どうも、2020年2月にクアラルンプールを訪れた際、人気観光地のバトゥ洞窟に行ってきたissy(@y_issy24)です。
クアラルンプール郊外にあるバトゥ洞窟は、ヒンドゥー教寺院などもある観光スポットであり聖地です。洞窟の中は神秘的で、非日常を味わうこともできます。
そんなバトゥ遺跡は、クアラルンプールからも簡単にいくことができ、半日あれば観光できる距離にあります。クアラルンプール観光でぜひ行ってもらいたいといころですね。
そこで、今日はそんなバトゥ洞窟へのアクセスや見所、周辺事情についてまとめました。
バトゥ洞窟とは
バトゥ洞窟とは、クアラルンプール郊外にあるヒンドゥー教の聖地です。272段の階段を登った岩山の中腹に広がる、巨大な洞窟です。19世紀にヒンドゥー教の寺院ができたのですが、洞窟そのものは、諸説ありますが4億年前にできたともいわれているものです。
マレーシアは国教がイスラム教ではありますが、なんでヒンドゥー教かというと、マレーシアってインド系の住民もけっこういるんですね。あと中華系も多いので仏教徒も多かったりで、宗教については寛容な国なんです。
272段もある急な階段を登った先には巨大な鍾乳洞があり、カラフルな神像が並ぶ神秘的な空間が広がっています。私はたちには理解できない部分もある、ヒンドゥー教の崇拝物もたくさんありますが(笑)
クアラルンプールからの所要時間
クアラルンプールからバトゥ洞窟までは、KLセントラルから鉄道で30分ほどの距離です。また、現地の観光は1〜1.5時間程度みれば十分なので、半日もあれば電車1本で行って帰ってこれるので、ショートトリップとしてもおすすめできます。
バトゥ洞窟の営業時間
バトゥ洞窟には休館日とかがないので、日にちを気にせず訪れることが可能です。
また、中に入れる時間は朝の6時半から夜の8時半までです。
バトゥ洞窟に行く際の準備
バトゥ洞窟に行く際は、以下の点について準備していくといいと思います。
まず、飲み物はクアラルンプール中心部で調達してからいきましょう。バトゥ洞窟でもお水は買うことが可能ですが、中心部で購入したほうが安いですね。けっこう階段上ったりして汗をかきますので、水分補充は大事です。
二つ目ですが、歩きやすい靴でいきましょう。なんせ階段をたくさん上ることになりますし、階段の間隔が比較的あるので、上る以上に降りるのがちょっと怖いです。ヒールの高い靴のほか、個人的にはサンダルもやめたほうがいいと思います。
最後に、神聖な場所に行くので、女性の方はストールなど、肌を隠せるものを持っていきましょう。またスカートなら丈の長いもの、またはパンツスタイルで行くことを強くおススメします。
バトゥ洞窟へのアクセス方法を紹介
クアラルンプールからバトゥ洞窟までは、クアラルンプールの中心部であるKLセントラルから、KTMという電車に乗っていくことになります。
電車で移動となるとちょっと難しいと思うかもしれませんが、バトゥ洞窟(Batu Cave)駅はKTMの終点のため、バトゥ洞窟行きに乗って終点まで乗り続ければいいので、迷うこともありません。(もちろん、タクシーでもいくことができます)
バトゥ洞窟までのKTMの運賃は、片道2.6リンギットと格安です。ただ、2020年2月現在、うまく自動券売機でチケットを購入することができないので、窓口で購入することになります。
チケットはトークン式になっています。ホームへの入場の際は、こいつをSuicaなどと同じように自動改札機にタッチして入場し、電車から降りる時は、改札にトークンをいれるところがあるので、そこに入れます(全ての自動改札についているわけではないですが)
KTMの運航頻度なんですが、思っていたよりも本数がかなり少なく、バトゥ洞窟行きはおおむね30分に1本程度の運行となっています。なので、時間を見てから駅にいったほうがいいかもしれないですね(これは帰りも同様です)
時間になってホームに向かうとこのような電車がやってきます。かわいらしい大きさの鉄道です。
車両は6両編成で、この日はとりあえず座れるくらいの混雑度でした。周りをみると、バトゥ洞窟にいく観光客がけっこう多いですね。
ちなみに所要時間は30分なのですが、メッチャノロノロ走っています。もう少し高速運転してもいいんだよ…。
バトゥ洞窟のみどころを紹介
私は11:10頃にバトゥ洞窟駅に到着しました。
まず、電車の本数が少ないことから、必ず帰りの電車の時間を確認しておきましょう。観光の所要時間は、基本的には1時間程度だと思っててください。
多くの方が、時刻表の写真をスマホで撮っていましたね。時代は変わったものです…
駅構内からでると、いきなりめっちゃ大きい像がお出迎えしてくれます。これもまたヒンドゥー教の崇拝物なんですかね。
洞窟の麓までは歩いて5分あるのですが、途中にもヒンドゥー教の寺院があります。
ヒンドゥー教の寺院は比較的自由に入れますが、このあと紹介するところも含めて、寺院内は土足厳禁となります!これはしっかり覚えておいてください。ということで、バトゥ洞窟にお出かけの際は、靴を脱ぐことを前提にしておいてください。
約5分歩くと洞窟のふもとに到着します。ふもとには、ガイドブックにも載っている、とっても大きい神像があります。この神像、名をムルガン神像といい、高さは42.7メートルと世界で一番高い神像なんだそうです。
洞窟に入るには、神像の隣にある階段を登る必要があります。これですが、全部で272段あります。結構ハードな階段ですね。
まぁ日本には山寺や金比羅山のような階段修行もありますので、あれに比べれば全然マシだと思います。
バトゥ洞窟は宗教的な場所ですので、特に女性は、露出の多い服装に制限が入ります。門のところでスカーフのレンタルを2リンギットでやっていますので、こちらで借りて肌を隠しましょう。
階段は整備されたものではなく、段差がバラバラなので思っている以上に疲れるというのが感想です。そして階段上ってくるとけっこう高いところまでいきますね。
それでも、階段を上ると、遠くにクアラルンプールを望むこともできます。
272段もの階段を上り切ると洞窟の入り口です。目の前には巨大な石灰岩でできた洞窟があります。麓でみるとそこまで大きさを感じないのですが、ここでみるととても大きい洞窟だということがわかります。さっそく入っていきましょう。
洞窟の中はこのようになっています。石灰岩でできた鍾乳洞で、意外と中は広いんですよねー。特に天井がここまで広いのか!と思いました。正直舐めていました。
ガイドブックにはあまり中の写真がないので知らなかったのですが、私も思っていたよりも広くてびっくりしました。洞窟の中が神秘的な世界になっているんですね
洞窟の中にも、ヒンドゥー教の寺院があります。というか、ここが19世紀に造られた、バトゥ洞窟内の本殿?的なものになります。門はやっぱりヒンドゥー教っぽいですね。
本殿の中の祭壇です。割とヒンドゥー教は礼拝中でも寛容で、近くでみることができます。このときは、何かお供え物している様子がみえました。
さらに階段をの少し登ったこちらが、洞窟の一番奥になります。空が開けており、差し込む自然の光が神秘的な雰囲気を出しています。
上を見上げるとこんな感じです。これがハート型とかだったりしたら、屋久島っぽいんですけどね。
それでも、屋久島にも負けず劣らず神秘的な印象を受けました。なんとなくトトロやラピュタの世界観を感じることができると思ったのは私だけ?
とはいえ、屋久島のような神秘さを比較的ぶち壊してくれるのが野生の猿やハト。こいつらがふつうにいます。
こういった猿や鳩に対しては、餌を与えると危なかったりするんですよね…それでも与える人があとをたたないんですけど。
ふつうに人に突っ込んでくるので、これらには十分気をつけてください。
ここにも本堂があります。
上ってきた階段を下りて、ふもとの寺院の中に入りました。このように、ヒンドゥー教の寺院の中って、非常にカラフルなんですよね。
バトゥ洞窟の周辺事情
バトゥ洞窟の周辺事情ですが、洞窟周辺には正直なにもないというのが感想です。
特に、食事をするところは正直あまりないので、そこはクアラルンプールに戻ってからのほうがよさそうですね。クアラルンプールには本当に安くておいしいものがありますから。
おみやげ屋さんはいくつかあります。バトゥ洞窟土産や、クアラルンプール定番のお土産がありました。また、アイスやドリンクなども販売していますが、正直、「観光客価格」でクアラルンプール中心部よりも高いですね。
ちなみに、私はここで飛行機のミニチュアがあったので購入しました。全然バトゥ洞窟と関係ないですけど(笑)ベトナムエアやエアアジア、マリンドエアなど、東南アジアの航空会社のもののほか、エティハド航空やANAもありましたね。(26リンギットと書いてありますが、なぜか25でした。)
さきほどレストランなどはあまりないと書きましたが、こちらはココナッツの実をその場で割って、中の果汁をジュースとして飲むというやつがありました。
私も帰りの鉄道までちょっと時間があったので買ってみました。
感想ですが、ココナッツって思ったより甘くないんですよね。もう少し甘いものかと思っていましたが。
そして果物をその場で割ったものですから当たり前ですが冷たくないんです。南国ですし、もう少し冷たいものを飲みたいなぁー、とは思いました。
まあこれも旅の思い出の一つでしょう。
まとめ
クアラルンプール郊外のバトゥ洞窟を紹介させていただきました。
半日で小旅行できるバトゥ洞窟は、非常に神秘的なエリアで、大都会クアラルンプールとはまた違った体験をすることができるでしょう。
そもそもクアラルンプール中心部にはそこまで観光資源がないので、2~3日滞在する場合は郊外にいくことも検討するでしょう。ぜひ、そんなときはバトゥ洞窟へのショートトリップも、検討してみてはいかがでしょうか。