2020年はコロナで始まりコロナで終わる一年。まさかこんな年になるとは、正月には思ってもいなかったですよね。来年だって再来年だってどうなるかわからない。不安な1年を過ごしました。次に我々がマスクなしで外出できるのはいつになるんでしょうね…。
その結果、流行語大賞も、軒並みコロナに関する暗い話題が多く取り上げられてしまいました。
とっても暗い世の中ですが、その中でも我々マイラー界隈ではいい話もありましたし、その中で話題もありました。
せめて明るい話題で盛り上げていきたいので、今回は新語マイラー界隈での2020年新語・流行語を、コロナ抜きに勝手に選ばせていただきたいと思います!
バーキン
これは1月だったかと思いますが、メディアにもでてくる某銀座のホステスが、JALの国内線ファーストクラスに搭乗した時、離着陸時に愛用のバーキンを床に置くようにCAに言われて激怒したってやつです。
まぁ床に置くの当たり前ですし置きたくなければ上の棚にいれろという話ですし、CAの言うことはちゃんと聞きましょうよという話です。マスク拒否マンもそうですが、飛行機乗ったらCAに言われたらそれが明確な誤りであることを除き、従わなければいけません。ただそれだけの事件…と私は思っていたんですよ。
ただ、その後ANAに乗った際には床に置くように言われなかったため、なぜかJAL叩きにもなったんでしたよね。JALファンとしては悲しくなったものです。
もともと手荷物の膝上問題は各社対応が異なって、やっぱりJALの方が少し厳しいかなという印象はあります。それがゆえの混乱…であればよかったのですが、無性にJALを目の敵にするのはどうかなと思いましたし、一方でめんどくさい客がJALから減ったのはJALファンからしても少しうれしかったり…と複雑な気分になりました。
闇修行
2020年はコロナの影響で航空需要が3月から急減しました。
そんな中、ANAやJALがとった戦略が、FOP/PPを2倍にするというキャンペーン。ANAは1-6月、JALは2-7月のフライトで獲得するFOP/PPが対象でした。
もともとは、今年はあまりフライトできないだろうからということで上級会員の救済措置として企画したものでしょうが、これがアダになります。ステータス延長とかそういう形にすればよかったんですけどね…。
この記事にも書きましたが、正直ありえない対策たったと思ってるんですよね。
もちろん、需要喚起は行っていかないといけないわけですし、航空会社も正直苦しく、ビジネス需要が激減しているので、乗ってくれる人であれば誰でもいいから乗ってくれという話だったんだと思います。
ただ、これを機に修行をし、さらに4月の緊急事態宣言、ゴールデンウィークにかけても修行されていた方がいたとかいないとか。ゴールデンウィークの沖縄便のアッパークラスだけが満席だったとかそうでかったとか。結果としてGWの沖縄修行が地上波のニュースで取り上げられてしまうなどの問題が発生しました。
もちろん、全国的な移動がOKになった6月19日以降に修行された方であれば、全然いいと思っています。それでもけっこう公にせず、最近になって「え、修行してたんだ!」という人も多かったですね。ちょっとびっくりしたりもしています。
サッポロ夏割
2020年7月、国が主導して最大で旅行費用が実質半額となるGoToトラベルが混乱のなか始まりましたが、GoToはそのものが流行語になってしまったのであえて当ブログでは取り上げません。
国とは別に、各自治体でも独自に観光業など経済を回すために、宿泊助成などのキャンペーンを実施しました。その中でも強烈というかぶっ壊れたキャンペーンが、札幌市が実施した「サッポロ夏割」です。
サッポロ夏割の概要は、ホテル宿泊1人1泊あたり5000円割引の上、市内の飲食店や土産物店で使えるクーポンがこれとは別に3,000円発行されるというものです(クーポンはすぐに尽きました)。
GoToなどと違い、率ではなく一律の5,000円引にしたこと、また宿料と別に、これも律ではなく一律3,000円のクーポンを提供したため、一泊8,000円以下の場合、宿泊するとお釣りが来るという、まさしく壊れたイャンペーンです。ふつう夏の札幌で1泊8,000円となるとビジネスホテルしか選択肢がありませんが、コロナで需要が下がっており、8,000円でも相当のホテルから選ぶことが可能でした。
いかんせん1泊8,000円以下であれば実質黒字宿泊できるので、札幌市民はホテル宿泊しまくったとかしてないとかいう話も聞きました。ホテル泊まったらお金もらえるから家に帰らないとか、どんなキャンペーンだ…。
私も、7月の4連休は北海道で過ごし、稚内や富良野などを観光させてもらいました。その際も5,000円の宿泊料割引をうけ、朝食で有名なドーミーイン札幌に3,000円、ホテルオークラ札幌に2,000円で宿泊しました。
さらにそれぞれ3,000円のクーポンをいただいたので、ドーミーインが実質無料、ホテルオークラは黒字で宿泊することができました。これ、7月の4連休で、かつ私は都民だったためGoToも対象外。それでこの値段でしたからね…。
いただいたクーポンは、ドーミーインでは朝食に充当したり、市内の寿司屋で食事したり、スープカレー食べたり、お土産購入の補助にもさせていただきました。また冬もコロナ次第だとは思いますがやるとか言っているので、コロナ落ち着いていれば行きたいですね。
ホテルの激安キャンペーン
最後はもはや流行語ですらないですね(笑)
これは札幌のような行政のイベントではありませんが、海外旅行ができなくて国内線各地にいく旅行好きによって、いろんなホテルが割安で泊まれるとそれが拡散される「祭り」が発生しました。
これらが拡散されることについては賛否両論あると思います。
個人的にはダメ元精神でとりあえず申し込んでおけと思っています。なんか飛行機のバグ運賃の拡散にはあまり言われず、ホテルの場合やたら言われてるのはちょっと違うよな、なんて思ったりもしています。
私も全て見れていませんが、自分が実際に予約したものだけ振り返りがてら見ていきたいと思います。
ひとつはアロフト東京銀座。特別なプロモコードが漏れた説もありますが、通常3万の部屋が1万で予約可能に。同じプロモコードをつかっていますが、キャンペーン名称がコロコロ変わっていきました。最終的にはオープン記念のような形でもうコードでやるような案件じゃなくなっていたという。
まあ、もうコード漏れちゃったし客来ないから1万円でやっちゃえ的なノリでしょうか。
私もマリオットプラチナ修行のために宿泊しましたが、まぁチェックイン混雑してる上、3万で泊まるホテルではないなぁというのが感想です。「アロフト」ですからねぇ…。
逆に1万ならGoToなしでも全然アリだと思います(笑)そういう部分では成功したのかな?
国家政策のルールに則っている商品ではないと判断し、ANAクラウンプラザからの了解も頂き、適用外とさせて頂きました。 https://t.co/mBIwoxiQrS
— 赤羽かずよし (@AKBhyogo2ku) October 28, 2020
それからANAクラウンプラザ大阪も挙げられるでしょう。こちらはホテル料金にも利用できるバウチャーを1泊1人あたり3万円もつけるというプランでした。。GoToとあわせて黒字化してしまうプランです。
国土交通大臣が個別案件に介入し、最終的に既存予約は認め、今後の予約は認めずいう話になりました。
また、この問題を期に、ダイビングつきプランなど、高額の他のメリットがついている予約がGoToの対象外となる仕様となりました。
ちなみにこのANAクラウンプラザ大阪の予約、私も持っていたんですが、予約していたのが大阪がGoToトラベル除外期間だったため、泣く泣く流しました…。あぁ泊まってみたかった…。
まとめ
2020年のマイラー新語、流行語大賞を勝手に選ばせていただきました。どうしてもフライトがなかなかできない部分もあり、国内ホテルのネタなどを取り上げさせていただいたところです。まあ、それでも国内旅行をGoToなども使ってそれなりに楽しめたりはしたのかな、と思っています。
2021年は、早めにコロナが終わって、また楽しいフライトからおもしろい新語・流行語が生まれればいいと思います。