイ方法
ここまで、ブラックジャックに関するいくつかの基本ルールと疑問を整理しました。それでは、早速プレイする方法を説明していきたいと思います。
ミニマムベットを確認する
各テーブルには、ミニマムベット(Minimum Bet)という最低掛け金というものが存在します。テーブルゲームで遊ぶ前は、必ずこれをチェックしましょう。プレイする際は、最低でもミニマムベット以上を1ゲームで賭けなくてはなりません。
- マリーナベイサンズ(シンガポール):25ドル(約2,000円)~
- ザ・スター(シドニー):10ドル(約800円)~
- グランド・リスボア(マカオ):200香港ドル(約3,000円)~
※最近行ってないので今はミニマムベットが上がっている可能性はあります。
基本的にマカオのミニマムベットは高く、特にコタイ地区のカジノでは、ミニマムベット500香港ドル(7,500円)もザラです。マカオでカジノをする場合、私のような庶民はコタイ地区ではルーレットしかしません(笑)
また、ミニマムベットは、施設の中でもテーブルによって違うため、テーブルの表示を確認しましょう。
マリーナベイサンズの場合、ブラックジャックでも、ミニマムベットが25ドルのテーブルもあれば、50ドルのテーブルもあります(というか、25ドルの方が少ないかもしれません。)。
テーブルで紙幣をチップに交換する
実はお恥ずかしい話なのですが、カジノにデビューしたときに一番分からなかったのが、「お札をゲーム用のチップにどうやって交換するか」でした。最初はてっきり両替でやると思っていたんですね。
現金からチップへの交換は、実はキャッシャーでも交換は可能ですが、普通はゲームをするテーブルで交換します。キャッシャーは基本的にチップを現金に戻すところにいくところです。
このときのマナーですが、お札からチップに交換する際、お札は台に置いて、ディーラーに触れずに渡すようにしてください。これは不正を防ぐための取り組みです。ディーラーはその金額分のチップをくれますので、これもディーラーと手が触れないように受け取ります。
これでゲームを始めるための準備は終了です。さあ張りきっていきましょぅ(笑)
自分が賭けたい額のチップ置く
まずはテーブルの手間の部分に、ベットするチップを置きます。ミニマムベット以上であればどれだけ賭けても問題ありません。
なお、必ずしも自分のところだけにチップを置かなくてはいけないわけではありません。つまり、「他人がプレイしているところにチップを置いてもよい」ことになってます。
これは最初はびっくりするかもしれません。あんまり日本人はやりませんが、外国人は自分のテーブルがありながら、連勝している人のテーブルにチップを置いてきますし、プレイしてない外野が自分のところにチップを賭けてきたりします。あまり気にしないようにしましょう(笑)
ちなみに、「P」と書いてあったり、「ANY PAIR」と書いてあるゾーンにチップを賭けている人がいたりします。ここは、この後に配る2枚のカードが同じ柄であったら11倍の配当がもらえるものです(サイドベットと呼ばれる余興的なものです)。私は基本的にはここには手を出したりはしません。
ディーラーがカードを配ります
ディーラーが各テーブルに2枚ずつカードを配ります。このとき、プレーヤーのカードは2枚とも手札がみえるように配られますが、ディーラーのカードのうち、1枚は表、1枚は裏で配られます。
かーどを配り終わった後、ディーラーの表の手札がAであるときには、プレーヤーがアクションを始める前に、ディーラーが“Insurance(インシュランス)?”と聞いて来ます。
インシュランスというのは、ディーラーがブラックジャックになっていることに対して賭けを行なうサイドベットです。このサイドベットは、「INSURANCE PAYS 2 TO 1」と書かれたところに置きます。
なお、インシュランスは基本的にやっても得にならないので、やらないのが基本です。
インシュランスの確認が終わるとディーラーが2枚目のカードを確認します。もしここでブラックジャックとなっていればディーラーはカードを表に返して試合終了となり、親の総勝ちになります。
プレーヤーの行動をします。
ここまでの展開で、プレーヤーは2枚のカード、親は1枚のカードがオープンになっていますね。
ここまで来たら、ついに我々の出番です。さぁ気合を入れていきましょう。
手持ちのカードを元に、どうするかの行動を選択していきます。カードの値を21に近づけつつも、22以上になったらその時点で負け確定ですから、注意してプレイをすることになります。
ヒット
2枚の合計値が低いので、もう一枚カードを引きたい場合は、このようにテーブルを人差し指と中指でチョンチョンと叩きます(これをヒットといいます)。
手持ちのカードのが11以下の場合は、次にどんなカードを引いてもバーストすることがないので必ずもう一枚引きます。一方、手持ちが12以上の場合は、絵札をひいてしまったらバーストしますので、相手の手札をみながら考えていくことになります。
ステイ
もうこれ以上カードがいらない場合は、カードの上で掌を下にして手を振りましょう(これをステイといいます)。
基本的に17以上はステイします。また、12から16までの間ではステイするか否かを判断していくことになります。
ダブルダウン
ダブルダウンとは、掛け金を二倍にして一枚だけカードを引くという行動です。ダブルダウンをしたい場合は、掛けたチップの横に同じチップを置きます(上には積まないように!)。
自分の手札と相手の手札をみて、圧倒的に有利な場合はダブルダウンをしましょう。特に自分の手札が11の場合、ブラックジャックは絵札も10扱いになることから、21になる確率がもっとも高く、かつ絶対にバーストしないので、基本的にはダブルダウンします。
なお、ダブルダウンを宣言すると、引くことができるカードは1枚のみであることに注意が必要です。
スプリット
二つのカードが同じ数字の場合、それぞれを別のゲームに分けることができます。これをスプリットと言います。行動は人差し指と中指を開いて合図をした上で、同額のチップを前に出せばよいです。
スプリットをすると、1人で2つのゲームをすることになります。
スプリットの場合、すでに賭けているチップを半分にすることはできません。あくまで、ダブルダウンと同様にチップが2倍必要になります。
これをやる意味は、例えば二枚ともエースの場合、二つのゲームに分けることで、それぞれブラックジャックを狙いに行くことができます。これは「攻め」のスプリットです。
何度でも口を酸っぱくしていいますが、絵札がでる確率は他の札がでる確率の4倍です。それぞれブラックジャックになれば大儲けです。
また、守りのためのスプリットということで、8が2枚の場合に、少しでも負けにくくするためにスプリットすることもあります。16というのはブラックジャックによって最悪の手札ですが、8であれば次に絵札が来れば18になりますから、そこそこの手札になりますよね。
絵札2枚でスプリットをやりたくなることがあるかもしれませんが、これは確実に20としてもらっておいたほうがよい手札ですので、絶対にスプリットしてはいけません!
サレンダー
どう考えても勝ち目がないと思った時に、掛けたチップの半分を返してもらってゲームから抜けることができます。
サレンダーをするのは、自分の手札と相手の手札をみて、勝率が25%以下になる場合のみです。実は勝率25%以下になるシチュエーションってけっこう少なくて、以下の例くらいです(一般的なルールの場合。ローカルルールが入るともう少し範囲が広がるんですが)
- こちらの手札が2枚合計で15で、向こうが10(絵札含む)
- こちらの手札が2枚合計で16で、向こうが9,10(絵札含む),エース
なお、サレンダーは口頭でディーラーに告げます。
ちなみにですが、私はサレンダーは一度もしたことがありません。なんか自ら負けるって嫌じゃないですか(笑)
ディーラーがカードを引き1ゲーム終了
プレイヤー全員が行動を終了したら、親がカードを引きます。ここで、親は以下のルールに基づき行動します。
- 親の手札が16以下→ヒット
- 親の手札が17以上→スタンド
親は決められたルールに基づき行動し、最終的に親のカードが17以上になったら終了となります。ディーラーがバーストしたら、バーストしていないプレイヤーは全員が勝ち、親が17から21であれば、点数が高いほうが勝ちになります。
勝つ確率を高めるための最適な”ベーシックストラテジー”を解説
ここまでで、ブラックジャックの流れは理解できましたでしょうか?
それでは、実際にカジノでブラックジャックをプレイしていく際に、勝つ確率、勝率を高める方法を紹介していきたいと思います。
最初のハウスウェッジのところでも触れていますが、でも少し実は、ブラックジャックは確率論のゲームであることから、「自分がこの手札で、親があの手札の場合、このように行動するのがよい」ということが確率論的にはっきりしています。
これをベーシックストラテジー(日本語でいうと基本戦術ですね)といい、ベーシックストラテジーに従ってプレーをしていくことが勝率を高める上で大事になってきます。
ベーシックストラテジーはテーブルのルールによっても若干かわってきますし、私もすべての手札を正確に暗記しているわけではありませんが、初心者であればまずは以下のルールを覚えておけばいいと思います。
- ディーラーの手が2~6の場合:手持ちが12以上なら必ずステイ、11未満なら必ずヒット
- ディーラーの手が7~Aの場合:手持ちが17以上なら必ずステイ、16未満なら必ずヒット
- ディーラーの手がなんであれ、自分の手札がAAと88の場合はスプリット
- プレイヤーが9でディーラーが3~6、プレイヤーが10でディーラーが2~9,プレイヤーが11ならディーラがA以外の場合、ダブルアップ
これだけで、控除率は1%程度になるはずです。控除率1%であれば、ルーレットに比べて勝ちやすいゲームになっていきます。
これでも完全ではなくて、もっと突き詰めていける人は、下記リンク先にベーシックストラテジーの表がありますので御覧ください。私も、だいたい覚えてはいますが、自分の手札A、4でディーラーが4の場合、ダブルダウンを宣言できるかというと、自信はないです…。
とはいえ、機械的にただベーシックストラテジーのとおり打っているだけでは楽しめないのも事実です。その場合、多少リスクがあっても「ここが勝負」と思うところで、思い切ったプレーをしてみてもよいかもしれません。何かの閃きにより、運よく勝利に導くことができるかもしれません。
まぁ、私がベーシックストラテジーから外れるのは、基本的にサレンダーになるような悪い手札のときだけです。勝率25%以下なので、どうせ負けることは分かっていますから、その時の気分により、ステイにしたりヒットにしたりしています。
確か、サレンダーの手札でサレンダーしない場合、確率的にはヒットの方が若干勝率が上がるのですが、たいして差のない結果になりますので、もうどっちでもいいやと思い、ここだけは直観で決めています。
ただ、やはりベーシックストラテジーからは極力外れないほうがいいのは事実です。その場合、勝負に負ける確率は上がってしまいますので、遊ぶのはほどほどに…。
ブラックジャックを楽しく攻略するのための私なりのヒント
ここから先は、私なりに思うブラックジャック攻略法です。必勝法と言えるものでもなく、なんら理論とかは関係なく、自分が感じていることを書いています。
そこはご承知おきの上、ブラックジャックの楽しみ方として読んでもらえればと思います。
いかにバーストをしないかを考えたプレーを
ベーシックストラテジーをみていただければわかると思いますが、ブラックジャックって、「いかにバーストしないか」を考えながらプレーしていくゲームになっています。
海外旅行中ということでテンションは総じてアガってますので、ついつい攻め手のプレイに走りがちなりやすいのですが、ここはぐっと堪えて冷静にいきましょう。
プレーヤー側の視点でみると、手札が12の場合でヒットすると3割以上の確率でバーストするわけです。14になると4割以上の確率でヒットしたらバーストになるわけです。
一方、親の1枚目が4~6の場合、4割以上の確率でバーストしてくれます。なのでこの場合、手札が弱くても、親のバースト待ちを狙った方が賢明なんですね。
最初にあえて書きましたが、ほぼ4/13の確率で10が出ることを考えると、ブラックジャックって思っている以上にバーストしてしまうものなんですよね。
それを考えれば、やはりベーシックストラテジーもそうなんですが、基本は守りのプレイに徹することになります。これが大事です。せっかくディーラーがバーストしていても、自分がバーストしてしまったら負けですから。
ディーラーとの1対1のプレイは避ける
これは完全な感情論ですが、一方で大負けを防ぐ台選びです。私はディーラーと1対1で打つということは、よっぽどのことがない限りやりません(ヨーロッパの小さいカジノで、本当にBJやっているのが自分1人のときとかはやりますが…)
確率論的な話とかをすれば、1対1でも1対複数でも何ら問題はないんですよ。
では、なぜ私がディーラーとのタイマンを避けるのか。
それは、1対1になると、どうしてもゲームのテンポが早くなりがちになるからです。
たくさんゲームをこなせば負ける確率が高くなるのがカジノです。私個人の感覚ですが、カジノは「稼ぐ」ことと「楽しむ」ことをいかに両立させるかということが大事なのではないかなと思っています。
なので、ゲームのテンポを少し遅らせたいのもあります。ペースが落ちれば、それだけ大負けのリスクを減らすことができます。
また、どうしてもベーシックストラテジーを叩き込んでいくとゲームが「作業」になってしまいがちになりますので、他の人の喜怒哀楽なども眺めながら、時には会話しながらプレイするのが楽しめるコツだと思います。
まぁ、逆にテーブルが混みすぎると、座れない人が私のところにベットしてくるので、これがまた苦手なんですけどね…(苦笑)
1プレイ目でその日の勝負は決まってくる
ブラックジャックに限らず、大小でもバカラでもそうなのですが、カジノにおいては1プレイ目が本当に重要です。1プレイ目に勝てば、圧倒的に有利になるのがカジノだと思っています。
その理由は、1ゲーム目に勝つと、「負けてもトントン」という気持ちでプレイできますから、やはり気持ちよくプレイできます。
逆に言えば、1プレイ目で負けた場合は、勝つためには2連勝しないといけないわけですから、「勝たなきゃ」とか「次負けられない」とか、そういう気持ちが芽生えてくるともうつらくなってきます(笑)
まぁ、結局のところ独立変数なのでどこで負けようが期待値的には変わらず、これは完全に気分の問題なんですが、私は1ゲーム目をすごい気にしますし、結果として1ゲーム目で負けると勝率は低いんですよね。逆転ってあんまり経験がないです。
まとめ
カジノのブラックジャックのプレイ方法やルール、プレイするときに気をつけたいところを初心者向けに解説してみました。
やはりカジノのある国に行ったらカジノをしてほしいと思うし、せっかくならスロットやマシンゲームではなく、テーブルでプレイしてほしいと思い、この記事を書いてみました。
ブラックジャックは、カジノのゲームの中で一番「負けにくい」ものであることは事実ですので、しっかりとやり方を叩き込んで、楽しい海外旅行の一つの思い出としてみてはいかがでしょうか。スロットやるよりも、よっぽど「カジノに来た感」を味わうこともできますよ。ぜひチャレンジしてみてください。