シンガポールには夜行便を使えば週末弾丸旅行でも行くことができますし、航空会社の上級会員になるため「修行」でいく人も多いと思います。シンガポールは中心部に観光地が集積していますので、短い時間でも楽しめる都市なのです。そこで、私なりの短時間でのシンガポールの楽しみ方を紹介しちゃいたいと思います。
目次
シンガポール深夜着はトランジットホテル活用も一考を
SFCやJGCの修行をする場合にせよ、旅行でシンガポールを楽しむ方にせよ、夕方成田発の飛行機をつかった場合、深夜12時くらいにシンガポール・チャンギ国際空港に到着します。
ホテルつきのパックツアーであれば、送迎があればお迎えで、ない場合はタクシーでホテルまで移動してホテルに泊まることになります。
一方、自己手配の場合、初日の宿泊費用を節約する方法として「トランジットホテルを使う」という手があります。シンガポールのホテルは高いですからね。ちなみに私もJGC修行で使ったことがあります。
こちらはPlaza Plemium Roungeが運営するトランジットホテルです。トランジットホテルは、本来は飛行機の乗り継ぎ時間が長い人が休むためにある施設ですが、シンガポールに到着した人も使うことができます。ただ、荷物はもちろんピックアップできません。ターンテーブルをぐるぐる回ってしまい、荷物を空港職員に預けられてしまいますので、荷物は機内持ち込みにすることをお勧めします。
このトランジットホテルですが、シンガポールではなかなかの人気ですので、事前に予約した方が無難だと思います。料金ですが、6時間滞在で5,000円程度からありますので、街中のホテルの半額程度でしょうか。
ちなみに、翌朝に入国する際は、フライト到着時刻からかなり遅いので、入国管理官から質問される可能性がありますが、「トランジットホテルで寝ていた」と言えばよいでしょう。
1日でシンガポールを回るモデルコースの一つの案を紹介します
さて、市内のホテルに泊まるにせよ、トランジットホテルに泊まるにせよ、短い滞在ですので頑張って朝は早起きしましょう。
シンガポールは狭い街でもあるので色々回れますが、修行・弾丸旅行用に少し効率よく回る方法をまとめてみました。もちろん誰といくか、何日滞在するかによってプランは変わるものですが、1日でシンガポールを楽しむ、という視点で書いてみました。
2014年に母親を連れてシンガポール旅行(2泊4日)しましたが、この時も、おおむね紹介したルートで現地1日目を案内しています(母親が鶏肉食べれないのでランチの場所だけ変えていますが)。
気温が上がる前にガーデンズバイザベイにいく。
シンガポールの大規模植物園、ガーデンズバイザベイにいくなら午前中のできれば早い時間をオススメします。常夏のシンガポール、それなりに広い屋外植物園ですので、若い人ならともかく、私のようなおっさんは暑さでバテてしまいました。なので気温があがってくる前、涼しい時間にいくのがベストです。
【2016年7月にガーデンズバイザベイに行った際の記事です】
ガーデンズバイザベイを楽しんだあとは、マリーナベイサンズの屋上である「サンズスカイパーク」で絶景を眺めたり、サンズのショッピングモールでお買い物をしたり、マリーナベイサンズを楽しむのがよいと思います。スカイパークに上ると、宿泊者しか利用できない、マリーナベイサンズのあの有名なプールをチラ見することも可能です(笑)
昼食は「天天海南鶏飯」でチキンライスを。できれば12時前に訪れたい。
ランチにはせっかくなので超有名な「天天海南鶏飯」のチキンライスを食べにいってみてはいかがでしょうか。ニューヨークタイムズにも取り合げられたチキンライスはおいしいし、シンガポールのローカル的雰囲気にも触れることができますし、東京以上に物価の高いシンガポールにおいて、安く食事をすることができmす。
一つ注意しておきたいのが、この「天天海南鶏飯」が入っている、「マックスウェルフードコート」というのは、地元民にも愛用されていることから、12時なると地元民が押し寄せてきます。したがって、可能であれば12時前に到着したいところです。また、13時を過ぎてもかなり混雑していますので、ある程度の混雑は覚悟した方がいいいですね。
場所は、MRTのチャイナタウン駅から徒歩10分ほどです。チャイナタウン駅へは、マリーナベイサンズの地下にあるベイフロント駅からダウンタウン線で乗り換えなしでいけます。駅からフードコートの途中には、中華街のメインストリートであるパゴダ・ストリートやスリ・マリアマン寺院というヒンドゥー教の寺院もありますので、そこも楽しむことができます。
【2016年7月に天天海南鶏飯に行った際の記事です】
なお、チキンライスは絶対ここがおいしいというわけではなく、また屋台が苦手な方は、オーチャードにあるチャターボックスなどの高級チキンライスをお勧めします。
マーライオンパークからラッフルズへ
チャイナタウンからMRTでシティホール駅に移動し、世界3大がっかりであるマーライオンパークに向かいましょう。行ってみると、意外とにがっかりしないものです(笑)向かいにはマリーナベイサンズが見えます。
マーライオンパークを楽しんだら、「東洋の真珠」と言われ、世界有数のホテルであるラッフルズホテルまで散歩してみましょう。歩いて10~15分くらいでしょうか。
ホテルの内部には宿泊客しか入れませんが、レストランやギフトショップはビジターでも入れます。お土産は相応の値段設定(例:9粒のチョコトリュフが30ドル程度)になっていますが、質のよいものが揃っていますので、大切な人に買っていくおみやげとしてはここは外せないと思います。
オーチャードでお買い物
ラッフルズホテルの最寄りであるエスプラネード駅からドビーゴートを経由して、MRTでオーチャードに向かいます。オーチャードは大型ショッピングセンターがあり、お買い物がいっぱいできます。伊勢丹、高島屋といった日系デパートも入っており、お買い物好きな人には魅力的なブランドも多くあります。
逆に買い物に全く興味がないならパスしてもよいかもしれません。また、海外でよくやるスーパーでのおみやさがしは、国土の狭いシンガポール、ほとんど輸入品のため、あまり成果は期待できないかもしれませんね。ひどいと、ガイドブックに載っているシンガポール土産も、海外製品のことがあります…。
夜はシンガポールフライヤーか、ラッフルズの歴史感じるバーへ
昼間、一通りの観光を終えた後の夜の過ごし方ですが、シンガポールフライヤーに乗って夜景をみるか、ラッフルズ内の「ロングバー」で「シンガポールシリング」を飲んで優雅なときを過ごすのはどうでしょうか?
「シンガポールフライヤー」は、2016年現在、世界で一番大きい観覧車であり、一周およそ30分かかります。大きいゴンドラを使っていますので、カップルの方たちはその辺はご注意ください(笑)けっこう待ちますが、なかなかよかったですよ。
(注意:ロングバーは現在休業中です!!)
「ロングバー」とは、シンガポール最高級ホテルであるラッフルズホテル内にあるバーです。高級ホテルのバーですし、シンガポールはもともと酒税の高い国なので、けっこうお値段がします。けれども、ここはジンベースのカクテルである「シンガポールシリング」発祥の地ですし、ぜひ飲んでもらいたいです。(一杯サービス料込で約37ドル)
甘いお酒なので、女性でも飲みやすいですし、ノンアルコールカクテルを作ってもらうこともできます。
ちなみにロングバーは意外にも昼の11時から営業しているので、昼酒も可能です。
【ラッフルズのロングバーで昼酒をしたときの記事です】
番外 ぜひカジノにいってもらいたい
シンガポールには、「マリーナベイサンズ」の地下と、セントーサ内「リゾートワールドセントーサ」の2か所にカジノがあります。日本にはない華やかな世界なので、ぜひ足を踏み入れてもらいたいと思っています。
ディーラがいない、機械相手のゲームであれば、数十ドル程度で楽しむことも可能です。ディーラーのいるテーブルだと、楽しむには100ドルからになりますが…。
また、カジノの別の使い方として、クローク・休憩所かわりにも使えます。
シンガポールは、ロンドン地下鉄テロの後、原則としてコインロッカーが撤去されています。そのため、滞在ホテル以外で旅行中に荷物を預けることが難しいです。
ただ、カジノが大きい荷物の持ち込み禁止であるため、マリーナベイサンズの場合はクローク、セントーサの場合はコインロッカーがありますので、ここで大きい荷物を預けてしまうことが可能です。セントーサ島カジノの近くにあるコインロッカーは日本語にも対応しているため、使い方も簡単です。
また、中でペットボトルの水ももらえますし、ファミレスなどにあるソフトドリンクのドリンクバーもあります。カジノをプレイしなくても、スロットやルーレットやバカラを機械で楽しむテーブルがあり(イメージとしては、ゲームセンターの競馬の機械のようなやつです)、そこでプレイせずに座って休むこともできます。座っているだけでも、カジノの雰囲気を楽しむことができますよ。
シンガポールのオススメのおみやげ
弾丸旅行の場合、お土産を買う時間を取られすぎると観光する時間が短くなってしまいます。お土産選びはそれはそれで楽しいので、時間に余裕があるときは目いっぱい楽しみたいですが。そこで、定番ですが、私がいつも買って帰る以下2つを紹介しておきます。
ヤークンカヤトーストの「カヤジャム」
カヤジャムとは、ココナッツミルクと卵をベースに作成したジャムです。けっこう甘いですが、これにバターをつけたトーストに塗るととてもおいしいのです。
シンガポールでカヤジャムを買うのであれば、「ヤークンカヤトースト」のジャムがオススメです。ヤークンカヤトーストとは、シンガポール各地に展開しているトースト・コーヒーのお店です。多くのショッピングセンターに入っています。
瓶詰のカヤジャムは4.5~6ドルくらいなので、おみやげにもベストです。各店舗や、オーチャードにある高島屋の地下で買うことができます。
ジャムは液体物扱いされますので、帰りは荷物預けが基本となります。修行などでスーツケースを持っていない場合は注意
TWGの紅茶
TWGの紅茶は、最近日本でも買えるようになってきましたね。ただ、まだまだお土産としてのブランドは落ちていないと思っています。シンガポールですと、オーチャードの中心部であるION(アイオン)や、マリーナベイサンズのショッピングモール等に店舗があります。
紅茶のほかチョコなども取り揃えています。
メインとなる紅茶は1本40ドル程度です。味に好みはあると思いますが、個人的には「シンガポールブレックファースト(singapore breakfast)」が好きです。バニラフレーバーが入っていて、独特の香りが気に入ってます。「シンガポール」と入っているのでお土産にもちょうどよいかもしれませんね(笑)
これらを含めた、シンガポールのお土産についての記事も書いたことがありますので、詳細はこちらをご参照ください。
まとめ
シンガポールは小国で、観光地も半径数キロメートル内に集積していますので、SFC修行やJGC修行で訪れたり、2泊程度の週末海外旅行でも効率的に回ることによってかなり楽しむことができます。
今回は中心部に絞って1日のモデルコースをご提案しましたが、このほかにもセントーサ島でレジャーを楽しんだり、アラブストリートやリトルインディアを散歩したり、アフタヌーンティを楽しんだりと楽しみ方は無限大です。みなさんのシンガポール滞在が有意義になることを祈っております。
イメージつきやすかったです。ありがとうございました。
まくはるさん
コメントありがとうございます!
イメージがわいていただけたようなら何よりです。シンガポール、短時間でも楽しんでくださいね。
twitterではありがとうございます!
おかげでプランを良い方に修正出来そうです(*´ω`*)