2024年10月末から2025年3月末までのANA特典航空券の予約が、8月○日から順次始まります。
海外でぱーっといきたい人も多いかと思いますが、円安ということもあり、年末年始などは国内旅行を検討している人も多いと思います。ハイシーズンであれば航空券は高いので、やはり特典航空券をうまく活用したいものです。
なお、今回から必要マイル数が上昇しますので、こちらについても紹介いたします。
目次
ANA国内線特典航空券は年2回まとめて予約開始
現在、ANAの特典航空券は、年に2回、約半年分をまとめて予約開始という形で受付をしています。具体的には、
- 10月下旬から翌年3月下旬:8月下旬に予約開始
- 3月下旬から10月下旬分:1月下旬に予約開始
という形になっています。そのため、現時点では10月28日(土)までしか国内線特典航空券の予約をすることができません。
ちなみに、JALは360日前から予約開始という形になっています。ANAは現時点では10月末までの特典航空券しか発券できませんが、JALはすでに来年の夏ころまでの特典航空券の発券が可能となっています。
ここは大きな違いなので、もしJALで春以降の特典航空券を狙っていた人がいれば、すぐに予約をするようにしましょう。
2024年冬スケジュールの特典航空券は1月29日から順次予約開始
そんな2024年の10月28日(日)から2025年3月29日(土)までのANA特典航空券の予約が、8月25日(日)から順次開始されます。
11月の連休、年末年始、2月の連休の国内線特典航空券も、この時期に一気に予約開始します。先ほど紹介したとおり、すでにJALは予約開始しており、ハイシーズンの特典航空券はすでに刈り取られていたり、必要マイル数が大幅に上昇している感じです。
まだ旅行の計画していないけどマイルで旅行したいという人であれば、今から行先や日程を計画し、このANA特典航空券の争奪戦に参加し、しっかりと予約することをお勧めします。
予約開始スケジュール
予約については、ステータス順に予約開始時間が定められています。やはりここでもステータスの力が現れるところです。
- 8月25日 9:30~:ダイヤモンド会員
- 8月25日 11:00~:プラチナ・ブロンズ・SFC会員
- 8月26日 13:00~:ANAカード、ANAマイレージモバイルプラス会員
- 8月27日 15:00~:ANAマイレージクラブ会員
まずはダイヤモンド会員だけが1時間半ほど先に予約することが可能となっています。この1時間半で割と超人気の石垣・宮古などは刈り取られてしまいますので、ダイヤモンド会員以外の方は、フライトの候補を幅広く考えておくといいでしょう。
その後、プラチナ、ブロンズ会員とSFC会員の予約が始まります。ダイヤから遅れること1時間半、ダイヤ様のおこぼれを探すべく奮闘する時間です。
SFC会員の私からみると、個人的にはこの一時間半の差はけっこうあると思っていて、11時にアクセスしてもかなり人気路線は刈り取られてしまっています。なので、超人気日などからは少し日程をずらすとか戦略は必要になると思っています。
すでに刈り取られている日の空席を検索している時間は無駄ですからね…。その間にライバルに席をとられてしまうということを考え、ピークの無謀な争奪戦には参加しないのも一つの手です。
あと、代案はいくつか持っておいたほうがいいですね。私なんかは第3希望くらいまで書き出しておいて争奪戦に参加します。
2024年冬ダイヤから必要マイル数が増加
非常に残念なお知らせなのですが、ANA国内線特典航空券の必要マイル数が、2024年10月28日以降の便から増加することになります。
ANAは今年になってから国際線特典航空券の必要マイル数について中長距離のビジネスクラス・ファーストクラスを中心に増加させましたが、国内線も全路線で必要マイル数が増加します。
新たな必要マイル数
2024年10月28日からの1区間あたり必要マイル数が下の表になります。必要マイル数は500~1,500マイル増加します。
区間マイル | ロー | レギュラー | ハイ |
---|---|---|---|
0~300マイル | 6,000(5,000) | 6,500(6,000) | 9,000(7,500) |
301~800マイル | 7,000(6,000) | 8,500(7,500) | 10,500(9,000) |
801~1,000マイル | 8,000(7,000) | 9,500(9,000) | 12,000(10,500) |
1,001マイル以上 | 9,500(8,500) | 10.500(10,000) | 13,000(11,500) |
最も多い区間である301~800マイルの場合、ローシーズンで往復14,000マイル、レギュラーシーズンで17,000マイル、ハイシーズンだと21,000マイルが必要になります。往復で考えると、2,000~3,000マイルも必要マイル数が上がりました。
これはかなりマイル数増やしてきたなーと思いましたね。今まで、ハイシーズンが相対的にお得なのでいずれは手が入るかなと思っていましたが、レギュラーやローシーズンも必要マイル数をしっかりあげてきた感じです。
最近、燃油サーチャージが高いことからマイルは国際縁エコノミークラスで利用するよりも国内線で利用した方が単価が高くお得ということもありましたが、この改悪でまたちょっと流れが変わりそうです。
片道8,500マイルの便を発券するにあたり、セールで狙って1万円台前半で購入できる路線であれば、正直スカイコインに交換して購入する方がお得ということにもなるかなと思います。
最近、ANAは(これはJALもですけど)日常生活でマイルを貯めて旅行をしよう!なんてやっていますが、いくらマイル貯めても必要マイルに届かないじゃん!ということになってしまうかなと思います。
ANA国内線特典航空券の特徴
ここからは、ANAの国内線特典航空券の特徴について少し触れておこうと思います。「そんなん知ってるよ」という人は、軽く読み飛ばしていただければと思います。
予約や変更は前日までOK
特典航空券の予約や変更は前日まで可能というのが、私個人的には特典航空券を使用するときにとてもありがたい制度だと思っています。
例えば「明日猛暑だから札幌に逃げよう」とかそんなふざけたようなことも、マイルがあれば特典航空券で発券してしまえばいいわけです。直前の航空券はとても高いですが、マイルであればANAの場合必要マイル数は変わりません(枠があいているかの問題はありますが)
また、予約変更の柔軟さも子連れにはありがたい制度。子供が熱を出して旅行をキャンセル(延期)しなきゃいけない場合でも、コールセンターに電話する必要もなく変更することが可能です。また変更回数に制限がないので、とりあえずその場では先の方に適当に変更しておき、改めて日程が決まったら、もう一度変更するなんてことも可能です。
ファミリーマイルを使っていると、Web上で変更が完結せず、コールセンターに電話をする羽目になります。
予約変更は発券日を基準として1年間可能
これも非常にありがたい制度で、予約した特典航空券の日程を変更したい場合、最初に発券した日から1年先までの、特典航空券の枠に空きのある便に変更することが可能です。
なので、旅行に仮に行けなくなってもチケットを先延ばししてしまえばよいのです。この後紹介しますが払い戻しは3,000マイルかかってしまいますので、とりあえず先の日程に変更してしまえばいいのです。
ただし、上限が1年間なので、そこに近くなってきてしまって急遽いけなくなってしまった場合は、特典航空券の払い戻しを行う必要があります。
キャンセル手数料は3,000マイル
特典航空券のキャンセルをする際は、キャンセル手数料として3,000マイル発生します。正直とりすぎじゃねーかと思うところもありますが、変更ルールが緩いので、あまりキャンセルすることはないのではと個人的には思っています。そのとき乗らなければ、とりあえず先の日程に変更しておけばよくて、またあとで乗るでしょ、と…。
ユナイテッド航空のマイルであればすでに予約可能
ユナイテッド航空のマイルを使ってANA特典航空券を発券できる期間は、現在は搭乗日の335日前、約11ヶ月前から当日までとなっています。
ANAマイルを使った特典航空券の場合、3月末から10月末までの分が1月に、10月末から翌年3月末までの分が8月下旬から予約できるようになります。なので、ANAマイルでとる特典航空券よりもユナイテッド航空のマイルを使ったほうが、早く予約できてしまうのです。
これを使えば、年末年始やゴールデンウィークのANA国内線特典航空券をスムーズに予約することが可能です。まさしく、「知っている人だけが得をする」世界です。
ユナイテッド航空のマイルの貯めかた、使い方、当日の搭乗方法については以下にまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
2024年冬ダイヤのANA国内線特典航空券の予約が8月26日から開始します。2024年度後半の国内旅行に必要な特典航空券がゲットできるチャンスですので、しっかり旅行計画をたてていければいいと思います。
また、今回から必要マイル数が上がってしまいます。正直、コスパだけを考えればセールをうまく活用することにより、マイルはスカイコインに交換したほうがPPや付与されるマイルを考えるとお得かもしれません。一方で変更無料は特典航空券の大きなメリットでもあるので、このあたりを考えながら、有償にするか特典にするか考えていけばいいでしょう。そもそも特典に空きがあるかですけどね(笑)