2019年も始まりました。平成最後の正月は箱根駅伝観戦と掃除でいっぱいいっぱいで始まりましたissyです。
さて、飛行機旅行が趣味の私にとって、今年2019年はさまざまなイベントが待ち構えています。今日は、今年2019年に予定されている飛行機関係のニュースをお伝えしたいと思います。
目次
航空会社関係のニュース
まずは航空会社関連のニュース、路線開設や機材更改などのニュースをみていきたいと思います。
1/10 ANAホノルル線「フライングホヌ機材」チケット販売・特典航空券予約開始!(運航5/24~)
さっそく大物イベントです。
ANAのホノルル線に5月24日からオール2階建てのA380が投入されることが決まっていますが、これのチケットが1/10の15:00から発売となります。
当初は週3便(水・金・日)がエアバス380で、その後7月からは毎日エアバス380での運行となっていきます。
エアバス380にはファーストクラスが設定されるため、ホノルル線のファーストクラスの特典航空券争奪大会も始まる見込みです。必要マイル数は往復で120,000マイルなので、普段からマイルを積極的にためている人であれば、無理な数字でありません(さすがに複数人は難しいですし、そもそも何席特典用に開放されるかわからないですけど)
また、同じく1月10日から、空席さえあればエコノミークラスとプレミアムエコノミークラスであれば特典航空券の発券ができるよというキャンペーンを実施します。むしろこっちのほうがメインイベントかもしれません。
期間はA380の運航が開始される2019年5月24日から、海の日3連休の手前の7月11日までとなります。この日程であればプレミアムエコノミークラス、エコノミークラスは相当取り放題になると思います。
私はこれを組み合わせて、片道ファーストクラス、片道エコノミークラスでハワイに取材?に行きたいなぁと思います(嫁の許可が出るかわからないけど)
2/1 エアアジア・ジャパン初の国際線 中部ー台北就航
アジアLCCの雄、エアアジアの日本法人であるエアアジア・ジャパン。もともとは今のバニラエアをもっていましたがANAと経営方針が合わずに撤退。その後新たに法人を立ち上げて設立したものの、中部空港を本拠地とするため、なかなか就航地がなく今までは新千歳便のみもっていました。
今回、新たに台北への就航が決まりました。セールは終わってしまいましたが、LCCということで価格も魅力的な部分がありますし、機会があれば乗りたいものですね。
というか、台湾行きたい!!
3/31 JAL 羽田ーシアトル線就航
JALが北米に新路線を就航させます。
2019年3月31日から、JALがシアトルに就航します。
JALは現在、アメリカ本土にはサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ボストン、サンディエゴ、ダラスに就航しており、シアトル線はJALのアメリカ本土路線としては8箇所目となります。
ダイヤですが、成田を夕方にでてシアトルに昼前に到着し、帰りは午後にシアトルを出発し成田に夕方到着するというものです。現在、成田ーシアトルはANAも運航していますが、スケジュールとしてはほぼ同じ時間になっています。
なお、JALの成田ーシアトルに関しては、全員が対象となるダブルマイルキャンペーンが実施されているほか、
対象者限定でダブルFOPのキャンペーンもやっていますので、これらをうまく組み合わせて利用されるといいと思います。現在は運賃的には修行としておいしくはありませんが、海外発券を活用すると単価的にいい感じになるかもしれません(そこまで調べていませんが…)
4/1 ブリティッシュエアウェイズ 関空ーロンドン再就航
関空では、ブリティッシュエアウェイズが関空ーロンドン路線を1998年以来、21年ぶりに復活させます。関空ーロンドン路線としても、JALが撤退した2009年以来10年ぶりとなります。
東京の人間からすると、関空からロンドンってJALが運休した後もBAが運行していると思っていたんですよ。JALも復活の動きを模索していましたが、結局かなわず。やはり世界で最も混雑するロンドン・ヒースロー国際空港の発着枠を確保するのは難しいのかもしれませんね。
6月 JALエアバス350受領、国内線に投入へ
6月にはJALが日本の航空会社としてはじめてエアバス350-900を受領します。JALはボーイング777の後継機をエアバス350と決めており、2019年移行順次置き換えが行われていきます。
18機の納入が決まっているA350-900はまずは国内線に、13機の納入が決まっているA350-1000は国際線専用として現在のB777-300ERの置き換え機材となっていきます。
納入されたエアバス350-900ですが、まずは、羽田ー福岡路線に夏以降、順次投入されていくようです。
9/1 ANA 成田ーパース線就航
ANAはオーストラリア西部の都市、パースに9月から就航します。機材はボーイング787-8のうち、ビジネスクラスがスタッガードタイプのものになります。
今回の運航スケジュールは、東京を昼に出て夕方にパースに到着するということが特徴的です。オーストラリア行きは、JALのメルボルン就航までは日本を夜に出てオーストラリアに朝到着するのが一般的でした。
このほか、ANAは中期計画にて、「南米やアフリカ、中央アジア、中東などの未就航地「ホワイトスポット」への乗り入れを進める」とあり、このホワイトスポットの第1号となります。
パースからの乗り継ぎ需要があまりないと思うので、ちょっと搭乗率的には苦しいかいもしれませんが、カンタス航空も運航していない路線ですのでチャンスはあるのではないでしょうか。まぁ最悪安い運賃を出せば修行僧が埋めてくれるでしょうが(笑)
空港関係
空港関係でも2019年にはいくつか動きがあります。
年度上期 セントレアLCCターミナルオープン
中部国際空港・セントレアでは、2019年度の上半期(4~9月)に、新たなLCCターミナルが開業することになっています。画像の右下が新ターミナルですが、スポットは6か所でしょうか?
名古屋は日本のど真ん中で、東京にも大阪にも新幹線ですぐでることができる地理柄、なかなか航空需要が生まれない部分がありますが、エアアジアも台北に就航することですし、需要を掘り下げて路線開発が活性化するといいですね。
10月 成田空港の運用が0時まで拡大?
成田空港では、運用開始時間が伸びそうな動きがあります。
成田空港では3本目の滑走路を作ることがようやく決まりまして、2018年には、地元との合意で「C滑走路完成までは暫定的に、完成後はさらに運用時間を拡大」ということで合意しています。ようやく地元の反対派も減ってきたということでしょうか。
現在、成田空港は6時から22時までの運用が原則となっており、便数制限をかけたうえで23時までとなっています。これが、24時まで便数制限なしで離着陸することが可能となります。これは旅客便のみならず貨物便にも非常によいことだと思います。
空港を運営するNAAの社長のインタビューでは、2019年冬ダイヤ、つまり今年の10月末から運用時間の拡大を目指しているとのコメントがでています。
これが実現すれば、現在は22:20発のカタール航空ドーハ行きが最終便で、22:00発が香港、台湾(バニラエア)、ホノルル(JAL)、ドバイ(エミレーツ航空)と設定されていますが、これよりも遅い時間に設定することが可能になりますね。
航空行政関係
航空行政や出入国関係でも、2019年にはいろいろな動きがあります。
1/7 出国税課税
1月7日からは、出国税(正式名称:国際観光旅客税)が課せられることになります。出国税は外国人だけでなく日本人も(2歳未満の乳児除く)対象となり、日本出国時に一律1,000円が課税されます。
航空会社が代理徴収する形で、出発日ベースではなく発券日ベースのため、7日以降に発券した航空券から徴収されることになります。
4月 出入国在留管理庁発足
国交省ではなく法務省マターになりますが、4月には入国管理局から出入国在留管理庁に「格上げ」が行われます。
日本人は出入国の際はもう顔認証がメインになったのであまり恩恵をうけることはないでしょうが、人員も増えるでしょうし、観光立国進めていく上で厳しくかつ快適な出入国管理は大事な話しですから、今後の活躍に期待したいものです。
秋 羽田再拡張に伴う発着枠割り当て
2019年の秋には、2020年夏ダイヤに予定されている羽田空港の再拡張にむけて、発着枠の割り振りが行われる予定です。
これを行うには都心上空を通過するルートを設定するのが前提ですが、騒音・落下物問題と横田空域問題の両方がなんとかクリアできそうで、無事に枠の割り振りが行われそうです。
用意される枠は昼間の40~50枠程度で、おそらく日系20~25、外資系20~25になると思われます。
40枠も用意されれば、新規の路線の開港や成田空港から羽田空港への移管が進みそうですね。
JALの場合は割り振られた枠の大半は成田空港からの移管に使われるでしょう。といいますのも、JALは機材が圧倒的に足りないため、新規就航がなかなか難しいのがありまして…。10枠が割り振られれば、クアラルンプールやフランクフルト、ホノルル、ロサンゼルスやダラスフォートワースなどが成田から羽田に移管されるでしょう。
ANAは上でも紹介したとおり、既存路線の一部を羽田空港にもっていったあとに、成田のあいた分の枠で、ホワイトスポットへの就航がありそうですね。ANAの方が機材には若干余裕もありそうですし。
まとめ
航空業界で2019年にありそうな動きをいくつかピックアップしてみました。
2019年は現時点ではそこまで大きな動きはないのですが、おそらく10月にも決まる羽田空港発着枠次第で、一気に2020年3月末からの運航スケジュールが動き出すと思います。理論上50枠、バッファ持たせて実際は若干少ない程度の割り振りが行われますので、これに注目ということになりそうですね。
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