ANAが羽田の深夜早朝枠を使ってウィーンに直行便を就航するとの報道が10月15日に出ました。正直「意外だな」と思ったところです。
オーストリアとは今年で国交を結んで150年、そしてその首都ウィーンはとてもいい街ですので、ちょっと紹介もかねて今回の報道について記事を書きたいとおもいます。
目次
ANAの羽田ーウィーン便が2019年2月17日から就航
ANAが10月15日にプレスリリースを出し、羽田ーウィーン線を2019年2月17日から開設することを発表しました。
ANAは現在、ヨーロッパにはロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセルに就航しており、ウィーン線はANAのヨーロッパ路線としては7箇所目となります。
ウィーンから中欧をはじめとする各地に、スターアライアンス加盟のオーストリア航空で乗り継ぐことも可能ですね。
運航スケジュールについて
今回就航する羽田ーウィーンの運航スケジュールは以下の通りです。
- NH205:羽田1:55発→ウィーン6:00
- NH206:ウィーン11:50→羽田6:55
今回は、羽田の深夜発着枠を利用しての就航となります。先だってJALが深夜にロンドン便を就航しましたが、これに近いような扱いになるのではないでしょうか。
羽田発ウィーン行きのNH205便は羽田を深夜1時55分に出発して同日の6時にウィーンに到着します。所要時間は13時間ほどとなります。
なお、羽田空港のANAラウンジは現在25:00までの営業となっていますが、この205便対策でもう少し遅くまで営業するのか、また、JALの深夜ロンドン便がやっているように、機内食1回目の代わりに、ANAラウンジをエコノミークラス搭乗者にも開放するのか、このあたりのアナウンスは現在のところありません。
また、ウィーン発羽田行きのNH206便は、ウィーンを11:50に出発し、成田に6:55に到着します。所要時間は12時間ほどとなります。
現在、羽田ーウィーン線は就航しておらず、成田ーウィーンも一時復活したものの、現在は運休していますから、現状、日本とオーストリアを結ぶ唯一の直行便となりそうです。
使用機材について
今回の羽田ーウィーン便に用いられる機材は、ボーイング787-9(プレミアムエコノミーなしタイプ)になります。ボーイング787のローンチカスタマーとして大量の787を導入しているANA。このボーイング787-9はその広さも生かして、非常に快適な作りになっているんですね。
ビジネスクラスはフルフラット、全席通路アクセスとなっています。今回は羽田深夜便ということで夜をまたぐ時間のフライトですから、フルフラットかそうでないかは、大きな差になると思います。
【実際に私がボーイング787-9ビジネスクラスを体験したときの記事です】
エコノミークラスも比較的快適な機材で、足元が広めの86センチメートルの座席になっています。実は私はボーイング787-9のエコノミークラスに搭乗したことがないのですが、JALが売りにしている新・感覚エコノミーと同レベルの広さなので、身長180cmを超える私でもそこまで窮屈にならないのではないかなと思います。
さすがに横幅は9列にしているので、JALの787-9よりは窮屈だと思います。あと、ANAの一部のエコノミークラスで取り入れている、シートを倒さずリクライニングできるFixed Back Shellスタイルは採用されていません。
ウィーン便の航空券の販売開始時期について
ウィーン便の航空券発売は、2018年10月22日からとのことです。とりあえず狙っている人は9時にスタンバイでしょうか→9時でもでていないようです。次はJALと同じく13時?
おそらく特典航空券の発券もこの日からできますので、私は発券予定はありませんが、比較的取りやすくなると思いますので、マイルを持っている方はぜひ狙ってみてはいかがでしょうか。
今後の羽田国際線の新規就航見通しは?
羽田国際線の新規就航ですが、2019年2月には、深夜早朝枠を使ってJALがマニラ便を飛ばすことが決まっています。
その後ですが、2019年には新たに羽田空港に発着枠(1日40便程度と言われています)を設けるとの話があり、これを前提に第2ターミナルの国際線転用の準備も進んでいますが、どうも先日の日経新聞によると、米軍と「横田空域」などでもめている模様。なんとかクリアしてほしいものですね。
そのほか私が知っている限りだと、深夜早朝枠で使われていないものとしては、オランダとの協定で日系航空会社から1枠あるはずですが、これをJALもANAも使うかというと…うーん…。まだJALのほうが可能性はあるかな。
ウィーンってどんなところ?
実は私は1度ウィーンに行ったことがあります。2013年に、新婚旅行で3泊しましたね。かなりいいところだと思いましたので、ちょっとだけ紹介できればと思います。
やはりウィーンといえばオペラでしょう!夏の間はやっていませんが、秋から春にかけては毎日のようにオペラが開演されています。私は国立オペラ座ではなくフォルクスオーパーでみましたが、語学力さえあれば!非常に楽しむことができます(別の日に国立オペラ座のバックヤードツアーに参加しましたが、見れるチャンスがあるならもちろん国立オペラ座をおススメします)
観光でいえばシェーンブルン宮殿が何よりも有名で欠かせません。中心部からそう遠くもなく鉄道で向かうことができますし、とてもゴージャスな部屋がたくさんありますし、いろいろ勉強にもなります。
旧王宮は派手さはないものの荘厳な造り。オーストリアの国父ともいわれるフランツ・ヨーゼフ1世がいかに働き者であったかを説明する展示などもありました(笑)
やっぱりウィーンに行ったらザッハートルテは食べたいものですね。ザッハーホテルで食べたのですが、とてもおいしかったですよ。
そんなウィーンのお土産といえばManner。ここのウエハース超おいしいです。なかなか日本で手に入らないので、誰かウィーンに行ったら買ってきてください(笑)
まとめ
ANAが羽田ーウィーン便の就航を発表しました。結構唐突な発表だったので個人的にはびっくりしています。あまりANA、スターアライアンスのことは詳しくはないのですが…。
それでも今回記事を書いたのは、ウィーンはとてもいいところだからです。オペラあり、観光あり、おいしいものあり、おいしいお土産もあります。足を伸ばせばザルツブルクや、私が個人的に今行きたい世界遺産にもピックアップしているハルシュタットなどもあります。特典航空券、有償問わず、ぜひ訪れてみてください。
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