2020年10月にオープンしたばかり「アロフト東京銀座」は、マリオット系列のアロフトブランド日本初上陸のホテルです。
詳しいことは私からは割愛しますが、プロモーションコードを使用したセールも実施されており、特別なコードを入力すると、1泊1万円で宿泊可能なことでも話題になっていますね。
そんなアロフト東京銀座に、さっそく泊まってきたので宿泊記のブログを書きたいと思います。マリオットプラチナ会員としてのメリットなどについても書いていきたいと思います。
目次
アクセス
アロフト東京銀座へのアクセスは、東京メトロ日比谷線、都営地下鉄浅草線の東銀座駅が最寄駅となります。
東銀座はちょっとマイナーな駅ですが、都営浅草線は羽田空港や成田空港にも1本で行くことができますし、日比谷線は六本木、霞が関、秋葉原、上野などを通る路線で、東京でも便利な地下鉄路線のうちの一つです。
ちなみに東銀座エリアはマリオット系列のホテルが集中しており、コートヤードやACホテルもすぐ近くにあります。
最寄り駅は東銀座になりますが、丸ノ内線や銀座線の銀座駅からも十分歩くことは可能です。また、JRの場合最寄駅は山手線、京浜東北線の有楽町になります。1キロくらいですから、こちらも歩けない距離ではないです。
ちなみにアロフト東京銀座から東京駅の八重洲口までタクシーに乗ったところ、料金は820円でしたのでタクシー移動もありだと思いますが、タクシーの運転手さんの認知度はまだまだ低いと思われるので注意が必要です。わかってもらえなかったら「東銀座の交差点」といえばみえるところまで連れて行ってもらえるでしょう。
アロフトブランドとは
マリオット系にはたくさんのブランドがありますが、アロフトというのはマリオットでも「セレクト」というエコノミーなホテルのブランドとして位置づけられています。マリオット公式HPをみると、
次世代の旅行者に目を向けた、都会の香りのする空間と、活気あふれるソーシャルシーン。
と紹介されています。
系統としては、Wホテルの廉価番といった感じで、パリピウェーイという感じのコンセプトです。HPもパリピっぽいですね(笑)およそ、落ち着きとかそういう概念のないデザインをしたホテルが多いです。バンコクのアロフトとか夜中もギラギラしています(笑)
ただ、東京ではコンセプトがそうでもないようで、どちらかというと「近未来」をイメージした感じでしょうか。そして、アロフトはWの廉価ブランドとも言いましたが、今回オープンした銀座のアロフトは、海外のアロフトに比べて値段が高いと思います。
アロフト東京銀座でのプラチナエリートのメリット
私は現在マリオットプラチナチャレンジ中のため、なんちゃってマリオットプラチナ会員なんですが、アロフト東京銀座でのマリオット・プラチナ会員のサービスは、ウェルカムギフトとして以下の3つから1つを選ぶことができます。
- BoNBOYポイント500ポイント
- 朝食券
- バーのワンドリンクチケット
- ランチチケット(金曜・土曜宿泊のみ)
この3つなら朝食券が圧倒的に一番オトクだと思います。あとで紹介しますが、アロフトの朝食は安くても1,800円しますし、一番スタンダードなコースは3,000円します。
ただ、オープン直後かつセール中、さらにコロナで座席を間引いていることから、朝食会場が混雑するため、2021年3月までの金曜・土曜泊限定で、エリートメンバー特別ランチのチケットと交換することも可能です。
マリオットプラチナ会員の特典として嬉しいのがラウンジアクセスですが、アロフトにはラウンジがありません。また、ラウンジのない一部ホテルで行われているサービスである、代替のバーのドリンクチケットの提供もありません(あくまでウェルカムギフトのうちの一つ)
外観、ロビーなど
それでは、実際にアロフト東京銀座に10月上旬に泊まった時のレポートをしていきたいと思います。
東銀座の駅から歌舞伎座の交差点を右折するとすぐにアロフトの看板がみえてきますから、迷子になることもありません。
また、すぐ近くにはローソンもありますので、買い物に困ることもありません。こちらのローソンではGoToクーポンが使えます。ただし、営業時間が7:00-23:00となっていることに注意は必要です。
私が訪れたのはオープンしてから10日頃なので、入り口のところにはまだ新装オープン祝いの花などがありました。
ロビーは非常にカジュアルな感じでソファが配置されています。銀座という立地もあってか、ロビーはそう広くはありません。
チェックインなどを行うためのカウンターは2箇所あります。今回は男性の方にチェックインの対応をお願いしました。なお、噂の特別レートで宿泊しましたが、特段何かを聞かれることもありませんでした。正規のセール料金として扱われているようです。
ちなみに、10月中旬の某土曜日の話ですが、15時に訪れた時はチェックイン1時間待ちの状態でした。19時でも15分程度待ちましたので、時間に余裕をもって訪問してください。
1階のエレベーター前の壁がおしゃれです。今回のアロフト東京銀座のコンセプトなんでしょうが、なんか近未来感があります。
エレベーターは、カードキー接触タイプでセキュリティが確保されています。カードをかざせば自分で階数のボタンを押さなくても自動的に宿泊階のボタンが反応する仕様になっています。
サヴィーツインの部屋を紹介
アロフト東京銀座には、以下のタイプの部屋があります。
- アロフトツイン・ダブル(24平方メートル)
- サヴィーツイン・ダブル(27平方メートル)
- アロフトスイート(53平方メートル)
今回、私はサヴィーツインという部屋を予約しました。これよりよい部屋はスイートしかないのですが、スイートは5室しかないということなので、プラチナ会員でのアップグレードは非常に厳しいと思います(現在の殺到している状況だと、たぶんチタン会員じゃないと無理)
それでは実際に宿泊した部屋を紹介したいと思います。
サヴィーツインの部屋の広さは27平方メートルと、そこまで広い部屋ではありません。このようにベッド2段入ると、若干の窮屈感は否めませんね。
テレビの大きさは55インチありますが、ツインルームの場合、配置によってなのでしょうが、私の泊まった部屋はベッドの横にあるというのがちょっと見ずらい感じになってしまいます。
ソファの床の部分はカラフルなマットが敷いてあります。この部分だけはアロフトっぽさがでていますね。ただ、床全体がこのようにカラフルなわけではなく、ソファの部分だけです。
ちなみに、先ほどテレビがソファの横にあるので見ずらいと書きましたが、ソファからテレビが正面になるという配置になっています。
これは部屋のレイアウトによって異なり、部屋によってはベッドの正面にテレビがあるためベッドからは見やすいが、ソファからだと逆に見ずらいって部屋もあります。
アロフト東京銀座にはミニバーがないため、冷蔵庫は空っぽになっています。ですから、自由に自分たちが持ち込んだ飲み物などを入れることが可能です。
ミネラルウォーターが2本備え付けられてあるほか、コーヒーやお茶、そしてポットは置いてあり、自由に使うことができます。これは一般的なホテルと同じ感じですね。
続いてベッドをみていきます。シングルタイプのベッドが2台ということで、やはりベッドの幅が少し狭いなと思いました。たぶん100cmじゃないかなと思います。
ただ、ベッドの寝心地は個人的にはかなりよかったと思います。睡眠障害もちの私ですが、睡眠薬なしでぐっすり眠ることができました。
ベッドサイドにはアナログな目覚まし時計があります。なんかアロフトのコンセプトとちょっと違うような…。電話、あとはコンセントなどがあります。
入り口にはハンガーかけがあります。ウォークインクローゼットがないので剥き出しです。
ハンガーかけの下には、スリッパやアイロンの用意があります。
各部屋の金庫の引き出しの下にパジャマが入っていました。オープン直後はパジャマの数が足りないのか、フロントで先着順で受け取るという形でしたが、10月20日頃から、全部屋に備え付けられたようです。
これで「パジャマがないので地域共通クーポンを持って銀座のユニクロにスウェット買いに行く問題」は解決です。
そうそう、部屋のアメニティで気を付けないといけないのが、部屋にパジャマがないことです。パジャマは、1階のフロントで受け取る必要があります。
また、これの在庫がそう多くなく、私が取りに行ったときは最後の一つでしたので、寝巻の用意が必要かもしれません。
土曜の19時にチェックインした際はもちろん確保できませんでした…。やはり早めのチェックインをおススメします。
アロフト東京銀座のシャワーはスイートを除いてバスタブなしです。もともとアロフトはカジュアルブランドですからこんなもんです。レインシャワーと手持ちシャワーがあります。シャワーの水圧は問題ありませんでした。
海外ブランドのホテルって、どのようにればーを回せばシャワーが出るのか、レインシャワーと手持ちシャワーの切り替えが難しかったたりすることもありますよね。蛇口ひねったらレインシャワーからいきなり水が出てきて焦ったりとか(笑)
ただ、アロフト東京銀座のシャワーは簡単。出したい方のボタンを押せばお湯がでますし、もう一度押せば止まります。
備え付けのアメニティはカナダのブランド「PHARMACOPIA(ファーマコピア)」となっています。特徴としてシトラス系の香りがするので、それが苦手な方はご自身で持ち込んだほうがよさそうです(けっこう香りは強めなので、無香料派の人はご自身のものを持ち込んだほうがいいです。)
シンクは特段の特徴はなく、コップやティッシュなどから、アロフトの袋の中には歯ブラシ、髭剃りなどが一通りそろっていました。
アロフトのバー情報
アロフトといえばパリピウェーイ的なホテルなので(少なくとも海外では)、ホテルに泊まったらやはりナイトライフを楽しみたいところです。
アロフト東京銀座には、1階にWXYZという屋内のバー、屋上にRooTDogsというルーフトップバーの2つのバーがあります。それぞれのバーに私も行ってきましたので、紹介したいと思います。
なお、どちらのバーもSPG AMEXの特典で20%オフ、マリオットプラチナ会員の場合は30%オフの料金となりますので、清算の際にはカードやステータスを提示しましょう。
W XYZ
まずは1階にあるW XYZというバーを紹介します。こちらはオーソドックスなバーです。これくらいのバーなら気兼ねなく入れると思います。お酒を飲んでいる人、コーヒー飲みながらパソコン作業をしている人もいました。
アロフトに必ずあると言われるビリヤード台です。1台備え付けられており、これは無料で自由に使うことができます。
カクテルの場合は、1,000円(サービス料・消費税別)程度からの料金設定となっています。ジントニックが、マリオットプラチナ会員の3割引を活用して900円ほどでした。銀座にしては良心的な値段でしょう。
XYZの営業時間は22時までです。バーなのに意外と早いので注意が必要です。
Roof Dogs
また、最上階の17階はルーフトップバーになっているようで、無駄におしゃれです。「ルーフトップバー」なんておしゃれな響きですね。
銀座はそこまで高い建物がないため、夜景を遮るものがなく綺麗に東京の夜景を楽しむことができます。東京スカイツリーも遠くに見えるようなので雰囲気もよいです。
ただ、注意しなければいけないのが、営業時間が20時までということです。ルーフトップバーなのに意外とクローズが早いので注意が必要です。このため、現時点で私はまだ訪れていません。早くいってみたいものです。
あと、屋根がないため雨が降ってもクローズです。
朝食は3種類から選べる
さて次は朝食を紹介したいと思います。
アロフト東京銀座の朝食会場は、2階のWAREHOUSEというレストランの一箇所となっています。先ほども触れましたが、マリオット会員の場合、プラチナステータス以上でウェルカムギフトから朝食を選択することが可能です。
アロフト東京銀座の朝食は、2020年10月現在は洋食・卵料理の「Aloft」、「HARLEY」、そしておにぎり3つのプレートから選ぶことが可能です。
とはいえ、真ん中の「HERLEY」というのは、現時点では洋食に卵がないだけなので、実質は2種類といったところでしょうか。
今回は初めてなので、卵料理のついたALOFTをいただきました。卵料理とサイドメニューを自分で選ぶことが可能です。
まずはサラダ、スープ、フルーツがプレートで提供されました。サラダの野菜はシャキシャキ、スープはこの日はさつまいものスープでした。
メインの卵料理です。王道ですがオムレツにしました。ホテル朝食といえばオムレツとベーコンは欠かせないと思うのは私だけでしょうか?(このあたり、ご賛同がほしいです…)
もちろんこの前にサラダやスープもいただいており、かなりボリュームがある朝食でした。プレート形式ですが、しっかり食事ができます。
また、開業期間ということかオーナーさんが食事の際にテーブルを回っており、いずれはフルビュッフェに戻るとのことでした。またビュッフェになったら楽しみですね。
朝食に関しては、以下の記事にまとめましたのでご覧ください。
まとめ
マリオットの日本初上陸ブランドであるアロフト東京銀座にオープン直後に宿泊してきたのでそのレポートでした。
海外のアロフト感ほどギラギラではないなぁというのが印象です。パリピウェーイというよりは、近未来感あるデザインだなと個人的には思いました。部屋は最低限の設備でバブタブもないので、その辺気になる人は要注意です。
とはいえ、1階のバーなどではアロフト感をかんじることもできます。
日本はアロフトの上位ブランドであるWも進出しておらず、コンセプトが日本で受け入れられるかどうか怪しい部分もありますが、2021年には大阪にWが誕生するようですね、そちらも楽しみです。