ANA国際線のサービスが3月1日からリニューアルされることになります。
今回リニューアルされるのは機内食の事前予約サービスの拡充や、機内アメニティが新しくなるなどのものです。どのように変わるのか、昨日2月19日に発表されたプレスリリースの内容を見ていきたいと思います!
目次
ビジネスクラスの機内食の事前予約で選択肢が増える!
ビジネスクラスでは、今までANAマイレージクラブ会員のみでしたが、これからは全ての人が事前に予約できるようになります。
といっても、ビジネスクラスに乗る人は会員の人多いだろうし、会員にならないような人はあんまり予約しないだろうけど(笑)
これはまぁ当然といえば当然として、今回の大きい改定は、事前に予約できるメニューの種類が増えることです。
肉料理以外の洋食が事前に選択可能に!
現在は、和食か洋食かの2択を選ぶことが出来るのですが、洋食の場合、肉料理にしかできなかったんですね。
これが、これからは洋食をチョイスしても肉料理のほか、魚料理や野菜料理の選択ができるようになります!私のような肉好きの人間はともかく、魚や野菜が好きな方の場合、これはうれしいサービスですよね。
対象路線は、日本発着欧米(ホノルル線を除く)、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、インド、ベトナム、ミャンマー、カンボジア路線になります。
別路線のコラボレーションメニューがオーダー可能に!
さらに、その便での機内では頼めない、別の路線で限定的に導入しているシェフとのコラボレーションメニューも、事前に予約すれば食べることができるようになるとのことです。これは楽しみが増えますね!
対象路線は、日本発欧米(ホノルル線を除く)、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、インド路線になります。
例えば、現在東南アジア路線は、「銀座奥田」とのコラボレーションメニューを提供していますが、これが欧米路線でも事前にオーダーすれば食べられるようになるということですね。
国際線エコノミークラスで有料機内食導入
二つ目の目玉が、国際線のプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスで、有償の特別機内食を提供するというものです。
今までエコノミークラスでは2種類の食事から機内で選ぶのが基本で、今後もそれが基本ではあるのですが、今回、事前にちょっとリッチなメニューを有償で予約することができるというのものです。
有料機内食の対象路線は?
対象路線は、日本発欧米路線(ホノルル線を除く)となっています。
日本発のみのサービスとなるほか、短・中距離の便ではこのサービスはありません。また、日本発の欧州便でも、羽田=ウィーンや羽田=フランクフルトの深夜便のように、離陸後に軽食やドリンクのみを提供する便では利用できないようです。
また、出発の24時間前までに申し込む必要があります。当日空港などで申し込むことはできません。
販売価格とメニューの内容は?
今回の有償機内食の販売価格は、2,500円となっています。ちょっと高いなぁと個人的には思ってしまいますね。2,500円なら空港でおいしいものが食べられるような気がしますので。
今回公開された有償機内食の一例がこちらです。
【例】日本発の有料機内食メニュー
アペタイザー:海老とスモークサーモン コッパハムの取り合わせ
メインディッシュ:金目鯛の煮付け(和食)、国産牛のハンバーグ(洋食)
デザート:ピエール・エルメ・パリ監修のデザート
どうやらちゃんとしたお皿に盛り付けられて提供されるようです。確かに、エコノミークラスで提供される料理よりは、かなりしっかりしていそうですね。でも2,500円あれば別のものを…
私はこれは頼まないなぁと思う2つの理由
今回発表された、エコノミー用の有償機内食ですが、さすがに私は有償機内食は頼まないと思います。もちろん「高いから」が大きな理由ですが、それ以外にも頼まない理由は2つあります。
1つ目は、周りの視線がキツいことです(笑)
おそらく、エコノミークラスやプレミアムエコノミークラスで、有償の機内食を頼む人、どれだけいるのでしょうか。。そもそもその存在すら知らない人のほうが、世の中には多いのではないかなと思ったりします。
2つ目はビジネスクラスへのインボラの確率がほぼゼロになること。
インボラ(アップグレード)とは
航空券のチケットは、あらかじめ統計的な経験則に基づき、座席数よりも多く販売されています。ところがエコノミークラスで想定以上にキャンセルがでなかった場合、溢れてしまったお客さんを上級のクラスに誘導することです。英語でinvoluntary upgrade(予期せぬアップグレード)と書くので、通称「インボラ」と略されます
というのも、事前に特別機内食をオーダーした場合、インボラがあったらその機内食は無駄になってしまう(ビジネスクラスで提供するわけにもいかないでしょう…)ので、仮にインボラが発生する便でも、特別機内食をオーダーした人は対象外になると思われます。
寝具とアメニティもリニューアル
3月から、機内食のほかに寝具とアメニティもリニューアルされます。
寝具のリニューアル
ファーストクラスではコンフォーター(掛け布団)、枕などの寝具セットやカーディガン、ブランケット、アメニティキットが新しくなります。
ANAのファーストクラスでは東京西川のコンファーターを従来から使っていましたが、さらに保温力を向上させたものを使用することになります。また、高品質なハンガリー産ホワイトダックダウンを使用した軽くてふかふかな枕が採用されます。
ビジネスクラスでは長距離路線を中心に、コンフォーター、枕などの寝具セットやパジャマ、カーディガン、アメニティキットが新しくなります。
特に枕は、欧米豪路線のみではありますが、丸八プロダクトの羽毛を使用したコンフォーターを採用しました。枕は、二層構造になっており、羽毛面はふわふわ、ウレタン面はもっちりとした、今までの枕にない感触を実現したそうです。
アメニティキットはグローブ・トロッターに!
こちらのほうが興奮する人も多いかもしれません(笑)
今回、高級スーツケースでおなじみの、あの「グローブ・トロッター」とコラボレーションしたアメニティポーチになります。
これは航空会社としてはANAが初めてのことなんだとか。今までRIMOWAとかだったと思うんですが、これからはクロップトロッターですよ。
私も高いお金を払ってクロップ・トロッターのスーツケースが欲しいとは全く思わないのですが、これに関しては欲しいですねー。なんとかANAのファーストクラスやビジネスクラスに乗る機会を作りたいです。
ファーストクラスのアメニティキットはこちらです。このケース、たまらんですよね!クロップ・トロッターが特段好きでない人ですらそそられるデザインです。
中身のアメニティのブランドは、ザ・ギンザになっています。
ビジネスクラスのアメニティキットはこちら。ちょっと「らしさ」に欠ける部分もありますかね。
なお、中身のアメニティブランドは雪肌精 MYVになります。
ビジネスクラスのキットの提供対象路線は日本発着の北米(ホノルル線を除く)・ヨーロッパ・メキシコシティ・シドニー路線のみとなっています。
まとめ
ANAビジネスクラスの機内食の事前予約サービスの拡大、エコノミークラスでの有償機内食の提供開始、アメニティの刷新というニュースが流れてきました。
私は肉好きなので機内食は洋食の肉が選べればそれで充分だったのですが、魚が好きで洋食を選びたい人も事前に機内食の予約をすることが可能になりましたし、コラボメニューも事前にオーダーすることができるようになりました。
また、アメニティについてはやっぱりクロップ・トロッターですよね。好きな人も多いと思いますし、ぜひANAの上級クラスにまた乗りたいものです。
はじめまして。
ファーストクラスのグローブトロッターはホノルル線で提供されるのではないですか?^ ^
https://www.ana.co.jp/group/pr/201811/20181127-2.html
myutaさま
コメントありがとうございます!
ご指摘のとおり、ファーストクラスは全路線でグローブトロッターのアメニティになりますね。
記事が分かりにくかったので「ビジネスクラスは欧米豪のみ」という形に修正いたします。