オーストラリアに旅行やSFC修行で出向くことが決まれば、パスポートのほかに必要なものが電子ビザ「ETAS」です。これを取得しなければ、オーストラリアには入国できませんので注意が必要です。
そ子で、今回の記事は、ETASの取得方法について簡単に書いていきたいと思います。
目次
ETASとは?
日本のパスポートは強いもので、世界190カ国以上では、観光などの短期滞在の場合、ビザが不要なようです。
その中で、日本人が数少ないビザのが必要となる国のうちの一つがオーストラリアです。オーストラリア訪問が決まったら、大使館や領事館に出向く必要はありませんが、「ETAS」と呼ばれる電子ビザを取得する必要があります。
ETASはElectronic Travel Authority Systemの頭文字をとった略称で、オーストラリア国内への電子渡航許可システムを指します。
ETASの有効期間について
ETASの有効期限は1年でとなっています。アメリカのESTAが2年であることに比べると、ETASは1年というのがちょっと短いですね。
一度申請すれば、滞在が3か月未満であれば、1年間の期間内は何度でも使うことができます。同じ年の間に2回以上オーストラリアに行く用事がある人でも、2回目は申請が不要ということですね。
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ETAの取得方法
ETASの取得方法は大きくわけて以下の3つの方法があります。
- オーストラリア移民局での取得
- 旅行会社に依頼
- 代行業者に依頼
常識的に考えれば一番安いのは1の「オーストラリア移民局での取得」に思えます。ハワイを含むアメリカに入国する際も、ESTAの手配は自分でインターネットで入力するのが一番お得ですしね。
だが、結論を言いますと、摩訶不思議なオーストラリア、公式サイトからの申し込みは、代行業者に比べて高いのです。
オーストラリア移民局での申請
ETASをオーストラリア移民局での取得で取得する場合、ETAS発行料は無料なのですが、システム使用料としてなぜか20AUD取られます*1。1ドル85円で計算すると、1,700円になりますね。
自分で申請して、申請料自体は無料なのですが、システム利用料を取られるのではっきり言って、メリットはありません
旅行会社に依頼
この場合、金額がHPで公表されているHISの場合、代行手数料が2,200円となっています。1の移民局システムで登録するよりも高くなります。2大大手のもう一つ、JTBは店頭確認となっており、値段はHPでは公表していませんが、HISと同額程度ではないでしょうか。
代行業者に依頼(おススメ!)
ここでお勧めするのが3番目の「代行業者に依頼」なのです。オーストラリアは留学のほか、ワーキングホリデーでも人気のある国です。留学やワーホリでオーストラリアを訪れる人を支援するための会社が、現地にはいくつかあります。こういった会社が、ETASの代行申請も受け付けているようです。
代行の手配料は1,000円を切るところが多いです。「あれ、システム使用料の20ドルが別途取られるのではないの?」と思うかもしれませんが、etasの申請料はそもそも無料なのです。あの公式のシステムを利用するから20ドルが徴収されるわけでして、システムを利用しない(直接政府とやり取りできる)代行業者は、純粋な自分たちの手数料だけを私たちから徴収しているのです。
私はJAL ABCにお願いしてETASを取得した
代行業者にお願いするとした場合ですが、具体的にどの代行業者にお願いするかを決めなければいけません。留学支援などの業者は玉石混交といいますか、怪しい会社もありそうですしね。それも現地の会社だと、なかなか確かめようもないという悩みもあります。
そこで私が使った業者を紹介します。私は2014年に1度オーストラリアを訪れていますが、そのときも今回も「JAL ABC」でお願いしました。JAL ABCといえば、空港のスーツケース宅配やWi-fiレンタルなどで、みかけたこともある方も多いと思います。
JAL ABCに決めた理由は、JALの子会社という安心感と、820円というお手頃な値段ですね。もっと安いところを探せばあるとは思いますが、十分安いので特に不満はありません。実際には別会社が手配しているようですが、JALが噛んでいる業者であれば、そんな変な業者じゃないでしょと思っています。
私は2月9日の夜に申し込みをしまして、翌日10日の昼過ぎに手続き完了のメールが来ました。実質1日で取得できたことになります。
完了すれば、旅行時には特に何ももっていかなくても、パスポート情報と照合することで認証されるので大丈夫です。不安な人は申し込み完了のメールを持っていってもいいと思いますが…。
まとめ:ETASの申請は代行業者を使いましょう!
オーストラリアは日本のパスポートでもビザが必要な国ですが、電子ビザを申請することによって簡単に取得できます。
ちょっと不思議な話ですが、ETASの申請にあたっては、移民局のHPで取得するよりも代行業者を使った方が安いです。
どの代行業者を使うか、価格を重視するか名の知れているところを重視するかはみなさん次第だと思いますが、申請がうまくいってなかったら悲劇です。信頼できる会社を探して、代行業者に頼んでしまいましょう。
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参考記事
*1:たぶん、このシステム料は、システムを運用している、日本でいう外郭団体のようなところが徴収していると思われます。故に代行業者が直接移民局とやりとりする方が安いというわけですね