ANAが2019年にエアバス380を投入しててこ入れを図る予定のハワイ。そのハワイにANAの航空券を独自に手配した人向けに、ラウンジとトロリーのサービスを期間限定で提供するという情報が入ってきました。
期間限定とはなっていますが、今後のてこ入れやJALが先行して実施しているサービスであることを考えると延長可能性も高いと思っていますので、紹介したいと思います。
ANA便を利用すると受けられる2つのサービス
ハワイに行く場合、パックツアーを選ぶと様々な(時としては過剰な)特典がついてくることが多いです。その中に、ラウンジとトロリー乗り放題は激安ツアーを除いてはほぼついていると思います。特にJTBやJALパックは自社でトロリーを持っていますので、よっぽどのセール価格ではない限りついていると思います。
一方、航空券とホテルを自己手配すると、トロリーをはじめ様々なものを自分で手配しなくてはなりません。特にトロリーなどは、初めてのハワイにはあってもいいサービスだと思います。ハワイに慣れてしまうとレンタカーを利用したり、アラモアナまでならワイキキから2キロ弱くらいですから歩こうと思えば歩ける距離であることから利用しなくてもいいかなー、と思いますが。
ハワイに自己手配で訪問する方へのサービスという分野についてはJALが圧倒的に進んでおり、昔からJALOALOカード*1というのを発行しています。エコノミークラス用とビジネスクラス用の2酒類があり、このカードを保有していると、JALパックが運航するレインボートロリーに乗れたり、タクシーを日本でクレジットカードで決済できたりと便利だったりするんです。
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これにANAも追随し、今回、2018年2月~3月という期間限定ではありますが、ANA便を自己手配してハワイに向かう人のために、以下の2つのサービスを提供することになりました。
- ラウンジサービス
- トロリーサービス
本サービスの提供条件はそれぞれ微妙に違うのですが、ANA便を利用していれば、特典航空券でも適用されます(有償でないといけないという縛りがない)。
では、2つのサービスを紹介します。
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マハロラウンジのサービス
ANAハローツアーを利用した人向けに2016年にできた「マハロラウンジ」というのがあるのですが、このラウンジをANA便を利用した人であれば、ツアーではなく直接航空券を購入した場合でも利用できるという特典です。
マハロラウンジの営業時間は8:00~17:00となっています。終わりが17時なのがちょっと早いなーと思います。他のカード会社系のラウンジは20時くらいまで空いているところも多いですから。
マハロラウンジの入室条件は、プレミアムメンバー(上級会員)またはANAカード会員およびご同行者になります。上級会員ではなくても、ANAのカードを1人でも持っていれば、同行者も含めて入室可能となっています。
マハロラウンジは、ハワイ・ワイキキの中心部にあります。具体的には、「ワイキキ・ショッピング・プラザ」の2階にあり、ハワイ一の大通りであるカラカウア通り沿い、向かいはロイヤルハワイアンセンター、隣は免税店で有名なTギャラリアbyDFSという、超好立地、ずばりワイキキのど真ん中という立地です。
マハロラウンジ内部の案内図がこちらになります。更衣室や休憩エリア、冷たい無料のドリンクなども備え付けられており、ワイキキについてからホテルのチェックイン時間まで休んだり、買い物で疲れたときに休んだりすることが可能です。
また、キッズスペースやおむつ替えのスペースもありますので、おむつ替えや子供が親の買い物で飽きちゃったときなどにも活用できると思います。
サービスの詳細は以下のとおりです。
- 日本語新聞の提供
- 手荷物一時預かり
- 両替(円ードル)
- Wi-fiサービス
- ドリンクサービス
- バウチャー、オプショナルツアーの申し込み受付
基本的には、JCB保有者であれば利用できるJCBプラザラウンジや、楽天カード保有者であれば利用できる楽天カードラウンジと同機能を有していると考えてもらえればと思います。
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トロリーサービス
もう一つのサービスであるトロリーバスの利用サービスですが、ANAハローツアーは独自にトロリーを運航していませんので、HISが運航している「レアレアトロリー」の「アラモアナ/ドンキライン」を利用することができます。
ハワイのトロリーは初心者には強い味方ですし、子どもも好きな乗り物だったりするようなので、ワイキキで過ごす際にはチケットをもっていると便利だと思います。
利用方法ですが、上で紹介したマハロラウンジに向かい、受付カウンター担当者へ、トロリー乗車チケットお受け取り希望の旨をお伝えいただき、搭乗が証明できるもの(搭乗券、e-Ticketなど)と、ANAマイレージクラブカード(デジタルカード可)、ANAカード、ステイタスカードのいずれかを提示すると、7日間の乗車チケットをもらうことができます。こちらは、ANAカードを保有していなくても、ANAのマイレージカードさとえ持っていればチケットを発行してくれるようです。
実際にトロリーに搭乗する時には、発行してもらったチケットを提示すればよいということです。
チケットをもらうために、一度マハロラウンジに寄る必要があるのが少しめんどくさいです。JALのJALOALOカードは、事前にインターネットで応募すればカードが届くので、ここは少し改善してほしい点ですかね。成田空港や羽田空港でのチェックインの際にもらえるのが究極の理想論でしょうか。
今回利用するレアレアトロリーの「アラモアナ/ドンキ・ライン」のルートですが、JCBカードを持っていれば無料で乗れる、ワイキキトロリーのピンクラインとほぼ同じルートを通ります。JCBカードで乗ることができるワイキキトロリーのピンクラインは非常に混みあっていて、場合によっては積み残しなんかもあったりしますが、レアレアトロリーはHIS利用の人(+チケット購入者)のみですから、そこまで混んでいません。
ルートで一つ特徴なのが、アラモアナセンターを抜けてドン・キホーテとウォルマートに向かうことです。ピンクラインも、JTBが運航するオリオリトロリー、JALが運航するレインボートロリーもそちらの方には向かいません。ドンキやウォルマートにどれだけの人が行くかは分かりませんが、長期滞在する人はスーパーなども利用すると思うので利用価値があるのかもしれません。
レアレアトロリーのアラモアナ/ドンキラインの運航は以下のとおりです。
- 運航時間:始発9:00/最終21:50
- 運航感覚:約10分
10分おきに運航されていますので、そこまで待つ感覚はないと思います。
最後に注意点です。HISは他にもレアレアトロリーを走らせていますが、あくまでANA利用でのることができるのは、アラモアナ/ドンキラインのみです。ダイヤモンドヘッドやカハラに向かうトロリーには乗ることができませんのでご注意ください。ここは改善してもらいたいところですけどねー、なかなか本数が少ない路線は難しいとは思いますが。
まとめ
2018年2月から3月にANAを自己手配してハワイに向かう人のために、期間限定ではありますが、ラウンジサービスとトロリーサービスを提供することになりました。
ラウンジサービスは、JCBラウンジや楽天カードラウンジと同じような機能なのですが、トロリーについては、JCBカードで乗れるワイキキトロリーの混雑を考えると、メリットとしては大きいかなぁと思います。特にハワイ初心者や子連れにはトロリーサービスはありがたいと思います。
3月までの限定らしいのですが、4月以降もサービス延長されるかもしれません。それにも期待したいと思います。
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*1:JALとアロハをかけているんでしょうが、ネーミングセンスについてはもう触れないでくれ…
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