2024年は1月早々から能登半島地震、羽田の航空機事故と続いてしまい、JALが年明けのセールを中止、ANAも国内線は航空券単独のセールは行わずといった状況でした。
その反動か、月があけた2月に入り、各社立て続けにセールや減額マイルを行うという発表がありました。正直ついていけてない人もいるのではないでしょうか。はい、私もついていけていません。
そこで、最近発表された航空券のセール、イベントについて簡単に1記事にまとめておこうと思います。半分備忘録です笑
目次
ANA国内線セール(4~6月搭乗分)
既に2月9日から開催していますが、ANAの国内線タイムセールは15日まで実施しています。4月から6月までの3か月分の運賃が大幅にお買い求め安くなっています。
東京からですと札幌が7,700円~9,800円、大阪が7,000円~7,700円、福岡や那覇が最安8,800円~10,800円で設定されています(路線によって空港使用料等が入り、数百円これに上乗せされます)
JALのセールの場合、土日便はほぼ一律で値段があがったりしますが、ANAの場合は必ずしもそうではなく、リゾート路線かつ便利な時間帯の便は1,000円程度あがりますが、平日と土日が同じ値段の路線、便もかなり多いのが特徴です。
なお、ゴールデンウイークはセールの対象外となっています。
また、北陸観光促進(&新幹線対策?)のため、能登空港を除く北陸の空港を発着する便は、3月もセールを実施しています。羽田から富山や小松は飛行機がでていますし、新潟には伊丹等からフライト就航があります。これらの路線を利用する場合はANAが選択肢に入ってくるでしょう。
AirDOセール(4~5月搭乗分)※GWも対象!
ANAのセールが終了した翌日、2月16日から始まるのがAirDOのセールです。4月から5月までの2か月分の運賃が大幅にお買い求め安くなっています。
値段はANAよりも安く、羽田から札幌と旭川は6,500円から設定があるほか、函館や釧路なども7,500円からの設定となっています。
基本的にANAのセールでも購入できる便なので、マイルやPP、ANAステータスの利用にこだわる人はANAで買った方がいいかなと思いますが、それよりも値段にこだわる人は、AirDOのセールまで待ってもよいかなと思います。
また、AirDOのセールがすごいのは4/26-5/6のGWも対象となっていることです。さすがに値段は上げて、羽田札幌は8,000円、羽田函館は9,000円などとなりますがそれでもありがたいところです。さすがに利便性・需要の高い時間帯は設定されないと思いますが、比較的利便性や需要が劣る時間帯のものであれば、GWでもこの価格で北海道に行けるということで、まだGWの予定をたててない人にとっては、予定の検討にもなるのかなと思います。
JAL国内線減額マイル(4月搭乗分)
3月の国内線セールを終えたJALは、4月は国内線ディスカウントマイルを実施します。4月1日から25日まで、必要マイル数を大幅に引き下げるキャンペーンを2月14~15日に実施することとしております。
利用区間 | 基本マイル数 | 減額マイル |
---|---|---|
Aゾーン | 4,000マイル | 3,000マイル |
Bゾーン | 5,000マイル | 3,500マイル |
Cゾーン | 6,000マイル | 4,000マイル |
Dゾーン | 7,000マイル | 4,500マイル |
Eゾーン | 8,000マイル | 5,000マイル |
Fゾーン | 9,000マイル | 6,000マイル |
Gゾーン | 10,000マイル | 7,000マイル |
今回は全路線対象なので、例えば羽田から北海道や九州はEゾーンになるため、通常8,000マイルのところが5,000マイルと大幅に少ないマイル数でフライトを利用することができます。往復10,000マイルですから、JALがシーズン制を採用していたときのローシーズンよりも少ないマイル数になっています。これはめちゃくちゃお得ですね…。
なお、JALは必要マイル数が変動制になっており、予約日時点で、基本マイル数(最低マイル数)で取れる席がある便のみが対象となります。割と基本マイルでとれる便は少なかったりする(特に土日)ので、実際に減額マイルが始まる前日などに空席状況を確認しておくといいでしょう。国際線のときの様子を見る限り、追加での開放はあまり望めないので…。
ソラシドエア 減額マイル(2月下旬から3月搭乗分)
JALと同じくソラシドエアでも減額マイルが2月13日から予定されています。こちらは対象搭乗期間が2月27日~3月14日までと、割と直近の日程の必要マイル数をディスカウントする企画です。
また、ソラシドエアの減額マイルキャンペーンは、東京(羽田)⇔宮崎/熊本/長崎/大分と沖縄(那覇)⇔宮崎/鹿児島/福岡路線のみが対象となっており、多くの人が狙いたい羽田、中部、神戸から沖縄への路線は対象外となっています。まあこれらの路線はほとんど空席ないので、ある意味しょうがないっちゃしょうがないといったところでしょうか。
基本的にはこの期間ソラシドエアはレギュラーシーズンなのですが、ローシーズンの必要マイル数で搭乗できるというやつです。片道5,000マイル、往復は9,500マイルで利用することが可能となっています。ちょっと急な割引ですが、使える人にとっては大きいかなと思います。
JAL国際線ディスカウントマイル
続いて国際線にいきます。まずJALは国際線でも2月いっぱいディスカウントマイルを実施しています。路線により異なるのですが、最も長いドーハ便だと、10月までの特典航空券の必要マイル数が少なくなっています。
対象路線はドーハ、ホノルル、グアム、アメリカ本土(ダラス、シカゴ除)、東南アジア(マニラ除く)、インドとなっています。ヨーロッパや台湾・香港などは対象外となっています。
必要マイル数が3割引となるので、例えばグアムは往復14,000マイル、ホノルルが28,000マイル、アメリカ本土が35,000マイル、東南アジアは路線や便にもよりますが17,500~25,000マイルになります。ドーハは半額なので、片道10,000、往復で20,000マイルと破格です。
なお、ビジネスクラスも設定がありますが、ほとんど空席がない(空きを探すのが大変なレベル)状態ですのであまりアテにしないように。基本はエコノミークラスしかないと思ってください。
また、いくら必要マイル数が少ないとはいえ、燃油サーチャージが高すぎます。東南アジアでは往復5万、ドーハにいたっては往復で10万近く発生します。いくら往復2万マイルでも10万円出すのか?という問題があるかなと思いますので、少し慎重に考えたいですね。アラスカ航空やアメリカン航空のマイルを持っている人であれば、たとえ必要マイル数が多かったとしても、サーチャージの支払いがない分、お得かもしれないです。この辺よく吟味したいものです。
JAL国際線セール
JALは有償のセールも実施しており、こちらは販売期間はすでに始まっており2月14日までとなっています。路線により5~9月までの半年以上について値下げがされています。
やはり安いのはハワイ。7月10日までの設定ですがサーチャージ込みで79,000円+税~ということで、コロナ禍前に近い価格まで値段が下がってきました。ハワイは円安、物価高で需要が戻っていないらしくセールで客を増やそうとしています。そのほかグアムも59,000円+税~の値段設定になっています。
アメリカ本土も5月末までの設定ですが、西海岸は12万円から、東海岸も14万円からと、だいぶ値段は下がってきました。
一方高止まりしているのが東南アジアと欧州。東南アジアは秋までの設定でシンガポールやバンコクが最安8万+税、クアラルンプールが10万+税ってまだまだ高いと思います。昔はもっと安かったですしね。
欧州はまぁ遠回りしているので仕方がないです。17万+税~ということで、昔は出発前で10万そこそこでパリ行航空券買ってたとか懐かしいです…。
ANA国際線セール
ANAもすでに国際線航空券のタイムセールを開催しています。セール期間は2月15日までとなっています。
基本的にJALと販売期間・値段ともだいたい同じに設定されていますが、違いとしては、ヨーロッパの設定がなく、東アジアの設定があるというところになるかなとおもいます。
皆さんが大好きな台北やソウルの設定も、JALにはないのですがANAにはあったりします。ですが、やはりまだまだ高い。台北49,000+税はさすがに高すぎるでしょう…という感じです。台湾は早く行きたいですけど、これならLCCか特典航空券を考えますよね…。
まとめ
2月になってセールが立て続けにきたのでとりあえず網羅しました。すでに私はANA国内線セールで6月の沖縄を抑えましたが、この後も少し検討していきたいと思います。
うまく抑えられたらGWのAirDOでいく北海道とか、おもしろい感じになるかもしれません。また、JALの4月の国内線ディスカウントマイルは、予定ある人はぜひ使ってみてください。特に国際線はサーチャージが高すぎるのでなかなか特典使おうという気にならないですしね…。
国際線のセールは、ハワイ、北米あたりは買いかなとも思います。コロナ明けのハワイを狙っている人、特典ではサーチャージが高すぎて萎えてしまいますが、セールなら諸税込みでも10万円は切っていると思います。狙ってみてもいいかなと思います。