ANAが毎月29日に感謝の日として実施している「ANAにキュン」。「ANAからの感謝の気持ちを込めたおもてなし」という、若干押しつけがましいセールが2021年5月にはじまり、セールだったり特典航空券の減額マイルやったり、その他にもいろいろなサービスを実施しています。今月も、毎月同様29日に実施されます。
ANAキュンは月によって当たりはずれがひどく、ひどい月は「お前ら本当に感謝してるのか?」と思うくらい全然キュンキュンしなかったりします。今月は8月の特典航空券の減額マイルという非常にキュンキュンできる内容になっています。問題は空席があるか、ただそれだけです…。
8月限定・全路線減額マイル実施
7月29日の1日限りですが、8月1日から31日までの特典航空券が、全路線(羽田=能登をのぞく)で減額マイルを実施します。
最近、ANAキュンの減額マイルは全路線ではなく、一部路線に絞ったりけち臭いことをしていましたが、今回は能登を除く全路線で実施ということ、さらに夏休みの中1か月まるまる対象となっているのが大きなポイントです。これは正直予想外でしたね。
区間マイル | ANAキュン | レギュラー | ハイ |
---|---|---|---|
1~300マイル | 3,900マイル | 6,000マイル | 7,500マイル |
301~800マイル | 5,900マイル | 7,500マイル | 9,000マイル |
801~1,000マイル | 6,900マイル | 9,000マイル | 10,500マイル |
1,001マイル以上 | 7,900マイル | 10,000マイル | 12,000マイル |
必要マイル数ですが、区間マイル300マイルまでの区間であれば片道3,900マイル、800マイルまでの区間であれば片道5,900マイル、801マイル以上1,000マイル以下であれば片道6,900マイル、1,001マイル以上であれば7,900マイルとなります。
羽田空港を起点に考えると、大阪など近場は3,980マイル、新千歳や福岡など大半の路線が片道5,900マイル、沖縄那覇が6,900マイル、石垣・宮古が7,900マイルとなります。
ハイシーズンが入っているため、いつもの減額マイルより1,000マイルほど必要マイルは多いですが、それでもいつもより片道1,500マイルほど必要マイル数が少ないのは非常にありがたいところです。
ただ、いかんせん夏休みで今年も予約状況は良いようなので、特典枠が残っているかどうかですね。特にお盆なんてほぼ全滅なのではないでしょうか…。
必要マイル上昇前最後の減額マイルか?
ANAは8月下旬に予約開始する10月末以降の特典航空券について、必要マイル数を引き上げるという改悪を行うこととしています。
新たなチャートはこちら。一番利用が多い区間である301~800マイル区間だと、レギュラーシーズンで必要マイル数が7,500から8,500マイルに1,000マイル増えます。そのほかでも片道あたり500~1,500マイルほど必要マイル数が増えるということです。
正直、最近ANAは生活の様々なシーンでマイルを貯めて飛行機に乗ろう!とライフソリューションをやっているのに、必要マイル数上がったら「それマイル貯めても乗れないじゃん」ということで客が逃げると思うんですがどう考えているんでしょうねANAさん…
ということで、今後ANAマイルがちょっと使いにくくなると思うんですよね。8,500マイルだったらセール狙ってスカイコインで支払った方がいいですよね…。
必要マイルが上がるということは、今後は減額マイルでの必要マイル数も増えることが予想されます。ということで、もしかしたら今回がお得にマイルを使える最後のチャンスかもしれません。
ですから、今回のANAキュンは枠こそ少ないものの、自分の都合があいてる日をくまなく探し、いける場所に行くというのも一つの楽しみ方かもしれません。
まとめ
今回のANAキュンですが、全路線1か月まるまる減額マイル、ハイシーズンも適用ということで非常にお得なキャンペーンをぶち込んできました。正直空席ない日が多いですし、これからこのキャンペーン用に特典用の座席を開放するとは全く思えませんが、もし希望日に現時点で空席があればねらい目だと思います。
ただでさえ、ANAは10月末以降の特典航空券から必要マイル数が上がるため、今回の減額マイルはマイル消化としても積極的に使っていきたいところです。空席があれば、ぜひその地にこの機会に旅行するなどもありだと思います。